米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年5月24日

 

 

本日の相場

とうもろこし             --高値寄り付き、大きく高値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 04 293 1/2 - 92 296 3/4 290 3/4 296 + 6 221955 -6305
SEP 04 287 3/4 - 876 3/4 292 286 1/2 291 3/4 + 7 50234 +680
DEC 04 284 1/2 - 84 289 1/2 283 1/4 289 1/4 + 8 1/4 302515 +117
MAR 04 289 1/4 - 89 294 1/4 288 1/2 293 3/4 + 7 3/4 24278 -109
MAY 05 294 1/4 - 94 297 1/2 292 297 1/2 + 7 1/2 6875 +449
JUL 05 293 1/2 - 93 297 292 296 1/2 + 8 7878 +44
            625334 -5078

大 豆                  --やや高値寄り付き、 期近は安値引け、先は高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL04 875 - 72 879 856 866 - 6 1/2 108191 -2423
AUG 04 816 - 15 1/2 820 804 811 3/4 - 3/4 21038 +811
SEP 04 736 - 35 741 727 738 + 9 1/4 9645 -245
NOV 04 696 - 91 701 685 1/4 698 1/2 + 14 1/2 56471 -312
JAN 05 697 - 96 701 688 699 + 15 4343 +49
MAR 05 695 - 92 698 1/2 687 698 1/2 + 13 1/2 3189 +123
            206118 -1905

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 27980 -220 JUL 2829 -76 JUL 378 1/4 + 10 1/4 112.46 - 113.35
AUG 26600 +80 AUG 2772 -65 SEP 386 + 9 1/2  
SEP 25150 +520 SEP 2698 -47 DEC 396 1/2 + 11 1/2  
OCT 22950 +670 OCT 2560 -23 MAY 404 + 11  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

ここ最近の相場に対する下げ過ぎ感に加え、降り続く雨がトレーダーにTOO WETの印象を抱かせ始めたことにより、強気な展開となった。実際、約100万エーカーの畑において、洪水の被害により再作付けか、大豆への作付け転換が行われているという噂が流れた。寄り付きは前日比2-3セント上げての取引となり、その後前半はそのレベルを中心に小幅レンジで上下する展開となった。午前中に発表された週間輸出検証高の数字は予想を上回り、相場にはサポート材料となった。さらにセッション後半に入ると商業筋が積極的に買いに動き、再び値を勢い良く値を上げることとなった。その流れのまま引けを迎え、各限月大きく他値引けとなった。7月限は6.0セントアップの296.00として引けている。

 

(大豆) 

中西部にて降り続く雨が北部ベルトでの大豆の作付け遅延を懸念させ、寄り付きは各限月前日比高値で取引された。しかし期近限月はファンドのリクイデーション売りに、その後徐々に値を下げる展開となった。引け際に商業筋の買いが入って多少値を戻すも、安値引けとなっている。新穀限月は上記天候材料からファンドにも買われ、特に後半は勢いよく上昇する展開となった。中国が更に追加で2つのサプライヤー(ADMとドレイファス)からブラジル産大豆を買い付けることを禁止した、という報告があったが、搾油用大豆の買い付けが今後どうなるのかなど、不確定要素が多いため、大きく材料視される状況ではなかった。結局、11月限は14.50セントアップの698.50として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では売り買い同数量、大豆市場では2,000枚の売り越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約89,700枚のロング、大豆では15,200枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部   

週末、雨はベルトの北部を中心に70%にも及び、所によっては7.50インチに達した。この雨は、今日(月曜)、明日と降り続き、水曜に晴れ間を見た後週の後半には再び雨模様となって、その範囲はコーン・大豆ベルトの80%に及ぶ。クロップの初期成長に必要な水分は十分に補給されることとなるが、一方で、ベルト北部では一部大豆の作付けの遅れが気になるところ。降雨過多により、アイオワとウィスコンシンの一部では再作付けが行われる可能性がある。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月30日〜6月3日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト B N/A
東部ベルト N/B A

引き続き雨勝ちな天候となっている。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  5月20日の週  5月13日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  983.4 719.4 595.0 33,818.0 27,105.7
ダイズ  126.9 116.8 326.1 21,953.2 25,898.9
小麦 556.7 564.7 383.4 30,037.7 22,279.3

コーンには強気、大豆には中立材料となった。

 

【引け後の発表】

2)USDA週間クロップ・プログレス(5/23の週) 

【単位 : %】 

《コーン主要産地の作付け進捗状況》 

  5/23/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   99 98 90 93
イリノイ   99 98 88 87
ネブラスカ   98 95 87 93
ミネソタ 99 98 95 93
インディアナ   96 93 70 79
オハイオ 85 82 87 83
ウィスコンシン 78 69 70 78
サウスダコタ 95 88 83 79
ミズーリ 98 96 88 85
ミシガン  71 65 61 74
主要18州平均   95 92 85 87

中立か、若干弱気。

《コーン主要産地の発芽率進捗状況》 

  5/23/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   90 73 59 69
イリノイ   95 85 73 73
ネブラスカ   88 65 47 63
ミネソタ 82 56 60 60
インディアナ   88 71 54 64
オハイオ 77 50 74 67
ウィスコンシン 47 20 28 43
サウスダコタ 60 37 30 36
ミズーリ 93 85 75 75
ミシガン  55 36 25 43
主要18州平均   82 63 58 64

 

《コーン・クロップコンディション》

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2 4 24 57 13
イリノイ 0 1 12 63 24
ネブラスカ 1 3 31 54 11
ミネソタ 2 7 28 55 8
インディアナ 0 2 12 63 23
サウスダコタ 2 4 31 52 11
ウイスコンシン 6 7 34 44 9
主要18州平均 1 4 24 56 15
18州平均(昨年) na na na na na

状態の良さが確認されたが、材料としてはほぼ中立と捉えられる。

 

《大豆生産主要州の作付け進捗状況》 

  5/23/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   87 76 51 61
イリノイ   72 57 47 56
ミネソタ 82 72 60 62
インディアナ 78 66 36 60
ネブラスカ 70 51 38 55
オハイオ 57 54 50 65
ミズーリ 55 39 34 40
主要18週平均 67 54 43 54

予想を上回り、弱材料とされる。

《大豆生産主要州の発芽進捗状況》 

  5/23/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   57 22 8 23
イリノイ   52 24 11 30
ミネソタ 31 7 11 18
インディアナ 61 31 19 40
ネブラスカ 39 14 9 22
オハイオ 44 20 37 41
ミズーリ 38 16 13 22
主要18週平均 41 19 14 26

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆)

これまでマーケットにはプレッシャーとなっていた連日の雨は、更に長期化の様相を呈してアイオワなどでは一部洪水懸念などが発生しており、作付けの放棄、大豆への転換を懸念する声が出始めたことから、本日からはやや強気な材料として捉えられだした。今週後半も雨勝ちな天候が予報されているので、短期的には下支えの材料となるが、この材料により再び新高値への動きに即繋がるとは思わない。Hot&Dryに比べ、Too Wetの状況はクロップにとって致命的なダメージとなることは極稀だからである。暫くは、7月限、12月限でそれぞれ290.00、280.00を下値として20セント以内での値動きとなろう。しかし、一旦夏場のHot&Dryの可能性が話題に上り出した時の上昇幅はとてつもなく大きいものになるという可能性を考えると、現在のレンジである程度買い進めておいてよいのではなかろうか。実際の収量がそれほど落ちるかどうかは置いといても、である。

大豆相場は長雨の影響による作付けの遅れに対する懸念から新穀限月が上げたが、引け後に発表された作付け進捗が予想より大きな数字であったため、明日の相場では上記懸念が和らぐこととなろう。大豆にとって重要な時期は長く、9月まで続くが、その期間に何度か訪れるであろう天候不安の際には、去年経験した思わぬ作柄の悪化が思い起こされることにより、上昇幅も自然と大きなものとなろう。(K)


 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)