米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年4月2日

 

 

本日の相場

とうもろこし       --やや高値寄り付き、高値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 04 327 1/2 - 26 331 1/4 325 1/2 330 1/2 + 4 3/4 278934 -4312
JUL 04 334 3/4 - 33 337 1/2 331 1/2 337 + 5 160891 2082
SEP 04 331 - 30 1/2 336 329 335 1/4 + 6 1/4 30389 190
DEC 04 329 1/2 - 28 1/2 335 1/2 326 1/2 334 1/4 + 7 3/4 234017 12010
MAR 05 330 1/2 - 30 1/4 336 1/2 328 334 1/2 + 7 1/4 17303 917
MAY 05 329 1/2 336 1/2 329 335 3/4 + 7 1/2 1929 237
            734013 12231

 

大 豆             --高値寄り付き、 高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 04 1040 - 37 1046 1025 1/2 1045 1/2 + 16 128265 -1615
JUL04 1038 - 37 1045 1023 1043 3/4 + 16 1/2 64930 2411
AUG 04 987 - 85 993 974 1/2 991 1/2 + 17 15885 525
SEP 04 865 - 64 875 859 869 + 13 9570 417
NOV 04 777 - 76 786 768 1/2 784 1/2 + 18 1/2 49545 2061
JAN 05 773 - 72 786 770 785 1/2 + 19 1/2 3033 126
            274278 3969

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 33600 +660 MAY 3264 -13 MAY 416 1/4 + 5 3/4 105.05 - 103.99
JUL 33450 +800 JUL 3265 -5 JUL 423 3/4 + 7  
AUG 31970 +720 AUG 3230 -5 SEP 426 1/4 + 5 1/4  
SEP 29310 +590 SEP 3169 +9 DEC 434 3/4 + 5 3/4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

水曜日の発表のインパクトが消えず、強気ムードが続いている。USDAより売り先不明の23万トンの輸出成約が発表されたことなどを受け、若干強含んでの寄り付きとなった後も、投機筋、商業筋の買いに支えられ、徐々に値を上げて行く展開が続いた。インドネシア政府が米国産コーンの買い付けを行う可能性があるというアナウンスを発表したことが買い材料とされた他、大豆粕相場が契約高値を更新したことも心理的な強材料となった。流れは最後まで変わらず、前日高値と同レベルにて引けを迎えた。5月限は4.75セントアップの330.50として引けている。

 

(大豆) 

昨日に引き続き、非常に強気な相場となった。前日のフォロースルーによるテクニカルな買いにより8-10セントの寄り付きとなったあと、前半は弱含む展開となった。しかしそれも束の間、後半には再び勢いを取り戻し、大きく値位置を上げることとなった。特に具体的な材料は無かったが、売り材料が無いこと、契約高値を更新する大豆粕相場に牽引されたことなどが強気ムードを作った。結局各限月大きく高値引けとなり、5月限は16セントアップの1,045.50セントとして引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の買い越し、大豆市場では2,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約226,600枚のロング、大豆では58,200枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    

昨日はベルトの10-15%の範囲に0.30インチまで、お湿り程度の降雨がオハイオ、南部ミシガンにあった。気温はほぼ平年並み推移。週末を挟んで今後5日間については全体の30%の範囲に0.10-0.50インチまでの降雨予想。気温はベルト東部では平年以下、西部では平年並みからやや高め推移とされる。最高気温は高いところで60度半ばまで上昇する見込み。 イリノイ南部やミズーリ南東部、インディアナ南西部などの一部地域ではドライが報告されているが、その他については概ね十分な土壌水分を現時点では保っている。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (4月07日〜4月11日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト B A/N
東部ベルト B N/B

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日は全体の10%の範囲に0.25-1.25インチまでの降雨。中心はサンタフェ北部やエントレリオス北部など。気温は高いところでも80度半ばまでとなった。週末産地は概ねドライとなる。寒冷前線は来週前半に通過の見込みで、月・火で大豆産地の65%、コーン産地の75%に1.25インチまでが予想される。気温については平年並みからやや高め推移、高いところでは90度半ばまで今後5日間で上昇する見込み。このところそして来週頭の降雨によって大豆産地の土壌水分は潤いを取り戻していると伝えられる。ダブルクロップ地域においてはこの先4月下旬に向けても引き続き降雨を必要としており推移に注目したいところ。コーンの収穫についてはコルドバでその兆候が見られているが、来週前半の降雨で再びその点が指摘されると思われる。

 

ブラジル  

昨日は全体の15%の範囲で0.25-1.25インチまでの降雨。中心はマトグロッソ・マトグロッソドスル・ゴイアスの一部など。気温は平年並みからやや高めで、高いところで90度半ばまで上昇した。今後5日間については、引き続き南部・北部の各地で毎日でも降雨が見られるような状態が続きそう。前田尾の60%の範囲で1.50インチまでの降雨が、主にリオグランデドスル・パラナといった南部を中心に見られそうだ。気温は平年並みからやや高め推移となり一部では90度半ばまで上昇する。

 

 

 

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (3月23日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    53,250 ロング   43,300 ロング   60,026
大豆粕  ロング   23,232 ロング   24,300 ロング  25,883
大豆油  ロング   48,820 ロング   44,900 ロング    48,007
コーン  ロング   203,699 ロング   199,300 ロング   171,488
小麦  ロング   42,092 ロング   35,700 ロング  46,441

 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( MAR 23-WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  0.4 -0.1 1.9 0.0 1,364.2 0.1
2003クロップ 923.3 -36.3 0.0 0.0 395.9 38.1

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  0.0 -0.1 0.2 0.0 384.1 0.1
2003クロップ 74.2 -5.9 0.0 0.0 82.0 6.1

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

プライシング方針は今までと変わらず、早めの手当てを薦めたい。特に今月の需給報告や、とりわけ5月に発表される新穀の需給報告は、相場が大きく上げるきっかけになる可能性が高く、その前に買い進めておきたい。

今週は、前半までテクニカルなコレクションにより弱含んだものの、強気なレポートを迎えた後、更に契約高値を更新する展開となった。1月の終り、3月の初め、そして3月の終りと、今年に入ってから3回の調整局面を経たが、これらの調整はいずれも長期上昇トレンドにおいては必要な要素であり、こういった調整局面を経ることにより、相場は更なる高値を目指す力を得る。ベースにあるブリッシュなファンダメンタルズに支えられ、今後もまだこのような展開が続くと考えられるが、これからは天候要因に左右されることもあり、今までよりも上下の値動きの激しい相場になるのではと想像している。原油価格も下げる見込みは薄い中、国策に後押しされたエタノール需要は今後も堅調であることが予想される。また、中国が2004年度にもネットでコーンの輸入国に転じるのではという見方も強くなってきており、米国産コーンの「奪い合い」の構図が形成されつつある。(K)



(大豆)

【今週の相場回顧】 危機的需給バランスが再認識

今週の見所は何と言っても農務省発表と10ドルラインの攻防。相場は先週頭に一代の高値を更新した後、3月上旬以降の急騰からきた疲れ・一服感と大きな発表を控えた警戒感から久しぶりに転換点を見た。期近限月は10.60台をつけながらも発表までの僅か5営業日で50セント以上の下落を演じた。そして注目の発表内容はというと、“暴落”。市場事前予想に届かない内容に心理的不安感による売りが集中することで同日の動きとなったが、一夜明けると市場ムードは一変し木曜・本日と非常に力強い展開を見せあっという間に10.50に迫るレベルまで回復している。発表当日の動きを見た後の心境からすると9ドル後半の相場がもう暫く見られるのではないかというものであったが、結局は“改めて危機的な需給バランスが確認される”きっかけ。それまでの市場の見方を覆すだけの内容とはなりきれなかった事が認識された事は、当日の相対的に弱含みの発表内容をいとも簡単に呑み込む結果となった。

【来週以降の展開】 引き続き相場は上向き

先ずは先週頭につけた約定高値を来週は更新しにかかる展開が予想される。もう暫くの安値を期待していた側にとっては残念ではあるが、5、7月限が再び10ドルを割る可能性は非常に厳しくなったと言わざるを得ない。来週の農務省需給報告で再確認されることにはなるが、これまでも述べてきたとおり現在の農務省の125百万ブッシェルという予想期末在庫を保つ為のレーショニングが確認されてない点は非常に強い相場材料である点、再認識したい。輸出サイドではその兆候も既に見られており現在の890以下になる事可能とも言われるが、搾油は大問題。結局上半期では昨年度よりも“大きい”数字が既に使用されている訳で現在の農務省数値1465を達成するためにはそれこそ劇的な変化を示す兆候が表れない限り、尻の125百万ブッシェルを確保することは不可能となる。これら事実は今後相場を1988年につけた$10.995へ持ち上げるに十分な今後の材料となると考えられる。

新穀の作付け意向についても、コーンとの取り合いとなる。南米の生産量が大幅に下方修正されることは間違いなく、恐らく昨年の総生産量とほぼ変わりないようなレベルに落ちると思われるが、そうしたら来年度の大豆貿易量はより北米に傾かざるを得ない。農務省がこの2月にアウトルックフォーラムで見積もっている数字以上の数量が必要になり、又この夏の天候プレミアムを考えれば04/05年度の需給バランスも今年のレベルから遠く 離れずかなりタイトな状況が継続する可能性が高い。従い作付け面先は更なる増加が必要となってくる。

これらから先、向こう2ヶ月の相場展開も引き続きbullish。先週の高値は早々に更新され、今後は88年の高値への動きそして73年のレベルへも向かう可能性を秘めた恐ろしい相場が待っていると考えた方がよい。(A)

 



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)