米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年6月21日

 

 

本日の相場

とうもろこし             --安値寄り付き、先を中心に高値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 04 270 - 69 1/4 275 1/2 269 1/2 274 1/2 0 119354 -5438
SEP 04 274 - 75 280 274 279 + 3/4 130783 +2236
DEC 04 276 - 77 283 3/4 276 282 1/4 +2 1/4 308648 -4332
MAR 04 282 1/2 - 83 289 282 287 1/2 +2 1/4 29179 +583
MAY 05 288 - 88 1/4 293 1/2 288 292 3/4 +2 3/4 9678 -3
JUL 05 290 - 89 294 3/4 289 293 3/4 +3 3/4 8846 +80
            618738 -6829

大 豆                         --安値寄り付き、 高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL04 870 - 71 894 870 888 1/2 +16 1/2 62368 -2845
AUG 04 793 - 93 1/2 823 793 817 1/2 +18 1/2 32736 -430
SEP 04 694 - 92 719 692 716 1/2 +18 11328 -297
NOV 04 658 - 64 683 658 679 +13 75323 +1042
JAN 05 665 684 665 680 +12 3/4 4884 +39
MAR 05 668 680 668 678 +11 4052 -89
            195677 -2657

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 29300 +100 JUL 2823 +75 JUL 354 1/4 +1 1/2 108.33-108.75
AUG 27490 +90 AUG 2741 +69 SEP 363 1/4 +1 3/4  
SEP 24470 +70 SEP 2652 +64 DEC 373 3/4 +2 3/4  
OCT 21700 +42 OCT 2525 +42 MAR 382 +3  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

ナイトセッションからのフォロースルーと、予報にて雨の程度が多少和らいだことから、寄り付きは先週金曜比4-5セント下げての取引となった。午前中に発表された週間輸出検証高も弱気な内容となったが、その後は終始値を上げる展開が続いた。特に強気とされる材料があったわけではないが、本日の下値(7月限で270割れ)付近で買い意欲が強く見られたこと、これまでの急激な下げに対する行き過ぎ感などがテクニカルな要因として挙げられる。結局、7月限は前日比変わらず、12月限は2.25セントアップの282.25として引けている。

 

(大豆) 

予報がややドライ気味に変化したことが作付けの更なる進捗を連想させ、各限月金曜日比下げて寄り付いた後は、終始強気な展開が続いた。中国政府が23社に課していた、ブラジル産大豆の中国向け輸出禁止の措置を解除することに同意したという報告があったことが、本日の上昇の引き金となった。また、午前中に発表された週間輸出検証高の数字が若干強気であったことも手伝い、各限月高値引けとなった。7月限は16.50セントアップの888.50セントとして引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では1,500枚の買い越し、大豆市場では5,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約101,100枚のロング、大豆では24,600枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    週末の天候は総じてドライ、作物生育には適した内容

週末を挟み過去3日間での雨量はベルと全体の30%に1.75インチまで。中心はアイオワ中西部・ネブラスカ中東部・イリノイ南西部など。雨量自体は少なめで先週までのパターンを考慮すると作物生育にはよい天候状況となった。最高気温は60度後半から80度台まで。引き続き平年比低めの気温推移が続いている部分は気になる。 今後5日間で全体の55%の範囲に1.5インチまでの降雨予報。インディアナ・オハイオ・ミシガン・ウィスコンシン・ミネソタなどがその中心となりそう。大きな流れとしては、これまでのような極端な豪雨が予想されるようなパターンではなくなったこと、これは良い傾向だと言える。上記の気温低下傾向は指摘されるものの現時点では問題視される材料にはなり得ていない。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月26日〜6月30日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト B N
東部ベルト B N

平年以下での気温推移は継続見込み。雨量は平年並み。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  6月17日の週  6月10日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  750.0 1,020.2 693.5 37,566.0 30,064.1
ダイズ  164.9 153.0 128.2 22,358.5 26,489.8
小麦 445.6 460.7 256.3 1,287.5 1,062.9

 

 

【引け後の発表】

2)USDA週間クロップ・プログレス(5/23の週) 

【単位 : %】 

《コーン主要産地のシルキング進捗状況》 

  6/20/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   0 na 0 0
イリノイ   4 na 1 1
ネブラスカ   0 na 0 0
ミネソタ 0 na 0 0
インディアナ   2 na 0 0
オハイオ 0 na 0 0
ウィスコンシン 0 na 0 0
サウスダコタ 0 na 0 0
ミズーリ 14 na 2 5
ミシガン  0 na 0 0
主要18州平均   4 na 2 3

 

 

《コーン・クロップコンディション》

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2(2) 6(6) 19(22) 55(53) 18(17)
イリノイ 1(1) 3(3) 15(17) 57(59) 24(20)
ネブラスカ 2(2) 5(5) 22(27) 48(51) 23(15)
ミネソタ 2(1) 7(5) 37(33) 46(53) 8(8)
インディアナ 3(3) 5(5) 19(17) 52(51) 21(24)
サウスダコタ 1(1) 2(2) 18(17) 63(65) 16(15)
ウイスコンシン 4(5) 17(13) 30(27) 38(38) 11(17)
主要18州平均 2(2) 6(5) 22(23) 51(53) 19(17)
18州平均(昨年) 1(1) 5(5) 21(23) 56(56) 17(15)

平均は先週から変わらず。材料としてもニュートラル。

 

《大豆生産主要州の作付け進捗状況》 

  6/20 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   100 99 100 98
イリノイ   97 96 93 96
ミネソタ 100 99 99 98
インディアナ 96 95 89 95
ネブラスカ 100 98 99 99
オハイオ 90 90 86 94
ミズーリ 90 85 88 86
主要18週平均 95 93 93 94

 

《大豆生産主要州の発芽進捗状況》 

  6/20/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   99 94 96 94
イリノイ   94 89 84 92
ミネソタ 96 91 98 95
インディアナ 93 90 81 91
ネブラスカ 97 90 94 96
オハイオ 85 72 81 87
ミズーリ 83 73 76 78
主要18週平均 90 83 86 89

 

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2(2) 6(5) 22(23) 54(55) 16(15)
イリノイ 2(1) 5(4) 24(27) 50(54) 19(14)
ミネソタ 2(1) 9(6) 38(38) 45(48) 6(7)
インディアナ 3(3) 7(5) 24(21) 50(52) 16(19)
ネブラスカ 1(1) 5(4) 24(27) 51(57) 19(11)
オハイオ 5(3) 9(6) 30(24) 44(51) 12(16)
ミズーリ 5(2) 11(5) 19(25) 53(58) 12(10)
主要18州平均 2(1) 6(5) 25(26) 53(55) 14(13)
18州平均(昨年) 1(1) 5(5) 24(26) 58(57) 12(11)

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日の相場は、居所を探るような展開に思えた。現在のクロップコンディションは、マーケットで言われているように良好。降雨過多の被害が大きかったと言われるイリノイ北部を週末見て回ったが、被害の程度は決して大きくなく、水に浸かっている箇所はあったがその割合は限られる。十分な水分を得て、ほとんどの畑においてクロップの葉は濃い緑色を呈し、現段階では豊作を思わせるような状態で、見るものを弱気にさせる。その影響がここ最近のマーケットに反映されていたのは明らかであろう。また、イリノイ中央部では今週から一部タッセリングが開始されるという話もあるぐらい、今年のクロップは生育が早い。(冷涼な気候により当初に比べると生育速度はは落ちているが)これは作付け時期が早かったからに他ならず、このことが、農家売りのタイミングを前倒しするのではないかという意見がある。これもまた下げのタイミングが思ったより早く訪れている理由の一つかもしれない。(短期的な調整局面により明日辺りは強気ムードとなりそうだが)この分だと、7月中旬を待たずに12月限で270割れが実現するかもしれない。しかし、一方では受粉期の天候がまだはっきりとしていないことと、ベースにある需給バランスが非常にタイトであるため、上値リスクには十分に警戒しなければならない。というように非常に難しい環境にいるが、上値リスクの幅が大きいことから、プライシングはあまり待ちすぎないことを勧めたい。(K)



(大豆) 

週末の良好な天候推移を受けて寄付き前のコールこぞ5-10セント安(新穀)唱えとなったものの、安値への動きはほんの一瞬。相場は即座に転換し、11月限は終日右肩上がりの展開。7月限は寄付きから先週金曜の安値を窺う気配なくそのまま上げると890越えを数回実現、終始上げに積極的な展開となった。 中国がブラジルよりの大豆輸入にゴーサインを出したというニュースがその引き金。先週までの一つの懸念材料であった本件に若干でも見通しが立った事は市場を安心させ、これまでの売り手サイドの本材料に対する不安感を払拭する事となった。特に11月限の本日の値動きは印象的。高値で引け、相場の転換はいよいよか、と感じさせる展開と見た。 今週以降はこれまでとは逆に、弱材料には鈍感、強材料には敏感に反応し、徐々に値位置を上げる展開に変化していくのではないかと考える。7月限も要注意。未だ9ドル目前の展開を繰り返しているものの、国内現物の状況は非常にタイトであり値を下げる展開は想像しにくい。9ドルへ到達した後は更なる高値9ドル半ばへ向けての動きも考えられる。(A)

 



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)