米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年4月8日

 

 

本日の相場

とうもろこし       --高値寄り付き、やや高値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 04 335 1/4 - 34 335 1/4 329 330 1/2 + 1/2 225740 -18518
JUL 04 341 1/2 - 41 341 1/2 335 3/4 337 3/4 + 1/4 189401 9613
SEP 04 341 - 40 1/2 341 336 337 1/4 + 3/4 33728 -572
DEC 04 341 1/2 - 40 341 1/2 335 336 1/2 + 0 264143 6345
MAR 05 342 - 41 3/4 342 337 339 + 3/4 19230 645
MAY 05 344 1/2 - 43 1/2 344 1/2 339 1/2 341 1/2 + 1 2816 638
            747837 -1107

大 豆             --高値寄り付き、高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 04 1028 - 26 1030 986 988 - 28 111102 -5140
JUL04 1029 - 28 1029 986 989 - 29 76852 2588
AUG 04 983 - 82 984 947 1/2 951 - 20 1/2 16999 247
SEP 04 868 - 67 869 840 842 - 17 10038 37
NOV 04 790 - 89 1/2 794 1/2 772 1/2 778 1/2 - 7 1/2 51949 517
JAN 05 795 1/2 - 95 795 1/2 775 779 - 8 1/2 3393 -18
            273801 -1591

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 31680 -770 MAY 3188 -79 MAY 414 1/2 - 1/2 105.86 - 106.30
JUL 31480 -740 JUL 3178 -80 JUL 424 - 1/2  
AUG 30390 -680 AUG 3154 -74 SEP 427 3/4 - 1/4  
SEP 28530 -470 SEP 3097 -68 DEC 435 3/4 + 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

オープニング前に発表された需給報告において堅調なFSI需要とよりタイトな期末在庫が確認されたことに加え、週間輸出成約高が強気であったことを受け、前日比4-5セント上げて寄り付いた後は、程なく値を戻し、前日終り値のレベルにて揉み合う展開となった。周囲の弱気なマーケットの影響を受けたにも関らず前日引け値レベルではしっかりとサポートされ続けた。中国政府が、2004年のコーンの輸出量は250万トンに止まるだろうというコメントを発表したことは、これ以上輸出余力が無いと捉えられ、買い材料とされた。その後大きな動きも無いまま引けを迎え、各限月若干の高値引けとなった。5月限は0.5セントアップの330.50として引けている。

 

(大豆) 

需給報告の内容は中立か、やや強気な内容であった。期末在庫が更に下方修正されたこと、南米の生産量が引き下げられたことにより寄り付きこそ前日比10-12セント上げて取引されたものの、その後はSELL THE FACTタイプの売りにより期近を中心に下げ続けた。輸出成約高の発表も内容としては中立であった。連休を前にした利益確定の売りも入り、弱気ムードは最後まで続いた。結局各限月期近を中心に安値引けとなり、5月限は28セント安の988.00として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では500枚の買い越し、大豆市場では7,500枚の売り越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約226,100枚のロング、大豆では47,200枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    

昨日は中西部南部・西部地域の各地で通り雨、全体の15%のコーン産地、25%の小麦産地で0.10-0.40インチまでの降雨を見た。気温は平年比かなり高めに推移し高いところでは70度後半まで上昇。向こう5日間では引き続きベルト南部・南西部などを中心に0.75インチまでの降雨となりそう。しかし気温は週末に向けて下降傾向にあり、最低気温が再び氷点下へ入る地域もある。コーンの作付け進捗への影響はないものと思われる。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (4月15日〜4月18日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト B B
東部ベルト B N/B

引き続き気温は平年比低い傾向が続く。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日はエントレリオスなどににわか雨を見たが全体の10%という限られた範囲。気温は北部地域では平年以上のレベル継続も南部では平年以下となっている。北部では90度前半まで上昇している。 本日・明日とブエノスアイレス南部で、又金曜には同州北部にも降雨が予想され全体の20%の大豆産地、35%のコーン産地で0.75インチまでの降雨が向こう5日間で見込まれる。気温は週末に向けて下降気味となっている。週末へ向けてドライ傾向となるが、収穫作業にはよい傾向と考えられる。

 

ブラジル  

昨日は全体の20%の範囲、ゴイアス・ミナスジェライス・サンパウロ北部などを中心に1.00インチまで。気温は高め推移で高いところでは90度半ばまでつけている。今後5日間は全体の60%、ミナスジェライス南部、ゴイアス、マトグロッソ東部などを中心に1.5インチまでが見込まれる。気温推移も現在の傾向が続き最高気温が90度半ばまでといった予報となっている。 上記降雨の予想は出ているものの、南部ブラジルの大豆産地にはこれといった降雨予報もなく収穫は総じて順調に進捗を見ると言われている。

 

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA SUPPLY/DEMAND REPORT    

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル)

  2002-2003 2003-2004
  MAR 10 APR 8 MAR 10 APR 8
作付面積(百万エーカー) 73.9 74.0 73.4 73.4
収穫面積(百万エーカー) 72.4 72.5 72.3 72.3
単収(ブッシェル/エーカー) 38.0 38.0 33.4 33.4
         
期初在庫 208 208 178 178
生産量 2,749 2,756 2,418 2,418
輸入 5 5 8 8
・供給合計 2,962 2,969 2,604 2,604
搾油用 1,615 1,615 1,465 1,475
輸出用 1,045 1,045 890 900
種子・飼料用 89 89 90 92
その他 34 41 33 22
・需要合計 2,784 2,791 2,479 2,489
期末在庫 178 178 125 115
農家平均価格($/ブッシェル) 5.53 5.53 7.15-7.55 7.40-7.80

米国産大豆需給報告SUMMARY : 
搾油要需要・輸出需要がそれぞれ10(百万BU)増加した他、種子・飼料用が2増加。一方でその他が11下方修正となり、期末在庫は10減少して2,489(百万BU)となった。

 

A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル)

  2002-2003 2003-2004
 

MAR 10

APR 8

MAR 10 APR 8
作付面積(百万エーカー) 79.1 79.1 78.7 78.7
収穫面積(百万エーカー) 69.3 69.3 71.1 71.1
単収(ブッシェル/エーカー) 130.0 129.3 142.2 142.2
         
期初在庫 1,596 1,596 1,087 1,087
生産量 9,008 8,967 10,114 10,114
輸入 14 14 10 10
・供給合計 10,619 10,578 11,211 11,211
飼料用その他 5,599 5,558 5,800 5,800
食用・種子用・工業用 2,340 2,340 2,510 2,555
輸出用 1,592 1,592 2,000 2,000
・需要合計 9,532 9,491 10,310 10,355
期末在庫 1,087 1,087 901 856
農家平均価格($/ブッシェル) 2.32 2.32 2.35-2.55 2.45-2.65

米国産コーン需給報告SUMMARY : 
FSI需要が45(百万BU)上方修正され、期末在庫が同数量減少することとなった。

 

B 世界のコーン/大豆など生産量予想 (単位:百万トン)

【 カッコ内は前月発表 】

*コーン 03/04クロップ

  生産量 輸出量
中国 114.0(114.0) 8.00 (8.00)
アルゼンチン 12.50(12.50) 8.50(8.50)
南アフリカ 7.80(7.50) 1.00(1.00)
ブラジル 42.00(42.00) 4.00(4.50)

ブラジルの輸出量が50万トン減少した他は、目立った修正は行われなかった。

*大豆 03/04クロップ

  生産量 輸出量
ブラジル 56.00(59.50) 23.50(24.50)
アルゼンチン 35.00(36.50) 10.25(11.20)

ブラジルの生産量が350万トン下方修正されて5600万トンになり、同国の輸出量が100減少。アルゼンチンの生産量も150万トン下方修正、輸出量も95万トン減少することとなった。

 

 

2)  USDA発表 週間輸出成約高(4月1日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 1,315.7 0.0 37,904.3 29,163.2 9,050.5 73.3
大豆 102.5 12.0 23,549.8 26,759.8 1,913.8 2,659.3
小麦 456.9 130.0 29,653.2 20,579.3 5,033.2 2,177.7
大豆粕 37.6 4.2 3,282.6 4,482.0 440.7 233.2
大豆油 -3.2 0.0 182.5 603.3 43.6 4.4

コーンは強気、大豆には中立材料となった。

 

3)  USDA発表 週間輸出船積高(4月1日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 714.6 1,073.9 28,853.8 23,705.6 50,800
大豆 215.1 394.7 21,636.0 23,825.6 24,220
小麦 498.1 695.2 24,620.0 17,805.7 31,300
大豆粕 110.8 111.2 2,841.9 3,428.0 3,860
大豆油 1.6 3.1 138.9 447.7 390

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

意見継続、早めのプライシングを薦めたい。

本日の発表はエタノール需要に先導される堅調な国内需要、タイトな2003年度クロップの需給バランスを確認する内容となった。期末在庫は96/97クロップのそれを下回り、95/96クロップ(426百万BU)以来の低さとなったが、数値そのものはマーケットに織り込み済みであったため、連休前ということも手伝って値動きには大きなインパクトを与えなかった。今回、ブラジル・アルゼンチンの生産量は据え置きとなったが、次回以降に下方修正される可能性が高いことは頭に入れておかねばならない。週明けからはいよいよ作付け状況に焦点が移ることとなり、投機的な新規参入者が増える可能性もあるので、今後は荒れ易い相場となろう。現在、各予報家は、既にHOT SUMMERの可能性を示唆し始めており、米国内エタノール生産は増加の一途を辿っている。加えて中国の輸出余力改善の見込みは低く、南米の生産量はパッとしない。ファンドの大量のロングを除けば売り材料はどこにも無く、安値期待は持てない。(K)



(大豆)

【今週の相場回顧】

先週農務省の大きな発表を見た後の急伸を引き継ぎ、月曜セッション序盤に一気に約定高値を更新、5・7月限ともに1064をつけた。しかし同時に同日の大きな下落への動きが非常に弱いサインとなり文字通りキーリバーサルをその後実践する結果。本日の需給発表確認後の下への動きにも表れたように、結局は材料を支え切れず月曜以来の流れを止めることは出来なかった。月曜の高値から本日の安値まで、4営業日で上下幅78セント。改めて激しい相場を体験した。

農務省の発表内容については、需要サイドが各種上方修正された結果これまで農務省が守ってきた最低限といわれてきた期末在庫が125百万から115へ下方修正。市場予想の下限である。同時に南米では主要3生産国で5.5百万トンの生産量下方修正がなされ、結果ブラジル・アルゼンチンの今年度期末在庫は昨年比3百万トン下のレベルまで落ち込んでいる。この事は米国の次年度、特に上半期の輸出量に影響を与えるとして勿論強い材料となる。などと、2月或いは3月の非常に勢いのある相場展開の中では、大きく強材料視されたであろう発表内容も、この現在のタイミングでは材料出尽くし感、月曜をきっかけとした相場展開に勝る内容にはなりきれなかった。投機筋連中は今週頭の動き以来、買い上がるのではなく売り手仕舞いを優先する方向に大きく傾いている為、このタイミングでは上げようもない。本日寄付き直後の動きが精一杯、後はSELL THE FACTに拍車がかかり下を見るのみといった展開で今週の取引を終了した。

【来週以降の展開】

改めて強いファンダメンタルズが確認されたことは紛れもない事実であるが、現在のテクニカルにも非常に弱いムードを解消するには暫く時間を要するという事になる。プラス、巻き返しの展開を作るには相応の後押し材料も必要になってくると思われる。3月末・本日と二大イベントを終えた相場は、暫く材料難にポジション整理先行型の値動きが予想され現在の10ドルを挟んだ上下30セント程度の値動き中心か。 今後は北米の天候進捗、NOPA関連 、或いは南米での収穫進捗と生産量の確認作業、この辺の材料がレーショニング傾向を伝えるニュースと前後しながらも市場のムードを再び作っていく事で、4月下旬以降の再びの上昇相場への道を探ることになりそう。 全ては“まだ相場は終わっていない”という仮定のもと、参加が皆意気消沈する頃に次の波がまた訪れる。(A)

 



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)