米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年6月28日

 

 

本日の相場

とうもろこし                     --安値寄り付き、安値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 04 272 - 71 273 270 271 1/4 - 5 70955 -18334
SEP 04 276 1/2 - 75 277 274 275 - 5 1/2 145722 +3327
DEC 04 281 - 80 281 1/2 277 1/2 279 - 6 1/2 318493 +2076
MAR 04 288 288 284 1/4 285 1/2 - 5 1/2 32437 +741
MAY 05 293 - 92 1/2 293 289 290 3/4 - 5 1/2 9698 +293
JUL 05 295 295 291 3/4 292 1/4 - 4 1/2 8868 -282
            598167 -12166

大 豆    --あまり変わらずの寄り付き、その後急落してリミットダウン、やや戻すが大きく安値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL04 921 1/2 - 20 1/2 921 1/2 870 1/2 885 - 35 1/2 36270 -13231
AUG 04 844 1/2 - 45 845 796 3/4 807 1/2 - 39 1/4 43591 +3039
SEP 04 751 - 48 751 704 722 - 26 1/2 12792 +624
NOV 04 712 - 09 712 671 688 1/2 - 21 89320 +3848
JAN 05 711 - 09 711 678 690 - 21 4931 +19
MAR 05 709 709 674 689 - 20 3881 -89
            196585 -5245

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 29400 -1400 JUL 2852 -72 JUL 338 1/2 - 2 3/4 107.79 - 108.01
AUG 27330 -1500 AUG 2753 -78 SEP 348 - 2  
SEP 24780 -1100 SEP 2668 -64 DEC 359 1/4 - 2 1/2  
OCT 22100 -1070 OCT 2568 -12 MAR 368 - 2  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

先週金曜引け後に発表された、BSEに関する「陽性の可能性のある試験結果」を受けて売られ、大きく下げることとなった。中西部で展開する穏やかな天候も手伝い、デイリーチャート上で小さなギャップを付け、前日比4-5セント下げて寄り付いた後も、若干弱気な展開が続いた。週間輸出検証高の数字が予想を下回る内容であったこと、一時期近でリミットダウンを付けた大豆相場につられたことなどが弱気な心理を煽り、ファンドの売りを加速させたこともあって流れは変わらず、各限月安値引けとなった。9月限は5.50セントダウンの275.00として引けている。

 

(大豆) 

テクニカルな要因により急落。寄り付きは先週金曜の引けと変わらないレベルでの取引となったが、その後セッション前半はファンドの売りにより一方的に下げる展開となった。、原油、その他エネルギー関連相場に影響によりCRBインデックスが大きく下げたこと、ビッグレポートを前に利益確定の売りが見られたこと、週間輸出検証高が弱気な内容であったことなどもプレッシャーとなり、期近2限月は一時リミットダウンをつけることとなった。しかしそれを皮切りに下げ過ぎ感が行き渡り、後半は幾分戻す展開となったが、上昇幅は限られ、各限月期近を中心に大きく安値引けとなった。8月限は39.25セントダウンの807.50、11月限は21.0セントダウンの688.50として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では6,000枚の売り越し、大豆市場では7,000枚の売り越しであったと見られる。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで 約88,900枚のロング、大豆では28,000枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部   

週末を挟み過去3日間。ネブラスカ中南部・カンザス・ミズーリ中西部などを中心に全体の25%に0.10-0.50インチ、所によっては3.5インチまでの降雨を見た。気温は平年比低め推移が継続となった。今週向こう5日間は全体の75%の範囲に1.5インチまで、ネブラスカ南部・カンザス東部・ミズーリ・アイオワ南部、イリノイ・ウィスコンシン南部・インディアナ・オハイオなどがその中心となりそう。気温はやや上昇気味にて平年並みのレベルまで回復の傾向にある。 目先の限られた雨量から、遅まきの大豆作付けには好材料となる。週後半に見込まれている降雨到来については特に中西部南部産地のコーン受粉に有益とされる。特に今月雨量が限られていたミズーリ中東部・イリノイ南部・インディアナ南西部などへは恵みの降雨となりそう。 7月中旬辺りまでの各予報を見ても、厳しい暑さの到来を指摘するモデルはなく、コーン・大豆へも総じて良好な天候パターンが予想されている。小麦の収穫についても順調な進展を見ている。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月3日〜7月7日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト B/N A/N
東部ベルト B A

パターンに大きな変化は見えず。猛暑の指摘もなく、降雨はやや多めが見込まれている。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

中 国   

最近になっての降雨により多少軽減されているものの、引き続き一部主産地におけるドライ傾向は続く。今週は向こう5日間で主産地の約65%に1.00インチまでの降雨が予想されている。多いところでは2.00インチまでも予想される。気温は目下平年並み推移に留まっており、100度レベルの猛暑については現時点では指摘はない。しかし今週後半より再びホット&ドライ傾向へ向かうといわれている事から状況を見守る必要がある。

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  6月24日の週  6月17日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  725.0 750.0 893.7 38,291.0 30,957.8
ダイズ  80.4 190.3 226.2 22,464.2 26,715.9
小麦 397.9 445.6 315.5 1,685.5 1,378.5

コーン・大豆共に弱気な内容となった。

 

【引け後の発表】

2)USDA週間クロップ・プログレス(6/27の週) 

【単位 : %】 

《コーン主要産地のシルキング進捗状況》 

  6/27/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   0 0 0 0
イリノイ   16 4 2 3
ネブラスカ   1 0 0 1
ミネソタ 0 0 0 0
インディアナ   11 2 0 1
オハイオ 0 0 0 0
ウィスコンシン 0 0 0 0
サウスダコタ 0 0 0 0
ミズーリ 32 14 16 18
ミシガン  0 0 0 0
主要18州平均   9 4 4 4

《コーン・クロップコンディション》

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2(2) 6(6) 17(19) 56(55) 19(18)
イリノイ 1(1) 4(3) 13(15) 55(57) 27(24)
ネブラスカ 1(2) 3(5) 21(22) 56(48) 19(23)
ミネソタ 2(2) 7(7) 35(37) 50(46) 6(8)
インディアナ 3(3) 5(5) 19(19) 51(52) 22(21)
サウスダコタ 1(1) 3(2) 20(18) 64(63) 12(16)
ウイスコンシン 6(4) 17(17) 29(30) 38(38) 10(11)
主要18州平均 2(2) 6(6) 21(22) 52(51) 19(19)
18州平均(昨年) 1(1) 4(5) 20(21) 56(56) 19(17)

市場は良い・非常に良いの合計が71-72と予想していたので、ほぼ中立とされる。

 

 

《大豆生産主要州の発芽進捗状況》 

  6/27/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   99 99 99 98
イリノイ   98 94 91 96
ミネソタ 99 96 99 98
インディアナ 98 93 88 95
ネブラスカ 100 97 99 99
オハイオ 86 85 86 93
ミズーリ 90 83 84 86
主要18週平均 95 90 91 94

《大豆生産主要州の開花進捗状況》 

  6/27/04 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   0 NA 0 6
イリノイ   14 NA 3 8
ミネソタ 0 NA 0 1
インディアナ 10 NA 1 6
ネブラスカ 3 NA 0 3
オハイオ 0 NA 0 5
ミズーリ 4 NA 0 4
主要18週平均 7 NA 2 6

 

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2(2) 6(6) 20(22) 55(54) 17(16)
イリノイ 2(2) 5(5) 23(24) 53(50) 17(19)
ミネソタ 3(2) 7(9) 39(38) 46(45) 5(6)
インディアナ 3(3) 6(7) 24(24) 50(50) 17(16)
ネブラスカ 1(1) 4(5) 27(24) 55(51) 13(19)
オハイオ 5(3) 9(9) 32(30) 42(44) 12(12)
ミズーリ 2(5) 6(11) 25(19) 55(53) 12(12)
主要18州平均 2(2) 6(6) 26(25) 53(53) 13(14)
18州平均(昨年) 1(1) 5(5) 24(24) 55(58) 15(12)

若干の強材料と見る向きが多い。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 米国民の世論に注目

プライシングは、BSE騒ぎの行方がはっきりするまで少し待った方が良いと考える。先週金曜日に発表された、「はっきり陰性と判別できなかった」検体は、現在アイオワ州にて再検査が行われており、早ければ今週の水曜日には結果がでると言われている。前回、米国にて陽性の結果が出たのは去年の12月、クリスマス前のことであった。あのときコーンマーケットはほんの一瞬大きく(14-15セント)下げ、しかしその日のうちにその下げの大部分を取り戻した。では、今回陽性が出た場合のマーケットの反応はどうなるのか?答えの鍵は、米国の消費者が握っている。米国国民の牛肉消費量が大きく落ち込むか否かが、重要なポイントなろう。去年のケースは、カナダから輸入された牛から出た、という結論に達し、消費者はその政府の説明に納得し、牛肉の消費量自体が大きく落ち込むことは無かった。しかし、今回2回目の検査で陽性と判明し、それが米国オリジンの検体であった場合に、政府が国民に対してどのような説明をし、国民がそれに対してどう反応するのか、現段階でははっきりと予想できない。今日マーケット関係者と話した限りでは、消費の大きな落ち込みを予想するものは少ないように感じたが、明日以降、世論がどう動くかに注目したい。(K)


 (大豆)

週末そして目先の天候状況・水曜の農務省の在庫発表に関する一部の弱気な見方、加えてBSEに関する不安感などが重なり本日の予想外の暴落を生む事となった。特にBSEに関しては先ずは事態の進展を見守りたい。その成り行きによっては目先更なるテクニカルな動きが助長される可能性もあり得る。(A)


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)