米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年8月30日

 

 

本日の相場

とうもろこし                     --高値寄り付き、高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
SEP 04 222 1/2 - 22 228 3/4 222 224 1/2 + 4 1/4 36075 -11816
DEC 04 232 - 31 1/2 239 231 1/2 235 1/4 + 6 1/4 352413 +1513
MAR 05 240 - 39 1/2 247 239 1/2 243 1/2 + 6 77195 +1615
MAY 05 245 3/4 253 245 3/4 249 1/2 + 6 1/2 26293 +186
JUL 05 251 257 1/2 251 254 + 6 28840 +553
SEP 05 255 257 255 256 + 5 6664 +273
            544169 -7222

 

大 豆                        --高値寄り付き、 高値引け--          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 04 613 - 10 631 610 622 1/2 + 22 6826 -4123
NOV 04 609 - 07 629 607 620 1/2 + 24 3/4 128720 +1420
JAN 05 616 - 15 1/2 634 615 625 1/2 + 24 14037 +520
MAR 05 619 1/2 - 19 636 1/2 619 631 1/4 + 23 3/4 9636 +320
MAY 05 625 - 24 639 624 632 + 20 1/2 8496 +293
JUL 05 630 - 29 640 629 637 1/2 + 20 4764 +313
            175197 -1193

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
SEP 18270 +330 SEP 2541 +101 SEP 303 1/4 + 1 3/4 109.83 - 110.19
OCT 17920 +510 OCT 2501 +97 DEC 316 1/4 + 2  
DEC 18020 +620 DEC 2473 +111 MAR 327 3/4 + 2 1/2  
JAN 18220 +670 JAN 2455 +105 MAY 331 1/2 + 1 1/2  

 

 

 

本日の相場の動き

 

早霜懸念で上げる。

(コーン) 

先週一週間の下げ幅が9月限月で11セント、12月限月で12.75セントとなったのに対し、売られ過ぎ感より本日は寄り付きから高値寄り付きとなった。その後も来週頭から半ばにかけてハリケーンの影響で気温が下がることが、早霜発生へと連想させたことや、先週金曜日に発表されたCommitment of Tradersにて強気の数字が出てきたことなどから、一時12月限月で前日比10セント高まで上がったものの、市場参加者の念頭にはbig productionがあり、上値での売りは強く、その後はやや値を下げて本日の取り引き終了となった。引け値は9月限月で前日比4.25セント高の224.50セント、12月限月で同6.25セント高の235.25セントとなっている。

 

(大豆) 

先週木・金曜日の売られ過ぎ感に加えて、9/9頃に気温低下に伴う早霜の発生が噂され、これがキーポイントとなった。寄り付き からギャップをつけた高値寄り付きとなり、その後は先週金曜日に発表されたCommitment of Tradersの発表数字が市場予想レンジの上限近いものであったこと、ファンドのショートカバーなどが入り、本日は一貫して高値圏での取り引きとなった。11月限月の値動きは早々に50日平均線が示した619セントあたりを超えて、最終的に引け値でも超えることとなった。引け値は9月限月で前日比22セント高の622.50セント、11月限月は同24.75セント高の620.50セントとなっている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では8,000枚の買い越し、大豆市場では8,000枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約8,900枚のショート、大豆では約18,300枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

昨週末はコーンベルトの多くの地域で降雨を見ることができた。雨は金曜日から土曜日にかけてカンザス東部からイリノイを通りミシガン、オハイオまでがより多く降雨量を確認し、0.75-2.0インチがほとんどだが、ミズーリでは多くの地域で2.0-3.0インチ、多いところでは5インチ近くの降雨量となっている。最高気温は60度後半から70度台で金曜日までの気温とは変わり、またCoolな気温となった。

今週の天気は時折雨予報もあり、気温も最高気温が70度後半から80度台、最低気温が50度台から60度代前半となっており、霜の心配はなさそうだ。なかでも月曜日、金曜日はもう少し気温が高くなりそうだ。ハリケーンの動向は先週はデルタ地帯に上陸する予報だったが、今週に入ってからの予測ではより東部に移動し、来週の月曜日あたりにカロライナ地方に上陸しそうだ。このハリケーンはさらに内陸部に進み、9/7-8頃にはオハイオ東部まで到達し、その後はカナダに抜けると思われる。このハリケーンに伴うに豪雨と暴風が作物に影響を与える可能性が高い。また、このハリケーンによる影響で来週の頭から半ばにかけて冷たい空気が中西部の北側に入りこんできそうあり、これによる早霜が懸念される。今週は週末に入る前までが気温の上昇が予想され、週末は再び気温が下がりそうだ。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月5日〜9月9日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト N N
東部ベルト N N

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

3) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  8/26の週 8/19の週 昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  827.2 866.70 926.7 46,189.7 37,517.3
ダイズ  62.4 111.10 99.4 23,135.9 28,644.9
小麦 722.9 556.5 908.9 6,971.2 6,931.8

 

 

【引け後の発表】

4)USDA週間クロップ・プログレス(8/29の週) 

【単位 : %】 

《コーン主要産地のドウ・ステージ進捗状況》 

  8/29の週 8/22の週 昨年同期   5年平均  
アイオワ   81 62 82 87
イリノイ   96 95 92 95
ネブラスカ   92 83 93 93
ミネソタ 35 25 86 85
インディアナ   96 90 81 92
オハイオ 91 82 82 86
ウィスコンシン 43 34 69 68
サウスダコタ 74 60 84 87
ミズーリ 96 93 97 96
ミシガン  49 37 64 59
主要18州平均   79 70 86 88

《コーン主要産地のデント・ステージ進捗状況》 

  8/29の週 8/22の週 昨年同期   5年平均  
アイオワ 39 19 51 59
イリノイ   76 67 56 68
ネブラスカ   46 31 56 63
ミネソタ 6 4 47 44
インディアナ   67 52 35 60
オハイオ 49 33 27 41
ウィスコンシン 4 1 21 24
サウスダコタ 17 11 37 46
ミズーリ 85 78 84 84
ミシガン  9 2 14 21
主要18州平均   46 36 50 57

《コーン主要産地の成熟進捗状況》

  8/29の週 8/22の週 昨年同期   5年平均  
アイオワ 2 0 8 10
イリノイ   14 5 7 14
ネブラスカ   1 0 6 8
ミネソタ 0 0 2 2
インディアナ   14 7 2 9
オハイオ 3 2 0 4
ウィスコンシン 0 0 0 0
サウスダコタ 1 0 5 7
ミズーリ 38 29 46 43
ミシガン  0 0 0 1
主要18州平均   11 6 11 13

《コーン・クロップコンディション》

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2(2) 6(6) 19(19) 52(50) 21(23)
イリノイ 1(1) 3(4) 17(15) 54(54) 25(26)
ネブラスカ 2(1) 6(4) 21(17) 45(47) 26(31)
ミネソタ 4(4) 12(9) 35(31) 42(46) 7(10)
インディアナ 2(2) 5(4) 15(15) 51(52) 27(27)
サウスダコタ 3(3) 10(9) 27(23) 44(47) 16(18)
ウイスコンシン 5(5) 20(16) 23(24) 40(44) 12(11)
主要18州平均 2(2) 7(7) 21(20) 49(48) 21(23)
18州平均(昨年) 9(8) 16(13) 29(29) 36(39) 10(11)

GOOD+EXCELLENTの合計が1ポイント悪化したものの、市場予想の範囲内であり中立と言える。


《大豆生産主要州の着鞘進捗状況》
 

  8/29の週 8/22の週 昨年同期   5年平均  
アイオワ   99 98 99 99
イリノイ   97 94 94 96
ミネソタ 95 90 99 99
インディアナ 98 95 90 95
ネブラスカ 99 95 97 98
オハイオ 97 93 95 97
ミズーリ 93 81 88 88
主要18週平均 95 91 94 95

《大豆生産主要州の落葉進捗状況》 

  8/29の週 昨年同期   5年平均  
アイオワ   1 3 2
イリノイ   4 1 3
ミネソタ 0 4 2
インディアナ 12 5 10
ネブラスカ 2 3 6
オハイオ 5 1 8
ミズーリ 4 4 3
主要18週平均 6 6 7

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2(2) 7(6) 23(21) 50(50) 18(21)
イリノイ 2(2) 4(5) 23(21) 53(53) 18(19)
ミネソタ 8(4) 14(8) 34(32) 38(45) 6(11)
インディアナ 4(3) 6(5) 18(19) 51(51) 21(22)
ネブラスカ 3(1) 11(9) 27(23) 46(46) 13(21)
オハイオ 5(6) 10(11) 28(28) 44(42) 13(13)
ミズーリ 2(3) 6(7) 23(26) 55(52) 14(12)
主要18州平均 3(2) 8(7) 25(24) 48(50) 16(17)
18州平均(昨年) 8(8) 16(13) 31(31) 36(38) 9(10)

早霜の影響が懸念されているMN、SD、WIについてはGOOD+EXCELLENTの合計がそれぞれ先週比較、56→44、72→62、59→55となっている。

なお主要18州平均のGOOD+EXCELLENTの合計が先週比引き続き悪化(3ポイント)であり、今回の数字は強材料と言える。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

見方は変わらず弱気。全体の平均イールドを2-3BU/Acre押し下げる程の大きな霜の被害が発生した場合は、もちろん相場の居所は上を目指さざるを得ないが、そうでない場合は収量の更なる若干の上方修正により再び契約安値を目指す可能性さえある。前回発表時においてUSDAのサーベイヤーが調査しなかった「イヤーの中身」も、昨年比良いという結果がクロップツアーから報告されているからである。現在作柄が懸念されている北部ベルトのコーンも、夏場のストレスを回避できた以上、霜の被害さえ大きく無ければ大豊作となる可能性が大きい。また、日本のコーン買い付けもペースアップしそうに無く、今後需給報告において輸出需要の更なる下方修正が行われる可能性も見逃せない。本日は10日間の移動平均線を上へ抜ける場面を見るなどテクニカルにも強気なサインが出だしているが、焦らずに12月限は契約安値225.00割れを待ちたい。(K)



(大豆)

先週始めの霜害による材料に買い上げられ後半に利食い。同様の月曜が本日見られた。スローな生育環境の中来週再びの霜懸念という新規材料に投機筋の積極的な買いが見られた。本日は50日移動平均を上回るレベルのでの引けを見た事も、明日以降の短期的な上昇局面を想像させる。引け後の作柄報告も3%ダウン。予想以下という声もあるが、先週のMN/ND/SD/WIでの霜害ははっきりとデータに反映されており、確りと材料視されるのではないかと見ている。8月以降の作柄報告のこれまでの流れを見てもIL/INなど主産地の状況は良くない。9月の発表で8月のイールドの改善を望むにはこれら主産地での確実な作柄推移が一条件となることもあり、市場では9月農務省発表に更なるイールドダウン・・という材料を先取りし始める可能性もある。これらから目先の展開は640-650へ向けた上昇期待が更に高まる。目下のところそれ以上の上昇には更なる材料の後押しが必要と思われるが、6ドル半ばまでの展開はテクニカルな動きも考慮すれば現在の“霜”材料だけでも達成される可能性がある。(A)

 


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)