米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年3月18日

 

 

本日の相場

とうもろこし       --ギャップを付けて高値寄り付き、更に上げて高値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 04 310 3/4 - 10 313 1/2 309 3/4 312 + 3 3/4 330059 -24
JUL 04 315 - 14 1/2 317 3/4 314 316 1/4 + 4 1/4 127673 1082
SEP 04 307 1/2 - 07 1/4 310 3/4 307 309 1/4 + 4 1/2 23308 673
DEC 04 302 1/2 - 02 1/4 307 302 1/4 305 1/4 + 5 1/4 178015 1729
MAR 05 303 1/4 - 02 3/4 307 3/4 302 3/4 306 + 5 1/2 14023 139
MAY 05 304 1/2 - 04 309 304 307 1/2 + 5 1/4 925 48
            679840 3942

 -

大 豆             --ギャップを付けて高値寄り付き、更に上げて大幅高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 04 1107 - 004 1020 1002 1018 + 24 144242 -1268
JUL04 997 - 95 1015 992 1009 + 25 1/2 56258 723
AUG 04 947 - 45 963 944 956 1/2 + 24 11209 17
SEP 04 846 - 45 859 845 856 1/2 + 17 1/2 7765 422
NOV 04 761 - 60 768 760 767 1/4 + 12 1/4 41154 1269
JAN 05 764 - 63 767 758 765 1/2 + 12 1/2 1825 45
            264153 1159

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 31390 +900 MAY 3416 +77 MAY 398 + 6 1/2 106.54 - 107.11
JUL 31150 +910 JUL 3412 +80 JUL 401 + 7  
AUG 29720 +710 AUG 3340 +80 SEP 401 + 5  
SEP 27620 +550 SEP 3200 +50 DEC 411 +6 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)

前日比約2セントアップ、デイリーチャート上で小さなギャップを付けて寄り付いた後も、徐々に値を上げる展開となった。週間輸出成約高の数字が予想を上回ったことに加え、大豆・大豆粕・オーツそれぞれの相場で契約新高値が更新されたことが強気ムードを煽った。コーン相場自身も4日連続で契約新高値を更に更新したことがファンドを中心とした買いを後押しした。まとまった農家売りも見られ、引け際には多少値を戻したが、各限月大きく上げて引けた。5月限は3.75セントアップの312.0として引けている。

 

(大豆) 

週間輸出成約高は予想の範囲内にて、材料としては中立であった。しかしファンドを中心としたテクニカルな買いが本日も多く入り、前日比10セント以上上げ、デイリーチャート上でギャップを付けての高値寄り付きとなった後も、さらに上昇する展開となった。ブラジルの安全検査官のストライキが続いていること、メキシコが南米産大豆の買い付けに関して、サビ菌を理由に躊躇を示していることなどが強材料視され、4日連続で契約新高値を更新したことは更なるファンドの買いを誘った。ある程度の農家売りが見られたが、10ドルを越えたレベルで思ったほど売り意欲が見られなかったことが更なる買い意欲を後押しし、流れは最後まで変わらず、各限月大幅高値引けとなった。5月限は24セントアップの1018.0セントとして引けた。


 

本日ファンド筋はコーン市場では5,000枚の買い越し、大豆市場では6,000枚の買い越し。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約221,800枚のロング、大豆では75,800枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    

昨日は全体の50%の範囲で0.10-0.25インチの雪交じりの降雨。カンザスの一部の他は五大湖周辺州とミネソタなどが中心となった。本日までこの傾向は残っているが明日にはドライとなり来週月曜まではドライ傾向が継続すると予想される。今後5日間の降雨は全体の70%インチまで。土曜に向けて気温は上昇傾向にありその過程で今回の積雪は再び消えてなくなると思われるが、それ以降来週月曜にかけては気温が平年並みに下がってくる。目先気温は低め推移が唱えられており、小麦の終盤の成長をやや抑制することにはなるが、程度は限られたものと思われる。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (3月23日〜3月28日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A A
東部ベルト A A/N

平年を上まわる気温は弱材料視されているが、降雨量も平年を上まわることが注目される。まだ、時期尚早ではあるが引き続き注目して行きたい。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日はコーンの35%、大豆の25%の範囲で0.10-0.75インチまでの降雨を見たが軽微。全般的にはドライ。雨の中心はコルドバ北部、ブエノスアイレス南部。気温はほぼ平年並み推移。今後来週一杯基本的にはほぼ全域でドライ傾向が続くこととなる。向こう5日でも降雨範囲は全体の10%のみで雨量も0.50インチ以下。気温は上量傾向で来週前半が最も高くなる見込み。ブエノスアイレス全域、サンタフェ南部などでは降水量不足からストレスが更に蓄積している。現在ベルト全体の30%がそれらストレスを被っておりイールドへ影響を及ぼすと伝えられている。

 

ブラジル  

昨日は一部で雷雨。ゴイアス北部、バイア、ミナスジェライス北部などが中心。気温はやや高め推移。本日は北部産地、週末にかけては産地中央部で引き続きこの雷雨現象が見られる。今後5日間で全体の60%で0.50-2.00インチ、気温は平年並みからやや高め推移予想。 引き続きベルト北部における降雨傾向が見られており産地では収穫の遅れが報告されている。本日マトグロッソ西部地域での雷雨ではかなりの雨量が予想されている事から作物への被害は広がると言われる。

 

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(3月11日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 1,314.8 0.0 34,704.6 27,244.0 8,706.6 66.7
大豆 47.4 168.8 23,063.0 25,617.4 2,524.8 2,535.8
小麦 419.7 0.0 28,340.0 19,884.4 5,388.2 1,824.7
大豆粕 33.0 134.7 3,162.7 4,241.5 626.0 229.0
大豆油 2.1 0.0 182.3 549.1 54.2 4.4

コーンには強気、大豆には中立材料となった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(3月11日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 938.3 1,337.8 25,998.0 21,230.8 50,800
大豆 342.7 476.2 20,538.2 22,246.0 24,220
小麦 746.8 547.5 22,951.8 16,660.6 31,300
大豆粕 93.7 180.3 2,536.7 3,051.7 3,860
大豆油 2.0 1.8 128.1 353.1 390

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

5月限314近辺にまとまった売りオーダーが控えているようだがトレンドの転換を表すサインは全く表れておらず、そのレベルを抜けるのも時間の問題。ベースにある非常に強いファンダメンタルズに今のところ変化は無い。調整局面をあっさりと抜け出し、今週から再び始まったはっきりとした上昇トレンドの流れは、また暫く続くものと思われる。今後短期の調整局面が訪れようとも、5月限で305の付近では強いサポートが入ることが予想されるため、あまり下値への期待はできない。意見変わらず、極力早目にプライシングを進捗させることを勧めたい。(K)



(大豆)   1988年来の10ドル相場、今日実現

夜間取引で既に2桁へ到達していた事もあり、“10ドル”というラインは本日のギャップにすっぽりと挟まれる結果となった。19886月に10.995という高値を見て以来の山が形成されてきた。期待していた10ドルの攻防については、結果更なる投機筋の買い気を誘発。大きな含み益を帳簿上確保している連中にとっては更なる意欲を掻き立てることにしかならない。新聞紙上でも指摘されているように其の他の先物商品市場での賑わいを背景にCRB INDEX1984年来の高値。益々市場へは投機資金が流れやすい環境となってきている。相場が10桁に“安着”したという事実は、今後需要 家が祈るように期待する僅かながらの修正局面ですら作りにくくしているのではないかとも映る。 88年にしても73年にしても、このような歴史的大相場のもとでは、ある域を上に抜けたしまった場合、その後天井を打つまでの間は投機筋の買買ゲームと需要家の狼狽買いが入るのみ、踊り場さえ作りにくい環境となってしまう。それが結果その後の大暴落を生むのであるが。。。

今回の値動きを見ていても、先日の農務省発表前後まではまだしっかりと“意識のある”相場つきに見えていたが、あそこで力強く買い支えられた展開が今週月曜のギャップそして本日の10ドル乗せに繋がったように思える。まだ3月末には市場全体が注目する大きな発表を控えており何ともいえないが、トレンドも緩やかに曲線ラインとなってきており目先上昇のペースに拍車が掛る事でかなり近いうちに88年の高値を捉える可能性も出てきたのではないか。 机上のモニターが10ドルを示し尚活発に上昇する本日の動きを目の当たりにし、何か全く新しい世界に入ったような感覚すら覚えた本日。(A)

 



 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)