米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年4月30日

 

 

本日の相場

とうもろこし             --高値寄り付き、高値引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 04 317 - 16 321 3/4 315 316 1/2 + 2 1/2 21790 -8962
JUL 04 323 - 22 328 318 320 1/4 + 1/2 258759 +1946
SEP 04 317 3/4 - 17 323 1/2 317 318 3/4 + 3 1/2 37218 +459
DEC 04 316 1/2 - 15 1/4 322 3/4 315 1/4 317 1/4 + 3 3/4 295834 -176
MAR 05 320 1/4 - 20 324 3/4 319 319 3/4 + 3 20514 -2
MAY 05 322 - 21 1/2 325 321 321 + 2 1/4 5098 +72
            655739 -6608

大 豆                --高値寄り付き、高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 04 1018 - 17 1/2 1043 1017 1034 + 19 1/2 21141 -5329
JUL04 1002 - 1000 1026 1000 1013 + 13 131555 +5791
AUG 04 931 952 931 939 1/2 + 9 19278 +404
SEP 04 811 - 09 826 809 816 1/2 + 12 11738 +573
NOV 04 740 - 39 760 739 744 3/4 + 7 3/4 52710 +203
JAN 05 740 760 740 745 + 8 3981 +11
            245327 +1601

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 31810 +740 MAY 3403 - 54 MAY 381 1/2 + 1 1/2 110.08 - 110.45
JUL 31600 +730 JUL 3328 - 74 JUL 390 + 3/4  
AUG 29950 +580 AUG 3203 - 58 SEP 395 3/4 + 2 3/4  
SEP 27450 +620 SEP 3020 - 56 DEC 405 + 3 1/4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

非常に激しい動きの一日となった。前日のフォロースルーに加え、デリバリーが157枚だけであったことなども強気に捉えられ、デイリーチャート上でギャップを付けて前日比2-3セントアップにての寄り付きとなった。海上運賃がここに来て弱含んでいること、サフラスが発表したブラジルコーンの生産量予想(4,049.6万トン)強気な内容であったことなどもあり、その後も上昇相場が続き、一時は5月限で320セントを上へ抜けることとなった。しかし午後に入るとファンドを中心とした利益確定タイプの売りものが多く出て大きく値を崩すこととなった。クロージング時だけで3つのコモディティーファンドが合計2300枚も売り、7月限が大きく下げることとなった。結局各限月高値引けとなったものの、一日のほぼ下限にて引けた。5月限は2.50セントアップの316.50として引けた。

 

(大豆) 

前日のフォロースルーによるテクニカルな買いにより3-4セントアップにて寄り付いた後も、非常に強気な展開が続いた。大きなきっかけとなったのはサフラスにより、ブラジル大豆の生産量予想が4,997.6万トンと発表されたこと。これを引き金として投機的な買いが集中し、大きく上げた。南米にて米国向けの大豆油が1-3杯船積されているとの報告もあり、一時は期近5月限で1,043セントに達することとなった。引け際には利益確定の売りが出て値を戻したが、期近を中心に大きく高値引けとなった。5月限は19.50セントアップの1,034.00として引けを見た。


 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の買い越し、大豆市場では6,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約157,200枚のロング、大豆では47,100枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    

昨日は夜半よりミズーリ・イリノイを中心に降雨を見た。雨量は全体の20%の範囲ながら1.25インチまで。週末を挟み向こう5日間では前線の通過によりコーン産地の65%の範囲で0.25-1.5インチまでの降雨を見る。ベルト東部での雨は日曜には終了する見込み。降雨の中心はミズーリ・イリノイ南部・インディアナ南部・オハイオ南部など。週末は気温が平年以下へ低下しシカゴ地域でも最高気温が50度前後まで下がるが、来週には再び70度台への回復が見込まれている。降水量は控えめとなっており、作付け作業は順調なペースが見込まれている。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月5日〜5月9日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A N
東部ベルト A N/B

気温は上昇傾向、雨量は少なめということで、作付け進捗には好ましいパターンに変化なし。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

南米地域  

アルゼンチンでは週末後半から来週頭にかけて予想される降雨により一部収穫作業の停滞が予想されており若干の収穫停滞が指摘されるが作付け前の小麦産地へは有益な雨となる。 ブラジルでは今後5日間でコーン・大豆産地の40%の範囲に1.25インチまでの降雨をみる。同様に収穫作業の支障とはなるものの、小麦産地にとっては土壌水分を保たせるよい降雨となる。

 

 

 

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (4月27日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    38,187 ロング   36,700 ロング   37,504
大豆粕  ロング   24,005 ロング   17,400 ロング  20,747
大豆油  ロング   46,807 ロング   44,300 ロング    44,645
コーン  ロング   159,710 ロング   161,400 ロング   133,230
小麦  ロング   22,376 ロング   20,400 ロング  23,721

 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( APR-27 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 784.6 -28.1 0.0 0.0 538.1 28.6

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 56.4 -3.6 0.0 0.0 99.9 3.6

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日、サフラスからブラジルコーンの生産量見通しが発表されたが、結果は大幅下方修正の4,049万トン(現在USDAの発表数値は4,200万トン)。元々世界のコーンは米国産に頼る割合が高いが、中国が輸出マーケットから事実上消えたことに加えて、南米の生産量ダウンにより、今年は米国産コーンの奪い合いの構図がより鮮明になってきた。加えて国内の需要が増加の一途を辿っていることにより、後は米国産の豊作を願うのみという、なんとも心もとない状態になっている。本日後半の相場の動きは、短期的な下方修正局面を期待させるが、再来週には需給報告において初めて2004/05クロップの需給が発表されることもあり、プライシングは早めに進捗させておきたいところである。(K)

 



(大豆)

【今週の相場回顧】

先週水曜の安値を見て以来、完全に相場のトレンドは一転持ち直した。今週は7月限で52セントの上昇。一方で11月限は5セントのみ。特に火曜に36セント上伸した相場をみて、市場は”先週水曜で4月頭の約定高値1064を付けて以降の大きな調整局面に終止符を打った”、と判断された点が今週の急伸の最も大きな要因ではなかろうか。注目されたブラジル大豆生産量の各発表内容も、CONAB : 57.667→50.188、IBGE : 56.93→52.60、SAFRAS : 52.28→49.976、とどこも予想通りの大幅下方修正。市場のムードが切り替わる過程におけるこれら発表は、まさに格好の相場材料となった。更には昨日のセンサス搾油報告でも今後のレーショニングを強く催促する発表内容となり、市場はファンダメンタルズを再認識することに。4月頭に約定高値を付けて以降、ひたすら投機筋の手仕舞い先行に値を削ってきたが、後半2週で見事に回復。安値から2週間足らずで92セント(7月限)の上昇を遂げている。

【来週の値動き】

来週は一旦の下落場面も期待できるが、買い下がり方針崩さず。

今週完全に息を吹き返した相場であるが、同様の(上への)勢いが来週も続くとは限らない。特に今週市場へ出た材料として中国の問題がある。銀行による金融引き締め政策は今後の輸入のペースに影響を与えるといわれ、同国の大豆輸入量を更に下方修正する要因となりかねない。今週噂では7杯のキャンセルが出たと言われている。又、中国輸入港の水際でさび菌の危険性から一杯のブラジル産大豆が輸入を拒否された。今後も引き続きブラジルよりの入港が続くと思われるが、同様の措置が取られるのではないかという恐れもある。このニュースについては、ブラジル大豆を敬遠し、タイトな米国産へ更なるデマンドが回ってくるという見方と同時に、上記金融引き締め或いは、搾油マージンの不調などから実際に米国へ与える影響は殆どないといった見方もされており、現段階では判断材料に欠ける。 今週一方的に上昇した後だけに、これら材料は来週の値動きを一旦ネガティブサイドへ誘導する可能性もある。しかし、先週よりの回復相場をみてもわかるように、市場は完全に息を吹き返しており、5月〜6月にかけて更なる大相場への道を歩みだしており、下がったところは確実に買い下がる方針を貫きたい。 新穀の予想を含めた5月農務省発表は12日となているが、この発表をきっかけに相場が11ドルへ向けた本格的な動きを開始する可能性もあると思っており、向こう2週間を見過ごさない対応を心掛けたい。(A)



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)