米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年5月17日

 

 

本日の相場

とうもろこし             --安値寄り付き、高値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 04 289 1/2 - 88 1/2 295 1/2 288 1/4 295 1/4 +3 235764 -1420
SEP 04 284 - 83 290 3/4 283 290 1/4 +3 47814 +750
DEC 04 281 1/2 - 82 288 1/2 280 1/4 288 +3 299639 +502
MAR 04 286 3/4 - 86 292 3/4 285 1/4 292 1/2 +3 23035 +1067
MAY 05 290 295 1/4 288 1/4 295 +2 1/4 6144 +131
JUL 05 290 - 90 1/2 294 1/2 288 1/2 293 3/4 +2 1/4 7548 +373
            631482 +1185

大 豆     --大きく安値より付き、一時はリミットダウン。戻すが、期近を中心に大きく安値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 04 896 - 905 910 882 1/2 905 1/2 -27 126107 -4607
AUG 04 835 - 45 851 828 846 3/4 -22 1/4 21525 +911
SEP 04 732 - 29 757 729 754 -8 1/2 11181 -628
NOV 04 687 - 90 708 687 707 1/2 -6 1/2 56484 +852
JAN 04 695 - 96 709 1/2 695 709 1/2 -5 1/2 3981 -59
MAR 05 701 - 02 709 691 708 1/2 -5 1/2 2959 +37
            225135 -4095

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 29150 -730 JUL 2960 -50 JUL 367 3/4 +9 1/4
AUG 27680 -710 AUG 2897 -44 SEP 373 3/4 + 8 1/2  
SEP 25680 -250 SEP 2824 -56 DEC 384 1/2 +9  
OCT 23070 +170 OCT 2655 -75 MAR 392 +10  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

クロップにとって理想的な天候が継続していることと、弱気なナイトセッションの動き、大豆関連相場の下げなどを受けて寄り付きは前日比3-4セント下げての取引となった。週間輸出検証高の数字が弱気であったことも手伝って序盤は売り先行となったが、7月限で289.00を切ったレベルでは強くサポートされ、そのことが心理的強材料となってその後は徐々に値を上げる展開が続いた。ここ最近の大幅な下げに対する行き過ぎ感もまた強材料となった。流れは最後まで変わらず、各限月高値引けとなっている。7月限はアウトサイドデーとなってほぼ一日の高値圏、3.0セントアップの295.25として引けを迎えた。

 

(大豆) 

中国の大手大豆搾油業者16社が週末に会談を持ち、高価格の輸入大豆への対策として、在庫のシェアや、既契約の後ろ倒し、キャンセルをも含め、お互いに協力してコストセーブを行うという旨の合意に至ったという報告があったことは、本日もまた暴落した大豆相場において一つのキーとなった。デイリーチャート上で大きなギャップを付け、期近で約30セントも下げて寄り付いた後、序盤は更に弱気な展開となり、一時は期近限月でまたリミットダウンとなる場面も見られた。しかしその後は下げ過ぎ感もあり、徐々に値を戻していく展開となった。しかし上昇幅は限られ、特に期近2限月は前日比20セント以上と、大きく安値引けとなっている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では3,500枚の買い越し、大豆市場では3,000枚の売り越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約110,000枚のロング、大豆では14,300枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部   

週末を挟み過去3日間、中西部全体の55%の範囲で1.75インチまで、多いところでは3インチまでの降雨を見た。インディアナ・オハイオ・ミシガンといった北東部地域や、ミネソタ・サウスダコタといった北西部地域に至るまでかなり広範囲にわたりカバーされている。気温は高いところで70度後半まで。今週も引き続き雨の降りやすい天候パターンが継続し、5日間で全体の80%が1.5インチまでの降雨にカバーされる見込みとなっている。  週末の降雨でミネソタ・ダコタ両州・アイオワの一部などドライの指摘のあった地域にもまとまった降雨が見られ、全体でドライといわれる地域は現在15-20%と言われる。又今週も活発な降雨前線の移動に伴いその範囲がより限られたものになると見られており、現在のところ、引き続く降雨パターンは作物によって有益という評価にかわりなし。コーンの作付けは92%、大豆は54%(本日発表)終了しており、発芽促進へも良好な天候パターンとなっている。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月22日〜5月26日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A A
東部ベルト A A

雨がちの天候パターンは今週に入っても変わらず。

特に東部・南東部ベルト地域では平年以上の気温推移となる。降雨についても平年以上となっているが特に五大湖周辺地域からアイオワ北部、ミネソタ南東部では平年以上の雨量が予想されている。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  5月13日の週  5月6日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  721.9 835.9 794.9 32,837.1 26,510.7
ダイズ  116.8 105.9 99.8 21,826.3 25,572.8
小麦 527.0 516.3 304.7 29,443.4 21,895.9

コーン・大豆共に弱気な発表内容となった。

 

【引け後の発表】

2)USDA週間クロップ・プログレス(5/16の週) 

【単位 : %】 

《コーン主要産地の作付け進捗状況》 

  5/16/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   98 94 75 85
イリノイ   98 95 77 80
ネブラスカ   95 85 68 81
ミネソタ 98 90 89 81
インディアナ   93 87 60 70
オハイオ 82 62 86 77
ウィスコンシン 69 56 56 64
サウスダコタ 88 71 63 58
ミズーリ 96 95 78 79
ミシガン  65 60 38 59
主要18州平均   92 84 73 77

中立か、やや弱気な材料として捉えられる。

《コーン主要産地の発芽率進捗状況》 

  5/16/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   73 36 31 43
イリノイ   85 67 55 58
ネブラスカ   65 29 26 39
ミネソタ 56 14 26 33
インディアナ   71 44 41 45
オハイオ 50 22 61 48
ウィスコンシン 20 3 12 25
サウスダコタ 37 8 8 16
ミズーリ 85 78 65 64
ミシガン  36 10 9 23
主要18州平均   63 36 37 44

 

《大豆生産主要州の作付け進捗状況》 

  5/16/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   76 51 15 39
イリノイ   57 33 18 40
ミネソタ 72 47 35 40
インディアナ 66 48 24 46
ネブラスカ 51 25 17 32
オハイオ 54 28 46 53
ミズーリ 39 29 16 27
主要18週平均 54 35 23 36

 

《大豆生産主要州の発芽進捗状況》 

  5/16/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   22 NA 1 11
イリノイ   24 NA 4 16
ミネソタ 7 NA 1 7
インディアナ 31 NA 9 20
ネブラスカ 14 NA 2 9
オハイオ 20 NA 25 23
ミズーリ 16 NA 4 12
主要18週平均 19 NA 7 13

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日の動きを見ると、周囲の弱気な相場の影響があったにも関らず上げて引けたことと、100日の移動平均線で確りとサポートされたことなどにより、一旦底を打ったとも取れるが、それを確認するまでにはもう暫くの期間を要する。天候がこのまま理想的に推移し、その他の新しい強気なインプットが無ければ、極短期の調整で終わってその後はダラダラと弱含むような展開となろうが、現在のようなタイミングで強気なインプットがあった場合の上昇幅は相当大きなものになると考えられる。依然として後者のリスクが存在していること、そして、ベースにあるファンダメンタルズが強気な限りにおいては250-260といったような安値には期待できないことから、このタイミングである程度は買い進めておいてよいのではと考える。(K)

 

(大豆)

マーケットは中国搾油業者の今後の大豆輸入に纏わるニュースをきっかけとして本日も一時リミットダウンをつけるという荒れ模様の相場つきとなった。ニュースでは同国輸入大豆の約50%に相当するシェアとなる16の業者が既契約分をwash out或いは船積みを遅らせるなどして今後5/6月の大豆輸入を極力抑える方向で合意したというもの。先週来大きな下落局面が始まっていただけにニュースは本日の動きを助長する大きな材料となった。100日移動平均をも下へ抜けた相場は非常に弱いムードに覆われていることは事実であるが、一方で大きくギャップを付ける形となったものの本日の高値引けを見た事でこれまでの暴落劇もそろそろ一段落といった見方も出てきている。今後も勢いが続き7月限で820-84011月限で640-660といった次のサポートエリアまで下がれるかというとそうは見えない。現在の順調な作付けペースからネガティブな部分を確実に織り込んできている天候関連材料もそのうちにその反動が来ると思われ、両限月ともに今後は方向を若干修正しにかかると見ている。7月限については注目していた920というラインをあっさりと下に抜けた事から、2004年に入って以降これまで長く続いていたトレンドライン上の動きは破られた。このことから今後の約定高値への再挑戦はなくなったと考える。しかし今後8ドル台の相場に定着するという動き、ではなく、レーショニング傾向+中国の動向を認めながらも引き続きタイトな期末在庫を背負ったなりの動きをしていくのではないか。再び10ドルを目指す動きが今後あってもおかしくないと見ているが。11月限についてはこれからの限月。同限月はこの段階から6ドル台に腰を下ろせる状況にはないはず。今後3-4か月という天候相場を伴った長く険しい道のりを越えていかなければならないわけで、その状況によっては新穀の需給バランスもいかようにも変化しうる。従って夏場に向けてのトレンドは堅調であるべきで、4月上旬につけた約定高値の更新についても今後十分あり得る。7ドル以下に相場が下げる場面は拾いの方針で臨みたい。(A)

 


 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)