米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年3月15日

 

 

本日の相場

とうもろこし       --大きくギャップをつけて寄り付き、そのまま高値引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 04 305 - 04 1/2 308 303 3/4 307 1/2 + 6 1/4 328535 -692
JUL 04 309 - 07 1/4 311 1/2 307 1/4 311 1/4 + 6 1/2 118665 +870
SEP 04 301 - 300 1/4 303 1/2 300 303 1/4 + 5 1/2 21016 -43
DEC 04 297 1/4 - 97 300 1/2 296 3/4 300 + 5 1/4 170124 +414
MAR 05 299 - 98 1/4 300 1/2 297 300 + 4 3/4 12732 +42
MAY 05 299 301 1/4 299 301 1/4 + 4 1/4 836 +12
            657408 +2

 -

大 豆                --大きくギャップをつけて寄り付き、 そのまま高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 04 981 - 75 981 968 978 1/4 + 22 1/2 144520 -1535
JUL04 965 - 61 968 954 966 1/4 + 24 3/4 54229 +893
AUG 04 917 - 15 920 908 919 + 22 1/2 10747 -127
SEP 04 925 - 24 833 824 830 1/2 + 15 7038 +225
NOV 04 747 1/2 - 47 754 1/4 744 1/2 752 + 13 1/4 36842 +208
JAN 05 747 - 46 751 745 750 + 12 1489 +45
            256885 -548

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 29780 +510 MAY 3375 +70 MAY 373 + 8 1/2 110.46 - 110.79
JUL 29410 +570 JUL 3357 +70 JUL 376 1/2 + 8 3/4  
AUG 28100 +520 AUG 3285 +61 SEP 379 1/2 + 7 1/2  
SEP 26150 +480 SEP 3162 +47 DEC 388 1/2 + 7  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 約定高値更新

中心は大豆・大豆粕市場。投機筋の買い注文は同市場よりの連鎖反応でコーンをもセッション終盤に約定高値へ押し上げる結果となる。 寄付きから3セントほどのギャップをつけると5月限は305を中心とした前後1セントという値動きを午後まで継続。従い寄り付きのギャップ以外は方向感に乏しいほぼ横一線の価格推移となった。しかし引け際に売り手不足もあり306を上に抜け3月2日の約定高値を更新すると投機筋の買い物が集中し一気に308まで上昇しそのままの高値圏で取引を終了している。

 

(大豆) 約定高値更新

昨日の夜間取引で既に高かった。先週後半の値動きを”強い”と捉える投機筋中心の買い物は本日も後を絶たず、休まる間もなく買い続けられる。 寄付き前のNOPAの月間搾油数字については予想の範囲内という表現が正しいものの、数字発表後は更なるレーショニングの必要性が市場には必要であるという点が再認識され結局は相場へ力を与える材料となった。又ブラジル・アルゼンチンよりの生産量に関する悲観的な情報は先週来市場価格を支える非常に大きな要因となっている。

寄付きから一気に10セント以上ギャップを付けるとそこで本日の安値をつける。その後も本日は高値張り付きで中盤以降は5月限で975を下に割れることなく975-980での取引に終始しそのまま引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では8,000枚の買い越し、大豆市場では4,000枚の買い越し。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約216,800枚のロング、大豆では63,800枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    

週末の降雨は北部ベルトを中心として、0.1〜0.5インチとなりベルト全域の40%の地域をカバーした。この雨は本日は北東部ベルトに移動して、明日の火曜日にはネブラスカ東部、また木曜日にはベルトの南東部へと移動する。一連の前線の活動による雨量は、0.1〜0.5インチとなり、ベルト全域の25%の地域をカバーする。ベルトのほとんどの地域で土壌水分は潤沢となっている。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (3月20日〜3月25日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A B
東部ベルト A N/B

高温・ドライパターンでコーン作付け初期段階としては理想的なパターン。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

週末の降雨はベルトのはるか北部また南西部に限られ、0.1〜1.0インチの降雨がベルト全域の15%の地域をカバーしたのみ。今週は、明日の火曜日から木曜日にかけて北部、西部ベルト中心となり、0.25〜0.75インチの降雨がベルトの55%の地域をカバーすることとなる。この降雨により鞘付き期を迎えている大豆の収量減を食い止めることが可能となるが、ブエノスアイレス州では、降雨が少なく大豆ベルトの四分の一の地域でストレスが観測されている。コーンの収穫に大きな遅れは見られない。

 

ブラジル  

週末はベルト全域の65%の地域で0.25〜1.75インチ、ところにより3.0インチの降雨を記録した。今週の降雨はベルト北部中心となり、1.0〜4.0インチの降雨がベルト全域の40%をカバーする予定。この週末の降雨でリオグランデドスル州の四分の三の地域で土壌水分は幾分か改善した。ベルト北部での雨勝ちの天候は同地域のコーン、大豆などの収穫を遅らせることとなる。(マトグロッソ、ゴイアス、ミナスジェラエス州など)

 

 

 

 

本日の発表等

【セッション前の発表】

1) NOPA 月間搾油報告

 

  2月 1月 2月(2003年)
搾油量(千ブッシェル) 124,154 138,050 125,089
大豆粕生産量(ショートトン) 2,957,868 3,283,012 2,933,640
大豆粕イールド(ポンド/bu) 47.65 47.56 46.90
大豆粕輸出量(ショートトン) 358,371 495,900 465,347
大豆油生産量(千ポンド) 1,390,751 1,545,645 1,434,402
大豆油イールド(ポンド/bu) 11.20 11.20 11.47
大豆油在庫(千ポンド) 1,507,386 1,445,072 1,833,381

搾油量は市場事前予想内。しかし、結果的に市場へは強材料の提供となっている。

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  3月11日の週  3月4日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  830.2 1,382.6 753.1 25,388.3 20,113.8
ダイズ  352.4 399.1 545.8 19,883.3 22,211.9
小麦 733.4 574.1 343.8 24,121.5 18,281.7


内容としては予想範囲内。


 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

3月も後半に入り、南米での大豆・コーンの収穫動向や北米での新穀コーン・大豆の作付け動向が一段と注目されだしている。既に需給バランスがタイトな大豆市場では、ブラジル北部での降雨による収穫遅れや南部州での旱魃気味の天候により収量の下方修正が徐々に確実視されている。大豆については南米頼りなだけに上方へのインパクトが大きい。北米では、大豆相場の先物が上がれば、大豆の作付けが多くなりコーンの作付け面積が限定されコーンにとっては期近・期先ともに強い材料となる。今月末には作付け意向面積が発表される予定だが、昨年度よりコーンの作付け面積は1〜3百万エーカー増加すると言う見方が一般的である。今後、コーン市場では@新穀コーンの作付け面積が予想の範囲を上回るか。A作付け期の天候が順調に推移して大豆などへの転作が行われないか。B南米でのコーンの生産高に変化はないか。C中国を始めとした消費国の需要に変化はないか。などのポイントが焦点となるが、堅調あるいは変動幅の少ない需要面のファクターに対して、生産動向の下方への変動要素は大きいと言える。価格の高騰を背景として、米国中西部やデルタで大豆の作付けが増えること、また天候と言う不確定要因が前に控えている限りショートポジションは禁物。米国中西部の限られたコーン・大豆・小麦の作付け可能面積を考えると、今後極端なコーンの作付け増加は期待できず少しでも天候不安があれば上方へ吹き上がる相場展開を予想する。期近5月、7月限月はとりあえず325セントを目指す展開か。(H)



(大豆)  

強い。先週後半農務省発表後の値動きが本日の動きを作ったといってよい。この3月、非常に大きな修正へのサインを2度見ながらそれが極めて短命に終わった原因については、一番感じるところはブラジル関連の情報と共に、”時間の経過”を挙げたい。ブラジルでは20%以上の収穫が進んできている。先週の農務省の59.5百万といった楽観的な数値は他に例を見ない程其の他の情報については厳しい見方がされている。本日も”サビ菌は今年度結果として5百万トン近い減産を齎す”とか、”最終数字は50百万トンを切るのではないか”などといった極端な情報すら飛び交い出しており、現在の市場心理を煽るには格好の材料提供となっている。特にこの3月中旬というタイミング。月末発表まで2週間。又市場は昨年春先からの大相場への値動きを鮮明に覚えており、これら”春のあしおと”は一層市場心理に拍車をかけているということが出来る。全ては先取り先取りで市場へ織り込まれ、2月の急騰相場を見てでさえその勢いは衰えを知らない。 一つに、目指すレベルが88年6月の高値ではなく、73年6月の高値なのかというクエスチョン。 もう少し目先を見た時、下げのタイミングが3月から4月にずれ込んでいるのかという点。

ブラジルの状況については、各所から様々な”強材料”が提供されている。ほぼ間違いないであろう点は、リオグランデドスルを中心とした南部産地の旱魃は、確実に収量低下に繋がっているという点。収穫はまだこれからであるものの、現時点でこの認識についてはほぼ一致しており市場へも織り込まれている部分。もう一つのポイントは最大生産州であるマトグロッソであるが、この州の情報については今後最も注意を要すると思われる。弊社サンパウロ店或いは現地関連会社よりの”生の情報”によれば、このマトグロッソ北部は確かに降雨過多が収量に影響を与えると言われるが、中南部については、昨年実績と似通った収量を報告する筋が予想以上に多い点である。既に収穫作業も30%を超えている同州において、中南部におけるこれら情報が今後の生産量予想にどう影響してくるのか、最大生産州だけに気になっている。タイミングというものもあるが、これらが今後の修正へのきっかけになってくる可能性だって否定は出来ない。(A)



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)