米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年5月27日

 

 

本日の相場

とうもろこし             --高値寄り付き、安値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 04 303 1/2 - 03 304 1/4 297 298 3/4 -2 220295 -3815
SEP 04 298 1/4 - 98 300 293 294 1/2 - 1 3/4 52308 +1357
DEC 04 296 - 95 1/2 298 289 1/2 291 1/4 - 2 1/4 308825 +833
MAR 04 300 - 299 3/4 301 3/4 294 295 3/4 - 2 1/4 25030 +295
MAY 05 303 1/4 - 03 304 3/4 298 1/2 299 3/4 - 2 6750 +6
JUL 05 302 3/4 305 298 299 1/4 - 1 3/4 7675 +67
            632838 -1513

大 豆       --高値寄り付き 、期近を中心に大幅安値引け、7月はリミットダウン--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL04 859 - 54 863 822 822 - 50 105583 -1690
AUG 04 813 - 12 818 1/2 776 1/2 779 1/2 - 44 21689 +1029
SEP 04 741 - 40 743 706 707 - 42 9426 +20
NOV 04 703 - 01 705 672 673 - 36 55257 -214
JAN 05 704 1/2 - 04 707 675 675 1/2 - 35 4394 +13
MAR 05 702 702 1/4 673 675 1/2 - 33 3/4 3418 +86
            203687 -740

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 25730 -2000 JUL 2758 -128 JUL 369 1/4 - 12 1/4 111.50 - 110.75
AUG 24850 -1800 AUG 2718 -106 SEP 378 1/4 - 12 1/4  
SEP 23560 -1640 SEP 2650 -87 DEC 389 - 12  
OCT 21700 -1430 OCT 2510 -58 MAY 396 1/4 - 11 1/4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

アイオワを中心に週末にかけて続く雨の予報が強材料視されたことと、週間輸出成約高の数字が予想を大きく上回ったことにより買われ、前日比2-3セント上げて寄り付いた後は、そのレベルを挟んで約3セントの値幅で小動きに終始した。しかし引け際には大豆・小麦の大きな下げが影響して値を崩し、結局は各限月安値引けとなった。

 

(大豆) 

中国の状況が再び不安材料視され始め、マーケットは急落することとなった。週間輸出成約高が弱気であったこと、南米のベーシスが昨日に続き弱含んでいることが材料視され、寄り付きから期近7月限で前日比10-18セント下げての取引となった後も、中国が20-30杯の既契約大豆をキャンセルしようとしているという噂が流れたことなどから激しく売られ、値を下げ続けた。流れは最後まで変わらず、結局7月限はリミットダウンとなって引けを迎えた。


 

本日ファンド筋はコーン市場では1,000枚の買い越し、大豆市場では8,000枚の売り越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約92,700枚のロング、大豆では7,700枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部   

昨日はベルト東部・南東部・ミネソタ、イリノイ中西部・ミズーリなどで全体の25%の大豆・コーン産地に降雨を見た。 来週月曜にかけても引き続き活発な前線の影響から全体の85%の範囲で2インチ。所によっては5インチまでの降雨が予想される。この向こう5日間での降雨により週末には各地で洪水の懸念もされている。来週以降雨量自体は減るとみられるが、週末にかけての降雨が目先の懸念材料となっている。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月2日〜6月6日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト N/B N
東部ベルト B N

気温は平年比低目を維持。降水量はようやく平年並みへと方向が変化している。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(5月20日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 1,262.3 115.1 44,798.1 34,362.6 9,893.6 761.0
大豆 -12.4 3.2 24,003.4 27,958.3 1,170.1 3,361.2
小麦 -4.2 633.7 30,759.0 21,971.0 1,967.0 4,165.1
大豆粕 49.6 39.4 3,546.2 4,906.1 319.8 272.9
大豆油 2.5 26.1 189.9 635.4 29.7 30.5

コーンには強気、大豆には多少弱気な発表内容となった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(5月20日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 1,149.9 652.0 34,904.5 28,722.4 50,800
大豆 140.8 98.3 22,833.3 26,055.2 24,490
小麦 589.9 573.7 28,792.0 20,314.6 31,840
大豆粕 81.4 29.7 3,226.4 4,034.2 3,860
大豆油 6.2 1.2 160.2 531.8 390

 

 

3) センサス搾油報告(4月分) 

(単位 : ショートトン、 オイル ⇒ 1千ポンド) 

  4 (2004年)  3月 (2004年)  4月 (2003年) 
搾油量 3,375,280 3,887,864 3,809,815
粕生産量  2,493,869 2,872,454 2,789,925
粕在庫  313,814 348,437 227,312
皮生産量  188,517 219,897 204,811
皮在庫  24,801 26,544 36,197
粕・皮在庫  338,615 374,981 263,509
油生産量  1,260,274 1,461,375 1,447,464
油工場・倉庫在庫計  854,195 951,644 1,322,799
工場在庫(トン) 1,641,381 1,855,925 2,117,269

弱気な発表内容となった。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

現在最も集中して雨が降っているのはアイオワ中央部で、この地域では今後3日間の予報でも他の州に比べて一番多い3インチ前後の降水量が予報されており、その雨は週末まで続く見通しである。表紙の写真と下に掲載した写真はいずれもアイオワ州Ft.Dodge近辺で上空から撮影されたものであるが、確かに多くの畑が水に浸かっている。全米一の生産量を誇る地域だけに、この地域のイールドの低下が最終生産量に与えるインパクトは大きい。マーケットがインパクトの大きさを認識し始めたからこそ、本日周囲のマーケットの急落によるコーンマーケットへのインパクトが限られた可能性がある。12月限300セントの壁は厚いと思っていたが、思っていたより早くこのレベルを上へ抜ける可能性も出てきたことから、いよいよプライシングは早めに進捗させておいた方が良いと感じている。この時期ではまだ契約高値更新の動きに繋がるとは思わないが、初夏のドライ気味な天候を示唆する声も聞こえ始めている。(K)  写真

 

(大豆)

予想外。相場に予想外は常だとはいえ、このタイミングでのリミットダウンなど全く頭になかった。これまでの見方としては7月限で860-840、これから天候相場に入ってくる11月限においては700-680といったレンジ内でサポートされ、これまで続いてきた玉整理後の新たな上昇トレンドがこれから線になっていく段階と踏んでいただけに本日の急落には驚いている。中国サイドから発声される様々な情報。引き続いての既契約大豆のキャンセル或いは、南米大豆油や東南アジアのパーム油のwash-outまで囁かれる。中西部主産地での降雨過多、各地から洪水の報告は入るものの長い目で見れば作物には有益だと判断する見方もある。これら現在の材料が、それにしてもここまでの値動きを作るか。。この流れが2月の水準(7月限:8ドル、11月限:640割れ)までの下落を可能にするものなのかどうか、自身は否定的であるものの、3連休後の様子を見るまでは何とも言えない。(A)

 


 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)