米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年6月14日

 

 

本日の相場

とうもろこし             --安値寄り付き、高値引け

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 04 286 - 85 290 285 288 1/4 + 2 1/2 160016 +388
SEP 04 290 - 89 294 289 292 1/4 + 2 1/2 108133 +0
DEC 04 292 1/2 - 9 296 1/2 290 294 1/2 + 3 3/4 313097 -365
MAR 04 295 1/4 - 94 1/2 300 1/2 294 1/2 298 3/4 + 3 3/4 27380 +0
MAY 05 301 304 301 303 + 3 1/2 8722 +0
JUL 05 302 1/2 - 02 304 301 1/4 302 + 2 3/4 8629 +0
            638087 +23

大 豆                 --期近は高値寄り付き、先は安値寄り付き、期近を中心に高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL04 865 - 63 896 863 872 1/2 + 25 1/2 85210 - 529
AUG 04 798 - 97 1/2 820 793 799 1/4 + 14 3/4 30913 - 29
SEP 04 697 - 95 720 695 705 1/2 + 13 3/4 11324 + 0
NOV 04 664 - 60 686 660 675 + 11 1/2 67478 + 58
JAN 05 674 - 73 683 668 672 + 7 4754 -14
MAR 05 663 679 663 674 1/2 + 10 3805 + 0
            208200 -513

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 27950 + 820 JUL 2811 +28 JUL 256 1/2 + 6 110.91 - 111.30
AUG 26370 + 530 AUG 2722 +21 SEP 366 3/4 + 5 1/4  
SEP 23760 + 230 SEP 2652 +27 DEC 376 3/4 + 4 3/4  
OCT 21050 +100 OCT 2556 +31 MAR 384 1/4 + 4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

寄り付きこそ前日比1-2セント下げての取引となったが、その直後には4-5セント値を上げることとなった。先週木曜の急落に対する行き過ぎ感、大豆3品の上げの影響、週末にベルトの90%の範囲に及んだTOO MUCHな雨、韓国がブンゲから52,500トンの産地オプションのコーンを買い付けたという報告などが材料視される形となった。午前中に発表された週間輸出検証高は若干弱気な内容となったものの、その後は上げた値位置をしっかりとキープし、各限月前日比高値引けとなっている。7月限は2.5セントアップの288.25として引けた。

 

(大豆) 

先週木曜の下げに対する行き過ぎ感に加え、早朝に発表されたNOPAの搾油報告が強気な内容であったことなどから、期近は前日比16-18セント上げて寄り付いき、その直後にも、もう一段値位置を上げることとなった。アイオワ州にてアブラムシの被害が発生しているという報告があったことも強材料とされ、ファンドを中心に買われることとなった。後半に入って多少弱含む場面も見られたが、引けにかけては再び堅調な相場となり、各限月期近を中心に大きく高値引けとなった。7月限は25.50セントアップの872.50として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では4,500枚の買い越し、大豆市場では5,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約124,800枚のロング、大豆では25,600枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    週末ベルトは十分な降雨に覆われた

週末を挟み過去4日間、非常に活発な前線の活動を再び見ることとなった。雨量としては産地全体の90%に4インチまで。所によっては9インチまでの豪雨となっている。中心はミシガン南西部、オハイオ中央部、インディアナ北部・中東部、イリノイ東部、ウィスコンシン中央部、ミズーリ北西部など。今週も引き続き雨がちな天候パターンが継続。向こう5日間で全体の80%の範囲に1.5インチまで、所によっては3インチまでの降雨が期待される。中心はネブラスカ、カンザス、ミズーリ北部、アイオワ南部・西部、イリノイ中央部、インディアナ中央部など。気温は東部でやや高め、西部でやや低めの予報となっている。 先週末にもまとまった降雨を見たことで総じて中西部は潤沢な土壌水分を保持している、ということがいえる。しかしながら一方では、降雨過多により洪水現象が起きる等の報告もある。特に雨量が多いとされる地域は、オハイオ中央部・北部、ミシガン南西部、インディアナ北部・中央部、イリノイ東部、ウィスコンシン中央部、ミズーリ北西部。 向こう10日間の予報についても基本的には活発な前線の活動が予想されることから、これら地域での雨量が遅いタイミングの作付け作業へどのような影響を齎すのか、注目したいところ。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月19日〜6月23日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A/N
東部ベルト B/N A

気温は平年比やや低め傾向。しかし降水量が再び平年以上の傾向に向いてきている。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1) NOPA 月間搾油報告

 

  5月 6月 5月(昨年)
搾油量(千ブッシェル) 109,916 105,373 125,413
大豆粕生産量(ショートトン) 2,610,143 2,506,882 2,954,787
大豆粕イールド(ポンド/bu) 47,49 47,58 47,12
大豆粕輸出量(ショートトン) 117,075 129,014R 289,506
大豆油生産量(千ポンド) 1,244,216 1,189,111 1,442,584
大豆油イールド(ポンド/bu) 11.32 11.28 11.50
大豆油在庫(千ポンド) 1,193,665 1,214,508 1,575,175

 

 

【セッション中の発表】

2) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  6月10日の週  6月3日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  863.2 1,039.9 780.8 36,659.0 29,370.7
ダイズ  114.4 24.7 204.1 22,146.2 26,361.5
小麦 415.7 552.2 484.3 796.9 806.6

コーンには強気、大豆には弱気な発表内容となった。

 

【引け後の発表】

3)USDA週間クロップ・プログレス(5/23の週) 

【単位 : %】 

《コーン・クロップコンディション》

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2(2) 6(6) 22(26) 53(54) 17(12)
イリノイ 1(1) 3(3) 17(16) 59(61) 20(19)
ネブラスカ 2(2) 5(5) 27(32) 51(51) 15(10)
ミネソタ 1(1) 5(4) 33(35) 53(51) 8(9)
インディアナ 3(2) 5(4) 17(14) 51(58) 24(22)
サウスダコタ 1(1) 2(3) 17(20) 65(64) 15(12)
ウイスコンシン 5(4) 13(16) 27(25) 38(41) 17(14)
主要18州平均 2(2) 5(5) 23(25) 53(53) 17(15)
18州平均(昨年) 1(1) 5(5) 23(25) 56(55) 16(14)

平均は先週から変わらず。材料としてもニュートラル。

 

《大豆生産主要州の作付け進捗状況》 

  6/13/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   99 95 98 96
イリノイ   96 85 87 93
ミネソタ 99 96 99 97
インディアナ 95 89 83 92
ネブラスカ 98 94 97 98
オハイオ 90 73 81 89
ミズーリ 85 77 79 78
主要18週平均 93 85 88 90

 

《大豆生産主要州の発芽進捗状況》 

  6/13/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   94 87 86 87
イリノイ   89 75 74 84
ミネソタ 91 72 89 86
インディアナ 90 83 67 82
ネブラスカ 90 76 81 87
オハイオ 72 63 73 79
ミズーリ 73 61 63 66
主要18週平均 83 70 74 79

 

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2(2) 5(7) 23(25) 55(55) 15(11)
イリノイ 1(1) 4(6) 27(27) 54(55) 14(11)
ミネソタ 1(1) 6(9) 38(39) 48(46) 7(5)
インディアナ 3(2) 5(5) 21(21) 52(56) 19(16)
ネブラスカ 1(1) 4(6) 27(32) 57(54) 11(7)
オハイオ 3(3) 6(7) 24(24) 51(50) 16(16)
ミズーリ 2(1) 5(5) 25(24) 58(63) 10(7)
主要18州平均 1(1) 5(6) 26(28) 55(55) 13(10)
18州平均(昨年) 1(1) 5(5) 26(28) 57(56) 11(10)

 

4) コミットメント オブ トレーダーズ (6月8日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    21,670 ロング   19,500 ロング   14,133
大豆粕  ロング   13,462 ロング   12,200 ロング   6,675
大豆油  ロング   16,374 ロング   14,900 ロング     6,754
コーン  ロング   137,835 ロング   115,400 ロング    93,517
小麦  ショート       171 ショート   10,500 ショート       528

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

先々週につけた高値からたった7日目の間に40セント以上もの急落を経験し、先週木曜に早くも前回の安値を下回ったことは、テクニカル的にも非常に弱気なサインとなっている。夏場の天候懸念が言われないままにシーズンが過ぎて行って7月中旬の時点でレコードイールドが視野に入った場合、コーンマーケットは12月限で268を目指すような展開も有り得る。しかし、受粉期の天候に関しては現時点で誰もはっきりとしたことは言えないというのもまた事実なので、プライシングに関しては待ちすぎないことを勧めたい。クロップの状態に関しては非常に良い、という声が多く聞かれる中、アイオワ北部・イリノイ北部・ミシガンなど、一部の地域では度重なる降雨過多の天候によりクロップが受けたダメージは大きく、「既にレコードイールドの達成は難しいのでは」と漏らすアナリストもいる。目先のトレンドは明らかに弱いが、反発のリスクも頭に入れたオペレーションを心がけたい。(K)



(大豆) 

連休明けの相場、特に旧穀限月にとっては忙しい一日となった。NOPA月間搾油(5月)が109.9百万で発表されたが、これは市場予想を大きく上回るレベルだったとされ、レーショニングを催促する買い物が寄付きから集中することとなった。国内或いは輸出市場においてもキャッシュの高騰が目立ち、一層旧穀のタイト感に対して市場が神経質になってきている状況が確認された。7月限はこの勢いで再び9ドルのせという展開となりそうだ。一方で新穀11月限。本日は市場が全面高であった事又期近にも引っ張られ上昇して引けはしたものの、自身の材料には乏しい一日。引け後の各種発表内容を見ても、作付け進捗は93%。これだけ見れば同時期では80年代半ば以来史上2番目に早い水準となっている。3連休にも各地での雨量は多かったが、依然として”総合評価”は悪くない。アイオワではコーン・大豆がそれぞれ8%再作付けを余儀なくされるといいった農務省筋の報告が本日入ったように、各地で降雨過多が指摘されやすい環境にあることは事実ではあるものの、現段階では”総合評価”が優勢にて、期近につられて11月限もそのまま7ドル台へ一直線・・という展開にはなりにくく、目先上がった後の下げ足も速いと見ている。(A)

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)