米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年4月14日

 

 

本日の相場

とうもろこし       --安値寄り付き、高値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 04 310 - 09 1/2 318 309 1/2 316 1/2 + 4 3/4 154459 -27378
JUL 04 317 - 16 1/2 325 316 1/4 324 1/4 + 5 3/4 212987 4400
SEP 04 313 3/4 - 13 1/2 323 313 1/2 320 1/2 + 4 3/4 35266 902
DEC 04 312 - 11 1/2 321 311 1/2 319 1/2 + 5 1/2 280131 762
MAR 05 314 1/4 - 14 323 1/4 314 322 + 6 1/4 20455 781
MAY 05 316 1/2 325 316 1/2 324 + 5 3/4 3483 97
            720975 -20164

大 豆             --安値寄り付き、 大幅高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 04 967 - 65 1016 964 1013 + 41 1/2 88232 -8922
JUL04 968 - 66 1017 964 1014 1/2 + 43 91068 6333
AUG 04 915 - 13 957 911 953 1/2 + 35 17678 465
SEP 04 800 - 798 827 798 824 1/2 + 21 1/2 10504 27
NOV 04 731 1/2 - 31 767 730 1/2 765 1/2 + 27 1/2 52021 -309
JAN 05 732 762 732 761 + 23 3428 35
            266601 -2325

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 32200 -1170 MAY 3283 -134 MAY 401 1/4 + 8 1/4 107.67 - 108.66
JUL 31970 -1180 JUL 3278 -135 JUL 410 + 7 3/4  
AUG 30370 -970 AUG 3225 -123 SEP 414 1/2 + 7 1/4  
SEP 27970 -940 SEP 3127 -97 DEC 423 1/2 + 7 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

前日のフォロースルーによるテクニカルな売りオーダーと順調な作付けにより、前日比約2セント下げての寄り付きとなったが、その後は強気な展開が続いた。ここ2日間の下げに対する短期的な売られ過ぎ感に加え、ここ最近南米のベーシスが高騰していることによりアルゼンチン産のコーンから米国産のコーンに需要がスイッチされ出しているという噂がフロアーで流れたことも買い意欲を煽った。相場の動きには直接影響しなかったが、BSEによる牛肉輸入停止問題解決を図るため、農務省の使節団が4/22-23に日本を訪れることが発表された。マーケットは最後まで上げた値位置をキープし、各限月高値引け、5月限は4.75セントアップの316.50として引けた。

 

(大豆) 

NOPAによる月間搾油報告の内容が弱気であったことと、前日のフォロースルーが相まって、5-6セント安にて寄り付いた後は、急激に値を上げる展開が続いた。中国が米国産か南米産の追加買い付けを模索しているという噂、アルゼンチンにおけるトラッカーのストライキ、ブラジルの税関職員によるストライキなどの報告が入ったこと、メキシコが米国産大豆の大量買付けを模索しているという噂、などに加えて短期的な売られ過ぎ感もあり、ファンドを中心とした買いが大量に入った。強気ムードは最後まで変わらず、各限月大幅高値引けとなった。5月限は41.50セント高の1,013.00として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では9,000枚の買い越し、大豆市場では6,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約190,400枚のロング、大豆では39,100枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部     週末は80度近くまで気温上昇

昨日はコーン産地の10%、小麦産地の25%に1.00インチまでの降雨。向こう5日間の天候は少々荒れ模様が予想される。昨日シカゴの最高気温は48度。これが週末に向けて一気に80度近くまで少々する見込みとなっている。大陸の南北をジェット気流に挟まれることが影響して、メキシコ湾からの温かく湿った空気が中西部特に東部地域まで及ぶことで、雨・風を伴った荒れた天候が予想されている。 この季節の変わり目4月はこのような不安定な天候を呼びやすく、昨年も4月12日〜15日の4日間で最高気温が49度から86度まで劇的に上昇した期間があった(シカゴトリビューンより)来週にかけてはこの大きな低気圧帯の通過によって十分な降雨が中西部でも期待される。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (4月19日〜4月23日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A A
東部ベルト A N/A

気温・降水量共に平年以上という予想に変化なし

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日は産地ベルトの10-20%に1.5¥インチまでの降雨。来週頭にかけての降雨予報に変化はなく、全体の60%の大豆、40%のコーン産地を潤すこととなり、ダブルクロップの大豆にとっては有益な降雨となることが期待される。気温については最高気温も80度後半までとほぼ平年並み推移が継続見込み。

 

ブラジル  

昨日はゴイアス・ミナスジェライス西部、マトグロッソ東部、サンパウロ北東部などで10%の範囲に1.0インチまでの降雨を見た。向こう5日間も60%の範囲で1.50インチまで、やはり中北部地域を中心とした雨が頻繁にあると予想される。 南部産地での収穫については雨もなく順調に進捗を見ている。北部産地での降雨による遅れはあるものの、週末以降再びドライへ戻るとされており来週には回復すると思われる。

 

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1) NOPA 月間搾油報告

 

  3月 2月 1月
搾油量(千ブッシェル) 121,429 124,154 138,126
大豆粕生産量(ショートトン) 2,886,703 2,957,868 3,252,577
大豆粕イールド(ポンド/bu) 47.55 47.65 47.10
大豆粕輸出量(ショートトン) 245,887 358,371 422,775
大豆油生産量(千ポンド) 1,376,086 1,390,751 1,586,149
大豆油イールド(ポンド/bu) 11.33 11.20 11.48
大豆油在庫(千ポンド) 1,392,092 1,507,386 1,759,817

発表内容としては弱気であった。

 

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  

(単位 : 千トン) *( )内はマイナス

明日の予想  先週の発表数字 
小麦(旧穀) 200-300 456.9
小麦(新穀) 100-200 130.0
コーン 1,000-1,300 1,315.7
大豆(旧穀)

50-150

102.5

大豆(新穀)

250-350

12.0

大豆粕

25-50

41.8

大豆油

minus5-5

-3.2


 



【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

    4/11の週        前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      102 100
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   102 103

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

現在のマーケットの潜在的な上昇力を感じ、改めて基本的には強気なトレンドであることを確認した一日であった。一方で、4月前半までのはっきりとした上昇トレンドのパターンとは違い、今後は値動きの激しい展開となることも予感させる。この1週間の値動きを見ても、順調な作付けペースが続いていることの他、これといって目新しい材料の無い中、テクニカルな要因で大きくマーケットが動かされていることが分かる。作付けペースに関して大きな問題が発生しそうに無い中、短期的には12月限で315-335のレンジで上下を繰り返し、本格的な天候相場に移行すると共に契約高値を大幅に更新するような展開を予想する。プライシングは、新穀の需給が発表される5月の需給報告前になるべく進めておきたい。(K)



(大豆)

注目されたNOPAの数字は121.4百万ブッシェルと市場予想の範囲の下限以下。寄付き前の弱材料となり予想通りマーケットは下げて寄り付いたが昨日の安値を更新できずその後は引けにかけて一方的に上昇する展開。これ程までに値が動く時には必ず投機筋の大掛かりな動きがある場合。期近でいう960ラインを割れて下へ動いた場合には恐らく売り手仕舞いに拍車がかかり920-900までの下落という展開もあり得ただけにここは非常に力強くサポートされた。その勢いに値が上昇するにつれ(特に990レベルを上に抜けて以降引けにかけて)ファンドの買いにも勢いが乗っかり本日のような異常な値動きを見せる結果となった。特に今年のような歴史的な大相場という環境下においてはこれがあるから恐ろしい。NOPAの数字については一瞬弱材料。しかし農務省が掲げる1475百万という目標に到達するにはこの数値レベルでも未だ足りない(=更なるレーショニング=高値相場が必要)と市場に判断された・・といった後付けが可能かと思う。 このような急展開については勿論予想しておらず、もう暫く9ドル相場でフラフラするのではないかと見ていたので驚きは隠せないが、これがこの歴史的な相場にあっての動きである、そう理解したい。 本日の動きを見た後、強く言えることは、“先週の最高値で相場が終わった”と判断するのは時期尚早。これまでの意見を継続し、今後の約定高値更新と88年の高値へ向けた動き、これに向けて今後もトレンドを維持していくものと考えている。この先9ドル台に入る局面は(本日の結果を見る限り)まだあると思われるので、“10ドル割れは抑える”というこれまでの方針を今後も継続していくべきかと考える。本日の展開は今後の相場展開を見るにも非常に重要な値動きをした日だということが出来る。(A)



 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)