米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年6月25日

 

 

本日の相場

とうもろこし                     --やや高値寄り付き、高値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 04 274 1/4 - 73 1/2 276 3/4 273 1/2 276 1/4 + 3 89289 -5245
SEP 04 278 - 77 3/4 281 277 3/4 280 1/2 + 2 3/4 142395 +4156
DEC 04 283 - 82 1/4 286 282 1/4 285 1/2 + 3 316417 +3173
MAR 04 288 1/2 - 88 1/4 291 1/2 288 1/4 291 + 3 9405 +33
MAY 05 293 1/4 - 93 297 293 296 1/4 + 3 1/2 9150 +186
JUL 05 295 - 94 297 1/4 294 296 3/4 + 3 1/4 1921 -2
            610333 +2545

大 豆               --期近は動き少なく、先は高値寄り付き、高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL04 922 - 19 925 1/2 915 820 1/2 - 1 49501 -3441
AUG 04 852 853 843 846 3/4 - 1 1/4 40552 +2422
SEP 04 745 754 737 748 1/2 + 8 12168 +112
NOV 04 705 - 02 714 699 709 1/2 +10 1/2 85472 +1557
JAN 05 704 715 702 711 + 10 1/2 4912 +45
MAR 05 702 713 702 709 + 9 3970 -108
            201830 +612

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 30800 +200 JUL 2924 - 16 JUL 341 1/4 + 1 3/4 107.58 - 107.92
AUG 28830 -170 AUG 2831 - 21 SEP 350 + 1 3/4  
SEP 25880 -140 SEP 2732 - 15 DEC 361 3/4 + 2 3/4  
OCT 23170 +170 OCT 2580 - 1 MAR 370 + 1 1/4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

前8:30の時点でのオープニングコールは0.5-1.0セント安だったのだが、USDAのデイリーレポーティングシステムにて、売り先不明の30万トンの輸出成約が発表されたことが強材料視され、前日比やや上げて寄り付いた。その後、穏やかな予報がプレッシャーとなって序盤はやや弱含んだが、インドネシアが口蹄疫の発生を理由にブラジルからのコーンの輸入を禁止したという報告があったことなどが買い材料とされ、昼前からは再び強気ムードとなった。結局は各限月高値引けとなり、12月限は3セントアップの285.50として引けている。

 

(大豆) 

期近は、前日比あまり変わらずにて寄り付いた後も、昨日に引き続き南米産の大豆がテキサスに入ってきているという噂などの頭を抑えられ、値動きの少ない展開が続いた。一方、新穀限月は冷涼な気温がクロップの成長を妨げているのではという懸念もあってやや強気な寄り付きとなった後も徐々に値を上げていった。結局、期近7月限は1.0セントダウンの920.50、11月限は10.50セントアップの709.50として引けを迎えた。


 

本日ファンド筋はコーン市場では2,500枚の売り越し、大豆市場では3,000枚の買い越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約94,900枚のロング、大豆では35,000枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部   

昨日、ベルトでは約35%の範囲で0.10-0.65インチの降雨となった。この雨は、本日ベルト東部にいくらかの雨をもたらし、ひとまず収束する。週末から週明けにかけては概ねドライで涼しい予報となっている。現時点では、向こう1週間はドライ気味な天候パターンとなっており、TOO WETであった地域ではクロップの成長を促す。一方、イリノイ南部/西部、アイオワ南東部、インディアナ南西部、ミズーリ東部などではここ一ヶ月の雨量が平年を下回っており、早めの雨が望まれる。気温はこのところ平年を下回っているので、クロップの成長を遅らせているが、6-10daysの予報では若干の気温の上昇が伝えられており、大きな心配は今のところ見られない。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月1日〜7月5日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト B A
東部ベルト N A

この時期の雨はクロップにとって恵みとなろう。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

中 国   

昨日は、華北平原の北部と南東部、華中の東部、東北地方中央部にて散発的な降雨があった。範囲はコーン・大豆・小麦ベルトの25%。今日から来週火曜にかけては華中全域、月曜から火曜にかけては華北平原、東北地方には来週初めに雨が予報されている。東北地方では特に雨が望まれるところ。華北平原での雨も、クロップのコンディションを維持するために必要とされる。

 

本日の発表等

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (6月22日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    26,062 ロング   23,700 ロング   18,617
大豆粕  ロング   15,790 ロング   24,300 ロング  11,048
大豆油  ロング   18,275 ロング   18,300 ロング      4,982
コーン  ロング    91,425 ロング    93,600 ロング     36,971
小麦  ショート     2,668 ショート   4,800 ショート     5,952

 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( Jun 22 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 552.7 -37.6 0.0 0.0 774.1 37.6

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 39.5 -1.9 0.0 0.0 117.1 1.9

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

コーンマーケットは今週も前半は弱含んだ。しかし週半ばにつけた下値(7月限266.50、12月限276.00)では確りとサポートされ、後半は逆に強気な展開となった。本日のマーケットではUSDAのデイリーレポートにて発表された売り先不明の30万トンの輸出成約が材料視されたが、これが午後報告があったインドネシア(*)によるオリジンの切り替えと関係してるのか、はたまた5月の輸入量が少なかった日本向け輸出の期ズレによるものなのか、今のところは不明である。しかし、これまでスローペースであった輸出量に上向きの兆しが感じられることは確かである。予報は今のところ穏やかで、市場関係者に豊作期待を抱かせているが、受粉期はこれからである。ここ最近続いた平年を大きく下回る冷涼な気温により、ミネソタやウィスコンシン、ミシガンなどベルト北部の州ではクロップの成長が遅れていると言われており、実際にクロップコンディションレポートにも反映されている。気温が上昇しない日がこれ以上続けば、これらの地域において受粉期が遅れ、夏後半に訪れるかもしれないHot & Dryの天候によって収量の低下を招くおそれもある。7月の予報と輸出量のペース・来週のビッグレポートの内容などによっては今週半ばにつけた下値が中期的な底値となる可能性も十分にあり、その場合に目指す高値リスクが今年の場合は非常に大きいこと、収量がある程度確定される7月後半までに今週つけた下値を大きく下げる可能性は少ないと考えられることから、下げ止まった感のある今のレベル、9月限280.00近辺である程度買い進めておくのが良いのではという基本的な意見を持つ。しかし、たった今、USDAより「6/1から実施されている現在のBSE検査体制になって初めて、陰性でない(判別できない)検査結果が出た」と発表されたので、ひとまずは様子見。これが再検査によって陽性と判明した場合、短期的な下落を迎える可能性がある。

一方、旧穀のタイトな需給バランス・中国政府によるブラジル産大豆輸入禁止の解除などを材料に上昇を続けた期近に影響を受け、値位置を上げてきた大豆の新穀限月は、11月限自身の上昇力を持ち始めたようにも見える。今日の11月限の動きの背景には、1st Notice Dayを控えてファンドがポジションを7月限から11月限に乗り換えるような動きを見せたことがあるようなので過剰反応はできないが、短期的に735セントまでの上げは十分有り得ると考えられる。また、これから長い天候相場を迎えるに当たり、トレーダーの意識の中に去年の記憶が未だ鮮明に残っているだけに、一旦夏場の天候懸念が抱かれた時の上昇幅は大きなものとなろう。月末に発表される在庫量に対する市場予想平均は394、作付面積に対する予想平均は75.0(現在のUSDA発表数値は75.4)となっている。(K)

*インドネシアの年間のコーン輸入量は約110万トンとされている。
 



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)