米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年5月10日

 

 

本日の相場

とうもろこし             --大きく安値より付き、大きく安値引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 04 301 - 300 1/2 301 295 295 1/2 - 11 1/2 4484 -1814
JUL 04 304 1/2 - 02 1/2 305 298 298 1/2 - 12 1/2 255631 -1882
SEP 04 299 - 98 300 294 1/4 294 3/4 - 13 40272 +947
DEC 04 295 1/2 - 94 296 1/2 290 1/2 292 - 12 3/4 303172 -2854
MAR 05 301 - 00 301 295 1/4 297 - 11 3/4 21582 +6
MAY 05 302 1/2 - 02 303 299 1/4 299 3/4 - 11 3/4 5293 +83
            648008 -5309

大 豆               --安値寄り付き、 大きく安値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 04 1043 - 36 1051 1032 1/2 1040 1/2 - 10 7399 -981
JUL04 1017 - 15 1025 1002 1012 1/2 - 19 136741 +3700
AUG 04 949 1/2 - 49 956 936 944 3/4 -20 1/4 20412 +443
SEP 04 830 830 814 1/2 818 1/2 - 23 11353 -410
NOV 04 761 - 60 764 747 1/2 752 1/2 - 23 1/2 56170 -130
JAN 05 7962 - 61 764 1/2 748 755 - 20 4365 +262
            241746 +3012

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 32890 +200 MAY 3298 -92 MAY 378 1/2 - 15 113.49 - 114.05
JUL 32430 -170 JUL 3238 -94 JUL 385 1/4 - 17 3/4  
AUG 30800 -220 AUG 3118 -87 SEP 391 3/4 - 15 1/2  
SEP 28180 -410 SEP 2968 -59 DEC 401 1/4 - 17 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

クロップの発芽・初期成長期にとって理想的な天候条件を背景に売られ、急落。週末にベルト北部で適度な雨が降ったことや、短期的にもほぼ理想的な予報となっていることが嫌気され、寄り付きから7-9セント下げて寄り付いた後も弱気ムードは継続した。USDAが水曜日の発表において中国の期末在庫を500-700万トン上方修正するという噂や、中国が追加で100万トンの輸出枠を設定するといった噂もあり、売りは加速された。強気な輸出検証高の数字も本日はあまり材料視されず、ファンドも本日は大量に売り越し、引けてみると大幅安。7月限では12.50セントダウンの298.50として引けている。

 

(大豆) 

先週金曜日の急激な上げに対する短期的な行き過ぎ感、クロップの発芽期に良好な天候を受け、前日比14-15下げての寄り付きとなった後、序盤は多少値を戻す動きを見せた。しかし輸出検証高の数字が弱気であったことなどより再び下げに転じた。中国がブラジル産大豆三杯をキャンセルしようとしているという噂や、世界の株式市場が下げていることも心理的弱材料となり、大きく値を崩した。その後商業筋の買いにややサポートされるも、上げ幅は限られ、各限月大きく安値引けとなった。7月限は19.0セントダウンの1,012.50として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では17,000枚の売り越し、大豆市場では7,000枚の売り越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約119,900枚のロング、大豆では35,900枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    週末得た雨に加え、今週も北東部で雨の予報が継続

中西部では週末気温が上がり、多くの地域で80-90度の最高気温を記録した。また、ベルト北部と東部を中心に約30%の地域で日曜日に雨がちな天候となった。

今週前半は暖かい日が続くが、後半にはクールダウンし、平年を若干下回ることとなる。また、ベルトの北東部では前線の通過と共に0.1-1.0インチの雨が予報されている。

週末の雨により、ベルト北部では土壌乾燥懸念が和らいだが、累積雨量は多くの地域で未だ平年を下回っているものの、今週予報されている雨により、コーン・大豆の発芽に向けて条件が整うこととなろう。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月16日〜5月20日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A A
東部ベルト A A

気温が高いものの雨も多く、材料としては中立。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

【クロップキャスト社の長期予報】

クロップキャスト社の長期予報が若干弱気なものに変化している。同社によると、中西部では5月から6月にかけては平年比高目の気温が予想されるが、7月から8月にかけては涼しくなりそうである。夏場の降水量は平年をやや下回りそうであるが、気温の上昇が軽微に止まるため、コーン・大豆の収量は平均的なものになりそうであるとのこと。

 

南米地域  

アルゼンチンでは週末を通じてドライな天候となったが、今週も特に前半はドライな天候が続く。これにより収穫作業は大きく進捗することとなろう。水曜から木曜にかけてはベルト北部にて若干の雨が予報されている。ブラジルでは、週末にサンタカタリーナ、パラナ、リオグランデドスル、ミナスジェライスなどで一部雨となったが、今日・明日は概ねドライ。週の後半には若干の雨も予報されているが、後半に差し掛かっている収穫作業はさらに進捗することとなろう。

 

 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  5月6日の週  4月29日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  836.0 848.2 612.0 32,115.3 25,715.8
ダイズ  105.9 219.5 301.7 21,709.5 25,473.0
小麦 516.3 728.7 460.4 28,916.3 21,591.2

 

 

【引け後の発表】

2)USDA週間クロップ・プログレス(5/2の週) 

【単位 : %】 

《コーン主要産地の作付け進捗状況》 

  5/9/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   94 74 62 71
イリノイ   95 82 72 72
ネブラスカ   85 52 42 56
ミネソタ 90 71 84 68
インディアナ   87 70 56 58
オハイオ 62 52 85 62
ウィスコンシン 56 16 38 45
サウスダコタ 71 33 41 39
ミズーリ 95 86 70 73
ミシガン  60 42 32 41
主要18州平均   84 63 62 63

中立か、やや弱気な材料として捉えられる。

《コーン主要産地の発芽率進捗状況》 

  5/9/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   36 9 9 18
イリノイ   67 39 36 35
ネブラスカ   29 7 11 17
ミネソタ 14 4 6 13
インディアナ   44 20 26 23
オハイオ 22 5 27 19
ウィスコンシン 3 0 2 7
サウスダコタ 8 1 2 5
ミズーリ 78 61 53 52
ミシガン  10 2 2 7
主要18州平均   36 18 21 24

 

《大豆生産主要州の作付け進捗状況》 

  5/9/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   51 9 5 21
イリノイ   33 6 9 23
ミネソタ 47 11 21 23
インディアナ 48 23 20 29
ネブラスカ 25 5 5 14
オハイオ 28 23 45 35
ミズーリ 29 10 7 17
主要18週平均 35 12 14 21

やや弱材料と捉えられる。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆)

本日のコーンマーケットは中西部の天候が引き金となって大量のファンドの売りにより予想を上回る下げを迎え、テクニカルにも弱気なサインが出ているが、基本的に強気な見方は変わらず、そろそろ下げ止まると見ている。現在マーケットで話題になっている中国関連の噂が実体化し、ベースとなるファンダメンタルズが大きく変化した際には方向転換を余儀なくされるが、今のところ基本的に強気な意見変わらず。先日書いたように、USDAは今週水曜の需給報告において、中国の需要・期末在庫に関して何らかの修正を加える予定である。過去にこのタイミングで大きな修正が加えられたのは、2001年5月発表時である。この時は、旧穀(00/01クロップ)の期末在庫が5000万トン近く上方修正された。これだけの大幅な修正が加えられるということから言えるのは、ただ一つ、「USDAでさえ中国の正確な需給は把握できていない」ということだけである。一方で、昨年末に中国政府がコーンの輸出停止に踏み切ったという事実もあるので、個人的には2001年と同じようなことが起こる可能性は低いと考えるが、本件に関しては結果を見守るしかなかろう。大豆も目先の天候や周囲のマーケットにつられて弱含んでおり、本日インサイドデーとなり安値引けとなっていることから明日も若干下げる展開となりそうだが、水曜の内容次第では再び契約高値をトライするような急激な展開も考え得る。(K)


 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)