米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年6月18日

 

 

本日の相場

とうもろこし             --安値寄り付き、安値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 04 278 - 74 1/2 280 273 3/4 274 1/2 -3 1/4 124792 -6807
SEP 04 278 1/2 - 80 283 1/2 277 1/2 278 1/4 -3 128547 +4792
DEC 04 280 1/4 - 80 3/4 286 279 1/2 280 -3 1/4 312980 -248
MAR 04 285 1/2 290 3/4 285 285 1/4 -3 28596 +243
MAY 05 291 1/2 294 1/2 290 290 -3 9681 +442
JUL 05 292 - 91 3/4 295 1/2 290 290 1/4 -2 3/4 8766 +170
            625567 -1369

大 豆                  --安値寄り付き、高値引け、先は安値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL04 861 - 60 878 860 872 +9 65213 -3384
AUG 04 788 - 87 804 787 799 +4 1/2 33166 +1143
SEP 04 696 - 94 704 694 698 1/2 +0 11625 +82
NOV 04 666 - 64 674 1/2 661 1/2 666 -3 74281 +1353
JAN 05 664 674 664 667 1/4 -3 3/4 4845 -46
MAR 05 669 671 664 667 -3 4141  
            198334 -747

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 28300 +230 JUL 2748 +024 JUL 352 3/4 +1/4 108.56 - 109.10
AUG 26590 +170 AUG 2672 +018 SEP 361 1/2 +1/4  
SEP 23770 +040 SEP 2588 +00 DEC 371 -3/4  
OCT 21280 -120 OCT 2483 +00 MAR 379 +00  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

スパークスが発表した作付け面積予想が、81.2(百万エーカー)と弱気な数字となったことに加え、前日のフォロースルーからくるテクニカルな売りも手伝い、寄り付きは前日比2-3セント安での取引となったが、序盤は商業筋の積極的な買いにより値を上げる展開となった。しかし、7月限で280.00を上へと抜けなかったことが失望売りを呼んだことなどもあり、その後は終始値を崩す展開が続いた。特に、最後の15分においてはファンド筋が7000枚もの売り越しを行い、7月限はついに前回の安値をブレイクした。結局、各限月安値引け、7月限は3.25セント安の274.50として引けている。

 

(大豆) 

来週の予報が若干ドライ気味に変化したことが弱材料視され、各限月2-5セント下げて寄り付いた後は、スパークスが発表した作付け面積予想が、74.4とやや強気な内容であったこと、短期的な下げ過ぎ感などもあり、期近は順調に値を上げる展開が続いた。新穀限月は方向性に欠ける展開となったが、引け際に下げて安値引けとなった。7月限は9.0セントアップの872.00として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では6,000枚の売り越し、大豆市場では1,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約99,600枚のロング、大豆では19,600枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部   

昨日はベルと全体の15%に1.0インチまでの降雨。オハイオ・ミシガン・ネブラスカなどが中心。向こう5日間でベルと全体の35%の範囲に1.5インチ、所によっては3インチまでの降雨が見込まれる。中心はネブラスカ、ミズーリ、イリノイ、ミシガン、インディアナ、オハイオなどとなっている。

向こう10日間ではベルト北部は総じて雨量も限られることから、ウェットコンディション改善にはよい傾向となるが、ベルト南部地域では引き続き活発な降雨が見込まれ来週だけでも3つの降雨システム到来が予想されている。

現在最もウェットとられる地域 : ウィスコンシン中央部・ミネソタ南東部・ミシガン南東部・サウスダコタ南東部・インディアナ中西部。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月23日〜6月27日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト B N/B
東部ベルト B N/A

ほぼ中立的な内容ではあるものの、気温が低下傾向にある。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (6月15日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    24,699 ロング   23,200 ロング   17,032
大豆粕  ロング   16,863 ロング   15,500 ロング  10,580
大豆油  ロング   15,440 ロング   11,500 ロング      4,237
コーン  ロング   112,629 ロング   118,800 ロング     60,428
小麦  ショート     2,269 ショート    6,300 ショート     4,348

各商品共ニュートラル。

 

2) USDA 週間ローンデータ ( Jun 15 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 590.3 -34.1 0.0 0.0 736.5 34.5

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 41.4 -1.7 0.0 0.0 115.2 1.7

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

7月限は6月に入ってから今日までの間に何と50セントもの下落幅を経験し、本日ついに前回の安値をブレイクしたことは、更なるリクイデーションを誘発する可能性が高く、テクニカル上非常に弱気なサインとなっている。目先大きな天候懸念が無さそうなことが売り材料となっているが、ファンドのテクニカルな売りにマーケットが押し下げられている感が強い。このまま天候懸念のが発生しないまま生育期が過ぎていけば当然弱気ムードは拭われず、ダラダラと弱含む展開が続くこととなろう。しかし、基本的に強気な需給バランスに今のところ大きな変化はない。そんな中、下値リスクは限られ、下げても12月限で270台前半までと見る向きが多い。一方、上値リスクに上限は無いと言っても過言では無く、一旦夏場のHOT&DRYが示唆されれば、上昇幅は限りなく大きなものとなろう。今のマーケットを見ていると各地で豊作期待が高まっているかのような錯覚に陥るが、生育期はまだまだこれからであり、今後、マーケットが天候に対してより敏感になっていくこととなる。ここは、待ちたい気持ちを押さえ、ある程度プライシングを進捗させておくべき場面であると考える。(K)



(大豆) 

【今週の相場回顧】

(値動き)総じて相場の流れにはっきりとした変化は見られない5日間となった。7月限は月曜にギャップを付けて跳ね上がり先週までの8ドル前半レベルから一気に9ドルへ手の届く位置にまで到達した。しかし大きな幅を伴う。これまで活発だったスプレッド取引を外す動きに拍車がかかった事、又これまで大きなopen intを背負ってきたものの、もう一ヶ月をきった限落ちを意識した乗り換えが活発化した点などが9ドル乗せを阻む結果となった。値位置は先週比較明らかにアップしたが、上記テクニカルな動きが月曜の値動き後に連想された高値への展開を押さえつける形となった。11月限。基本的には先週までの流れを踏襲した値動きだと言える。火曜には5月頭から始まっている急落相場における安値を僅かに更新し653.50をつけた。7月限とは対照的に値位置は下がったものの今週の値動き自体は完全に抑えられた。今年2月以来の660ラインは何とか保たれ、660-680といったレンジ狭いレンジでの価格推移に留まることとなった。

(主な材料)

@     7月限を底上げさせたという意味では月曜発表のNOPA搾油報告は効き目のある材料となった。109.90百万ブッシェル自体昨年同時期比較15%近く低い水準とはなるが、農務省が現在掲げる通年予想(1,475百万)を実現するには数字として大きすぎると判断された事が更なるレーショニングを催促する形となった。今年のような危機的期末在庫水準下、市場もその神経質にならざるを得ない。

A     中国は手を変え品を変え材料を市場へ提供してくる。これまでも話題となっていたブラジル大豆の輸入拒否に纏わる材料は今週も引き続き提供される。現在は都合23社がそれを拒否されている。この影響もありブラジルの現物価格は今週も下落傾向。先週来、ブラジルベーシスは大豆で30セント、大豆粕で10ドルの下落となっている。中国の今後の動向に変化を探すところではあるが、搾油マージンは若干の改善を見ているとはいえ未だ十分なレベルには達していないし金融引き締め政策は尾を引き続けることから、今後ニュースにはなれ実際にどれだけの輸入再開が促されるかという点については未だ不透明な部分が多い。

B     今週も中西部での雨量は十分なものとなった。引き続き一部主産地における降雨過多は指摘され続けた。しかしそれでも今週11月限のトレンドは変わることがなかった。やはり作付け進捗のペース或いは作柄についての情報が現時点までは総合評価としていい範疇にある点が大きい。又目先中西部北部では雨量が限られるという予報も市場に一時の安心感を与えているように見える。これまで2ヶ月近く続いているこのトレンドを変えるには(その予兆は既にあるものの)もう少しの時間が必要となってくる。

【来週の相場展開】

今週7月限は底上げ、11月限はほぼ身動きとれず、の展開となったが、基本的に両限月ともに方向性のない1週間となった。しかし来週の値動きにその方向性が見出せることになると思われる。今週は上記テクニカルな動きに阻まれたものの、基本的に7月限には更に価格が乗ってもおかしくない。今月頭に付けた8ドルラインでの安値を見た後のトレンドを維持し9ドル台乗せの展開を予想したい。限落ちを控え取り組み減は止められないが現在のような危機的期末在庫を背景に上がるリスクは非常に高いと考える。国内現物は全く不足しており今週も15セント見当値を上げている。8月限も含めて高値には十分警戒する必要を感じる。 11月限。現在の値動きは非常に難しい中期的に見れば明らかに買うに十分なレベルという事にはなるが、目先を追いかける立場から見れば今週の660-680レンジからもう一段下、640-660への展開を捨てきれない、といったところか。その可能性は未だ十分にあると思われる。しかし660-640は“底値圏”と位置づける。来週の値動きでそれも見えてくると思われるが。いずれにしても現在の660を挟んだ攻防(680-640)を見た後は相場は方向転換、5月頭より続いた2ヶ月のトレンドはそろそろ終了することとなる。11月限の相場はこれからが本番。7ドル相場へ定着する日もそう遠くはない。(A)

 

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)