米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年7月2日

 

 

本日の相場

とうもろこし                     --やや安値寄り付き、安値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 04 255 - 55 3/4 256 3/4 255 255 1/4 -2 1/4 12306 -5858
SEP 04 260 - 60 3/4 261 1/4 258 1/4 259 1/4 -3 3/4 167803 +1960
DEC 04 264 1/4 - 65 265 1/4 262 1/4 263 -4 1/4 312383 -1430
MAR 05 271 1/2 - 71 3/4 272 1/4 269 1/2 270 -4 1/4 39088 +1650
MAY 05 277 1/4 277 1/4 275 275 1/4 -4 1/2 12471 +820
JUL 05 280 3/4 - 81 281 278 278 1/2 -4 10949 +425
            567647 -2271

大 豆                   --寄り付き、 期近は確り・新穀は安値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL04 944 - 47 947 930 939 1/2 +6 14382 -3083
AUG 04 810 - 09 817 801 1/2 809 1/4 +5 1/2 46194 +5
SEP 04 702 - 01 706 688 1/2 688 3/4 -8 12426 -192
NOV 04 662 1/2 - 65 669 650 1/2 652 1/4 -15 1/4 89303 +193
JAN 05 669 - 70 672 654 657 1/2 -11 1/2 4960 +11
MAR 05 672 672 654 657 1/2 -11 1/2 3831 -25
            176954 -2662

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 31420 +470 JUL 2880 +049 JUL 335 +4 1/2 108.25 - 109.16
AUG 28010 +40 AUG 2790 +036 SEP 341 1/2 +3  
SEP 24130 -290 SEP 2683 +019 DEC 354 +3  
OCT 21050 -320 OCT 2530 -015 MAR 362 1/2 +1 3/4  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

昨日は終盤値を回復して引けたものの、夜間取引の安値取引や今朝になっても天気予報に変化が見られない点などが影響し、安値での寄付き。12月限はややギャップを付けて264-265といったレベルが寄り付きとなった。同限月は結局この寄付きが本日の高値。その後は264から262台へ向けて小刻みにアップダウンを繰り返しながらもズルズルと値を削る展開が続き本日の安値付近での取引終了となった。目先の天候パターンに変化がない事、新規材料のインプットもなかった事もあり、展開としては今週の発表後の流れをそのまま引きずる形となっている。

 

(大豆) 

手前限月については引き締まる産地現物価格などにも刺激され本日も10セント強ギャップをつけた寄り付きとなった。新穀限月も寄り付き前は旧穀につられる形でやや高値唱えとなっていたが、天候材料に頭を抑えられた形。結局はやや安値での寄り付きとなる。コーン同様目先の理想的な天候パターンの中、新穀限月には全く買いのタイミングを与えず終日ネガティブ。これまでサポートされてきた660のラインを下に抜けると一気に652-654のレベルまで落ち取引終了まで回復する事なくの安値引けとなっている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の売り越し、大豆市場では5,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日引け後ののコミットメントオブトレーダーズの内容を加味した上で、本日現在コーンで 約58,400枚のロング、大豆では2,600枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    連休挟み、コーン受粉にタイムリーな雨(予報変わらず)

昨日はベルト全体の20%の範囲に0.10-0.50インチ、所によっては1.5インチまでの降雨。しかし中心はネブラスカ北東部、カンザス中央部・南東部、ミズーリ中南部などに限られベルト中心部或いは北部地域については概ねドライとなった。 今後は来週火曜にかけて全体の90%の範囲に2.5インチ、所によっては4インチまでの積算が予想され、この予報に変化はない。 本日から日曜にかけては、カンザス東部、ミズーリ、アイオワ南部・東部、ミネソタ東部、ウィスコンシン、イリノイ、インディアナ北部・西部、オハイオ北部そしてミシガンなどが中心となる。その後日曜午後から火曜にかけてはネブラスカ南部、カンザス、アイオワ、ミズーリ、ウィスコンシン南部、イリノイ、インディアナ、オハイオ北部・中央部そしてミシガンが中心とされる。 気温はベルト中南部・南東部地域で平年並みからやや高め、その他の地域では平年並みからやや低めとなる。

この連休は挟んだ雨は主産地におけるコーンの受粉期にもってこいのタイミングとなる。特にややドライ気味といわれるアイオワ、ミズーリ、イリノイ、インディアナの一部にとっては非常に有益な降雨だとされている。 現時点では7月前半に強いホット&ドライを指摘する向きもなく、本日時点でサポート材料となり得る材料はこの天候サイドからはほぼない状態にある。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月7日〜7月11日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト B A
東部ベルト N/B A

予報は変わらず。 平年以上の降雨パターンの継続が支持されている。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (6月29日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    17,627 ロング   30,100 ロング   19,560
大豆粕  ロング   23,426 ロング   17,800 ロング  19,455
大豆油  ロング   19,110 ロング   23,600 ロング     10,064
コーン  ロング    74,428 ロング    85,900 ロング     34,508
小麦  ショート   10,660 ショート   7,200 ショート    12,358

大豆はロングが予想を大きく下回り、若干強材料とされる。

 

2) USDA 週間ローンデータ ( Jun 29 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 519.3 -33.4 0.0 0.0 807.5 33.4

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 37.6 -1.9 0.0 0.0 119.0 1.9

 

 

本日のトーメンの意見

 

昨日この欄で貼り付けた”コーン受粉マップ”はセットアップの不備により閲覧できない状態となっておりました。本日修正しておりますので、7月1日のコメントから再度ご確認下さい。

(コーン)

【今週の相場回顧】

今週は農務省の発表に尽きる。6月頭の高値(12月限320台)から一気に滑り落ちてきた値動きも先週までで一服し280という強いサポートライン上で何とか思い留まろうとしていたタイミングでの農務省発表。四半期在庫(29.7億ブッシェル)の内容から、F/S/Iの進捗度合いについては市場予想から離れなかったものの、輸出進捗についてはその鈍さが再認識されることとなった。現時点で農務省が予想する輸出数字(2,050)を達成する為には向こう2ヶ月年度末までに週間約1.4百万トンのペースで輸出を継続する必要がある。現在の海外からの需要ペースを考慮した場合、このペースは現実的ではないと受け止められており、7月の需給報告においては50-100百万の下方修正だ妥当だという見方が大勢を占める。このファンダメンタルズの変化については、目先の弱材料として頭を抑える材料となりそう。 加えて作付け意向面積の発表は、90.968百万エーカー。市場予想の上限を上回る内容で、3月の発表からはほぼ2百万エーカーと大きな上方修正を見た。降雨過多の指摘は受けてきたものの、全体的には理想的な天候パターンが続いたことで記録的な作付け進捗率を見てきた事が、今回の発表内容で証明される形となる。 これら大きな弱材料の提供は市場へのインパクトも大きく、サポートラインと思われたレベルも一気に下にブレーク。チャート上非常に大きな変化をみた一週間という事になる。

BSEの疑いを持つ牛の再検査が今週ネガティブであった事もファンド売りを誘うには絶好のタイミングとなっている。(もう一等の再検査については週末から来週頭にかけて結果が出ると思われるが、現時点ではそのタイミングについての発表はなされていない)

【今後の値動き展望】

とにかく、今週の下へのブレークは非常にインパクトのある動きといってよい。その背景にある”目先の理想的な天候パターン”に変化が見られない限りにおいては、”もうはまだなり”の状況が来週も続くのではないかと考えられる。12月限は1月12日の大暴騰でみたレベルまでもう数セントの域にまで達している。これを下に抜けるようであれば、240台までの下落も覚悟しなければなるまい。毎年市場に注目されるこの時期の3連休明けが、市場心理にどのような変化を齎すのか非常に興味深いが、目下のところは弱気ムードに完全に支配されてしまっており、この一方的な展開を止めるにはそのきっかけとなるそれなりの材料到来が必要ではないかと考える。目先は引き続き下向き、”材料待ち”というところか。(A)

 


 (大豆)

【今週の相場回顧】

振り返ってみても今週の値動きは”コーン主導”。大豆の独自材料としては値動きの割には不足していたのではないか、というのが印象。唯一の材料としては、農務省発表。四半期在庫の410百万については市場予想の平均を若干上回る内容ではあったものの、1977年以来の低水準である事、又ON-FARMが僅かに27%しかない事が確認された点は、期近2本の動きに勢いを付ける事となった。国内主産地における現物価格も15-30セントも跳ね上がっており異常事態であると言わざるを得ない。手前限月の値動きは一旦大きな下げを見たものの発表後はそのタイト感再認識から再び上昇基調。 一方11月限については理想的な天候推移にコーン相場の影響もあり、これまでサポートされきた660割れというレベルをとうとう本日大きく下回り更には安値での引けを見ている。

【来週の展開】

新穀限月についてはやはり目先弱い。特に本日650台前半で引けを迎えた事は来週へのネガティブ材料へ繋がる。この流れにより、天候に異変が起きない限りは、640レベルへの引き続いての下落を予感させる。8月がその中心となる事から大豆にとってはまだまだ先の長い天候相場とはなるものの、相場の転換を見るにはもう暫く時間がかかりそうである。(A)


 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)