米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年3月8日

 

 

本日の相場

とうもろこし       --安値寄り付き、更に安値での引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 04 288 1/2 - 88 288 1/2 285 286 1/2 - 4 7572 -2016
MAY 04 294 1/2 - 94 294 1/2 291 292 1/2 - 4 3/4 330117 867
JUL 04 298 - 97 1/2 298 294 3/4 296 1/4 - 4 3/4 114321 529
SEP 04 292 - 91 292 288 3/4 290 1/2 - 4 1/4 20099 160
DEC 04 288 1/2 289 285 1/2 287 1/4 - 4 1/4 159193 1537
MAR 05 289 1/2 - 89 289 1/4 287 288 1/4 - 4 1/4 12393 161
            649067 1294

 -

大 豆            --大きく安値より付き、大幅安値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 04 924 1/4 - 24 924 1/4 903 911 1/2 - 22 1/4 2050 -1211
MAY 04 926 - 23 928 1/2 908 917 - 20 3/4 148903 -37
JUL04 914 - 11 917 899 907 1/2 - 18 1/2 53223 -371
AUG 04 870 - 69 872 862 868 3/4 - 12 1/2 10498 151
SEP 04 802 1/2 - 01 803 795 800 1/2 - 11 6523 53
NOV 04 730 1/2 - 73 732 723 729 1/2 - 9 3/4 35297 125
            258913 -1297

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 27930 -450 MAR 3220 -54 MAR 360 1/4 - 6 1/4 114.14 - 112.18
MAY 27940 -620 MAY 3204 -63 MAY 367 3/4 - 6  
JUL 27630 -590 JUL 3188 -72 JUL 371 1/2 - 6  
AUG 26650 -550 AUG 3133 -50 SEP 375 1/4 - 7 1/4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)

大豆・大豆粕相場の弱気なムードにつられる形で、コーンマーケットも弱含む一日となった。アルゼンチンにて週末まとまった雨が降ったことこと、米国東海岸のメリーランド州にて鳥インフルエンザの新たな感染例が確認されたこと、日本にてカラスの感染例が報告されたことなどが心理的な弱材料となった。週間輸出検証高の発表は強気な内容であったものの、マーケットへの影響は限られ、終始弱含む展開が続いた。引け際に多少値を戻したものの、上げ幅は限られ、各限月大きく下げて引けている。5月限は4.75セント安の292.50として引けている。(K)

 

(大豆)

大きく下げる一日となった。南米大豆の生産量に対する懸念は継続しているものの、アルゼンチンにて週末まとまった雨が降ったこと、収まらない鳥インフルエンザの被害などが材料視された他、弱気な週間輸出検証高の内容が追い討ちをかけた。弱気ムードは最後まで変わらず、引け際に多少値を戻したものの、各限月大幅安値引けとなった。5月限は20.75セントダウンの917.0として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の売り越し、大豆市場では5,500枚の売り越し。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約204,400枚のロング、大豆では52,200枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    

週末を挟み過去3日で全体の35%の範囲で0.10-0.75インチの降雨が見られた。中心はミズーリ北部、イリノイ北部、インディアナ北部・東部、オハイオ、ミシガンなど。ミネソタ中央部やオハイオ中南部では2インチまでの積雪も見られた。又週末は40-60MPHという強風にも煽られる事となった。今週は全体の30%に少量の降雨が予想される。気温はほぼ平年並みからやや低め。 土壌水分は十分で、気温も平年並みとはいえ、確実にそのレベルは上昇してきており、最高気温は30度半ば〜中西部南部地域では今週60度まで届くところもあるとされる。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (3月11日〜3月15日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A/N N/A
東部ベルト N/A N/A

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

過去3日間、大豆産地の70%、コーン産地の45%にて0.25-1.00インチまでの降雨を見た。中心はブエノスアイレス中北部、エントレリオス北部・東部、サンタフェ北東部・中東部など。今週は基本的にドライ。大豆産地の20%に今後5日で0.10-1.00インチまでの降雨に限られる。気温は平年並みからやや低め。高いところでも80度半ばまで。週末の降雨は予想よりやや幅広い地域への降雨を齎したことから作物には予想以上の結果となった。

 

ブラジル  

過去3日間、全体の40%の範囲に0.25-1.75インチの降雨を見た。中心はミナスジェライス南部・西部、ゴイアス南部、マトグロッソ中央部など。今週は全体の60%の範囲に0.25-1.00インチまでの降雨が予想される。中心は中部〜北部産地。気温は平年並みからやや高め推移で、金曜までの高いところでは90度半ばまで上昇する。

 

《 南米の降水量推移データ : 単位 ミリメーター 》

JAN2004 JAN2004 FEB2004 FEB2004 JAN-FEB JAN-FEB
州平均 平年比(%) 州平均 平年比(%) 州平均 平年比(%)
ブラジル
ゴイアス 248 92 % 416 183 % 664 131 %
マトグロッソ 326 128 % 264 122 % 590 125 %
マトグロッソドスル 122 53 % 84 50 % 206 51 %
パラナ 107 61 % 80 50 % 187 56 %
サンタカタリナ 176 108 % 74 44 % 250 76 %
リオグランデドスル 83 68 % 84 58 % 167 63 %
パラグアイ 87 60 % 78 54 % 164 57 %
アルゼンチン
コルドバ 100 108 % 64 74 % 164 92 %
サンタフェ 25 21 % 74 77 % 98 46 %
エントレリオス 33 25 % 45 45 % 77 34 %
ラパンパ 51 72 % 66 93 % 117 82 %
ブエノスアイレス 57 92 % 76 218 % 133 155%

ブラジル中北部主産地における降雨過多、同国南部、パラグアイ、そしてアルゼンチンにおけるドライ傾向が鮮明に表れている事がわかる。

 

 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  3月4日の週  2月26日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  1,361.8 616.1 479.6 24,528.5 19,360.7
ダイズ  354.9 519.4 784.0 19,477.3 21,666.2
小麦 557.5 805.5 404.9 23,371.6 17,937.8

コーンには強気、大豆には弱気な発表内容となった。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

明後日に発表が予定されている需給報告に関しては、ほぼ変更無しと予想する向きが多い。確かに、1月・2月と大きな変更を加えた後であるだけに、コーン自身の数字に限って言えば、今回の発表については大きな変更を予想しづらい。注目はどうしても月末の在庫報告と作付け面積予想に集まり、市場は強気な予想に敏感になろう。鳥インフルエンザの猛威は未だ弱まる気配を見せないものの、ベースとなるなるファンダメンタルズを大きく緩和させるまでには至っておらず、長期的には右肩上がりのトレンド、という意見は変わらず。現在の調整局面でなるべく先まで押さえておくことを勧めたい。(K)



(大豆)  

先週火曜の約定高値への動きと同時に見たキーリバーサル。その後3日は膠着相場が続いたが、本日ようやく“動き”を見せた。週末のアルゼンチンでの降雨・メリーランド州での鳥フルーの確認・ネガティブな輸出検証高の内容などがきっかけとされているが、2月中旬からの急激な動きで1.5ドルも上昇した流れを考えれば、来るべくして来た調整局面というべきか。

これで9ドルラインはずっと引き寄せられ、チャート上は880-860レベルまでの動きも十分可能は範囲に迫ってきた。しかし内容的には3月限の限落ちを前にした玉の整理が中心で所謂ファンドロングの利益確定の売り手仕舞いという本格的な流れには未だ至っていないと思われる。この動きが本格化した時には8ドル半ばまでへの動きも可能になると思われるが果たしてそれが現実のものとなるのかどうかについては今後インプットされるファンダメンタルズに依るところも大きい。その一つとして2日後には農務省の発表を控える。注目点としては、ブラジルの生産量が現在の61百万トンからいくら下方に修正されるか。2-3百万トンというレベルが現在の市場予想。又中国の大豆輸入量が現在の23百万トンからどの位削られるか。国内の需給については、先の搾油進捗からもわかったように、未だに昨年比高い数値を示している事から、20百万ブッシェルレベルの上方修正、同時の同程度の輸出量の下方修正が予想されている。期末在庫についてはほぼ変わらない見方となっているもののこれらがどのような形となって発表されるかが大きな見所となろう。(A)

 



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)