米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年5月13日

 

 

本日の相場

とうもろこし             --安値寄り付き、安値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 04 294 294 287 3/4 289 3/4 - 4 3/4 1987 -388
JUL 04 296 1/2 - 94 1/2 298 1/2 293 395 1/4 - 2 1/4 241908 -1502
SEP 04 293 - 92 1/2 293 3/4 288 3/4 391 1/4 - 1 3/4 45459 +1531
DEC 04 290 1/2 - 89 291 3/4 286 289 1/2 - 1 1/4 299918 +31036
MAR 05 295 1/2 - 95 296 291 1/4 294 - 1 1/4 21826 +310
MAY 05 298 1/2 - 98 299 294 1/2 297 1/2 - 1 5871 +172
            635215 +3388

 

大 豆               --安値寄り付き、高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 04 994 - 88 1014 987 1013 + 21 1/2 2130 -2093
JUL04 969 - 65 985 962 982 1/2 + 10 1/4 135682 +1488
AUG 04 905 - 04 1/2 919 1/2 901 917 3/4 + 13 1/4 20457 +287
SEP 04 786 794 778 1/2 792 1/2 + 9 1/2 11902 +37
NOV 04 733 - 31 740 1/2 725 736 + 5 1/2 55658 +327
JAN 05 738 - 36 741 730 738 1/2 + 6 4225 +79
            235582 +250

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 32450 +1050 MAY 3165 +10 MAY 362 1/4 + 1/4 114.22 - 114.52
JUL 31600 +700 JUL 3113 +0 JUL 369 1/4 - 1/4  
AUG 29820 +440 AUG 3036 +1 SEP 376 + 1/4  
SEP 27150 +270 SEP 2934 +15 DEC 386 1/4 + 1/4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

本日の5月限のデリバリーはADMによって880枚も行われた。ドレイファスが698枚を受けたものの、材料としては弱気に捉えられた。また、寄り付き前に発表された週間輸出成約高の数字が弱気であったことと、中西部にて継続中のクロップにとって理想的な天候が嫌気され、昨日引け際の強気な展開からくるフォロースルーが押さえ込まれる形となり、前日比1-3セント下げての寄り付きとなった。ここ最近の下げに対する売られ過ぎ感があったにも関らず相場の上昇力が見られなかったこととファンド勢のネットロングが未だ大きなレベルにあることは弱気なトレーダーの不安を煽り、更に売れれることとなった。しかし7月限293.00に達するなど、大きく下げたところでは商業筋の買いも見らたこともあり、その後は移り気な相場展開となった。数セントの範囲で上下を繰り返し、結局前日比やや下げて引けを迎えた。7月限は2.25セントダウンの295.25として引けている。

 

(大豆) 

週間輸出成約高はほぼ市場予想通りにて材料としては中立であった。昨日の急落のフォロースルーに加え、中西部の天候が理想的に推移していることを受け、寄り付きは前日比5-7セント下げての取引となったが、その後は徐々に値を上げる展開が続いた。昨日の急落に対する行き過ぎ感により、ファンド・商業筋共に本日は買い手に回ったことに加え、近々FDAがミートボーンミールの使用に関して最終的なルールを発表するのではとの憶測が流れたことから大豆粕相場が上伸したことも心理的な強材料となった。結局期近を中心に高値引けとなり、7月限は10.25セントアップの982.50として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では8,500枚の売り越し、大豆市場では1,500枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約92,800枚のロング、大豆では23,400枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    パターンに変化なし

昨日はイリノイ・ウィスコンシン・アイオワ・ミネソタなどを中心に全体の55%の範囲で1.25インチ、所によっては2.5インチまでの降雨を見た。活発な雷雨を伴ったにわか雨は今後も引き続き中西部ベルトに到来し、今週も土曜までにミシガン、ウィスコンシン、イリノイ、インディアナ、アイオワその他で1.00インチまでの降雨が向こう5日で予想されている。全体の25%をカバーする見込み。気温は西部地域低めの東部地域は高めという形となる。高いところでは最高気温が80度台半ばまで。

現在の降雨に対する評価としては、依然として作物には歓迎されるレベル。これまで2ヶ月の降水量の統計を見ても、ドライ傾向が続いていただけに、作付けに大きな支障が見られない限りにおいては材料としてはネガティブ、という評価となっている。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月19日〜5月23日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A A
東部ベルト A A

雨は多いものの、まだ材料としてはネガティブ。予報は変わらず。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(5月6日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 506.2 98.0 42,801.6 32,971.0 9,698.9 593.4
大豆 -33.4 202.7 23,997.5 27,589.1 1,403.3 3,318.5
小麦 84.2 82.9 30,813.7 21,839.0 3,185.2 3,151.7
大豆粕 15.6 0.0 3,453.0 4,823.2 337.7 233.5
大豆油 0.2 0.0 186.8 616.1 34.0 4.4

 

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(5月6日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 1,022.1 800.3 33,102.7 27,091.6 50,800
大豆 238.4 186.8 22,594.2 25,586.2 24,490
小麦 528.1 751.1 27,628.5 19,664.7 31,710
大豆粕 63.4 52.0 3,115.3 3,887.6 3,860
大豆油 2.0 1.0 152.8 525.4 390

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

中国の供給余力についてはさまざまな噂が飛び交っている。追加で最大200万トンの枠が発給されるらしいという噂もある。しかし、経済成長に伴い国内需要がかなりのスピードで増大しているのはおそらく間違いなく、2004年度クロップまで視野に入れたときに、中国が安定供給国で有り続ける可能性はかなり低いことから、需給バランスを根底から覆すような展開は予想しづらい。米国産エタノールの長期的競争力を疑問視するような声も出だしており、今後数年間の動きを考えるに当たっては考慮しなければならない問題だが、それも短期的に即エタノール生産量の低下に繋がるというものではない。

しかし、マーケットの地合は現在非常に弱い。実際今週に入ってからこの4日間でファンドは44,000枚売り越しており、相場の値位置を押し下げる原動力となった。そのファンドのネットロングは未だに10万枚近く残っており、マーケットの重石となっている。目先の天候はクロップにとって理想的に推移しており、マーケットへの下げ圧力となっている。そんな中、短期的には7月限で290割れを目指すことになるが、ちょっとした天候の変化によって大きく上げる土壌があるのも確かである。(K)

 

(大豆)

昨日の暴落を齎した材料として挙げられるものは、最近の中国よりの材料。南米産の輸入指し止めや搾油マージン悪化などが主因での輸入ペースのスローダウン。需要サイドにおいては大きな位置づけとなるこの中国の最近の動きが市場に与える”インパクト”は確かに大きい。大手穀物商が南米よりの大豆粕・油の輸入の可能性についてメディアにコメントしている点。下げるところまで下がった期末在庫を背景にこのタイプの材料も市場にインパクトを与えやすいのは事実。しかし、同時に既に5月半ばであり、レーショニングのスピードが最終的な数字合わせに追いつけるのかどうかは未だ市場が持つ疑問点となっている。これが解ければ手前限月は8ドル相場への動きを加速するものであろうが、状況はそうではない。実際にはこの4-5月で搾油量の変化が市場にどう表れるか、既に調整が見られているはいるが、輸出のペースはどうか。現在の農務省の見込み数値である期末在庫の115百万がそのまま持ち堪えることが出来るのかどうか、というクエスチョンがとれないからこそ、未だに現市場レベルを保っている。 加えて、新穀大豆の状況も厳しい。今週発表された農務省の需給報告における期末在庫見込みは190百万(在庫率6.6%)は、5月の新穀年度第一回発表数値としては1977年以来、最もタイトな内容となっている。サプライサイドに指標となる単収40は非常に楽観的な数値として市場よりも認識されている。南米の大きな減産は結果として米国の需給バランスに今後のしかかってくる。そして天候相場はまだまだこの先。これらは新穀限月のトレンドを引き続き堅調な方向に維持する作用を持ってくる。又、上記の未だ”不透明”と認識される各材料の行方が見極められるまでは手前限月もおいそれとは下落できない環境ではないかと考える。そういう意味では7月限の約定高値更新は未だ可能性のある動きとして捉えておきたい。(A)

 


 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)