米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年9月2日

 

 

本日の相場

とうもろこし                     --安値寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
SEP 04 231 - 29 1/2 231 226 1/2 227 3/4 - 5 3/4 13302 -2851
DEC 04 239 1/4 - 38 239 1/2 235 1/2 236 1/4 - 6 1/2 362035 +6882
MAR 05 247 - 26 247 3/4 243 3/4 244 1/2 - 6 1/2 79683 +2106
MAY 05 253 - 52 253 3/4 250 250 1/4 - 6 1/4 27451 +273
JUL 05 257 1/2 - 57 258 254 1/2 255 - 5 3/4 29963 +853
SEP 05 259 1/2 - 59 259 1/2 256 1/2 257 - 4 1/2 6776 -9
            536546 +7543

 

大 豆                        --安値寄り付き、 安値引け--          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 04 629 632 623 627 3/4 - 8 3/4 3196 -529
NOV 04 630 - 27 633 622 1/2 628 3/4 - 8 1/2 127908 -276
JAN 05 637 1/2 - 36 639 1/2 630 635 3/4 - 8 1/2 15498 +708
MAR 05 642 - 40 646 637 642 1/4 - 7 1/2 10917 +439
MAY 05 641 - 40 646 637 642 - 6 9915 +692
JUL 05 645 - 44 647 1/2 640 644 1/2 - 6 1/2 4840 +82
            175726 +1531

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
SEP 17770 -340 SEP 2657 -13 SEP 311 1/4 - 6 1/4 109.29 - 109.53
OCT 17600 -390 OCT 2620 -3 DEC 322 1/2 - 7 3/4  
DEC 17780 -410 DEC 2578 -19 MAR 333 1/4 - 8  
JAN 17980 -370 JAN 2555 -20 MAY 337 - 7 1/2  

 

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

本日は 安値寄り付き。その後も見せ場もなく、ずるずると下げつづけて本日の安値圏での引け。材料としては、今週に入ってからのメイントピックであった来週の半ばから終わりにかけて早霜が本日の予報にて昨日まで報告されていたほどのダメージは避けられそうだという弱材料が出てきたこと、昨日に240セントをブレイクしたことによるテクニカル的な利益確定売り、この週末から本格的な収穫期に突入することなどが考えられる。終値は12月限月で前日比6.50セント安の236.25セント。

 

(大豆) 

各限月ともに安値寄り付き。来週の早霜の影響が限定的ではないかという予報にて安値に寄り付き、今週に入ってからここまでの天気は気温も平年並みに推移しており、土壌水分も豊富であるということ、ここ数日間の上げに対する利益確定売りなどの弱材料とこれからの天候の動きに対する早霜警戒感もあり、その後は方向感が出ず狭いレンジでの取り引きに終始した。11月限月では、終値も本日のオープニングレンジとほぼ変わらない前日比8.50セント安の628.75セントにて引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では2,500枚の売り越し、大豆市場では1,000枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約3,400枚のショート、大豆では約11,300枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

昨日も一昨日に続きコーンベルトを通してほとんど雨が見られていない。最高気温はほとんどの地域で80度台となっており,一部ミシガンで70度台後半、カンザスからノースダコタにかけて90度台となった模様。週末にかけても引き続き降雨は少量にとどまる見通しで、気温は平年以上となっている。ただ、土壌水分によりクロップはストレスを受けることなく、平年以上の気温はクロップの成熟を助けることになるだろう。

今後の予報として、寒気前線の動きが昨日の予報よりも弱化している。来週の火曜日もしくは水曜日にノースダコタおよびミネソタ北部に早霜が発生する可能性があるが、凍結するようなことはなく、クロップへのダメージは限られそうだ。ハリケーンは引き続き今後の1-5day予測では大きなファクターとなっており、中西部の天気にも非常に大きなインパクトを与えている。ある天候予測モデルでは、ハリケーンは早ければ今週末にもフロリダを通り過ぎて、来週頭にはメキシコ湾東部からミシシッピに上陸する予報を出している。一方、別の予測モデルではフロリダからジョージア、、アラバマに上陸するという見方もある。このハリケーンが通り過ぎた地域は暖かい天気が戻ってくるが、来週の終わりごろには再び寒い空気がカナダからやってくるだろう。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月8日〜9月12日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト N N
東部ベルト N N

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(8月26日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 92.5 491.6 49,881.3 41,545.3 2,177.1 4,948.6
大豆 -0.5 192.2 24,417.6 29,506.7 309.8 5,356.8
小麦 557.5 0 12,326.3 11,440.3 5,787.1 0
大豆粕 2 70.8 3,931.7 5,795.8 167.9 722.1
大豆油 0.6 10.7 246.7 728.9 36.2 55.1

コーンには中立、大豆には弱気な発表となった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(8月26日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 934.6 976.1 47,704.2 39,645.7 48,900
大豆 76.5 74.8 24,107.8 28,907.5 24,220
小麦 559.9 624.6 6,539.2 6,355.1 25,860
大豆粕 63.8 26.6 3,763.8 5,147.3 3,900
大豆油 3.8 2.2 210.5 666.1 390

寄り付き後の発表】

FC STONEの生産量予想

  9月 8月 USDA発表(8月)
コーン 生産量  (十億Bu) 10.887 10.938 10.932
     イールド(Bu/Acre) 148.40 149.10 148.90
大豆  生産量 2.902 2.982 2.877
     イールド 39.40 40.50 39.10

コーン/大豆ともに市場予想の範囲内にて中立材料といえる。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

ハリケーンの動きが影響して、カナダ上空の寒気団が南下してくるタイミングが早まったという予報が出され、マーケットを押し上げたのはつい昨日のことだったが、本日は一転して予報は弱気。クロップに大きなダメージを与えるような霜が9月前半に発生する可能性は低い、という予報となった。日替わりの予報にはこれ以上付き合ってられない。霜の被害が限定的であったことが確認され、天候プレミアムがマーケットから排除されるのを待ちたい。一方で、つい今しがた日本政府よりBSEに関する検査緩和の方針が発表され、年内に米国からの牛肉輸入が再開される見通し高まったので、このことは一時的に穀物市場でも強材料となるが、輸入が禁止されたことによるインパクトが限られたのと同様、今回もコーン相場への影響という意味では限られたものとなろう。

話は全く変わるが、先月、アイオワ州とネブラスカ州でそれぞれ一基づつ新しいエタノールプラントが完成し、生産を開始した。2つのプラントの年間生産能力を合わせると8,000万ガロン、原料のとうもろこしに換算すると約3,000万ブッシェルに相当する。また、大統領選挙でブッシュ現大統領が再選を果たせばエタノール産業にとって追い風になることは周知であるが、ケリー氏も同様に年間50億ガロン(現在の約2倍)の生産量を目指したいという発言を行っているので、大統領選挙の結果に因らずエネルギー法案は可決の方向に向かうものと思われる。そんな中、元米国国務省のアナリストDennis T. Avery氏が書いた記事に目が留まった。彼は記事の中で、「世界の飼料需要が2050年には現在の3倍になると予想され、南米で熱帯雨林が激しい勢いで開墾されている現在の状況下、車の燃料としてコーンを原料とするエタノールの使用を促進することは地球環境にとって逆効果である」と述べている。また、米国内で開墾できる土地が(保護区などを除けば)限られていることを考えると、増加したエタノール需要は南米産のサトウキビを原料とする、より競争力の高いエタノールを輸入して賄わざるを得なくなるであろうと指摘している。

エタノールの使用促進はある程度の段階まで進むのは間違いないが、さまざまな業界の利権や政治的思惑などが複雑に入り組んでおり、最終的にどのレベルまで行けば頭打ちになるのかという点に関しては現在のところ不明である。(K)



(大豆)

昨日序盤の高値652を見た後の流れを本日も引き継ぎ、利益確定売り優勢の展開に再び下げた。取り敢えずの上げ達成感から目先は調整局面、$6.00近辺までの下げは不可能ではない。ナショナルウェザーサービスの予報でも9月第3週にかけて中西部穂靴地域の気温推移はNORMAL、カナダ環境局よりも目先の霜懸念が薄れたというアナウンスが出され菜種産地へは朗報となっている事などの材料が下落を後押しする形となっている。

上記背景から、霜状況に変化がなしであれば目先11月限は610割れを目指す展開。6ドルを再び割るかどうかは農務省発表次第と見ている。(A)

 


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)