米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年6月4日

 

 

本日の相場

とうもろこし             --やや高値寄り付き、安値引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 04 311 1/2 - 10 3/4 312 1/4 307 1/4 308 1/4 - 2 1/2 209454 +2482
SEP 04 311 1/4 - 10 1/2 312 1/4 307 3/4 309 1/2 - 1 1/4 68884 +5510
DEC 04 311 1/2 - 11 314 308 1/2 310 3/4 + 3/4 315459 +1628
MAR 04 314 1/2 - 14 1/4 317 3/4 313 315 + 1 1/2 27075 -116
MAY 05 317 1/2 320 1/4 316 318 3/4 + 2 7595 +327
JUL 05 316 320 315 318 1/4 + 2 1/4 8285 +128
            649173 +9925

大 豆                 --高値寄り付き、大きく高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL04 814 - 11 844 1/2 811 838 1/2 + 32 1/2 96964 -1361
AUG 04 788 - 86 809 785 1/2 805 + 24 1/2 24782 +347
SEP 04 725 739 721 731 + 12 1/2 10345 +41
NOV 04 690 - 89 700 689 698 + 10 1/2 52276 +793
JAN 05 692 700 692 695 1/2 + 7 1/2 4768 +5
MAR 05 692 699 691 699 + 12 3661 -57
            202363 +44

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 26370 +920 JUL 2841 +51 JUL 370 + 2 3/4 111.30 - 110.72
AUG 25560 +780 AUG 2798 +44 SEP 380 1/2 + 4 1/4  
SEP 24170 +590 SEP 2721 +16 DEC 390 1/4 + 4 1/4  
OCT 22350 +300 OCT 2588 -12 MAR 398 1/2 + 4 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 

材料難の中、方向性の定まらない一日となった。週末の天気は相変わらず雨予報だが、来週のDRY&WARMERの予報がマーケットに弱気なムードを与えている。前日比ほぼ変わらずの寄り付きとなった後、序盤は弱含み、3日前に付けたギャップを埋めにかかった。しかし、下げ過ぎ感もあって中盤には商業筋の買いに支えられて強気な展開となった。しかし引けにかけては再び値を下げ、結局は期近2限月は安値引けとなった。7月限は2.5セントダウンの308.25として引けている。

 

(大豆) 

週末に予報される雨による作付けの遅れを懸念する声に煽られ、前日比5-8セント上げて寄り付いた後も、勢い良く値を上げる展開が続いた。週間輸出成約高が強気な内容であったこと、現物相場が強含んでいることもサポート要因となり、流れは最後まで変わらず、期近を中心に各限月大きく高値引けとなった。7月は32.50アップの838.50として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では売り買い同数量、大豆市場では4,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約119,400枚のロング、大豆では17,900枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部   

昨日はベルト全体で概ねドライな一日となった。今日も一日ドライ気味な日が続くが、明日から日曜にかけてはベルト西部を中心に雷雨が訪れる。来週初めにはベルトの南東部を中心に雨予報となっている。その間の合計の雨量は0.5-1.5、ところによっては3.0インチに達し、ベルトの約60%の地域に及ぶ。月曜から火曜にかけてはベルト南東部・北西部にて若干の雨が予報されている。

週末の雨により作付け作業がさらに遅れるが、来週には進捗することとなろう。もっともTOO WETなのはミネソタで、クロップの悪化が進行する可能性がある。しかし来週には雨の予報も少なくなり、作付けペース・クロップのコンディションともに改善することとなろう。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月9日〜6月13日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A A/N
東部ベルト A N/A

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(5月27日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 431.7 256.6 45,229.8 34,896.6 9,449.6 1,017.6
大豆 20.9 54.0 24,024.3 28,070.0 1,130.3 3,415.2
小麦 79.5 168.9 30,836.6 22,005.0 1,483.7 4,334.0
大豆粕 26.4 13.1 3,572.5 5,000.2 302.9 285.9
大豆油 5.7 0.0 195.6 638.3 33.9 30.5

 

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(5月27日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 875.7 1,149.9 35,780.2 29,607.4 50,800
大豆 60.7 140.8 22,894.0 26,182.6 24,490
小麦 562.9 589.9 29,352.9 20,682.0 31,840
大豆粕 43.2 81.4 3,269.6 4,120.9 3,860
大豆油 1.4 6.2 161.7 542.6 390

 

 

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (5月25日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    22,986 ロング   19,300 ロング   15,361
大豆粕  ロング   17,697 ロング    9,600 ロング  11,540
大豆油  ロング   18,862 ロング   17,600 ロング      9,730
コーン  ロング   107,420 ロング   107,700 ロング     61,412
小麦  ショート       498 ショート     2,700 ショート       390

 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( May 18 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 667.3 -21.6 0.0 0.0 658.7 22.5

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 45.0 -1.7 0.0 0.0 111.5 1.8

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

コーンマーケットは今週、今年初の天候懸念により高騰することとなった。降雨過多による作付け面積減少の可能性が火曜日のリミットアップへと繋がった。通常、TOO WETな状況はそう大きく強材料視されることはないが、今年は状況が違う。非常にタイトな旧穀の期末在庫と堅調な需要がベースに存在し、在庫を維持するためには記録を塗り替えるほどの大豊作が必要であり、少しの生産量の減少も許されないため、市場は今回のような天候懸念に対して例年以上に敏感に反応することがこの1週間で確認できた。既に大豊作に対する期待が削がれてしまったため、5月の後半につけた安値をもう一度トライする可能性は低くなった。天候相場故上下の振れは激しくなるものの、過度に安値を期待することはできない。一方で、上値リスクは限りない。また、新穀の需給バランスのタイト感はスプレッドマーケットにはっきりと反映されている。長い間続いたインバースマーケットはここに来て終りを告げ、12月限は7月限に対してついにキャリーとなった。今後スプレッドはさらに開く可能性が高いと見ている。(K)

 

(大豆)

【5月の相場回顧】

3連休を挟み中西部への激しい降雨が週明け一気にリミットアップを呼んだものの昨日の急落、又本日の7月限の急騰。非常に不安定な相場展開が今週も見られた。

相場は5月頭(7月限:1030レベル、11月限:780レベル)からに1ヶ月かけてそれぞれ2ドル強、1ドル値位置を落としてきた。3月〜4月にかけての約定高値を含んだあの大荒れの相場とは一転性格を変え、5月の展開には、はっきりと”約定高値への挑戦を諦めた”動きが見えた(7月限)。この期近限月の動きは、特に中国サイドから提供された金融引き締め・厳しい搾油マージン・既契約の不履行問題が演出している。これらの材料が、再び約定高値の更新をする準備の出来ていた強気筋の向きを完全に払拭させる最大のきっかけとなっている。積もりに積もったそれらファンドロングの整理の過程で値動き自体も当然勢いを伴うこととなり、これまでの激しい展開にとうとう8ドルラインまで今週到達する事となった。 11月限の動きも興味深い。7月限の動きに連動する形で一気に670付近まで下げきったものの、この時期の”降雨過多”といった材料のみにリミットアップを実現するなど、普通では見られない極端な反応を示した点に、やはり現在の相場を実感することが出来る。

【6月の相場展開】 5月の動きとは一転、6月はアップトレンドで進む

5月の急落の流れはこの6月断ち切られ、今週見た安値付近を底値として再び(急激とはならずとも)アップトレンドに転じる展開を、基本的な相場の流れとして予想する。今週の安値が仮に一旦更新される事があるにしても、トレンドは確実に変わる事となる。7月限、7ドル台に相場が落ち着くという展開は考えない方がよい。11月限も7ドル割れは決して高い買い物にはならないと判断する。

7月限。確かに5月の急落は凄まじかった。しかしこの急落の中身はというと、歴史的にタイトな期末在庫を背景に12-14ドルへ向けた更なる大相場への期待を持ったファンドロングが、上記中国関連を中心とした材料にそれへの動きを諦めた事をはっきりと市場に表明した場に過ぎない。更なる約定高値の更新は諦めた、という動にて、歴史的にタイトな期末在庫予想が、この1ヶ月でブッシェル2ドル以上値を削る中で大きく改善したものでも何でもない。期末在庫予想は依然として115百万ブッシェルしかないし、6月の農務省発表(来週)においても恐らくこの数値はそのまま維持されると思われる。現在の値動きは、この5月の派手な急落を見た後徐々に落ち着きを取り戻している最中。徐々に下値に対する警戒感もその値動きにも表れ始めており、いい例を今週明けのリミットアップに見ることが出来た。3連休の降雨過多にあそこまで飛びつくか、とも思わせる過剰反応。この動きを見ても、底値は今週既に打ったか、或いはもうすぐそこまで来ている、という段階ではないかという見方になる。11月限も理由は上記と同様。需給バランスへの不透明感はもともとあった。しかしこれまでの値位置が修正される段階で670-680レベルまで一気に値を削ってきたものの、3連休の降雨過多という材料への過剰反応を見れば7ドル割れという現在の値位置がどのレベルなのかという市場感覚を確認することが出来る。この時点での降雨が果たしてどの位大豆クロップへ影響を与えるかなど、誰にもわかったものではないし、その為今後も派手なアップダウンは引き続きお目見えすると思われるが、”値位置”を確認する上では今週の値動きには、明らかにこれまでにない変化が表れてきた、という言うことが出来る。

7月限が再び9ドルを目指す展開、11月限がこの先約定高値を更新する展開を想定した6月のアップトレンド。従い、現レベルから下は方針として”買い下がり”。これで6月は臨みたい。(A)


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)