米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年6月24日

 

 

本日の相場

とうもろこし                     --変わらずの寄り付き、安値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 04 275 - 74 276 1/2 271 3/4 273 1/4 - 1 1/4 94534 -8465
SEP 04 280 - 79 1/2 281 1/2 276 1/2 277 3/4 - 1 1/2 138239 +1274
DEC 04 284 1/2 - 83 1/2 285 1/2 280 1/2 282 1/2 - 1 3/4 313244 +642
MAR 04 289 3/4 - 89 1/2 290 3/4 286 1/2 288 - 1 3/4 31469 +358
MAY 05 293 295 291 292 3/4 - 2 1/4 9372 -165
JUL 05 294 1/4 295 1/2 292 3/4 293 1/2 - 2 8964 +108
            607788 -6249

大 豆                       --高値寄り付き、その後下げるが高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL04 935 - 32 940 912 1/4 921 1/2 + 4 52942 -3180
AUG 04 870 - 69 870 841 848 + 4 1/2 38130 +1753
SEP 04 755 - 52 755 733 740 1/2 + 3 12056 +379
NOV 04 699 - 97 707 692 699 + 5 83915 +2564
JAN 05 702 - 700 706 694 1/2 700 1/2 + 6 4867 -116
MAR 05 698 - 97 705 692 700 + 6 1/2 4078 -32
            201218 +1566

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 30600 +140 JUL 2940 +19 JUL 339 1/2 - 5 3/4 107.04 - 107.53
AUG 29000 +240 AUG 2852 +36 SEP 348 1/4 - 6  
SEP 26020 +320 SEP 2747 +36 DEC 359 - 6  
OCT 23000 +400 OCT 2581 +28 MAR 368 3/4 - 4 1/4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

昨日の急騰に対する行き過ぎ感もあり、弱気ムードでの取引となった。寄り付きは前日比ほぼ変わらずのレベルにて取引されたが、その後は終始やや弱気な展開となった。週末から来週にかけて気温の上昇が見られることがクロップの成長促進を連想させたこと、週間輸出成約高が予想を下回る内容であったこと、5月一杯の日本のコーン輸入量が75,600トンと、昨年同月より26%も少ない数字であったという報告が入ったことなどが売り材料とされた。後半に入って若干値を戻したが、はげ幅は限られ、各限月安値引けとなった。12月限は1.75セントダウンの282.50として引けている。

 

(大豆) 

センサスの搾油量報告の内容はほぼ市場予想通りであったが、タイトな需給の割りにはレーショニングが起きていないことから若干強気な材料とされた。また、週間輸出成約高の数字が強気であったこともあり、期近は14-17セントアップにて寄り付いたが、その後は徐々に値を崩す展開が続いた。目先穏やかな天候が続くことが相場の重石となった他、南米の大豆がテキサス州に入ってきているという噂が流れたことなどが売り材料とされたが、下げ幅は大きくなく、7月限は結局4.0セントアップの921.50として引けている。一方、11月限は3-5セントアップにて寄り付いた後、値動きの乏しい展開が続いた。ファンドの買いに支えられて値位置をキープし、5.0セントアップの699.00として引けている。

 


 

本日ファンド筋はコーン市場では6,000枚の売り越し、大豆市場では1,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約94,600枚のロング、大豆では29,600枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部   

昨日は主にベルト北部地域。ミシガン・ウィスコンシン・ミネソタといった地域(全体の20%)に0.75インチまでの降雨となった。中西部北部地域では引き続き平年比低めの気温推移が継続している。向こう5日間全体の35%の範囲で1.00インチまでの降雨予報となっており、雨量は限られることから、これまでのウェット地域においては良い傾向となる。 一方でこの6月に平年の30-70%の雨量しか見ていないイリノイ西部・インディアナ南西部・ミズーリ東部などにとってはコーン受粉のタイミングなどの問題もあり、独立記念日を挟んだ連休あたりに予想される降雨システムの到来は歓迎されるところ。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月29日〜7月3日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト N N/A
東部ベルト N/A N/A

独立記念日を挟んだ週末に降雨システムが再び到来するという見方。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

中 国    7月の雨量には注目

特に来週前半にかけて予想される東北三省地域北部への降雨は必要な雨だとされる。向こう5日間での期待雨量は大豆・コーン産地の45%に1.5-2.0インチとなっている。 現在同国でドライストレスが懸念される地域は黒竜江省・吉林省北部・河南省となっている。特に黒竜江+河南で同国全体の40%近い大豆生産量を占めると言われる事から、これら地域におけるコンディションは大豆生産量の行方を大きく左右することとなる。灌漑設備が極僅かなこれら生産地域へ7月の雨量がどう応えてくれるのか、市場が注目するところとなっている。 来週から7月頭にかけては東部にかけて降雨が予想されているものの、上記ドライ地域への雨量については否定的な見方もあり注意を要する。 河北や遼寧省西部、吉林省南部の一部などの地域については逆に最もWETと言われている。

全体的な評価としては現在のドライストレスはまだ”一部の限られた状況”の範疇を越えていない。しかし主産地の一部も関係していることからタイムリーな降雨がなかった場合には材料視されやすいということになる。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1) センサス搾油報告(5月分) 

(単位 : ショートトン、 オイル ⇒ 1千ポンド) 

  5月 (2004年)  4月 (2004年)  5月 (2003年) 
搾油量 3,523,982 3,375,280 3,914,321
粕生産量  2,593,878 2,493,869 2,858,301
粕在庫  421,146 313,814 275,976
皮生産量  198,496 188,517 214,136
皮在庫  44,401 24,801 35,838
粕・皮在庫  465,547 338,615 311,814
油生産量  1,310,424 1,260,274 1,491,725
油工場・倉庫在庫計  792,511 854,195 1,223,886
工場在庫(トン) 1,576,404 1,643,019 2,055,388

弱気な発表内容となった。

 

2)  USDA発表 週間輸出成約高(6月17日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 159.6 189.0 46,016.0 37,182.3 7,523.6 1,275.6
大豆 96.3 30.7 24,221.8 28,638.5 935.1 3,456.4
小麦 440.0 0.0 6,993.3 4,794.2 5,777.7 0.0
大豆粕 27.3 0.7 3,670.4 5,196.4 272.6 331.8
大豆油 0.2 0.0 210.4 668.8 41.1 30.5

コーンには弱気、大豆にはやや強気な発表内容となった。

 

3)  USDA発表 週間輸出船積高(6月17日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 729.4 1,020.6 38,492.4 31,917.9 52,070
大豆 222.9 145.7 23,286.7 26,679.5 24,490
小麦 451.9 474.2 1,215.6 942.9 26,540
大豆粕 42.5 26.3 3,397.8 4,384.8 3,860
大豆油 1.3 3.3 169.3 565.8 390

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今年の受粉期は例年より1-2週間は早く、7月一杯でほぼ完了すると見られる。その期間中の天候懸念が示唆されないまま7月中旬を迎えれば12月限で270セント割れとなる可能性が高いが、現時点で収量に関して何も確実なことが言えない状況であり、高値リスクはまだまだ未知数であるので、プライシングはあまり待ちすぎたくない。5月のエタノール生産量は日量218,000バレルと発表され、記録を更新し続けている。現在USDAが発表しているエタノール用旧穀コーン需要1,195(百万BU)という数字はまだ少な過ぎると見る向きが多い。輸出成約高に関してはスローペースが続いているが、競合国(アルゼンチンなど)のベーシスが上向いていることから、今後回復軌道に乗るのではないかという声も聞かれる。(K)



(大豆)

センサス・輸出成約などの内容も確認され、本日も完全に昨日からの流れを引き継いだ形。期近限月などはそこまでギャップをつけて跳ね上げる所でもないが、テクニカルなポジション整理が集中した結果、より派手な序盤の展開を見ることになった。11月限も序盤は完全に旧穀限月に引っ張られ、勢いに今月初旬以来の7ドル相場。終盤安値を見はしたものの、本日の”線”は確実に底上げを図ろうとする動きだと捉えている。センサスの発表数値は117.5百万ブッシェルで今年度の累積が1,202百万となった。現在の農務省予想数値が1,475故、差引き273百万を3ヶ月で割ると月間91百万。向こう年度末までの3ヶ月このペースとならないと農務省予想は実現しないという事になる。今後の値動。特に期近限月は本日は高値から下げて引けたものの引き続き上値へは十分注意したい。8月限もそれにつられる展開が予想される。新穀限月は660-6802週間に亘るレンジ取引を上へ抜け、再び動き出している。ポイントとなる天候からの目先の材料難にこのまま7ドル定着相場へ向かえるとは思わないが、取引レンジについては確実に底上げされてきている点留意。先週まで意識をもってきた660-640への可能性については今週の動きを確認して後薄れ、現時点では670-680付近が現実的な下値レンジとなってきている。下落局面の機会をうまく捉えて生きたいところ。(A)

 



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)