米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年3月23日

 

 

本日の相場

とうもろこし       --安値寄り付き、安値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 04 315 1/2 - 15 317 3/4 315 315 3/4 - 2 3/4 321401 -2645
JUL 04 321 1/2 - 21 323 320 1/4 321 1/4 - 2 1/4 133346 63
SEP 04 316 1/2 - 16 1/4 319 1/4 316 1/4 317 1/2 - 1 3/4 25670 431
DEC 04 313 - 12 1/2 316 312 1/2 314 3/4 - 1 3/4 194876 5675
MAR 05 315 - 14 3/4 317 314 3/4 316 - 1 1/2 15493 292
MAY 05 317 320 317 318 - 1 3/4 1186 25
            698816 4267

 -

大 豆             --安値寄り付き、安値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 04 1049 - 47 1054 1043 1052 - 3 3/4 140677 -1064
JUL04 1043 1/2 - 43 1050 1039 1046 3/4 - 4 58028 254
AUG 04 1009 - 08 1015 1003 1011 1/4 - 1 3/4 13739 1071
SEP 04 889 895 887 8914 + 0 8868 481
NOV 04 781 1/2 - 80 3/4 790 780 3/4 788 1/2 + 2 44590 1303
JAN 05 786 - 84 788 782 787 - 1/2 2018 84
            270004 2191

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 32550 +00 MAY 3480 -5 MAY 413 - 9 3/4 106.81 - 106.87
JUL 32360 -50 JUL 3453 -17 JUL 416 1/2 - 10 1/4  
AUG 31330 +60 AUG 3440 +8 SEP 419 - 9 3/4  
SEP 29140 +120 SEP 3340 +23 DEC 425 1/4 - 11 1/4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)

昨日までの強気な展開とは一転し、本日は若干の調整を見ることとなった。このところに激しい上昇に対する行き過ぎ感と、回りのマーケットの弱気なムードが波及し、前日終り値から約3セント下げて寄り付き、その後もやや弱含む展開となった。コーン価格の高騰を受けて韓国が餌用の小麦を買いつけたという噂が流れたこと、イリノイ南部の一部にてコーンの作付けが始まったという報告があったことなども心理的な弱材料となった。昨日付けたギャップを埋めに行くが、5月限315.0付近ではまとまった買いが入り、サポートされた。各限月安値引けとなり、5月限は2.75セント安の315.75として引けている。

 

(大豆) 

ここ最近の急騰に対する行き過ぎ感が高まってきたことにより、本日は調整局面となった。前日比7-9セント下げて寄り付いた後は、動きの乏しい展開となった。ブラジルのパラナグア港での労働者によるストは、一部のバースでは中止されたが、その他のバースでは引き続き継続されている模様。噂では船積を待つトラックの列が100キロにも及んでいるという。このことに加えて、カーギル社がブラジルの大豆の生産量予想に関して、5200-5400万トンと発表したことなどは下値を支える材料となった。期近5月限が1045セントを割った辺りではまとまった買いが入り、下げ幅は限られた。結局、期近は安値引けとなり、5月限は3.75セント安の1052.00として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場・大豆市場共に売り買い同数量であったとされている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約233,300枚のロング、大豆では73,200枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    

昨日はベルト全域で概ねドライとなった。本日から明日にかけては、カンサス東部、ネブラスカ東部からコロラド中東部で降雨が予想されている。木曜日にはテキサス北東部、オクラホマ東部で、また金曜日から土曜日にかけてはカンサス北東部、ネブラスカ東部中心に降雨となろう。一連の降雨量は0.1〜0.5インチ、ベルト全域の30%の地域をカバーする予定。週末にかけては気温は上昇する。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (3月28日〜4月01日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A B/N
東部ベルト A B

気温は平年比高め、一方降雨は少なめとなっている。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日はドライ天候で気温も上昇した。今週一杯はドライ天候が続き気温も上昇する。気温の上昇とともに、今後二週間にわたり大豆の鞘付きに悪影響が出る可能性が高くなっている。収量の減少はベルトの半分の地域で発生しそう。一方のコーンの収穫はドライ天候を受けて順調に進展するだろう。

 

ブラジル  

昨日はベルトの北部中心に0.25〜1.0インチの降雨があり、ベルト全域の15%の地域をカバーした。今後も降雨はベルト北部地域に残り、今後5日間で1.0〜4.0インチの降雨量を伴いベルト全域の25%の地域をカバーすることとなる。ベルトの北東部では今週一杯まで続く降雨により収穫の遅延が続く。その他の地域では収穫は順調に進むだろう。

 

 

 

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】
 

1) ブリッシュコンセンサス 

 

  3/23/04 3/16/04 3/9/04 3/2/04 2/24/04
大豆  88 88 85 86 89
大豆油  82 80 80 81 90
大豆粕  91 88 87 85 89
コーン  85 83 84 83 89
小麦  67 57 57 62 69

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

昨日の引け際の上昇に対する行き過ぎもあって、本日は調整を見ることとなったが、安値への過度の期待はできない。ベースにある強気なファンダメンタルズに支えられ、5月限で310付近では強くサポートされ、右肩上がりのトレンドは暫く変わらないと見ている。

現在建設中のエタノールプラントのいくつかは、フィードロットに隣接して建設されているという。通常、エタノールプラントは燃料として天然ガスを使用する。また、副産物のDDGは、輸送上の都合により、コストをかけて乾燥させた後に販売する必要がある。しかしフィードロットに隣接した土地に建設することにより、家畜の排泄物から生じるメタノールを燃料として使用することができる上、DDGを乾燥せず、WETな状態のまま畜舎に供給することが可能となる。こういった他業種複合型プラントによる低コスト化の達成により、エタノール工場の建設が加速される可能性もある。(K)



(大豆)

ブラジルの大手メジャー系の大豆生産予想は52〜54百万トン程度となっているようだ。ブラジルの大豆減産に付いては昨日の通り50百万トン程度まで月曜日の価格上昇で織り込まれたと考えている。一方、アルゼンチンでは今週も旱魃天候が続いており、大豆の鞘付きに悪影響が出ている。現在では33百万トン程度と生産量も下方修正予想となっているが更に減産となる可能性が高まっている。本日は先週からの上昇の修正安となったものの、混乱が続くブラジル主要輸出港であるパラナグア港での港湾機能停止から買い戻されて下げ幅を縮小した。今後の展開としては、今週末に発表されるサフラス社の生産予想数値、アルゼンチンの大豆生産動向、パラナグア港の混乱の動向、北米でのコーン・大豆の作付け期の天候、3月末に発表される在庫・作付け意向面積などが相場を動かす材料となってくる。ブラジルの大豆生産高はある程度下方修正が織り込まれたものの、今後はアルゼンチンでの旱魃による収量減がクローズアップされてくる。本日、修正安場面を形成したことで、市場は以外と過熱感なく冷静な動きとなっている印象を持った。本日、更に急騰場面となった場合は大きな修正場面が来ると考えていたが、実際には逆の動きとなったことで、明日以降も期近中心に修正安場面があってもそこはしっかりと買い支えられる展開となろう。何れにしても、まだ期近相場(価格)のトップは達成しておらず、短期的には78年度に付けた1075セントを目指す展開か。(H)



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)