米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年8月13日

 

 

本日の相場

とうもろこし                     --安値寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
SEP 04 216 1/2 - 16 218 1/2 215 1/2 217 3/4 - 1/4 84100 -11646
DEC 04 227 3/4 - 27 1/2 229 1/4 226 1/4 228 1/4 - 3/4 347200 +10068
MAR 05 236 1/4 - 36 237 3/4 235 1/4 237 - 1/2 66117 +1344
MAY 05 242 1/2 243 3/4 241 1/4 243 1/4 - 3/4 25278 +520
JUL 05 247 1/2 - 47 248 3/4 246 248 1/2 - 1/2 24319 +696
SEP 05 251 252 250 1/2 251 - 3/4 5697 +290
            567164 +1370

 

大 豆                         --安値寄り付き、 安値引け--          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG04 684 - 83 712 645 652 - 35 1/2 364 -615
SEP  04 587 - 86 590 581 586 1/4 - 3 3/4 16271 -440
NOV 04 582 - 51 584 1/2 575 580 3/4 - 4 1/2 120379 +2200
JAN 05 588 - 87 589 580 586 - 4 3/4 12187 +421
MAR 05 594 - 93 596 587 1/2 592 1/2 - 4 1/2 8110 -39
MAY 05 600 - 99 601 593 1/2 597 1/4 - 5 1/2 7344 +129
            169952 +2037

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
AUG 19850 +350 AUG 2357 -43 SEP 299 1/2 + 0 110.58 - 111.71
SEP 18790 + 180 SEP 2306 -11 DEC 313 1/2 - 1/2  
OCT 17650 + 30 OCT 2248 -36 MAR 325 1/4 - 1 1/4  
DEC 17530 - 40 DEC 2212 -20 MAY 330 - 2  

 

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

本日も安値寄り付き。ただ、昨日と違うのは寄り付き直後が本日の安値。本日の閑散としたマーケットの中でその後は売り過剰感から下げ渋り、commercial筋の買いも入ったことから2セントほど上げた。そこからは一進一退。昨日のレポートは強かったものの、既にある程度は市場に織り込まれていた点、行き過ぎた数字ではないかと見る向きもあり、方向感が定まらなかった。マーケットクローズ直前に本日の高値をつけた後は若干下げて、9月限月で前月比0.25セント安の217.50、12月限月で前日比0.50セント安の228.25セントにて本日の引けを迎えた。

 

(大豆) 

8月限月は昨日の上げから一転、前日比35.50安の652セントにて本日の切り落ちとなった。寄り付きからしばらくは昨日の引けより若干の安値にて取引が続き、その後急激に40セントほど値を上げて11:00頃には本日の高値712セントをつけた。そこからはファンドの手仕舞い売りが相次ぎ、気が付けば30分ほどで67セントの下げを見せ、そのまま引けた。その他の限月は昨日の急激な上げを消化できずに本日は安値寄り付き。その後売り物が一掃され若干上げたものの、commercial筋の売り、昨日のレポートにて確認された需要の減少、短期的な買い過剰感から売り物が続き、本日の安値圏である前日比9-10セント安をつけた。ここまで売られた後は、マーケットは買いに入りアップトレンドを描きはじめるものの、前日比安値のまま本日の引けを迎えた。終値は9月限月で3.75セント安の586.25セント、11月限月で4.50セント安の580.50セント。

 

本日ファンド筋はコーン市場では1,500枚の売り越し、大豆市場では1,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約10,700枚のショート、大豆では約17,300枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

昨日も目立った降雨は見られず、気温も60度後半から70度前半と予想通り少し暖かくなった程度で、引き続き乾燥気味なCoolな天候となった。ただ、このCoolな気温は少しづつ弱まっていることは確認されてきている。確かにベルト北部、地域で言えばノースダコタ、ミネソタ、ウィスコンシンなど北部の州の特に北側では40度程度まで気温が下がるところもありそうだが、さすがに霜の心配までは必要ない。今週末から来週頭にかけては気温も70度から80度、南部では90度にまで達するところがあるものの、来週水曜日から金曜日あたりにかけては再度、気温が下がってきそうだ。ただ、この寒気は雨をともなってやってきそう。今週末は目立った雨予報がないものの、来週の中頃にはベルトの50%程度をカバーする雨が降りそうだ。 8-15日間予報では、当初はカナダから下りてきたCoolな気候に支配されるものの、8/25あたりにロッキー山脈あたりに高気圧が発達してきて、コーンベルトには8/27-28あたりに届きそうだ。降雨は8/20-23あたりに広い範囲で見られそう。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月19日〜8月23日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト B N/A
東部ベルト B N/A

引き続き例年以下の気温が続きそう。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (8月10日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ショート   19,468 ショート   14,200 ショート    6,652
大豆粕  ショート     2,426 ショート    1,300 ショート    6,573
大豆油 ロング      359 ロング     1,300 ショート    9,585
コーン  ロング     3,272 ロング    10,200 ショート   30,052
小麦  ショート   20,456 ショート   22,000 ショート   25,616

コーン、大豆ともに市場予想範囲内にて、材料としては中立。

2) USDA 週間ローンデータ ( Aug 10 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 296.7 -44.8 0.0 0.0 1030.2 44.8
2004クロップ 0.3 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 19.7 -3.4 0.0 0.0 136.9 3.4
2004クロップ 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

予想平均を上回る生産量が発表されたにも関らずマーケットは底堅く、12月限の契約安値225.0近辺では強いサポートが入っている。というのも現在のサポートレベルは長期のマンスリーチャートでみても2000年以降で4回もサポートされているトレンドライン上のサポートなのである。このレベルをブレイクするのは簡単ではないかもしれないが、大きな早霜の被害が発生しない限りは収穫期までには下へ抜け、210-215を目指すこととなるではなかろうか。

クロップが完熟期を迎えるまでに霜の被害を受けると、穀粒内の澱粉質の形成に支障をきたし、結果としてテストウエイトの低下を招く。現在のTOO COOLな気候は霜害に対する不安を後押ししているが、霜害については全て9月の天候にかかっており、現在の低温傾向が続けばブリッシュ、インディアンサマーが訪れるようであればベアリッシュである。しかしいずれにしても、受粉期をこれだけ理想に近い天候で切り抜けたクロップの生産量を著しく低下させるような状況は考えにくい。

今回の発表ではイールドが148.9と大きく上方修正されたが、最終イールドについては意見が分かれるところ。「BIG CROP WILL BE BIGGER」という声も多く聞かれるが、密植の結果今年のイヤーは平均して長さが短く、イヤーの中身まで調査する次回の報告では収量の下方修正が行われるのでは、という見方もある。

また、今回の発表では新穀の生産量の増加(288百万BU)は需要面の増加(165百万BU)によってある程度吸収されることとなった。餌用の需要は75増加、これは食肉価格の上昇により家畜の数が増やされたことによると見られるが、一方で飼育されている牛が年々減少していることから今回の数字に対して懐疑的な声も聞かれる。FSIも90の上方修正。この内エタノールの増加が70を占めるが、現在も原油価格の上昇が続いており、エタノールの競争力はこの先も保たれよう。また、未だ議会を通過していないエネルギー法案は、選挙後に議論の的となりそうだが、大統領選挙の行方に依らず、エタノールのような代替エネルギーへの補助は促進されるのでないかと考えられる。輸出需要は据え置きとなったが、中国の豊作、東欧での餌用小麦の豊作などは今後輸出需要には逆風となる。(K)



(大豆)

【今週の相場回顧】

12日の農務省発表を前に、8月に入ってからの値動きはこれまでの下げ一辺倒からやや面持ちを変え11月限は上下動を見ながらも560を挟んでほぼ平行線を辿る展開が続いた。そして昨日の農務省発表。内容が事前予想の下限を下回る単収・生産量になった事は市場へ与えたインパクトも大きく、値位置はほぼ2週間ぶりの高値にまで跳ね上がる事となった。生産量は2877百万(単収39.1)。農務省の作柄報告が昨年同期比明らかに高い数値を示していたにもかかわらず単収が昨年8月の39.4を下回った点は市場よりも疑問視されているが、特に中西部北部地域における現在の低温傾向や、近年における8月予想単収がその後の発表で上昇修正されるといったケースが目立った事から(特に昨年は8月の旱魃はあったものの最終確定数値までに16%も下方修正されている)その点が考慮されている・・などといったコメントも聞かれた。

【来週の展開】目先は緩やかな上昇トレンドか

発表を終えてもその低い数値内容にしっくりとこない市場となってはいるが、大きなファンダメンタルのインプットを受ける形で相場は昨日上昇した。本日はインサイドデーとなったものの、一つの節目として2日前の安値(11月限552)は目先の安値と言う声は多い。又、39.1のインプットにより市場へは今まで以上に天候推移に対する警戒感が増す事にもなる。現在の異常に冷えた夏が継続する事で、作物の生育の遅れ→早霜被害への警戒感。或いは過去の経験から、低温傾向が大豆の油分低下を招くと言う指摘も出始める。実際8月は既に第二週を終了するところだが、今週のシカゴはこの夏一番の冷え込み。昨日は日中の最高気温が60度前半と、観測史上最も気温の上がらない8月の記録を更新したと見られているが、この低温傾向は今後も継続の見込みにあり引き続き市場にとっては懸念材料であり続ける、というかその度合いは増幅する事になるとも思われる。しかし、一方では市場2番目の豊作予想下、期末在庫を決定する需要サイドについての市場の見方が非常にばらついている。農務省の190百万という数字(在庫率6.8%)は決して潤沢な在庫率とはいえないが、搾油・輸出の各見込みが高いのか低いのか?現段階で統一した見方が市場からされていない点も今後の相場展開を読みにくくしている。同時に南米生産量予想はブラジル66+アルゼンチン34百万のまま。この膨大な数値も相場の頭を抑える役目を担う。

このように、強弱両方の心境が交じり合った市場の下、値動きもはっきりとした展開にはなりにくいと思われる。上述のように、取り敢えずの節目という事で11月限の552を底に目先じわじわと高値を窺うという展開になりそうであるが、例えばすんなりと6ドル台への底上げが出来るかと言えば、それは厳しいという印象。天候推移が警戒されながらも、上がったところは売られるという相場パターンが9月に向かって暫くは継続するのではなかろうか。来週は恒例の”PROFARMER CROP TOURがある。今回の低い農務省単収発表があるだけに、本ツアーに対する市場の注目度も高まるものと思われるが、弊社よりは今年も一人(BILLY KODAMA)が参加する予定となっている。来週は現地からの最新情報を交えた報告が出来ると期待している。(A)

 


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)