米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年5月7日

 

 

本日の相場

とうもろこし             --安値寄り付き、高値引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 04 304 - 03 309 301 307 + 1 1/4 6037 -2449
JUL 04 307 - 05 313 305 311 + 3/4 257513 -4015
SEP 04 303 - 02 1/2 309 1/2 301 1/2 307 3/4 + 1 39325 +433
DEC 04 299 1/2 - 98 306 1/2 298 304 3/4 + 1 306026 -719
MAR 05 303 - 02 1/2 310 302 308 3/4 + 1 21576 +25
MAY 05 305 1/2 312 305 311 1/2 + 1 1/4 5210 +14
            653056 -6716

大 豆               --安値寄り付き、 高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 04 1015 - 14 1052 1011 1050 1/2 + 32 1/2 8340 -1707
JUL04 996 - 94 1035 989 1031 1/2 + 31 133061 -1209
AUG 04 934 1/2 - 34 972 927 965 + 24 19969 +42
SEP 04 821 - 20 844 818 841 1/2 + 16 1/2 11763 -24
NOV 04 763 - 60 784 757 776 + 8 1/2 56300 +1426
JAN 05 762 783 758 775 + 6 3/4 4103 +4
            238714 -1503

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 32870 +690 MAY 3390 +83 MAY 393 1/2 - 1 110.64 -112.35
JUL 32600 +700 JUL 3332 +70 JUL 403 - 1/4  
AUG 31020 +540 AUG 3205 +71 SEP 407 1/4 - 2  
SEP 28590 +460 SEP 3027 +42 DEC 418 3/4 + 0  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

前日のフォロースルーによるテクニカルな売りに加え、スパークスが発表した作付け面積(81.50百万エーカー)が予想を上回ったこと、週末に予報されている雨勝ちな天候がベルト北西部における土壌乾燥懸念を払拭しつつあることなどが材料視されてファンドを中心に売られ、デイリーチャート上でギャップを付けて前日比3-5セント下げての寄り付きとなった。その後、前半は小幅の動きに終始したが、後半には一転して上昇相場を迎えた。大豆・大豆粕の高騰につられる形で勢いよく上げた相場は朝につけたギャップを程なく埋め、結局は各限月若干高値引けとなった。7月限は0.75セントアップの311.00として引けている。

 

(大豆) 

スパークスが発表した作付け面積(74.5百万エーカー)は、材料としてはほぼニュートラルであった。前日のフォロースルーによるテクニカルな売りに、寄り付きは前日比安値で取引されたものの、その後は一転、非常にブリッシュな展開となった。引き金となったのは、ミートボーンミールに使用に関して、今月末にFDAが最終的なルールを発表するという報告があったこと。これが、ミートボーンミールの全面使用禁止を連想させ、大豆粕を中心に大豆3品の高騰に繋がった。強気ムードは最後まで変わらず、アウトサイドデーとなりほぼ一日の高値圏、特に期近は現物のタイト感も手伝って大幅高値引けとなった。7月限は31.0セントアップの1,031.50として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の売り越し、大豆市場では4,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約136,900枚のロング、大豆では42,900枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部     来週は雨がちな日が継続する

昨日はウィスコンシン・オハイオ・ミシガン・イリノイ北部など、ベルト全体の15%の範囲で0.50インチまで、所によっては1.25インチまでの降雨を見た。気温は北西部がほぼ平年並みだった以外はほぼ全地域において平年以上のレベルまで上昇。今後週末を挟み向こう5日間でベルと全体の55%の大豆・コーン産地で1.0インチ所によっては2.5インチまでの降雨予想。気温も平年以上のレベルが継続する。来週は晴れ間も見られるものの、毎日降雨があってもおかしくないような不安定な天候パターンとなるが、特にドライ傾向が続いていた中西部でも北西部地域には有益な雨とされている。

【中西部主要州における3-4月の累積降水量】

降水量(4/1-25) 平年比%(4/1-25) 降水量(3/1-4/25) 平年比(3/1-4/25)
イリノイ 2.14 54% 5.88 86%
アイオワ 1.81 49% 5.39 104%
インディアナ 2.10 52% 5.50 72%
ミネソタ 1.36 52% 2.48 66%
ネブラスカ 1.67 56% 4.97 114%
ミズーリ 4.12 96% 8.92 110%
オハイオ 4.22 115% 7.53 100%
ウィスコンシン 1.64 49% 5.13 108%
ミシガン 1.86 56% 5.11 78%
ケンタッキー 5.52 125% 9.50 98%
テネシー 7.30 130% 10.95 106%

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月11日〜5月15日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト N A
東部ベルト N/A A

引き続きベルト全体的に雨量が平年以上の傾向が継続。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

南米地域  

アルゼンチンではドライに戻っており月曜まではその傾向が続く。週末もドライという事もあり収穫作業の後半も急ピッチで進むと思われる。ブラジルでは中西部〜南部地域にかけて引き続き降雨の傾向が続いている。明日土曜まで南部地域では降雨が見られ、ドライが戻ってくるのは日曜以降、火曜まで。

 

 

 

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (5月4日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    40,465 ロング   49,200 ロング   41,485
大豆粕  ロング   27,221 ロング   32,500 ロング  25,952
大豆油  ロング   47,915 ロング   44,300 ロング    45,159
コーン  ロング   159,982 ロング   157,200 ロング   131,633
小麦  ロング   27,575 ロング   34,400 ロング  29,704

 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( May 4 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 768.8 -15.8 0.0 0.0 554.5 16.4

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 54.4 -2.0 0.0 0.0 101.9 2.0

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日前半は非常に弱気な展開となったが、7月限305.0で確りとサポートされて後半の反発へとつながったことが印象的であった。新穀の生産量がどうなるかは今の時点では予想のしようもないが、今後、天候に対する懸念さえ発生しないまま夏場を乗り切れるとは思えない。また、現在の非常にブリッシュな需要面を根底から覆すような出来事があるとすれば、それは中国国内需給の大きな変化ということになろうが、今のところそういった兆しは見えてこない。ただ、USDAがアナウンスしたところによると、5/12の需給報告では中国国内の需要と期末在庫に関して、過去に遡った何らかの修正が加えられるということなので、これに関しては要注目である。強気に出るか弱気に出るかも今のところは分からないが、未だに中国が輸出玉を出してこないところを見ると、期末在庫が大幅に上方修正されるというのは考えにくい。(K)


(大豆)

【今週の相場回顧】

7月限は4月中旬に921という安値を付けた後、2週間一方的に上昇し1020というレベルにまで達した。取り敢えずの上昇一服感や作付けの順調な進捗などを映し、今週は調整模様に再び10ドル割れを見たものの、本日の動きに象徴されるように990を割れたところでは強烈な抵抗が加わり一気に相場のレベルを押し上げ値位置としては4月上旬(約定高値1064を付けた日)以来の高値まで急伸する結果となった。来週水曜に控えた農務省発表においてブラジル大豆生産量が4百万トン前後下方修正されるとされている点又それに伴い新穀大豆の輸出需要が米国サイドへより振り向けられるだろうといった心理的材料。それに加え本日FDAが、5月後半にMBM使用に関するより厳格なルールを提出するといった内容のコメントしたことで、今後より植物蛋白への需要が高まるとの見方から大豆粕へも強い買い物が集中した点なども本日の急伸に寄与したと思われる。MBMの使用についてはペットフードや家禽類へもその制限が及ぶとの憶測も出ている。

【来週以降の展開】

農務省の発表が大きな焦点でありその内容に大きく相場が動くことになる。又今後の価格トレンドを占う上でも発表内容とその後の値動きを確認することが必要となる。しかし特に米国の需給バランスにおいて大きな改善が見込める見通しはないことから基本的には発表内容を確認した市場はその後更に上昇傾向を強めるといった動きに出る可能性が強い。本日の値動き(特に990割れへの抵抗)からも、現在市場がどのレベルまでの調整を容認できるのかという大きな判断材料を得る事が出来た。これは今後の値動きを見る上でも重要なポイントとなるとなる。即ち、10ドル割れの局面を窺うことは今後益々困難になるとうサインだという点。現在の相場故、激しい上下動は当然伴ってくるものの、今後約定高値を超えて11-12ドルへといった動きが警戒される中で確実に値位置は吊り上げられていくことになると思われ、その点に留意したオペレーションを心掛ける事が肝要となる。(A)

 


 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)