米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年9月1日

 

 

本日の相場

とうもろこし                     --高値寄り付き、高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
SEP 04 231 - 30 1/2 234 228 1/2 233 1/2 + 5 3/4 16153 -6011
DEC 04 242 - 41 245 237 3/4 242 3/4 + 5 355153 +936
MAR 05 249 - 48 1/2 251 1/2 245 3/4 251 + 5 3/4 77577 +314
MAY 05 254 3/4 - 54 1/2 256 3/4 251 3/4 256 1/2 + 4 3/4 27178 +760
JUL 05 260 3/4 - 60 1/2 262 256 260 3/4 + 4 1/4 29110 +305
SEP 05 265 - 64 1/2 265 258 261 1/2 + 2 6785 +161
            529003 -3224

 

大 豆                        --高値寄り付き、 高値引け--          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 04 633 1/2 - 33 648 1/2 624 636 1/2 + 9 1/4 3725 -1574
NOV 04 650 - 37 652 623 637 1/4 + 10 128184 -992
JAN 05 649 - 45 656 631 644 1/4 + 11 1/4 14790 +256
MAR 05 660 - 50 662 636 649 3/4 + 11 1/4 10478 +709
MAY 05 658 - 56 658 636 648 + 8 1/4 9223 +499
JUL 05 658 - 55 659 642 651 + 7 4758 -111
            174195 -1028

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
SEP 18110 +30 SEP 2670 +60 SEP 317 1/2 + 7 3/4 109.28 - 109.59
OCT 17990 -10 OCT 2623 +75 DEC 330 1/4 + 7 1/2  
DEC 18190 +70 DEC 2597 +77 MAR 341 1/4 + 8 1/4  
JAN 18350 +70 JAN 2575 +72 MAY 344 1/2 + 7 1/4  

 

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

本日は 各限月ともギャップをつけて高値寄り付き。ハリケーンの上陸が遅くなったことによりカナダからの寒気がより南下しそうな予報がでてきたことと、再来週には次の寒気団が発生する予報が出てきたことが大きく材料視された。寄り付きで大きく上げた後は、徐々に値を下げたものの、終盤に入ると更にCRB INDEXが上値抵抗線を抜けたこと、12月限月ではショートタームの上値抵抗線である240セントを抜けたことがファンド筋の新たな買い意欲を促し、再度買い方が活発となり、結局12月限月の終値は前日比5セント高の242.75セントと本日の高値圏にて引けた。

 

(大豆) 

コーン同様各限月ともギャップをつけて高値寄り付き。今週に入ってから降雨がほとんど見られていないことおよび今週末までも降雨はごく少量にとどまること、来週の早霜懸念、再来週にも寒気団が入ってくることなど天候面が材料視され、大きく上げた。その後は11月限月で言えば、目先の目標であった650セントをつけたことにより、調整が入り、635-645セントのレンジにて方向感がでなかった。午後に入ると利益確定の売りもあり、624セントまで一気に下げたが、売り物が一掃されると、その後は再びファンド筋の買いが入り、結局11月限月で、前日比10セント高の637.25セントにて引けた。


 

本日ファンド筋はコーン市場では7,000枚の買い越し、大豆市場では5,500枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約900枚のショート、大豆では約12,300枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 来週半ばに来る寒気団が更に南下予報となる。

昨日はコーンベルト 北西部に降雨があったものの降雨量は少量にとどまっている。主な地域としてはアイオア、ミネソタ、ウィスコンシンで降雨量は0.2インチまでである。最高気温は北東部で70度台、その他の地域で80度後半となっている。本日の発表された予報の中で注意したい点としては、ハリケーンの米国東部への上陸が土曜日から月曜日に遅れそうなこと。これにより、今週末から来週頭にかけてコーンベルト北部、西部より東部に動く予報であったカナダからの寒冷前線の動きについて、昨日に比べハリケーンとぶつかるタイミングが遅くなるために、より広範囲に広がり、昨日の予報よりも南下してしまうことが予測されている。来週の木曜日にはミネソタ、ウィスコンシン、ノースダコタに、金曜日はミシガン北部の気温が相当落ち込みそうであり、最低気温はカナダとの国境付近では28度、クロップの主産地では30-38度程度になりそうだ。また、9/16-17日あたりにもあらたな強い寒気が予報されはじめた。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月7日〜9月11日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト B/N N
東部ベルト N/B N/A

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  

(単位 : 千トン) 

明日の予想  先週の発表数字 
小麦 350-550 614.90
コーン 500-800 133.50
大豆(旧穀) minus25 - 25 17.50
大豆(新穀)

300-400

527.50

大豆粕

75-125

60.50

大豆油

1-5

1.40

 

【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

  8/28の週 8/21の週
肥育用ブロイラー卵導入数      104 103
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   103 104

材料としてはやや強気。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

中期的な見方は変わらず弱気。今後暫く続くであろう強気な局面は、霜害に対する懸念から来るものであり、被害地域が限られることと、全体の収量に与える影響は限られるであろうことから、中期的トレンドを考える上ではあまり気にする必要はないと感じている。

では、長期的(数年単位)視野に立った場合の見方はどうか。この欄では何回か、中国の輸出能力の低下からくる米国産コーンの貿易市場でのプレゼンスの高まりから、米国で一たび旱魃などが起こった場合のマーケットへのインパクトが相当大きくなるという危惧を述べてきた。実際、USDAが現在発表している数値によると、世界のコーン輸出量に占める米国産の割合は2002年度では約50%であったのに対し、2004年度では約70%となっている。このことは、2003年末から今春にかけてそうであったように、今後1-2年の間は確実に潜在的強材料となる。しかし、相場が行き過ぎると、今度は経済原則が働き、世界市場は何とか米国産に頼らなくても済むような方法を考え出そうとする。例えば、中東に頼らざる得ない構図から何とかして脱却しようとしたエネルギー産業界が超重質油の利用技術を開発しようとしたように、穀物業界でもまた同じような努力が試みられることとなる。この観点から、我々は今後南米と中国のコーン種子開発の動向に対して注意を向けていく必要がある。(K)



(大豆)

再び投機色の濃ゆい展開が見られている。来週後半の霜懸念に序盤は沸いたが終盤には寄り付きの窓を埋めながらの引け。安値から戻したとはいえ流れを見れば右肩下がり。開始直後に一気に当面の目標ラインであった65011月限)を抜けた達成感が後半の利食い売りを促進したと言える。生育の遅れや早霜材料などを背景にチャートは8月頭の560割れから力強く回復しておりこれまで長らく続いてきたトレンドラインを掻き分けるようにこの620-640というレベルへ到達したが、本日の動きを見た後、目先は620-600への調整が期待できる。本日の高値から先への展開には、更なる新規材料が必要だと見ている。

ところで、ブラジル政府は9月に総額17億ドル相当の補助金を農家向けに支出するとの報道がなされている。新穀の作付けや市場での売買での必要資金向けとされるが、月間ベースでの農業セクター向け補助金額では過去最高のレベルに達すると言われる。昨春収穫玉においては契約履行上のトラブルが多発し多くの農家がその被害を被っている事態を考慮したもの。今年のブラジルでの先物成約の進捗率が例年比遅れている一つの理由もそこにあるとされており、農家保護がその主目的とされている。これに関連して指摘されている事としては農務省のブラジル生産量予想=66百万トン。一方では、上記金融問題などを映し、この冬大豆作付け余力のある農家がかなり目減りするとの見方もあり、ABOIVEなどは農務省の上記数値に対して61.5百万トンという非常に悲観的な予想も出てきているのも事実。手放しでブラジルの大豆大増産を期待できない材料があることもここで留意しておく必要がある。(A)

 


 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)