米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年7月30日

 

 

本日の相場

とうもろこし                     --安値寄り付き、安値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
SEP 04 217 1/2 - 17 221 1/2 216 1/2 217 1/4 - 1 1/4 144568 -3095
DEC 04 226 - 25 1/2 230 1/2 225 225 1/2 - 1 1/2 308984 -1662
MAR 05 235 - 34 1/2 239 234 234 1/4 - 1 1/4 60463 -33
MAY 05 240 3/4 245 240 1/4 240 1/4 - 1 3/4 22571 +75
JUL 05 245 1/2 - 45 1/4 249 1/2 245 245 1/4 - 1 1/2 19863 +627
SEP 05 250 1/4 251 3/4 249 249 1/4 - 1/4 4492 +111
            573758 -3849

大 豆                 --まちまちの寄り付き、大きく安値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG04 624 - 30 633 599 599 1/2 -25 9460 -4273
SEP  04 583 - 82 590 574 574 1/2 -15 1/2 14989 +420
NOV 04 575 3/4 - 74 582 1/2 568 569 -15 3/4 109921 +619
JAN 05 584 - 83 589 576 577 -15 1/4 10858 +67
MAR 05 591 596 584 585 1/2 -15 6864 +259
MAY 05 598 602 590 590 -15 6389 +628
            162508 -1993

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
AUG 19800 -210 AUG 2200 -83 SEP 312 1/4 - 1/2 111.22 - 111.46
SEP 18700 -520 SEP 2165 -89 DEC 325 1/2 - 3/4  
OCT 17550 -600 OCT 2106 -101 MAR 337 - 1/2  
DEC 17550 -570 DEC 2048 -113 MAY 340 1/2 - 2 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

相変わらず穏やかな天候の元、寄り付きは各限月前日比約1セント下げての取引となったが、その後セッション前半は月末のポジション整理によるショートカバーが入ったこともあって勢いよく値を上げることとなった。USDAから売り先不明の11万トンの輸出成約が発表されたことも若干支援材料となった。一時は12月限で230セントを付ける場面も見られたが、後半に入って買いオーダーが一層されると、相場は勢いを無くし、下げに転じた。上げた値位置を維持できなかったことは失望売りも誘い、最後まで弱気ムードが漂う中での取引が続いた。結局は一日の安値圏にて引けを迎え、契約安値更新。12月限は1.50セントダウンの225.50として引けている。

 

(大豆) 

期近は昨日の下げに対する行き過ぎ感もあり、やや強気なオープニングとなったが、その後は本日も現物相場の弱さが波及して下げ続けた。センサスがメキシコへの大豆の輸出量を下方修正したこともあり、最後まで弱気ムードの中での取引となった。新穀限は穏やかな天候を受け、やや安値での寄り付きとなった。前半は大きな動きは無かったものの、セッション後半になると期近の弱さが波及して値を下げ出した。月末の手仕舞い売りも影響して下げ続け、各限月期近を中心に大きく安値引けとなった。8月限は25.0セントダウンの599.50、11月限は15.75セントダウンの569.00として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では3,500枚の売り越し、大豆市場では3,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約11,600枚のロング、大豆では約21,000枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部    昨日の主産地での降雨は本日の下げに貢献

昨日はベルと全体の35%の範囲とはなったものの、ミズーリ中央部、イリノイ中央部、ミネソタ中西部、ネブラスカ中南部といった主産地で降雨が欲しかった地域を中心とした降雨となった為、本日のセッションへも弱材料として反映される事となった。  週末にかけてはダコタ・ミネソタ。ウィスコンシンなどを中心に1.25インチまでの降雨が50%の範囲に予想される。その後火曜にかけてはベルト北部〜東部へかけてサンダーストームが通過し全体の70%を適度な降雨が潤すと見られる。気温は来週月曜にかけて上昇傾向にあり高いところでは南西部の高いところでは90度後半まで届くと思われるが、主産地においては高温傾向ながらも適度な降雨がある事から材料としては寧ろネガティブに受け止められている。

 


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月5日〜8月9日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト B N/A
東部ベルト N N

気温は低めの傾向へ。降水量も平年並み維持見通しから、内容的にはネガティブ。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (7月27日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ショート   15,004 ショート   14,300 ショート    5,146
大豆粕  ロング    7,105 ロング    6,100 ロング   2,956
大豆油 ロング    4,596 ロング    9,500 ロング      5,837
コーン  ロング    15,643 ロング    10,900 ロング     22,067
小麦  ショート   18,217 ショート   21,900 ショート    21,719

大きな材料とはならないが、コーンのロングが予想より多く、若干の弱材料。

2) USDA 週間ローンデータ ( July 27 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 372.3 -35.4 0.0 0.0 954.6 35.4

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 26.4 -3.1 0.0 0.0 130.2 3.1

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今週、コーンマーケットは契約安値を更新し続け、遂には期近で昨年10月以来の安値を記録するに至った。目前に展開する穏やかな天候と順調に生育を続けるクロップが相場へのプレッシャーになっているのだが、実際、フィールドサーベイを行ったアナリストからは、「今年のコーンは離れて見ていても状態が良いのが伺えるが、フィールドに入ってイヤーを手にとってみると更に良いのが分かる」といったコメントも聞こえてくる。また、大豆相場の下落が加速していることは目先コーン相場にも少なからず影響を与えるので、12月限で210セントを目指す可能性が高いと言えよう。来週に各コミッションハウスやアナリストから発表される12日の需給報告に対する予想もその動きを加速するかもしれない。一方で、(繰り返しになるが)マーケットが豊作を織り込めば織り込むほど発表内容が逆に行った場合のリスクも増すので注意が必要となってくる。

余談だが、穀物メジャーのADMは本日4-6月の四半期に関する赤字決算の発表を行った。その大きな原因としては高果糖コーンシロップ価格の談合に関する集団訴訟(訴訟人はコカコーラやペプシなど)が9年の歳月を経た後遂に決着し、約2億5200万ドル(税引き後)の損害賠償請求を受けたことによる。米国のアグリビジネスの規模の大きさを思わせる発表であった。(K)


(大豆)

【今週の相場回顧】

8月限7011月限42セント。これが今週5日間での下落幅。11月限は先週頭の高値が660であった事から僅かに2週間で本日の安値までほぼ1ドルの値幅を見ている。引き続き順調な天候推移と、旧穀限月については需要不足に現物価格の下落を背景とした下落が収まる事無く続いてそのまま7月の取引を終了した。いつまでたっても天候に異変の兆しがない・・この蓄積が市場のクロップへ対する安心感を増幅させロング筋は悉く手仕舞いを強いられる展開となった。プラス新規の売りも加わり投機筋のポジションはほぼ一年ぶりにネットショートへ傾く結果となった。

【来週の展開】

弱材料 ◎テクニカルな弱さは未だ崩れず。これまでの価格動向を見ても一向に底を打つ兆しすらなく本日も安値引け。◎天候は引き続き良好を維持。目先・向こう2週間の予報でも適度な降雨は引き続き期待されている事から市場の豊作への意識は益々蓄積されていくであろう点。◎旧穀もタイトな期末在庫が数事上残っているものの、ここに来ての需要沈滞と現物価格の大きな下落により、先取りにここまで積み上がって来た投機筋のロングも悉く手仕舞いを強いられている点。 強材料 ●月が変わり8月。大豆着鞘のメインステージを前に天候異変に対する意識も一層高まる点。●12日の農務省発表に対する意識がこれまでの一方的な展開を抑えるとする見方。●これまでの一方的な展開に対する売り過剰感。など等。来週も何も無ければこれまでのトレンド継続という流れには変わりないと思われるが、先週末予想した安値の限界へ既に達しており又月も8月へ変わる事から市場へも何らかの心境の変化が表れてもおかしくはないと思っている。このままの流れが11月限の5ドル前半への展開を可能にするか、という部分については未だ否定的であり発表を前にした意識が値動きにも出てくるというのが現在の見方ではあるが。。(A)

 


 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)