米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年3月11日

 

 

本日の相場

とうもろこし       --高値寄り付き、やや高値引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 04 294 1/2 - 94 1/4 295 1/2 291 3/4 293 + 1 1/4 2779 -1815
MAY 04 299 3/4 - 99 1/2 302 3/4 298 299 + 3/4 329102 -1643
JUL 04 303 3/4 - 03 1/2 306 1/4 301 1/2 302 1/2 + 1/2 115781 -20
SEP 04 296 1/2 - 96 298 1/2 294 3/4 295 1/4 + 1/2 166415 2506
DEC 04 292 3/4 - 92 1/2 295 1/2 291 1/4 292 1/4 + 1/2 12457 105
MAR 05 294 1/4 - 94 296 292 292 3/4 + 3/4 819 16
            652952 -502

 -

大 豆                --高値寄り付き、高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 04 929 - 28 947 928 944 + 20 1/2 1022 -163
MAY 04 932 - 30 951 1/2 930 944 + 20 1/2 145993 2167
JUL04 924 - 22 938 1/2 922 933 3/4 + 18 3/4 52860 1001
AUG 04 887 - 84 897 884 892 1/4 + 14 10738 232
SEP 04 814 818 1/2 812 814 + 8 6717 222
NOV 04 739 - 37 1/2 743 1/2 734 739 + 7 1/4 36511 827
            256638 4465

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 28550 +670 MAR 3330 +80 MAR 355 - 4 110.56 - 110.96
MAY 28660 +590 MAY 3319 +79 MAY 361 1/4 - 4 3/4  
JUL 28230 +420 JUL 3300 +67 JUL 364 1/2 - 4 1/2  
AUG 27100 +300 AUG 3232 +59 SEP 369 - 4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)

寄り付き前に発表された週間輸出成約高は弱気な内容であったものの、昨日の下げに対する行き過ぎ感、USDAによる165,000トンの売り先不明の成約発表などにより、前日比1-2セント高にて寄り付いた後も徐々に値を上げて行く展開が続いた。一時は各限月前日比4セント以上上昇し、5月限で302.75にまで達したが、セッション後半に差し掛かると勢いを無くした。結局各限月若干の高値引けとなっている。5月限は0.75セントアップの299.0として引けている。

 

(大豆)

昨日とは対照的に強気な相場となった。寄り付き前に発表された週間輸出成約高が強気な内容であったことに加え、昨日の下げに対する行き過ぎ感も手伝い、前日比8-9セント上げて寄り付いた後も徐々に上げる展開が続いた。農家売りがあまり出ていないことに加え、ファンドの積極的な買いにサポートされた。中国の先月2月における大豆の輸入量が前年同月を58.5%上回っていたという報告があったことも支援材料とされた。午後に入って勢いを失ったが、下げ幅は限られ、各限月期近を中心に大きく上げて引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の買い越し、大豆市場では4,500枚の買い越し。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約216,900枚のロング、大豆では62,200枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    

昨日はベルトの15%に少量のにわか雨があった程度。雨量は0.10インチにも満たない。週末にかけてはミズーリ、イリノイ南部、インディアナ中央部・南部、オハイオなどを中心に0.50-1.50インチまでの降雨が広範囲にわたり期待されている。気温は土曜に若干上がるがその他はほぼ平年並みレベルとなる。 今週のドライ傾向から、週末を挟み来週は雨がちのパターンに変化することから、オハイオ川ではこの先の洪水傾向に対し注意を促す必要あり。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (3月16日〜3月20日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A N/A
東部ベルト A/N A

来週に向けてやや雨がちな天候パターンに変わる。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  来週の降雨期待

昨日大豆産地の15%、コーン産地の10%の範囲で0.10-0.50インチの降雨。中心はサンタフェ北部、コルドバ中東部、エントレリオス北西部など。気温はほぼ平年並みをキープし最高気温も80度台半ばまで。週末にかけても現在のドライパターンが継続見込みにて気温は上がらずも、雨量は限られることになる。来週月曜まではドライだが、その後向こう10日間で2つの降雨システムが予想されており遅蒔きの大豆などへは是非とも欲しい雨となる。

 

ブラジル  リオグランデドスル、土曜に降雨期待

昨日はマトグロッソドスル西部、マゴグロッソ南西部などを中心に0.75インチまでの降雨。範囲は10%のみ。気温は平年比上昇し、高いところでは90度後半まで上昇した。 今後来週頭にかけては全体の70%の範囲で降雨がある。特に土曜には南部産地でドライ地域へも降雨が期待。リオグランデドスル、やや遅すぎた感もあるが同州へも降雨が期待されている。向こう5日間で1.50インチまで。

 

《 南米の降水量推移データ : 単位 ミリメーター 》

JAN2004 JAN2004 FEB2004 FEB2004 JAN-FEB JAN-FEB
州平均 平年比(%) 州平均 平年比(%) 州平均 平年比(%)
ブラジル
ゴイアス 248 92 % 416 183 % 664 131 %
マトグロッソ 326 128 % 264 122 % 590 125 %
マトグロッソドスル 122 53 % 84 50 % 206 51 %
パラナ 107 61 % 80 50 % 187 56 %
サンタカタリナ 176 108 % 74 44 % 250 76 %
リオグランデドスル 83 68 % 84 58 % 167 63 %
パラグアイ 87 60 % 78 54 % 164 57 %
アルゼンチン
コルドバ 100 108 % 64 74 % 164 92 %
サンタフェ 25 21 % 74 77 % 98 46 %
エントレリオス 33 25 % 45 45 % 77 34 %
ラパンパ 51 72 % 66 93 % 117 82 %
ブエノスアイレス 57 92 % 76 218 % 133 155%

 

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(3月4日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 573.6 0.0 33,389.8 26,074.7 8,330.2 66.7
大豆 264.3 3.6 23,015.6 25,279.1 2,820.1 2,366.9
小麦 589.9 27.3 27,920.3 19,467.4 5,715.3 1,824.7
大豆粕 95.6 0.0 3,129.8 4,088.8 686.7 94.2
大豆油 4.8 0.0 180.1 534.4 54.0 4.4

コーンには弱気、大豆には強気な発表内容となった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(3月4日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 1,337.8 813.0 25,059.6 20,443.5 50,800
大豆 476.2 613.5 20,195.5 21,689.3 24,220
小麦 547.5 757.0 22,205.0 16,321. 31,300
大豆粕 180.3 98.6 2,443.1 2,903.8 3,860
大豆油 1.8 11.6 126.1 339.7 390

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

ファンドの大量のロングに対する懸念、目新しいファンダメンタルズの材料に欠けることなどから調整ムードが漂っているが、今のマーケットは近々更なる契約高値を更新する可能性を大きく秘めていることに変りはない。意見は変らず、底値を狙うよりも、大きなロスを防ぐために早目のプライシングを心がけたい。本日CBOTにおける各ファンドのスペキュレーションのリミットが大幅に引き上げられたが、元々各ファンドは他社経由オーダーを入れることによりリミット以上のポジションを持つことが可能であるため、今回のリミット変更によるマーケットへのインパクトはあまり無いと考えられている。(K)



(大豆)  

輸出成約などの材料が後押ししたとはいえ、マーケットは予想を上回る活況。高値は序盤のみかと見ていたものの本日は終盤まで上昇基調を続けての高値、予想以上に力強い動きを見せた。今週に入って以降の値動きは5月限で、−20、+30、−23.50、+20、とこれだめ見れば凄まじいアップダウンではあるものの、この3日間についてはほぼ同レベルを上下しているものであり先週頭の約定高値以降の流れが本日の動きで上に放たれた訳でもない。従い、意見としては昨日の意見をそのまま維持したい。

ブラジル大豆に関する情報を幾つか。

       本日同国第三の大豆生産週リオグランデドスルでは当初予想されていた9.6百万トンから7百万トンへ生産量予想が下方修正された。これは同州の3/4の生産量をカバーすると見られる35の農協団体から収集されたデータをもとにはじかれた数字。過去3年間の平均イールド2.41/haから今年は1.77にまで削られ今後更なる下方修正もあり得る由。

       ブラジルの某大手搾油業者の現時点での予想は54-55百万。

       米国の大手搾油メジャーは2週間前の56百万から現在は54百万へ。

       当地での各種コメントを総合しても54-58百万というレンジに収まりその中でも54-56に集中しており、少なくとも農務省の数字については“3.5百万トン多い”という認識が強くなってきている。 

目先のセットバック期待、上記のブラジルよりの各種情報、そして“時間”の経過・・このあたりが微妙に絡み合うことで今後の相場が出来ていくものと思われる。(A)

 



 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)