米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年4月23日

 

 

本日の相場

とうもろこし             --変わらずの寄り付き、まちまちの引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 04 304 - 03 1/4 305 1/2 301 1/4 303 1/2 - 1/2 71457 -8807
JUL 04 309 3/4 - 09 1/2 311 1/2 307 309 3/4 + 0 236531 +2300
SEP 04 307 1/2 309 1/4 304 307 1/4 + 1/4 37315 -118
DEC 04 305 - 04 1/2 307 1/2 301 3/4 305 1/2 + 1 287117 -3784
MAR 05 308 - 07 3/4 310 1/4 305 308 1/4 + 1 20531 +0
MAY 05 310 3/4 - 09 3/4 312 1/4 307 1/2 310 1/4 + 1 4309 +63
            673059 -9822

大 豆               --高値寄り付き、 期近を中心に大きく高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 04 951 - 50 968 1/2 944 967 + 20 60260 -2252
JUL04 942 - 41 963 935 961 + 21 112373 +3443
AUG 04 890 - 89 906 883 905 1/2 + 19 1/4 17226 -386
SEP 04 787 795 783 794 1/2 + 9 1/4 10772 +135
NOV 04 734 1/2 - 34 740 730 1/2 739 3/4 + 5 1/4 52320 +1379
JAN 05 734 741 732 740 1/2 + 5 3860 -58
            261651 +2454

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 30340 + 430 MAY 3301 +114 MAY 373 - 6 108.96 - 109.33
JUL 30150 + 480 JUL 3268 +124 JUL 382 3/4 - 4 1/4  
AUG 28740 + 350 AUG 3147 +87 SEP 386 - 8 1/4  
SEP 26700 + 180 SEP 3000 +60 DEC 397 1/2 - 5 1/4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

USDAからは、日本向け166,624トンの輸出成約が発表されたが、その他には新規材料も見当たらなく、寄り付きは前日終り値と同レベルか、やや下げての取引となった。その後は取引量も少なく、前半は徐々に値を崩す展開となった。しかしセッション後半に入ると強気な大豆相場の影響や、ある予報家が来週かなり気温が下がると予報しているという噂が流れたことなどにより、一転して上昇に転じた。引け際には若干値を下げ、結局期近は前日引けと余り変わらないレベル、新穀限月はやや高値引けとなった。5月限は1/2セントダウンの303.50として引けている。

 

(大豆) 

中国にて新たに2件のSARS感染例が報告されたという噂は材料として弱かったものの、南米のベーシスが引き続き堅調に推移していることなどが好感され、前日比3-4セント上げての寄り付きとなった。その後、セッション前半は動きの少ない相場となったが、午後に入るとファンドを中心としたテクニカルな買いにより期近を中心に急伸。10、50、100日の移動平均線を上へ抜けたこと、上げたレベルにて売り意欲が見られなかったことは更なるファンド筋の買いを誘った。結局期近いを中心に大きく上げて引けている。5月限は20セントアップの967.00として引けた。


 

本日ファンド筋はコーン市場では1,500枚の売り越し、大豆市場では3,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約155,800枚のロング、大豆では29,600枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    

昨日はベルトの30%のコーン産地、45%のい小麦産地で1.00インチまでの降雨。インディアナ・オハイオ・ミズーリ・イリノイ中南部といった地域が中心となった。週末を挟み向こう5日間、雨量は全体の65%のコーン産地、85%の小麦産地で1.50インチまで。中心はインディアナ・オハイオ・ミズーリ・イリノイと引き続き同様な地域での降雨が予想されている。気温はほぼ平年並み推移で来週半ばまで進むが、来週末にかけては再び大きく上昇するとする一部指摘もある。 週末も適度に中西部ではお湿りが期待されていることからドライ地域には有益。6-10日については、各社見方が分かれるところだが、来週程度な降雨は今後も継続の見込み。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (4月29日〜5月3日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト B N/A
東部ベルト N N

少なくとも平年並みの降雨が見込まれる内容。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン  

土曜から来週火曜にかけてはドライが戻ってくる。従い遅れ気味の収穫作業にも進展が見られると期待される。現時点では大豆の約30%が終了。昨年の50%強と比較すると雨の影響も長引き遅れは顕著であるが、来週にかけてはスピードアップの見込み。

 

ブラジル  

今週は特に南部産地での降雨が続いた。しかしこの雨もようやく西部から中央部へ移動の見込み。そして来週はじめには東部地域での降雨。 来週は総じてドライ傾向故、大豆の収穫はスピードアップしそう。

 

 

 

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (4月20日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    33,669 ロング   16,900 ロング   36,116
大豆粕  ロング   16,877 ロング   14,700 ロング  15,771
大豆油  ロング   39,781 ロング   29,600 ロング    34,337
コーン  ロング   165,311 ロング   140,700 ロング   139,004
小麦  ロング   30,861 ロング   36,100 ロング  34,193

 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( APR-20 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 812.7 -31.5 0.0 0.0 509.5 32.2

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 60.0 -3.8 0.0 0.0 96.3 3.9

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今週は、月曜に平均を大きく上回り観測史上記録となる20%という作付け進捗が発表された。これがコーンの作付け面積増加を連想させ、今週一杯弱気ムードを煽ることとなった。作付け面積にどの程度影響を及ぼすかは6月末の発表を待たないと分からないが、早期の作付けが豊作の可能性を高めることは確かである。しかし決して豊作を保証するものでは無いこともまた事実である。来週以降の相場に関しては、(新穀限月に関しては特に)今のレベルを大きく割り込むような下げは期待できない。ちょっとしたきっかけで再び契約高値を更新する展開に舞い戻ることは十分考えられ、今の値位置は買いチャンスと考える。天候相場に突入すれば日々の予報に相場が大きく反応するのは例年と同じであるが、今年の場合は元から需給が逼迫しているだけに、より大きく相場が反応することとなろう。今の作付けのペースからすると、7月初めから7月後半にかけての天候が最も重要になると思われる。(K)

 



(大豆)

【今週の相場回顧】

今週も基本的には4月頭の約定高値(1064)以降の急落ムードを引きづった週だといってよい。投機筋の玉整理の最後の追い込みのような動き。しかし、水曜の動き(チャート)はターニングポイントとも言うべき大きな線に見える。南米では収穫の進展を見ながら引き続き南部主産地の減産報告が飛び込んできており、次第に市場へも暫く忘れていた米国需給バランスへの警戒感が戻ってきているように映る。

【来週の展開】今週で下げは一巡

週央までの動きを見て下げ達成感が昨日本日の動きに繋がっていることから、これまでのような急激な売り浴びせが来週再び市場に入るとは思えない。そういう意味では過去3週間続いたトレンドは今週で終了。来週は再び回復相場へとエネルギーが注がれる方向が変わるのではないかと見ている。仮に今週までの流れを引き継ぐとすれば来週は9ドルラインをテストする事になり、それを下に抜ければ一気に8ドル半ばまでの流れ、又そこまで下がれば恐らく新高値への再びの動きもほぼ絶望だと市場よりの判断される事になってしまう。今週後半持ち堪えた動きは何とかそれを阻止した反発だと捉えており、今後の10ドル相場への再展開を想定した場合、今週はターニングポイントにならなければならない・・というのが結論となる。

【ブラジルの状況】

今週末でブラジルの収穫は恐らく90%前後まで進展すると思われる。現時点では各所から出てくる生産量予想は、53-49百万といったレンジ。オイルワールドは52百万にまで下方修正している。これらから、4月に56まで削った米国農務省も5月の発表では更に3-4百万トンの下方修正を余儀なくされると思われる。強材料となる。これまでも報告されている通り、最も深刻な影響があるのは南部主産州のリオグランデドスル。同州政府は予想を5.4百万トンと昨年比なんと40%以上下回る見込みを発表している。

現在同国の現物価格が上昇している大きな要因ともなっている。現地農家は先物契約分の半分近くを旱魃で失っているわけだ。現在のような大相場になる以前に売り契約をつけてしまっている農家にとっては、売り契約を履行しようとすれば旱魃による不足分を昨年の契約時よりもはるかに高いコストでカバーする必要が出てくる。が、米国のような契約社会には程遠い同国では、主要バイヤーである大手外商などとの間でこれら契約履行問題につき多くのトラブルが発生していると思われる。引いてはこのような動きが流通を鈍らせ、上記減産と合わさり今年度の米国のタイトな需給バランス・或いはブラジルの減産そのものが新穀限月へ与える影響。今後このような形で相場を更に刺激する強材料となる可能性も強く要注意である。(A)



 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)