米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年3月12日

 

 

本日の相場

とうもろこし       --やや高値寄り付き、高値引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 04 297 - 96 297 292 1/2 295 1/2 + 2 1/2 1316 -1463
MAY 04 299 1/2 - 99 302 298 3/4 301 1/4 + 2 1/4 329227 125
JUL 04 303 - 02 3/4 305 1/2 302 1/2 304 3/4 + 2 1/4 117795 2014
SEP 04 296 1/2 - 96 298 295 1/4 297 3/4 + 2 1/2 21059 150
DEC 04 293 1/4 - 92 1/4 295 292 1/4 294 3/4 + 2 1/2 169710 3295
MAR 05 294 1/4 - 94 295 3/4 293 1/4 295 1/4 + 2 1/2 12690 233
            657406 4454

 -

大 豆                --高値寄り付き、高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 04 950 49 964 949 954 + 10 577 -445
MAY 04 951 - 50 959 1/2 944 955 3/4 + 11 3/4 146055 62
JUL04 940 - 39 945 933 3/4 941 1/2 + 7 3/4 53336 476
AUG 04 899 1/2 - 99 900 892 896 1/2 + 4 1/4 10874 136
SEP 04 820 820 811 815 1/2 + 1 1/2 6813 96
NOV 04 743 - 42 743 1/2 734 738 3/4 - 1/4 36634 123
            257433 795

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 29000 +450 MAR 3305 -25 MAR 357 + 2 110.71 - 111.35
MAY 29270 +610 MAY 3305 -14 MAY 364 1/2 + 3 1/4  
JUL 28840 +610 JUL 3287 -13 JUL 367 3/4 +3 1/4  
AUG 27580 +480 AUG 3224 -8 SEP 372 +3  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)

ナイトセッションからのフォロースルーによるテクニカルな買い、大豆相場の影響などにより、若干上げて寄り付いたあとは、激しく上下しながらも徐々に値を上げて行く展開となった。テキサスにてTOO WETな状況によりコーンの作付けが平年比遅れているという報告(話によると、平年17%に対して今年は2%)や、大豆粕相場がいくつかの限月で高値を更新したことも心理的な強材料となり、上げたレベルにて売り意欲が少なかったことがファンドの買いをさらに煽った。各限月高値引けとなり、3月限は2.5セントアップの295.50にて切落ち、5月限は2.25セントアップの301.25として引けた。

 

(大豆)

前日のフォロースルーによるテクニカルな買い、台湾が米国産大豆を買いつけようとしているとの報告などが強材料視され6-7セント上げて寄り付いた後は、上下しながらも、徐々に値を上げていった。農家売りは今日もあまり出ず、上げた値位置での売り意欲の少なさはファンドの買いを促進させた。サフラスがブラジル大豆の収穫率が22%終了しているとの報告(前年同時期は21%、5年平均は20%)を行ったことは材料として若干弱気であったものの、期近を中心に高値引けとなった。3月限は10セントアップの954.0として切落ち、5月限は11.75セントアップの955.75として引けた。


 

本日ファンド筋はコーン市場では1,000枚の買い越し、大豆市場では2,000枚の買い越し。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約208,800枚のロング、大豆では59,800枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    

昨日はベルトの約25%、オハイオ・ミシガン地域を中心に0.10インチまでのにわか雨に限られた。気温は平年並みからやや低め、当地シカゴでも久しぶりの冷え込みで夜中は20度台前半にまで落ち込んだ。 来週月曜にかけては全体の70%近くにかけて主に降雨が見込まれる。平年比やや低めの気温が来週頭まで続くこととなる。

向こう2週間については、どちらかというとウエット。大した雨量ではないが、全般的にウエットとなり、春先の作付けを前にして土壌水分は問題ない。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (3月16日〜3月20日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A N
東部ベルト A A

気温は上昇傾向を示す。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日は大豆産地の35%、コーン産地の25%で合計0.50インチまでの降雨。中心はラパンパ北東部、コルドバ南部・東部、サンタフェ中央部・南東部など。気温は80度前半までの上昇。 特に来週の降雨には期待が掛る。ブエノスアイレスでは特にストレス改善の為更なる降雨が待たれるところ。

 

ブラジル  

昨日は全体の30%の地域に降雨。マトグロッソ中東部、ゴイアス中央部・北西部、ミナスジェライス中西部、サンパウロ南西部、其の他南部地域では南西部を除くパラナや、サンタカタリナ中央部、リオグランデドスルにおいても一部降雨が見られている。雨量は1.00インチまで。 今後2日間でこれら南部産地においては更なる降雨が期待されており、ストレスそしてイールドロスがほぼ確定しているリオグランデドスルにおいても恵みの雨とされている。この降雨システムは来週頭には北部産地へ移動し、全体の80%近くに1.50インチまでの降雨を齎すと予想されている。

 

《 南米の降水量推移データ : 単位 ミリメーター 》

JAN2004 JAN2004 FEB2004 FEB2004 JAN-FEB JAN-FEB
州平均 平年比(%) 州平均 平年比(%) 州平均 平年比(%)
ブラジル
ゴイアス 248 92 % 416 183 % 664 131 %
マトグロッソ 326 128 % 264 122 % 590 125 %
マトグロッソドスル 122 53 % 84 50 % 206 51 %
パラナ 107 61 % 80 50 % 187 56 %
サンタカタリナ 176 108 % 74 44 % 250 76 %
リオグランデドスル 83 68 % 84 58 % 167 63 %
パラグアイ 87 60 % 78 54 % 164 57 %
アルゼンチン
コルドバ 100 108 % 64 74 % 164 92 %
サンタフェ 25 21 % 74 77 % 98 46 %
エントレリオス 33 25 % 45 45 % 77 34 %
ラパンパ 51 72 % 66 93 % 117 82 %
ブエノスアイレス 57 92 % 76 218 % 133 155%

 

 

 

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (3月9日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    55,836 ロング   60,300 ロング   63,219
大豆粕  ロング   28,373 ロング   25,300 ロング  27,889
大豆油  ロング   59,622 ロング   60,700 ロング    59,523
コーン  ロング   206,300 ロング   215,500 ロング   168,942
小麦  ロング   14,259 ロング   16,000 ロング  14,043

 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( MAR 9-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  0.8 -0.8 1.9 0.0 1,363.8 0.8
2003クロップ 1,020.2 -39.7 0.0 0.0 292.2 45.1

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  0.1 0.0 0.2 0.0 384.0 0.0
2003クロップ 90.1 -7.0 0.0 0.0 65.6 7.4

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

意見変わらず、早めのプライシングを勧めたい。今後も、下げにくく上げ易い相場が続き、近々再び新高値が更新されると予想する。現在基調となっているファンダメンタルズは非常に強い。通常、価格が上昇すればレーショニングが起きて需要は減少するが、エタノールを中心とする産業構造に支えられたFSI需要は減少しにくい。さらに、中国の内需拡大・在庫減少からくる世界の貿易構造に支えられた輸出需要も減少しにくい状況にある。唯一国内餌需要はレーショニングの対象となり、実際に一部ではコーンから小麦などへのシフトが行われているが、タイトな需給バランスを大きく緩和させるほどの力は今のところ無い。加えて、時が移れば新穀の作柄へと注目が集まり、日々の予報に一喜一憂する中で3ドル後半を目指す様な展開が訪れる可能性も十分有り得る。(K)



(大豆)  

【今週の相場回顧】

今週は月曜の値動き(5月限)で安値908まで見たがそれを境に2桁の大きな上下動を繰り返しながらも結果的には切り返す形。非常に中身の濃い週となったが、中でも農務省の発表のあった水曜日、そしてその前後の市場反応については大変見所のあるものとなった。日々の流れを必死に追いかける投機家にとっても、何とも“たまらない”一週間となったのではなかろうか。何せ15年ぶりの大相場の中である。

ブラジル大豆の生産量。これが材料としては中心。発表前の値動きにみた市場心理とその後の値動きにも非常に神経質な展開を見ることが出来たが、寧ろ私とっては昨日・本日の値動きの方が印象深い。ブラジルよりの複数の材料が市場をより神経質にさせている事はあるもののそれにしても、10日の急落を見た後のこの2日間の動き。普通であれば戻り売り優勢に傾いてもおかしくない展開のところ、確実に買い上げられたこの相場展開に、現在の強いエネルギーを感じている。

【来週の展開は?】

さあ難しくなってきた。市場が現在背負っている未曾有とも言うべきファンダメンタルズ、そして3月も中旬へさしかかりブラジルも収穫は22%まで終了してきた。大きなトレンド自体には全く変化なく着実に今後も2桁相場へ向けて進むことになるであろう相場も、3月2日或いは10日の値動きから短期的には下値のサインと思われた。しかしながら、特に本日の力強い動きでこれまでの流れが変わったようにも映る。3月2日の約定高値を目先狙いに行く展開か、はたまた週末を過ごした市場は来週ムードを元に戻すか。本日の流れを見る限り前者に軍配が上がりそうではあるが、月曜の値動きに注目したい。自身まだ9ドルラインへの値動きはこの先十分可能だと考えているものの、何せ15年来の大相場、日々の値動きを出来る限り追いかけることで何とか相場の流れについていきたいところ。(A)

 



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)