米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年6月1日

 

 

本日の相場

とうもろこし             --大幅高値寄り付き、リミットアップにて引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 04 321 - 19 324 319 324 + 20 212388 -3824
SEP 04 319 3/4 319 3/4 314 1/4 319 3/4 + 20 57022 +1320
DEC 04 317 1/4 - 16 317 1/4 313 317 1/4 + 20 307736 -815
MAR 04 319 - 18 321 1/2 317 321 1/2 + 20 26248 +1174
MAY 05 323 - 22 325 1/2 320 1/2 325 1/2 + 20 7079 +91
JUL 05 321 - 20 1/2 324 3/4 320 324 3/4 + 20 7684 +19
            630302 -1922

大 豆                 --大幅高値寄り付き、リミットアップにて引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL04 864 - 60 864 852 864 + 50 101620 -2570
AUG 04 825 - 24 825 816 825 + 50 23573 +715
SEP 04 764 764 753 764 + 50 9318 -41
NOV 04 728 - 24 734 1/2 715 734 1/2 + 50 54512 -254
JAN 05 726 - 22 736 718 736 + 50 4505 +177
MAR 05 715 733 715 733 + 50 3542 +63
            200987 -1817

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 27370 +1890 JUL 2951 +146 JUL 388 1/4 +26 1/4 109.53 - 110.61
AUG 26700 +2000 AUG 2905 +150 SEP 397 1/4 +27  
SEP 25150 +1850 SEP 2840 +145 DEC 407 1/4 +25 3/4  
OCT 23820 +2000 OCT 2697 +127 MAR 414 + 24  

 

 

本日の相場の動き

 

 =降り続く雨、拡大する洪水被害を材料にリミットアップ=

(コーン) 

本日の相場は、「天候」の一言につきる。週末に各地で降り続いた雨が中西部各地で洪水の被害を拡大させたこと、今週もほぼ毎日雨勝ちな予報が続いていることがイールドの悪化を連想させ、寄り付きから先週比15-16アップにて取引された。週間輸出成約高は若干弱気な内容であったもののほぼ材料視されず、時を待たずにリミットアップとなった後は、値を戻すことなく引けを迎えた。期近7月限から来年の7月限まで、全てリミットアップとして引けている。

 

(大豆) 

長雨による作付けの遅れ、発芽前のフィールドへのダメージなどが懸念され、急騰。中国にて国内大豆価格の高値維持を背景に搾油業者のマージンが改善に向かい、買い契約をキャンセルしない方向で話し合いが進んでいるという報告があったことや、現在6社に課せられているブラジル大豆の中国への輸入禁止措置が近いうちに解除されるのではないかという予想がマーケットで話題になったことも買い材料とされた。期近は寄り付きからリミットアップ、11月限月も約40セントアップにて寄り付いた後、程なくリミットアップとなり、戻すことなく6限月でリミットアップのまま引けを迎えた。


 

本日ファンド筋はコーン市場では10,000枚の買い越し、大豆市場では3,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約107,600枚のロング、大豆では19,300枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部   

週末は、ベルトの90%の地域にて雨となった。サウスダコタ、ミネソタ西部、インディアナなどでは特にひどい雨となり、ところによってはこの4日間の雨量の合計が5.5インチに達した。

今日は西部、明日はベルト東部を中心にして軽い雨となった後、木曜はドライな予報となっている。しかし、金曜から土曜にかけては再び新たな前線がベルトを横切ることとなり、ネブラスカ、ミズーリ、南部・西部アイオワ、中央部・南部イリノイ、南部インディアナ、南部オハイオなどを中心にベルトの65%の地域に降雨をもたらすこととなる。

3連休中の大雨により、両ダコタの東部、ミネソタ西部、では洪水被害が悪化し、インディアナにも被害が拡大した。これによって再作付けが必要な地域が拡大した。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月7日〜6月11日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A N
東部ベルト N/A N/A

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  5月28日の週  5月20日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  836.8 1,021.4 759.9 34,692.9 27,865.6
ダイズ  46.6 133.2 111.1 22,006.1 26,010.0
小麦 576.8 580.2 375.3 30,638.4 22,654.6

 

 

【引け後の発表】

2)USDA週間クロップ・プログレス(5/23の週) 

【単位 : %】 

《コーン主要産地の発芽率進捗状況》 

  5/30/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   98 90 80 86
イリノイ   97 95 84 84
ネブラスカ   95 88 75 84
ミネソタ 91 82 85 81
インディアナ   96 88 66 76
オハイオ 82 77 81 79
ウィスコンシン 63 47 49 60
サウスダコタ 83 60 62 61
ミズーリ 96 93 84 82
ミシガン  65 55 44 61
主要18州平均   90 82 76 80

作付け進捗率が発表されなかったのは驚きであった。

 

《コーン・クロップコンディション》

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 3(2) 7(4) 25(24) 49(57) 16(13)
イリノイ 0(0) 3(1) 18(12) 58(63) 21(24)
ネブラスカ 1(1) 4(3) 31(31) 57(54) 7(11)
ミネソタ 2(2) 5(7) 36(28) 52(55) 5(8)
インディアナ 2(0) 3(2) 13(12) 59(63) 23(23)
サウスダコタ 1(2) 4(4) 23(31) 62(52) 10(11)
ウイスコンシン 3(6) 12(7) 28(34) 43(44) 14(9)
主要18州平均 2(1) 5(4) 25(24) 53(56) 15(15)
18州平均(昨年) 1(na) 4(na) 27(na) 55(na) 13(na)

先週比やや悪化している。

 

《大豆生産主要州の作付け進捗状況》 

  5/30/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   92 87 83 82
イリノイ   79 72 68 75
ミネソタ 90 82 84 82
インディアナ 84 78 56 73
ネブラスカ 81 70 72 81
オハイオ 67 57 65 73
ミズーリ 62 55 58 57
主要18週平均 77 67 67 72

 

《大豆生産主要州の発芽進捗状況》 

  5/30/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   78 57 31 45
イリノイ   66 52 32 48
ミネソタ 48 31 39 42
インディアナ 75 61 32 55
ネブラスカ 52 39 31 44
オハイオ 54 44 46 56
ミズーリ 51 38 28 35
主要18週平均 55 41 32 43

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆)

週末に予想以上の雨が降ったことにより、本日のマーケットはいとも簡単にリミットアップとなった。今週末まで雨勝ちな予報が継続していることから、もう暫く上昇は続くものと考えられる。コーンの作付けは例年より遥かに早いペースで進捗し、ベルト全体で見ると今日時点でほぼ終了していると言っても過言ではない。と言っても、ベルト北部、特にミシガンやウィスコンシンでは未だ作付け前のフィールドが結構あり、一説では両州合わせて約100万エーカーのコーン畑が未作付けとなっているという。下記はある予報家が発表した5月の平年比降水量割合であるが、この一ヶ月でもっとも雨が降った地域にこの両州が数えられているというのもまた問題となってこよう。ベースにあるファンダメンタルズが非常に強い本年度だけに、TOO WET懸念だけを材料に7月限で335.75までの上昇も有り得るかもしれない。しかし、新高値をつけるのはやはり夏場の天候に対する不安が具体化し始めてからになると予想する。

アイオワ : 125-175%(北中部・北東部では200-300%)
ミネソタ : 150-300%(南西部・南中部では200-300%)
ネブラスカ : 75-150%
サウスダコタ : 100-200%
ミズーリ : 75-100%
ウィスコンシン : 150-300%(南西部・南中部では200-300%)
イリノイ : 100-200%
インディアナ : 125-200%(南西部・南中部では185-200%)
オハイオ : 150-200%
ミシガン : 150-300%

大豆マーケットは天候懸念に加えて中国の状況が改善に向かっているというアイデアを元に期近・期先共に買われた。今後の展開は中国の状況がどう転ぶかにも寄るところであるが、天候懸念に関しては作付けの進捗が例年比大きく遅れている地域(ミシガン・ウィスコンシン・オハイオ)にてTOO WETな状況が続いており、買われやすい地合が続く。(K)

 

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)