米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年4月15日

 

 

本日の相場

とうもろこし   --変わらずの寄り付き、急落してリミットダウン、その後戻すが大きく安値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 04 316 1/2 - 16 320 1/2 296 1/2 307 1/2 - 9 131808 -22651
JUL 04 325 - 24 1/4 327 304 1/4 316 1/4 - 8 227187 14200
SEP 04 321 3/4 - 21 323 300 1/2 308 1/2 - 12 36106 840
DEC 04 321 - 19 1/2 321 299 1/2 304 1/2 - 15 285318 5187
MAR 05 322 21 323 3/4 302 307 1/2 - 14 1/2 20413 -42
MAY 05 322 324 1/4 309 309 1/2 - 14 1/2 3671 188
            718979 -1996

大 豆         --変わらずの寄り付き、急落してリミットダウン、そのまま引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 04 1015 - 13 1017 963 963 - 50 83059 -5173
JUL04 1013 - 12 1015 964 1/2 964 1/2 - 50 97425 +6357
AUG 04 953 - 21 956 903 1/2 903 1/2 - 50 18009 +331
SEP 04 834 - 33 834 774 1/2 774 1/2 - 50 10568 +64
NOV 04 765 - 64 765 1/2 715 1/2 717 - 48 1/2 52872 +851
JAN 05 766 - 65 766 711 714 1/2 - 46 1/2 3541 +113
            269384 +2783

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 30340 -1860 MAY 3171 -112 MAY 383 - 18 1/4 108.30 - 108.57
JUL 30230 -1740 JUL 3153 -125 JUL 392 - 18  
AUG 29030 -1340 AUG 3088 -137 SEP 396 1/2 - 18  
SEP 26630 -1340 SEP 2990 -137 DEC 406 3/4 -16 3/4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  大豆の下げにつられ、一時はリミットダウン

静かな始まりの後、大荒れの一日となった。強気な週間輸出成約高の発表内容に支えられ、寄り付きは前日終り値とほぼ変わらないレベルでの取引となった。しかしその後はファンダメンタルズ面での新規材料は無い中、大豆相場の下げの勢いにつられ、急激に値を崩していく展開となった。正午過ぎには10,000枚以上一気に売られ、一時(リミットプライスが改正されて以来初めての)リミットダウンを付ける場面も見られた。しかしその後の戻し幅も大きく、10セント以上あっけなく戻すこととなり、その後は方向性の無い取引を経て、結局各限月大幅安値引けとなっている。5月限は9セントダウンの307.50として引けている。

 

(大豆) ファンドの大量のリクイデーションにより、急落。4つの限月でリミットダウンのまま引けを迎える

昨日の上昇を一気に取り崩す展開となった。週間輸出成約高が強気な内容であったことを受けて寄り付きは前日比同値か、やや高値での取引となったが、その後は急激に値を崩していった。ファンダメンタルズ面での材料は特に無かったが、敢えて挙げるなら、昨日の上昇に対する行き過ぎ感、買い材料の乏しさなど。下げの勢いは止まらず、リミットプライスが50セントに改正されていらい始めてのリミットダウンとなった。その後もマーケットは回復する気配無く、リミットプライス付近に約2,000枚のオファーを残したまま4限月でリミットダウンのまま引けを迎えることとなった。


 

本日ファンド筋はコーン市場では55,000枚の売り越し、大豆市場では25,000枚の売り越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約135,400枚のロング、大豆では14,100枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部     日曜には83度まで上昇

昨日は殆どの地域がドライ。気温については週末に向けての上昇が始まっている。シカゴ地域では本日73度まで。金・土と78度まで上昇し日曜には83度というのが現在の予報。その後来週前半には再び60度台に下げる見込み。週末にかけてはメキシコ湾よりの強烈な温風が中西部まで吹き上げる形が予想され降雨を伴った荒れ模様の天候が予報として出ている。ネブラスカやアイオワといった西部地域への降雨は限られると思われるが、来週の後半にかけても前線の影響で降雨が期待されており、ドライ傾向の地域へは有益な降雨となりそう。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (4月20日〜4月24日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A N/A
東部ベルト A N

気温は引き続き高め推移が予想される

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

昨日は大豆産地の80%と幅広い地域で降雨を見た。雨量は0.50インチまで。気温は低め推移で70度後半まで。向こう5日間については大豆産地の25%、コーン産地の15%、エントレリオス、サンタフェ東部、コルドバ西部などを中心に0.75インチまで。気温は引き続き低め推移が続く。明日以降はドライ傾向へパターンが変化することから再び収穫の進展が期待できる。

 

ブラジル  

引き続き南部産地には雨がなく収穫は進展を見ている。向こう5日ではミナスジェライス西部、ゴイアス、サンパウロ北部、マゴグロッソドスル南西部、パラナ南部などを中心に1.50インチまでの降雨。全体の50%のコーン産地、65%の大豆・小麦産地をカバーすると見られる。北部は雨勝ちの天候が続くが6-10日間予報では北部のドライが予想されることから来週は収穫の遅れを挽回する機会となりそう。

 

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(4月8日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 1,258.1 77.4 39,162.5 29,848.9 9,143.6 150.7
大豆 179.0 300.3 23,728.8 27,021.3 1,897.2 2,959.5
小麦 391.7 60.0 30,044.9 20,937.2 4,824.8 2,237.7
大豆粕 16.7 0.0 3,299.2 4,636.3 398.9 233.2
大豆油 2.9 0.0 185.3 605.3 45.0 4.4

コーンは強気、大豆には中立材料となった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(4月8日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 1,165.0 714.6 30,018.9 24,468.9 50,800
大豆 195.6 215.1 21,831.6 24,163.0 24,490
小麦 600.1 498.1 25,220.1 18,135.5 31,710
大豆粕 58.5 110.8 2,900.3 3,563.4 3,860
大豆油 1.4 1.6 140.3 461.8 390

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日の展開は予想していなかった。しかし、後付のコメント、という批評を恐れずに書くと、本日のファンドの動きに関しては「ついに来たか」という印象を持って受け止めた。天候相場に入る前に、どこかのタイミングでファンドが手持ちポジションを大幅に整理するのでは、とは多くの人が考えていたことであろう。しかし一日で55,000枚とは、正直驚きである。

本日、まずリミットダウンを付けたのは大豆相場であった。その影響がコーンマーケットにも波及し、一旦サポートラインが破られると共にテクニカルな売りオーダーの引き金が引かれ、リミットダウンとなった。しかしその後ある程度値を戻した動きに関しては、「ベースにある強気なファンダメンタルズに目が向けられたため」であると解釈している。事実、引けてみると、他の商品に比べてコーン相場が下げた割合は極めて少ない。値幅制限が現在の20セントに改正されて以来初めてリミットダウンをつけた日であるにも関らず、潜在的な強さを確認した一日であった。中期的な意見は変わらず、天候相場に差し掛かる頃からファンドの買い上げによる非常に強気な展開とな ると予想する。(K)



(大豆)

恐ろしく危険な市場を目の当たりにしている。リミット50セント制に移行してから初めての経験。今年のような相場だからこそこのような動きが可能になっているんだろう。しかし書く方としては初めてづくしで目先の動きを追うのは困難を極める。昨日の大きな切り返しから、よもや本日のリミットダウンを誰が予想しただろうか。ファンダメンタルズから説明できる事などない。相場が10ドル台をつけてから1ヶ月程。この間に自然と“10ドル”という文字に慣れることで、何か現在の“値位置”がどのような場所であるのかが無頓着になってきていたところにこの2日の恐ろしい動き。現在の相場が“未曾有の危険領域”にあるということを改めて強烈に認識させられる2日間となった。今後の流れを再考するにしても、もう少し相場の流れをみてみたいが、過去の歴史を振り返っても、大相場が終わりを告げるタイミングとは思えない、というのが依然として意見となってくる。異常な相場には異常な展開がある訳で、このような動きをする強いエネルギーは今後又姿をかえて市場に現れるものと考える。(A)

 



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)