米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2004年3月24日
| 本日の相場 |
とうもろこし --高値寄り付き、安値引け―
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | ||
| MAY 04 | 318 1/2 - 17 1/4 | 318 1/2 | 307 1/2 | 309 1/2 | - 6 1/4 | 319830 | -1571 |
| JUL 04 | 323 1/2 - 23 | 323 1/2 | 313 | 315 1/4 | - 6 | 134852 | 1506 |
| SEP 04 | 319 3/4 - 19 1/2 | 319 3/4 | 310 | 312 | - 5 1/2 | 26305 | 635 |
| DEC 04 | 317 - 16 | 317 | 307 1/2 | 308 3/4 | - 6 | 200607 | 5731 |
| MAR 05 | 318 - 17 3/4 | 318 | 309 1/4 | 310 1/2 | - 5 1/2 | 15621 | 128 |
| MAY 05 | 320 | 320 | 310 1/2 | 311 1/2 | - 6 1/2 | 1435 | 249 |
| 706068 | 7252 |
-
大 豆 --やや高値寄り付き、安値引け--
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| MAY 04 | 1057 - 54 1/2 | 1060 | 1015 | 1023 1/2 | - 28 1/2 | 138897 | -1780 |
| JUL04 | 1051 1/2 - 50 | 1055 1/2 | 1009 | 1017 | - 29 3/4 | 57598 | -430 |
| AUG 04 | 1019 - 17 | 1024 | 980 | 992 | - 19 1/4 | 13846 | 107 |
| SEP 04 | 904 1/2 - 03 | 904 1/2 | 873 | 886 | - 5 1/2 | 8697 | -171 |
| NOV 04 | 799 - 95 | 799 | 768 | 783 | - 5 1/2 | 45034 | 444 |
| JAN 05 | 796 - 95 | 796 | 771 | 782 | - 5 | 2049 | 31 |
| 268598 | -1406 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAY | 31780 | -770 | MAY | 3390 | -90 | MAY | 412 | - 1 | 106.09 - 106.38 |
| JUL | 31580 | -780 | JUL | 3368 | -85 | JUL | 416 | - 1/2 | |
| AUG | 30680 | -650 | AUG | 3345 | -95 | SEP | 419 | + 0 | |
| SEP | 28540 | -600 | SEP | 3285 | -55 | DEC | 425 1/4 | + 0 |
| 本日の相場の動き |
(コーン)
| 昨日に続き、弱含む一日となった。寄り付きこそ前日比2-3セント上げての取引となったが、その後はテクニカルな売りが先行し、激しい値動きではあったが、徐々に値を崩していく展開となった。大豆3品を中心として周囲のマーケットが弱含んだことによる影響、カナダのブリティッシュコロンビア州にて新たな鳥インフルエンザの感染例が報告されたこと、イリノイ州中部でも一部で作付作業が始まったという報告があったことなども多少ではあるが弱気ムードを煽った。商業筋の買いは多く見られたものの流れは最後まで変わらず、結局各限月ほぼ一日の安値圏にて引け、5月限は6.25セントダウンの309.50として引けている。 |
(大豆)
| 前日比やや上げて寄り付いた後は、テクニカルな売りが多く見られ、終始弱気な展開となった。特に後半の下げの勢いはすさまじく、各限月期近を中心に大きく安値引けとなった。引き金となったのはブラジルのパラナグア港で続いていた労働者のストライキが終わったという報告。これがこれまでの相場に対する買われ過ぎ感に火を付け、大きく売られた。期近を中心に各限月大きく下げ、5月限は28.50セントダウンの1,023.50として引けている。 |
| 本日ファンド筋はコーン市場では7,000枚の売り越し、大豆市場でも7,000枚の売り越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約226,300枚のロング、大豆では66,200枚のロングとなった模様。(推定) |
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
| 昨日はベルト西部や東部で小雨がちらついた他はドライ天候となった。本日はコロラド東部、オクラホマ東部、テキサス北東部で、明日はネブラスカ東部、カンサス北東部で降雨があり、金曜日から土曜にかけてカンサス南部やオクラホマ北部に、また日曜日にはネブラスカ東部、カンサス西部に降雨は移動する。一連の降雨量は0.1〜0.75インチとなりベルト全域の60%をカバーする。今週のベルト北西部での降雨はドライ気味であった地域で土壌水分が上昇することとなる。 |
【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (3月30日〜4月03日) 】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | A | N/B |
| 東部ベルト | A | N/B |
気温は平年比高め、一方降雨は少なめとなっている。作付け時期初期としては理想的。
アルゼンチン
| 昨日はベルト全域で気温は上昇し、ドライとなった。今週一杯は同様の天候パターンが続く。ベルトの次の降雨のチャンスは来週前半となり、ベルト南西部を中心として0.25〜1.0インチの降雨はベルト全域の30%の地域をカバーすることとなる。今週の高温、ドライ天候により大豆ベルトの約半分の地域で収量減の要因となる。来週前半の降雨が期待どうりでなければ、更に大豆の収量は悪化する心配がある。コーンの収穫はドライ天候を背景に問題なく進捗している。 |
ブラジル
| 昨日はベルトの15%の地域で0.25〜1.5インチの降雨が観測された。この降雨はベルト北東部の一部地域に限定された。今後の降雨は週末にかけてベルトの北東部を通過する。今後5日間での降雨量は0.5〜2.0インチ、ところにより4.0インチとなり、ベルト全域の25%をカバーすることとなる。ベルト北東部での収穫の遅れは、作柄の悪化にもつながるが収量の大きな減少要因とはならない。その他の地域での収穫は順調に進展するだろう。 |
| 本日の発表等 |
【セッション中の発表】
| 1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ |
(単位 : 千トン) *( )内はマイナス
| 明日の予想 | 先週の発表数字 | |
| 小麦(旧穀) | 350-500 | 419.7 |
| 小麦(新穀) | 50-100 | 0.0 |
| コーン | 800-1,100 | 1,314.8 |
| 大豆 |
▲50-100 |
216.2 |
| 大豆粕 |
0-75 |
167.7 |
| 大豆油 |
0-5 |
2.1 |
【引け後の発表】
| 2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント (単位:%) |
| 3/20の週 | 前週 | |
| 肥育用ブロイラー卵導入数 | 102 | 103 |
| 肥育用ブロイラー雛鶏導入数 | 101 | 102 |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
| 本日の下げ幅は予想を上回ったが、トレンドの転換とは考えていない。ファンダメンタルズの材料無しには、今日の下値を大きく下へ抜けることは難しいであろう。5月限305、7月限310付近では大きくサポートされるものと考えられる。現在の相場は、上昇トレンドの中で再度訪れた調整局面であると考えることから、格好の買い場と捉えたい。中国の経済成長に引っ張られた、穀物を含む各商品に対する堅調な需要は、まだまだ続くものと思われる。本日の下げ幅は大きかったが、今後、クロップが生育期に入れば、今年は特に、より激しい値動きが待ち受けていると考えられ、一日の値動きが10セント以上というのも当たり前になるかもしれない。(K) |
(大豆)
|
本日、期近3限月は大きな下げを記録した。最安値からは大きく戻して引けているものの、市場で説明されているテクニカル要因だけが理由ではなさそうだ。現在のファンド筋のロングポジション、歴史的な大豆価格水準の背景には、米国での需給バランスのタイト化、南米大豆の予想外の減産、世界的に大豆搾油マージンが維持されて大豆需要は堅調、中国需要を背景としたその他商品市場での価格高騰などがある。市場では南米大豆生産(ブラジル50百万トン、アルゼンチン33百万トンへの減産)、米国での需給バランスの更なるタイト化などが織り込みされて現在の相場水準を形成している。それでは本当に、堅調な需要面に対して供給サイドは市場で考えられている程タイトなのか?もし、今後発表される各数値で市場参加者が既に頭の中に織り込んだタイトな数値と逆の数字が発表された場合、価格はどのようになるのか?まず、@ブラジルの生産高に付いては、降雨の続く北部では一部収穫の遅れによる作柄の悪化、また南部での旱魃の被害の影響もあるものの、現地からの報告ではどうやら50百万トンは言い過ぎであり、52〜54百万トン程度の数字となりそうなこと。アルゼンチンでも今週一杯は旱魃天候が続くが来週前半には降雨が期待されており、一雨あれば大豆の作柄は回復すること。今週末に発表されるブラジル・サフラス社の発表が注目されるところ。A北米では、来週に控えた3月1日現在における在庫数字、大豆作付け意向面積が注目されるところだが、その在庫数値では市場の予想レンジは850〜875百万ブッシェル程度となっているが、今年度2月、3月の大豆輸出量が昨年同月対比で各73百万ブッシェル、64百万ブッシェルと過去最高の落ち込みとなっていること。更には、輸出が減少していることにより輸出港での荷役玉+艀・貨車でのトランジット玉が少なく、従来はこれらの数量はResidual(その他)として在庫数値のマイナスとして計算されていたが、今年度は通年よりResidualでのマイナス要因が少なく、在庫に加味される可能性が高い事を理由として、900百万ブッシェル台の可能性も出てきている。(まだ少数意見ではあるが。)更にはデルタ・南部地域での大豆面積が増えることにより、8月・9月に収穫される大豆が通年より多くなることから、期末在庫のプラス要因となること等も考えておかなければならない。B北米では弊社イリノイのエレベーター経由の地場の話として、既に大豆搾油業者は今年度7月中旬までの大豆必要数量を買い付け収量しており、搾油マージンのヘッジは完了していること。以上の供給サイドの弱材料(可能性)と米国搾油業者の買いポジションは以外と知られていない。これに加えて、C本日、有名米系投資銀行が一般投資家向けへのアドヴァイスを流しているが、その内容は今からでも遅くないので、エネルギー関係以外の商品は全て買いだと指示している。その理由としては、商品市場では中国の旺盛な需要を背景とした、需給ギャップ(供給不足)が長期にわたり継続すると言うもの。そろそろ市場への流入資金は一般投資家の大量投資資金が流入してきそうな雰囲気である。経験側から素人筋の参入は高騰相場の終盤に近いように感じられる。 何れにしても、月末にかけて様々な数値が発表される。市場のバイアスは供給不足を背景に上昇気流を描いてきた。どのような農務省の数値が発表されるかは判らないが、仮に予想外の弱い数値が発表されたときの下方への動きは急となろう。上記より薦めたいのは、月末の発表までは、ポジションはイーブン・スクエア-に保つこと。上方・下方への振幅が今後更に大きくなり、素人筋が狙われる展開が来る。ロング・ショート指向両サイドにとって、月末の農務省の発表を確認してからでも、ポジションをとっても、けして遅くない。(H) |
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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)