米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年4月29日

 

 

本日の相場

とうもろこし             --やや安値寄り付き、高値引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 04 308 - 07 3/4 314 1/2 307 3/4 314 + 5 3/4 30239 -8334
JUL 04 314 - 13 3/4 320 1/2 313 3/4 319 3/4 + 5 1/2 256813 +3762
SEP 04 310 3/4 - 10 1/2 316 1/4 309 1/2 315 1/4 + 4 36759 +523
DEC 04 310 - 09 1/4 315 1/4 308 1/4 313 1/2 + 3 1/2 296010 +297
MAR 05 313 1/4 - 13 318 312 316 3/4 + 3 1/4 20516 -28
MAY 05 314 3/4 319 1/2 314 3/4 318 3/4 + 3 3/4 5026 -35
            661834 -3818

大 豆                   --高値寄り付き、高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 04 1010 - 1008 1025 998 1/2 1014 1/2 + 18 26155 -13879
JUL04 992 - 89 1010 982 1000 + 20 125763 +2198
AUG 04 929 1/2 - 26 940 921 930 1/2 + 12 1/2 18874 +168
SEP 04 799 811 790 804 1/2 + 11 1/2 11165 +277
NOV 04 735 1/2 - 34 1/2 741 724 1/2 737 + 4 1/2 52507 -1009
JAN 05 738 742 1/2 727 737 + 6 1/2 3970 +32
            243410 -12103

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 31070 + 420 MAY 3457 + 99 MAY 380 + 7 1/2 109.89 - 110.64
JUL 30870  + 320 JUL 3402 + 93 JUL 389 1/4 + 6 3/4  
AUG 29370 + 240 AUG 3261 + 73 SEP 393 + 4 1/2  
SEP 26830 + 0 SEP 3076 + 53 DEC 401 3/4 + 3 1/4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

本日のマーケットは、フォロースルーによるテクニカルな買いと、週末の冷え込みを前にしてブリッシュな展開となった。前日比変わらずか、若干下げて寄り付いた後、期近限月は昨日後半の流れをそのまま受け継ぎ、勢い良く上値を目指す展開となった。一方で新穀限月はこれまでの理想的な天候条件に頭を抑えられる形でセッション前半を終えた。しかし、後半には非常に強気な大豆相場の影響を受けてファンドを中心に買われ、新穀限月も勢いを得ることとなった。その後流れは最後まで変わらず、期近を中心に各限月高値引けとなった。5月限は5.75セントアップの314.00として引けている。

 

(大豆) 

センサスより発表された月間搾油量に関するレポートが予想より強気な内容となったことが好感され、各限月非常に強気な勢いを取り戻した。寄り付き前に発表された週間輸出成約高は予想の下限であったため若干弱気な材料とされた他、中国政府の政策が同国の経済失速を予想させ、これも心理的な弱材料となった。それでも上記搾油量のレポート内容はそれらを覆すだけのインパクトを持ち、期近で13-16セント上げて寄り付いた後、一度は弱含んだものの、昨日の下げに対する行きすぎ感も手伝って、後半には再び勢いを取り戻し、上値を目指す展開となった。引け際に少し戻したが下げ幅は限られ、各限月期近を中心に大きく高値引けとなっている。5月限は18.0セントアップの1,014.50として引けた。


 

本日ファンド筋はコーン市場では1,500枚の買い越し、大豆市場では6,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約155,900枚のロング、大豆では39,600枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    

昨日はミシガンの一部で散発的な降雨を見た以外は全域でドライ。気温は平年比大幅に上昇し特にベルト西部ではこの時期で90度前半まで、と記録的なレベルまで上昇した地域も見られた。本日もドライで気温は高目を維持しているものの、既に寒冷前線の移動は始まっており北西部より、気温は大きく低下し始めている。金・土を中心にこの寒冷前線がコーン産地の80%で1.5インチまでの降雨を運んでくると予想されている。特に、ミズーリ・アイオワ東部・イリノイ西部ではまとまった降雨が見込まれる。 気温は週末に向けて平年以下まで低下。シカゴ地域でも週末は50度そこそこが最高で最低気温は40度を切ると見られている。 しかし来週に入ると、再び気温は上昇傾向となり来週央には最高気温も70度台を回復しそう。 週末にかけての降雨により一時的な作付け作業停滞は余儀なくされるものの、来週には再び良好な天候パターンが戻ってくる為、むしろ土壌水分補給或いは発芽へはよい降雨だとされている。 現時点では不安材料はないといってよい。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月4日〜5月8日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A B/N
東部ベルト A/N N/B

気温は上昇傾向、雨量は少なめということで、作付け進捗には好ましいパターンとなっている。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

南米地域  

アルゼンチンでは北東部産地で今後数日、又南部産地では週末の後半に降雨を見ることから収穫には若干の支障となるが、作付け前の小麦には有益な降雨とされる。

 

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(4月22日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 925.4 145.4 41,201.7 31,334.5 9,921.4 423.6
大豆 49.3 8.0 23,904.4 27,409.8 1,728.1 2,995.7
小麦 338.3 536.1 30,469.3 21,402.4 4,099.4 2,946.9
大豆粕 70.2 0.1 3,414.8 4,762.9 415.0 233.3
大豆油 0.3 0.0 186.6 598.5 36.8 4.4

コーンは中立、大豆にはやや弱気な発表内容となった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(4月22日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 661.3 635.5 31,280.3 25,955.1 50,800
大豆 122.5 222.1 22,176.3 24,912.6 24,490
小麦 733.8 416.4 26,369.9 18,727.9 31,710
大豆粕 66.1 36.4 2,999.8 3,750.7 3,860
大豆油 2.8 6.7 149.8 505.0 390

 

3) センサス搾油報告(3月分) 

(単位 : ショートトン、 オイル ⇒ 1千ポンド) 

  3 (2004年)  2月 (2004年)  3月 (2003年) 
搾油量 3,885,141 3,941,809 4,281,893
粕生産量  2,866,703 2,921,834 3,128,969
粕在庫  349,244 369,186 293,403
皮生産量  219,675 223,028 231,087
皮在庫  26,349 46,602 42,259
粕・皮在庫  375,593 415,788 335,662
油生産量  1,459,257 1,462,369 1,633,296
油工場・倉庫在庫計  952,113 1,059,894 1,382,556
工場在庫(トン) 1,856,739 1,987,974 2,247,614

搾油量が予想を上回り、強気な材料となった。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

基本的にブリッシュな意見は変わらず、安値期待は持てない。最終的な作付け面積に関しては出てみないと分からないが、農家に近いところから聞こえてくる声から察するに、市場が驚くような大きな増加は見込めない。また、先日クロップキャスト社と話をする機会があったのだが、彼らは引き続き7月にはHot&Dryの天候を予想している。(今年のコーンの最重要期は7月頭から末にかけてであろうと思われる。)また、今年の輸出量は現時点で昨年の数字を大きく凌いでおり、中国の情勢が大きく急変しない限り堅調なペースが続くであろう。国内需要もエタノール需要に引っ張られ、落ち込む兆しは無い。また、ブラジルの食料配給公社が発表したところによると、同国の供給量にも余り期待が持てないようである。週末に中西部で予報されている冷え込み、5月頭に予報されているややドライな予報などが発芽進捗率に影響した場合、短期的に大きな上昇局面を迎える可能性もある。(K)

 



(大豆)

手前2本が10ドル台で引けたのは4月中旬に50セントのリミットダウンを演じて以来11営業日振りとなる。インサイドデー後の上昇局面という事で市場のムードは依然として活気づいたまま。投機筋の大幅な玉整理に921まで下落した7月限もその後は確実にトレンドを修正してきた。又その過程で再びファンダメンタルズに対する市場の目が神経質になり始めている。本日のCENSUSの発表数値は129.5百万ブッシェル。(2月:131.4、昨年:142.7)レーショニングを期待する市場からは更に1百万ほど低い数字が待たれていた事からこれは本日の格好の材料となった。累積では9月〜3月の7ヶ月で前年比僅かに1%のダウンしか実現していない。この数値をベースにすれば、今年度残された4-8月で何と前年比20%ダウンのペースを実現しなければ農務省が現在掲げる1475百万という数字に落ち着く事は出来ない。更なる価格上昇によるレーショニングが明らかに催促されているサインである。本日の発表内容でもう一つ注目すべきは国内工場内在庫の数字、135.5百万。これは2月末時点の数字では124.5、又昨年の3月末実績は92百万を考えると、非常に高い在庫数値という事になる。このことは、“更にレーショニングのペースを遅らせる”というサインでもあり、今後市場が背負っていくことになる大きな強材料。

今後の値動き。先週水曜に付けた安値を境に軌道は修復を見ている。今後も引き続き派手なアップダウンを伴うことから安値期待も980-960というレベルまではみることが出来るが、その先の再びの大相場へのリスクを考慮すれば10ドルより下は買い下がるくらいの気持ちで望むべきかと考える。(A)

 



 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)