米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年5月12日

 

 

本日の相場

とうもろこし             --高値寄り付き、安値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 04 298 1/2 299 1/4 289 1/2 294 1/2 - 1 1/2 2355 -1642
JUL 04 303 - 01 303 1/2 292 1/2 297 1/2 - 1 3/4 243410 -5910
SEP 04 297 1/2 - 97 299 289 293 - 2 1/4 43928 +169
DEC 04 296 - 94 297 1/2 286 290 3/4 - 2 3/4 296815 -2335
MAR 05 302 - 01 1/2 302 292 295 1/4 - 3 1/4 21516 -198
MAY 05 304 304 295 298 1/2 - 3 5699 +243
            631807 -9281

大 豆               --高値寄り付き、大幅安値引け、期近はリミットダウン--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 04 1063 - 61 1063 983 991 1/2 - 62 4247 -2185
JUL04 1033 - 30 1036 1/2 972 1/4 972 1/4 - 50 134194 +934
AUG 04 960 1/2 - 60 966 901 1/2 904 1/2 - 47 20170 +118
SEP 04 830 - 29 834 768 3/4 783 - 35 3/4 11865 +378
NOV 04 767 - 65 775 1/2 712 730 1/2 -24 1/4 55331 -434
JAN 05 773 776 725 732 1/2 - 22 1/2 4146 -192
            235356 -1283

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 31400 -1930 MAY 3155 -155 MAY 362 - 8 112.97 - 113.16
JUL 30900 -1900 JUL 3113 -135 JUL 369 1/2 - 9 1/2  
AUG 29380 -1640 AUG 3035 -104 SEP 375 3/4 - 9 3/4  
SEP 26880 -1390 SEP 2919 -56 DEC 386 - 10  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  強気なレポートに序盤は上げるも、その後は他のマーケットにつられて下げる。

レポートの内容は強気であった。旧穀の輸出需要が上方修正されたこと、新穀の堅調な需要が確認されたこと、中国の期末在庫は大幅に増えたものの、堅調な国内需要が確認されたことなどが材料視され、デイリーチャート上で小さなギャップを付け前日比1-2セントアップにて寄り付いた後は、一転して急激に値を崩す展開が続いた。リミットダウンに至るほどの弱気な大豆相場から受けた影響が大きかったが、ファンドの積極的なリクイデーションもまた目立った。引け際に多少値を戻したが、各限月安値引けとなっている。7月限はアウトサイドデーとなって1.75セント安、297.50として引けている。

 

(大豆) 強気なレポートを受けて上げるも、その後ファンドの大量売りにより急落。

需給報告の内容が強気であったことを受け、寄り付き時には前日比8-10セントアップにて取引された。しかしその後相場は一転して下げ続けることとなった。引き金となったのは「南米産大豆・大豆粕を北米に引っ張ってくるべく、ブンゲがフレートを探っている」という噂が流れたこと。さらに追い討ちをかけたのは中国において2つの搾油業者が倒産に追い込まれたという噂、明日の5月限デリバリーは大きな数量になるらしいという噂など。ファンドを中心とした浴びせ売りは止まらず、昼前には更に急落し、7月限は一気にリミットダウン、値幅制限の無い期近5月限は更に下げ続け、一時は70.50セントダウンの983.00をつけるに至った。期近の弱さは新穀限月へも波及し、各限月大幅安にて引けを迎えた。7月限はリミットダウンの972.25にて引け、報告によると引け値付近に未だ1000枚もの売りオーダーが控えているという。11月限は24.25セント安の730.50にて引けた。


 

本日ファンド筋はコーン市場では12,000枚の売り越し、大豆市場では15,000枚の売り越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約101,300枚のロング、大豆では21,900枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    現在の雨はまだ恵み

昨日はコーン・大豆産地の20%の範囲に0.25-1.5インチまでの降雨を見た。中心は北西部・東部。インディアナ・オハイオ・ミシガン、ノースダコタ・サウスダコタ東部地域などがその中心となった。今後も向こう5日間で産地の65%に0.25-1.25インチ、所によっては3.5インチまでの雨量が予想される。中心はミズーリ、インディアナ、ミシガン、ネブラスカ南東部、アイオワ南部・東部、イリノイ北部・中西部など。 このように基本的に降雨パターンは継続することから作付け後のコーン・大豆へは有益な状況が続く。この雨が大豆作付け進展を阻むという見方もあるが、現時点ではそのペースは順調なレベルを保っており、寧ろこれまでのドライ傾向を考慮した場合、現在の雨は歓迎されているという事となる。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月18日〜5月22日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A A
東部ベルト A A

雨は多いものの、まだ材料としてはネガティブ。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA SUPPLY/DEMAND REPORT    

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル)

  2003-2004 2004-2005
  APR 8 MAY 12

MAY 12

作付面積(百万エーカー) 73.4 73.4

75.4

収穫面積(百万エーカー) 72.3 72.3

74.1

単収(ブッシェル/エーカー) 33.4 33.4

40.0

     

 

期初在庫 178 178

115

生産量 2,418 2,418

2,965

輸入 8 8

5

・供給合計 2,604 2,604

3,085

搾油用 1,475 1,475

1,665

輸出用 900 900

1,080

種子・飼料用 92 92

91

その他 22 22

59

・需要合計 2,489 2,489

2,895

期末在庫 115 115

190

農家平均価格($/ブッシェル) 7.40-7.80 7.65

5.85-6.85


米国産大豆需給報告SUMMARY : 
2003年度クロップに関しては前回発表数字を据え置き。2004年度クロップに関しては2月に発表されたアウトルックフォーラムの数字と比較すると、(作付け面積は3月の発表数値が使用されたが)、単収は据え置きとなり、結果、生産量は35(百万ブッシェル)上方修正となった。また、搾油需要は30、輸出需要は20増加し、種子用・飼料用・その他を合計すると5の減少となった。結果、需要合計では45増加し、期末在庫は210から20減少して190(百万ブッシェル)となった。

 

A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル)

  2003-2004 2004-2005
 

APR 8

MAY 12

MAY 12

作付面積(百万エーカー) 78.7 78.7

79.0

収穫面積(百万エーカー) 71.1 71.1

71.9

単収(ブッシェル/エーカー) 142.2 142.2

145.0

     

 

期初在庫 1,087 1,087

806

生産量 10,114 10,114

10,425

輸入 10 10

15

・供給合計 11,211 11,211

11,246

飼料用その他 5,800 5,800

5,725

食用・種子用・工業用 2,555 2,555

2,680

(内エタノール用) (NA) (1,195)

(1,300)

輸出用 2,000 2,050

2,100

・需要合計 10,355 10,405

10,505

期末在庫 856 806

741

農家平均価格($/BU) 2.45-2.65 2.45-2.55

2.55-2.95


米国産コーン需給報告SUMMARY : 
2003年度クロップにおいて輸出需要が上方修正され、期末在庫が50(百万ブッシェル)減少して806となった。2004年度クロップに関して2月のアウトルックフォーラムの数字と比較すると、(作付け面積が3月の作付け意向面積の数値が採用されたが)単収が142.2から145.0へと増加し、生産量は15増加して10,425となった。需要面では、FSIが5増加し、需要合計も5上方修正となった。期初在庫が901から806となっていることから、期末在庫予想は821から80減少して741となった。

 

B 世界のコーン/大豆など生産量予想 (単位:百万トン)

【 カッコ内は前月発表 】

*コーン 03/04クロップ

  生産量 輸出量
中国 114.0(114.0) 8.00 (8.00)
アルゼンチン 12.50(12.50) 8.50(8.50)
南アフリカ 7.80(7.80) 1.00(1.00)
ブラジル 41.50(42.00) 4.00(4.00)

前回発表内容と変わらず。
 

*コーン 04/05クロップ

  生産量 輸出量
中国 115.00 4.00
アルゼンチン 15.50 11.00
南アフリカ 9.30 1.00
ブラジル 43.50 4.50

中国の輸出量が前年日50%ダウンの400万トンとなった。生産量見込みは前年度比各国増加している。
 

 

*大豆 03/04クロップ

  生産量 輸出量
ブラジル 53.50(56.00) 23.00(23.50)
アルゼンチン 34.00(35.00) 9.75(10.25)

ブラジルの生産量が250万トン減少して5350万トン、輸出量か50万トン減少して2300万トンとなった。アルゼンチンの生産量は100万トン減少して3400万トン、輸出量は50万トン減少して975万トンとなった。

 

C中国コーン国内需要・期末在庫訂正

  餌用需要 その他需要 需要合計 期末在庫
  今回発表 先月時点 今回発表 先月時点 今回発表 先月時点 今回発表 先月時点
93/94 66000 66000 26900 27500 92900 93500 82740 82140
94/95 71000 74000 26000 26600 97000 100600 87974 83774
95/96 75000 79000 26200 27000 101200 106000 100093 91093
96/97 79000 83000 26750 28000 105750 111000 117996 103746
97/98 82500 86000 27000 27000 109500 113000 106919 89169
98/99 86500 87000 27420 28500 113920 115500 122877 103547
99/00 89500 90000 27800 28000 117300 118000 123799 103769
00/01 92000 91000 28240 28940 120240 119940 102372 82642
01/02 94000 92000 29100 31300 123100 123300 84788 64858
02/03 96000 93000 29900 33500 125900 126500 64973 44443
03/04 98000 94000 30600 35100 128600 129100 42473 21443
04/05 100000 NA 31600 NA 131600 NA 22073 NA
93年度クロップまで遡って中国国内需要が下方修正された結果、2003年度クロップの期末在庫が2,103万トン増加し、4,247万トンとなった。しかし現在の堅調な需要を反映し、2004年度クロップの期末在庫は2,207万トンと推定された。

 

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  

(単位 : 千トン) *( )内はマイナス

明日の予想  先週の発表数字 
小麦 250-400 402.7
コーン 800-1,000 1,165.6
大豆(旧穀) 0-100 133.7
大豆(新穀)

110-200

120.0

大豆粕

15-25

22.6

大豆油

0-5

0.1


 



【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

    5/9の週        前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      103 102
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   102 102

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

注目された中国の数字は、国内需要が過去に遡って大きく下方修正されたことから、2003年度クロップの期末在庫は2000万トン以上も積み増しされることになった。しかし、一方では生産量を上回る国内需要が確認されたため、市場では中国が輸出マーケットにおいて大きな存在を示す可能性は少ないと認識された。一方、米国産2003年度クロップの数字は今回据え置きになるという大方の予想を覆し、輸出需要が上方修正されたため、期末在庫はより低くなった。また、2004年度クロップに関しては、イールドが引き上げられて生産量は史上最高となる10,425(百万ブッシェル)と見積もられたが、それでも旺盛な需要を満たしきるには至らないということが確認された。

以上のように、今回の発表により、ベースにあるファンダメンタルズは強気であることが確認された。しかし一方で、本日のマーケットは非常に弱気な動きを見せ、テクニカルにも弱気なサインが表れている。これは、マーケットが既にして2004年度の大豊作を織り込み出したのか、はたまた他のマーケットの影響と片付けてしまえる極短期的な動きなのか、現時点では非常に判断し難い。(K)

 

相場は雄叫びを上げながら暴落。セッション開始後暫くは高値に沸いた動きをしたものの1130頃に7月限が10ドルを割れて以降は一気にリミットダウンまで到達。市場の雰囲気はというと“弱気一色”4月初旬に付けた約定高値に迫りつつもそれ以上の買い意欲が出て来れなかった部分が本日の暴落に拍車をかける結果となった。4月中旬に7月限が下げ耐えたレベル921を今回の下げが持ち堪えるかどうかが目先の焦点。これを下に抜ける展開となれば、最早7月限も約定高値へのエネルギーを出すことはないと考えざるを得ない。しかし、本日の動きを見てもまだ、現時点で再びの約定高値への展開の可能性はある。流石に本日の動きを見た後、その可能性は大きく削られたと言わざるを得ないものの、可能性はまだ残っている、としたい。その背景には、材料自体が既に使い古されたという事実はあるものの、依然として27年振りの低水準の期末在庫しか残ってないのである。又それが今後更に削られる可能性もあるわけで、このファンダメンタルズが、本日の引け値れレベルから先日の安値921までの過程でどのように市場に作用するか、最終結論を出す前に、その見極めをする必要がある。目先は弱い。(A)

 


 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)