米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年8月9日

 

 

本日の相場

とうもろこし                     --高値寄り付き、高値引け―

 

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
SEP 04 227 1/4 - 27 228 1/4 225 3/4 227 + 1 1/4 122142 -9926
DEC 04 237 3/4 - 37 1/4 239 236 238 + 1 1/4 321769 +3182
MAR 05 246 3/4 - 46 1/4 247 244 3/4 246 1/2 + 1 1/4 64327 -796
MAY 05 252 - 51 3/4 252 1/2 250 1/4 252 + 1/2 23566 +150
JUL 05 257 - 56 3/4 257 3/4 255 1/4 257 1/4 + 3/4 22209 +769
SEP 05 258 1/2 259 1/2 257 1/2 258 1/2 + 1/2 4976 +261
            573414 -5862

大 豆                         --高値寄り付き、高値引け--
          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG04 616 - 10 617 610 614 1/2 + 7 3/4 3110 -733
SEP  04 573 - 73 582 1/2 573 578 1/4 + 9 15814 -231
NOV 04 570 - 67 575 567 570 3/4 + 9 118061 -1286
JAN 05 573 1/2 - 73 581 573 577 1/2 + 10 11403 +223
MAR 05 584 586 1/2 580 583 + 8 1/4 7784 +289
MAY 05 590 592 586 1/2 587 1/2 + 8 1/2 6787 +217
            167593 -1443

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
AUG 19950 +1080 AUG 2300 - 10 SEP 316 + 1/4 110.51 - 110.75
SEP 18840 +720 SEP 2235 - 12 DEC 331 1/2 - 1/2  
OCT 17790 +440 OCT 2167 - 18 MAR 343 1/4 - 3/4  
DEC 17640 +370 DEC 2100 - 14 MAY 348 1/2 + 1/2  

 

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

本日は寄り付き直後こそ下落したものの、売り物が一掃されると堅調さを取り戻し、先週末の終値レベルでの取引を続けた後は、先週末の降雨が予想よりも少なかったこと、引き続き低温が続きそうなこと、ファンド筋の木曜日のレポートを控えたポジション整理などから買いが入り、一時先週末比2-3セント高まで上伸した。ただ、クロージングにかけては値を落とし、12月限月では先週末比1.25セントアップの238セントとして引けている。

 

(大豆) 

先週末の降雨が予想よりも少なかったこと、今週の降雨が限られること、今後も引き続き低温が続きそうなことなど今後の天候が収穫を左右する大豆に対して、強気な天候予想から、各限月ともギャップをつけて寄り付いた。その後も、堅調さは変わらず、中西部のメジャークラッシャーが在庫調整のため一時的に操業を停止するのではないかという噂も相場をサポートし、引け値は8月で7.75セント高の614.50セント、11月限月で9セント高の570.75セントで引けた。


 

本日ファンド筋はコーン市場では1,100枚の買い越し、大豆市場では1,500枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約12,200枚のロング、大豆では約12,100枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末の降雨は、西部地方で観測され、ミネソタ、ウィスコンシン、カンザスで多く、所により1インチ後半から2インチ前半となっている。その他のウィスコンシンからダコタ地方東部においては0.10から0.60インチまで。これにより、コーンベルト全体の35%をカバーした。一方、イリノイ、ミズーリ東部からオハイオ、ミシガンにかけてはほとんど降雨を見ることがなかった。最高気温は金・土曜日が東部で70度、西部で80度。日曜日はコーンベルトを通して70度後半から80度台まで。今週の気温も引き続き低い。最高気温で60度台から70度台まで、最低気温で40度台後半から50度台。南部ではところにより60度台もある。この低温による生育の遅れが少しづつ懸念材料として捉え始められてきている。週末から、来週にかけては暖かくなってきそうだ。降雨は限られてくるものの、ネブラスカ、カンザスからベルトの南東部にかけて今週火・水曜日あたりに0.3から0.8インチ程度見られそうだ。来週の後半にはコーンベルトの大部分に降雨をもたらす雨雲がやってきそうだ。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月15日〜8月19日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト B N/A
東部ベルト B B/N

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

3) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  8/5の週 7/29の週 昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  921.4 844.2 517.5 43,619.3 35,198.7
ダイズ  23.5 87.0 170.9 2,2945 28,030
小麦 730.9 663.7 676.7 5,202.1 4,731.7

コーンは市場予想を上回り強材料、大豆は市場予想を下回り弱材料となった。

 

【引け後の発表】

4)USDA週間クロップ・プログレス(8/1の週) 

【単位 : %】 

《コーン主要産地のシルキング進捗状況》 

  8/8の週 先週 昨年同期   5年平均  
アイオワ   97 89 93 96
イリノイ   100 99 96 98
ネブラスカ   97 93 95 97
ミネソタ 91 79 99 98
インディアナ   99 98 88 96
オハイオ 99 90 89 93
ウィスコンシン 67 38 75 84
サウスダコタ 81 47 85 86
ミズーリ 99 98 96 97
ミシガン  71 67 78 86
主要18州平均   93 84 92 95

《コーン主要産地のドウ・ステージ進捗状況》 

  8/8の週 先週 昨年同期   5年平均  
アイオワ   21 12 16 26
イリノイ   80 64 47 59
ネブラスカ   45 16 33 45
ミネソタ 3 1 12 13
インディアナ   63 38 26 48
オハイオ 54 27 20 38
ウィスコンシン 6 0 10 16
サウスダコタ 12 2 15 28
ミズーリ 82 72 69 74
ミシガン  11 4 1 8
主要18州平均   42 28 30 40

《コーン・クロップコンディション》

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(1) 5(5) 16(17) 48(49) 30(28)
イリノイ 1(1) 2(3) 14(13) 56(52) 27(31)
ネブラスカ 1(1) 3(2) 14(12) 49(49) 33(36)
ミネソタ 5(2) 8(6) 23(24) 53(55) 11(13)
インディアナ 2(2) 4(5) 14(16) 54(53) 26(24)
サウスダコタ 1(0) 4(4) 18(18) 50(54) 27(24)
ウイスコンシン 4(5) 17(15) 19(22) 39(39) 21(19)
主要18州平均 2(2) 5(5) 17(17) 50(49) 26(27)
18州平均(昨年) 4(3) 9(8) 22(22) 45(47) 20(20)

コンディションは前回発表と変わらず。材料としては中立。


《大豆生産主要州の開花進捗状況》
 

  8/8の週 先週 昨年同期   5年平均  
アイオワ   98 95 94 97
イリノイ   96 93 90 94
ミネソタ 90 81 98 97
インディアナ 95 90 78 91
ネブラスカ 95 85 93 95
オハイオ 94 85 89 92
ミズーリ 83 74 73 80
主要18週平均 92 84 87 91

《大豆生産主要州の着鞘進捗状況》 

  8/8の週 先週 昨年同期   5年平均  
アイオワ   85 66 67 78
イリノイ   82 64 51 70
ミネソタ 46 27 76 66
インディアナ 72 56 39 62
ネブラスカ 70 46 60 63
オハイオ 75 52 47 63
ミズーリ 55 41 37 45
主要18週平均 69 49 56 65

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(2) 4(5) 17(18) 51(50) 27(25)
イリノイ 1(1) 4(4) 17(17) 56(55) 22(23)
ミネソタ 3(2) 6(7) 27(33) 55(47) 9(11)
インディアナ 3(3) 5(5) 17(19) 54(54) 21(19)
ネブラスカ 1(1) 4(4) 19(15) 53(53) 23(27)
オハイオ 5(5) 10(10) 26(30) 43(41) 16(14)
ミズーリ 3(2) 6(6) 22(23) 52(53) 17(16)
主要18州平均 2(2) 5(6) 20(22) 53(50) 20(20)
18州平均(昨年) 4(3) 9(8) 25(26) 46(47) 16(16)

コンディションが良い/非常に良いの合計で、市場予想が変わらずもしくは1ポイントアップに対して、

前回より3ポイントアップとなっている。弱材料。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今年はこれまで中西部全体を通じて涼しい夏となっており、そのことは多くの地域ではHOT&DRY懸念の払拭というベアリッシュな要因として作用してきた。唯一ベルト北部においてはクロップの成長をスローダウンさせ、早霜のダメージを受け易くするブリッシュな要因として問題視され続けてきたが、焦点の大部分はこれまでずっと大豆に向けられ、比較的早くに作付けされたコーンに関して心配する声はあまり聞かれなかった。しかし、先週後半辺りからにわかに、「北部ベルト、特にウィスコンシンやアイオワ北部におけるコーンの生育の遅さは結構問題なのでは」といういう声が高まってきた。その状況を受け、週末にウィスコンシン州においてフィールドサーベイを行ってきた。時間の関係で残念ながら同州の南部地域しか調査できなかったものの、マーケットで懸念されている状況についてはおおよそ理解できた。詳しくはクロップサーベイのページを見ていただきたいが、2/3以上のフィールドでは受粉が(良い状態で)完了しており、豊作を連想させる。しかし、車を走らせながらフィールドを眺めていると、確かにシルクがまだ白い畑や、たまにではあるがタッセリングにも至っていないフィールドがたまに目に付く。南部を見ている限りではこれらの畑の割合はまだ多くなく、全体的な生産量を大きく左右する程ではないと感じたが、同州の北部に行けばおそらくその割合が増え、見るものを不安にさせ始めているであろう。

こういった状況も手伝って、マーケットは発表を待たずに織り込みすぎた豊作を少しずつ吐き出しつつあるので、発表を境に大きな動きを見る可能性は限られつつあるものの、なにしろ今年初めての実際の調査に基づく発表を迎えるわけなので、発表前にある程度手当てしておきたいところである。(K)



(大豆)

ギャップをつけて高値寄り付き。しかしその後下落ムードも無く相場は終日高値を維持しデイリーの窓は開いたまま引けた。週末のやや少な目の降雨実績・カナダ菜種産地における早霜の情報と目先の低温傾向懸念そして、農務省発表を木曜に控えたポジション整理的な買い物。これらが本日の市場を支えた主要因という事が出来る。低温懸念については“8月中に平年比4度(華氏)低いと収量0.2ブッシェル、8度低いと1.0ブッシェルの低下”といった過去のデータに基づいた指摘もある中、今後の気温推移にも注視していく必要あり。本日引け後の作柄報告では全体平均3%の改善。例年だと7月下旬以降のレートは確実に低下するのが歴史的実績となっているが今年の場合は僅かながらにこの8月第二週までレートがより改善の傾向となっており、これは異例な推移だと言える。明日寄りつきへの材料となると思われるが、一方でミネソタ・ダコタ両州・ウィスコンシンなどにおいては進捗の遅れも目立つ。主産地の一つミネソタの着鞘などは平年比20%も遅れを取っており、今後の低温傾向・早霜関連情報といった材料の裏づけとして扱われる事にもなり、これも注目だ。 農務省発表については最近数年の発表実績が市場予想より下を行く傾向が指摘されている事もあり、ムードとしては“予想比較低めの数字”を期待する傾向がやや膨らんできているようにも映る。発表まであと3日。(A)


 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)