米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年5月14日

 

 

本日の相場

とうもろこし             --安値寄り付き、安値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 04 288 1/2 290 283 1/2 286 1/2 - 3 1/4 683 -1305
JUL 04 293 1/2 - 92 3/4 293 1/2 290 292 1/4 - 3 237184 -4678
SEP 04 288 1/2 - 88 289 286 287 1/4 - 4 47064 +1607
DEC 04 286 - 85 1/2 287 1/2 283 1/4 285 - 4 1/2 299137 -722
MAR 05 291 - 90 3/4 292 288 1/2 289 1/2 - 4 1/2 21968 +151
MAY 05 295 295 292 1/2 292 1/2 - 5 6013 +142
            630297 -4803

大 豆               --安値寄り付き、 大幅安値引け、7月限はリミットダウン--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 04 1002 - 01 1005 960 969 - 44 935 -1202
JUL04 973 - 69 976 932 1/2 932 1/2 - 50 130714 -4853
AUG 04 907 911 867 3/4 869 - 48 3/4 20614 +230
SEP 04 785 786 758 762 1/2 - 30 11809 -92
NOV 04 730 - 29 731 709 714 - 22 55632 +36
JAN 05 728 - 27 731 712 715 - 23 1/2 4040 -182
            229230 -6105

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 30680 -1770 MAY 3068 -97 MAY 354 - 8 1/4 114.13 - 114.78
JUL 29880 -1720 JUL 3010 -103 JUL 358 1/2 - 10 3/4  
AUG 28390 -1430 AUG 2941 -95 SEP 365 1/4 - 10 3/4  
SEP 25930 - 1220 SEP 2880 -54 DEC 375 1/2 - 10 3/4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

本日も弱気ムードの相場となった。発芽期のクロップにとって良好な天候が中西部に行き渡っていることが嫌気されてファンドを中心に売られ、2-3セント下げての寄り付きとなった後も、上値の重い展開が続いた。大豆の暴落がコーンマーケットにも弱気なインパクトを与えた他、中国がコーンの輸出再開を模索しているという噂が流れていることも弱気ムードを煽った。しかし一方では、中国は長期在庫の入れ替えのために古い玉を売ろうとしているので、同数量の新穀を買い戻すのつもりだ、との憶測も流れた。しかし結局上値の重い展開は最後まで続き、昨日の下値7月限293.00が本日の相場では上値の限界となった。各限月安値引けとなり、7月限は3.0セントダウンの292.25として引けている。

 

(大豆) 

NOPAの搾油量レポートが弱気な内容だったこともあって、寄り付きは前日比約10セント下げての取引となった。しかしその直後には更に暴落し、一昨日に引き続き、7月限でリミットダウンを記録することとなった。引き金となったのは、中国が買い付けた大豆に関して支払い不履行が発生したという噂。一旦ファンドがリクイデーションをかけだすと、ストップオーダーに次々とヒットし、売りが売りを呼ぶ形となり、大暴落につながった。その後も値を戻すことなく、期近の弱さは新穀限月にも波及し、11月限は22セントダウンの714.00として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では5,500枚の売り越し、大豆市場では11,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約106,500枚のロング、大豆では17,300枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部   

昨日はベルトの50%に0.25-1.00インチの雨。所によっては3インチまで。特にミズーリ中央部、イリノイ中央部、ミネソタ南東部、ウィスコンシン北西部などではまとまった降雨を記録した。気温は西低東高の傾向が続いている。週末の降雨は大豆・コーン産地の約45%に1.00インチまでが予想される。 今月に入ってドライといわれる地域はインディアナ中央部、アイオワの一部、ミネソタの中央部・南西部などとなっている。が現在の降雨パターンの継続によってその範囲も徐々に狭まってきている。 引き続き現在の天候はネガティブな相場材料であり続けている。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月20日〜5月24日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A A
東部ベルト A A

雨は多いものの、まだ材料としてはネガティブ。予報は変わらず。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1) NOPA 月間搾油報告

 

  4月 5月 4月(昨年)
搾油量(千ブッシェル) 105,373 121,429 123,119
大豆粕生産量(ショートトン) 2,506,882 2,886,703 2,893,059
大豆粕イールド(ポンド/bu) 47.58 47.55 47.00
大豆粕輸出量(ショートトン) 121,880 245,887 356,472
大豆油生産量(千ポンド) 1,189,111 1,376,086 1,408,955
大豆油イールド(ポンド/bu) 11.28 11.33 11.44
大豆油在庫(千ポンド) 1,214,508 1,392,092 1,692,610

弱気な内容となった。

 

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (5月11日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    41,829 ロング   37,000 ロング   42,892
大豆粕  ロング   29,622 ロング   31,200 ロング  28,366
大豆油  ロング   41,846 ロング   44,400 ロング    36,214
コーン  ロング   132,560 ロング   113,400 ロング    97,479
小麦  ロング   18,247 ロング   19,600 ロング  21,746

コーンには若干弱気な内容となった。

 

2) USDA 週間ローンデータ ( May 11 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 737.7 -31.1 0.0 0.0 586.1 31.6

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 51.2 -3.2 0.0 0.0 105.1 3.2

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

新穀の生産量を現時点で予想するのはナンセンスであるが、マーケットは次第に豊作を織り込みつつあるようだ。ファンドの売り手仕舞いはこの1週間、平均一日10,000枚のペースとなっている。今週の相場の下げはこのファンドのリクイデーションと大豆市場の暴落による影響が大きかった。市場のムードはまだ弱気だが、今の相場がそう長く続くとは思えない。ちょっとしたきっかけを元に再び市場の目はタイトな需給バランスに向けられよう。下げたペースが急激であった分、その時の上げ足は速くなる。中国の供給余力に関してはさまざまな憶測が流れている。火の無い所に煙は立たないので、近々追加の輸出枠か何かの発表があるのかも知れない。しかし、安定的な供給国としてこの先中国が輸出マーケットに君臨できるとは思えず、その意味でも、今のマーケットが下へ向かっている速度は少し行き過ぎであると感じられる。(K)

 

(大豆)

【今週の相場回顧】

非常に大きな激動の5日間。7月限は99セント、11月限は62セントの暴落。4月中旬に921を付けてから再び力強く上昇した7月限であったが1020ラインの攻防から上へ抜けることが出来ず。水曜のリミットダウンが致命的なチャートとなりその余韻が再度本日のリミットダウンを呼ぶ結果となった。引け後の発表からも本日時点でのファンドロングはほぼなくなるようなレベルにまで迫ってきており、その大きな変化を物語っている。特に、4月中旬に7月限が921で耐え再びの上昇に転じた動きに乗じてロングを仕込んできた連中はこの3日間でその殆どを投げ打っていると思われる。 注目された農務省の発表とその内容がこのような大暴落の契機になるとは考え及ばなかったが、これが現在の相場の恐ろしいところか。

【来週の相場見通し】

下げの局面においても引き続き高値の可能性を書いてきたものの2日のリミットダウンを目の当たりにし、値位置も3月頭、そして4月中旬につけたレベルまで急落。完全に下向きの展開に、今後の約定高値への再挑戦という見方は切り替える必要がありそうだ。取り敢えず来週前半に921近辺でどのような動きを示すかを見てみたい。 新穀限月についても同様目先の動きは依然として弱いと言わざるを得ないが、現在の7月限とのスプレッドチャートが示すとおりこの鞘は更に縮小する傾向が続くと思われる。同時に今後控える天候相場を前にして手前限月と同様の動きは市場が許さないだろう。寧ろ今週発表の期待収量40というインプットは十分今後の潜在的な強材料。1994年以来40以上の収量を記録した年は一度もなく、完璧な天候パターンが実現しない限りその達成は厳しい、というのは現在の市場共通の見方となっている。 7月限の9ドル、11月限の7ドルは強い抵抗線となる。(A)

 


 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)