米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年9月10日

 

 

本日の相場

とうもろこし                  --安値寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
SEP 04 215 3/4 - 15 1/4 215 3/4 210 210 3/4 - 6 3/4 2697 -1596
DEC 04 224 1/4 - 23 1/2 224 1/4 220 3/4 222 1/4 - 4 1/4 354190 -5680
MAR 05 233 1/2 - 33 233 1/2 229 3/4 231 1/4 - 4 83380 +1481
MAY 05 239 1/2 - 39 239 1/2 236 237 1/2 - 4 29131 +49
JUL 05 244 - 43 3/4 244 241 242 1/4 - 4 1/4 32071 +490
SEP 05 247 1/2 - 47 1/4 247 1/2 246 246 1/2 - 3 1/4 7063 +105
            526179 -5164

 

大 豆                      --安値寄り付き、 安値引け--          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 04 580 - 79 584 560 563 - 18 1/4 878 -497
NOV 04 584 - 78 587 557 572 - 10 126030 +294
JAN 05 588 - 87 593 568 580 1/2 - 8 1/2 18412 +87
MAR 05 595 - 94 600 576 587 1/2 - 9 12853 +767
MAY 05 604 605 1/2 581 593 1/2 - 7 3/4 11154 +536
JUL 05 607 608 1/4 589 598 - 7 5634 +261
            178674 +1390

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
SEP 17030 -190 SEP 2460 -15 SEP 323 + 11 1/2 109.34 - 110.14
OCT 16630 -210 OCT 2378 -31 DEC 333 1/2 + 13 1/4  
DEC 16780 -250 DEC 2336 -33 MAR 343 1/4 + 13  
JAN 16930 -280 JAN 2330 -30 MAY 347 1/2 + 14 1/4  

 

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 弱気の内容にギャップをつけ終日安値圏での取引に終始。12月限はついに約定安値更新

内容は大豆とは対象的に弱いもの。生産量は予想平均(108.85億)を上回る109.61、イールドも149.4と0.5改善を見結果期末在庫は77百万ブッシェルの増加となり寄り付き前から安値コールとなった。コーンの場合は予想通りに寄付きから3セント余りのギャップを付けて安値スタート。そこで本日の高値を見た後は序盤に12月限:220-3/4をつけその後は引けまで222を中心とした方向感のない展開となりそのまま大きく安値で引けている。12月限のこれまでの安値225が本日ついにブレークされ新安値を更新したと動きは注目に値する。

 

(大豆) 強い内容の発表。しかし相場は大きく下落。

農務省発表内容(生産量)は市場の事前予想の下限を下回る内容となった事から寄り付き前は7-10セント高のコールとなっていた。しかし実際の寄り付きはほぼ変わらずでスタート。11月限は寄り付きが578-584、直後に587まで付けるもその後一気に売りが集中し高値から30セント暴落し本日の安値557を付けた。しかし買戻しも素早く数分で570レベルに回復。その後は落ち着きを取り戻し引けまで575前後を中心としたレンジ内取引となった。発表内容は予想外に低いものとなったが、理想的な天候推移により高いイールド期待が市場に芽生え始めている事、ブラジル生産量の下方修正も無く世界の在庫も記録的なレベルになっている事、需要面で大きな要素となる中国の動向が今後も冴えないとの見方から、前日までの弱気ムードが本日も踏襲される結果となった。


 

本日ファンド筋はコーン市場では10000枚の売り越し、大豆市場では5,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約21,700枚のショート、大豆では約26,600枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

昨日は コーンベルトを通して目立った雨は見られなかった。最高気温はミズーリ川西部では80度台だったものの、その他の地域では70度台となっている。来週はコーンベルトの中央部と南西部に雨が見られそうだが降雨量は限られる。東部のほとんどの地域はハリケーン・イヴァンが来るまでは乾燥することになりそうだ。気温は暖かく、例年以上になると予報されており、70度半ばから80度台となるだろう。最低気温は北部で40度台から50度台、南部で50度台から60度代前半。ハリケーン・イヴァンだが、南東から北部かけて北米を移動し、中西部東側には来週の半ばから後半にかけて多くの雨をもたらしそうだ。9/19-25にかけてんの天気予報はハリケーン・フランシスと同様にハリケーン・イヴァンによって非常に予測が難しいが、現在のところ気温が低くなりそうだが、早霜、凍結は予想されていない。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月16日〜9月20日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A N/A
東部ベルト A/N N/A

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(9月2日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 583.6 0.0 7,166.2 8,086.5 6,935.9 0.0
大豆 391.7 0.0 6040 8,103.1 5,967.7 0.0
小麦 486.9 0.0 12,813.2 12,098.5 5,487.8 0.0
大豆粕 35.0 85.8 3,966.7 5,820.8 167.0 807.9
大豆油 0.6 0.0 247.2 725.5 35.1 55.1

*参考:marketing year = コーン、大豆 9/1-8/31、小麦 6/1-5/31、大豆粕、大豆油 10/1-9/31。ゆえに、今回の発表よりコーン、大豆の年度が変わります(今年度=04/05年度)。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(9月2日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 714.1 934.6 230.3 460.8 53,340
大豆 135.3 76.5 72.3 39.5 28,030
小麦 786.2 559.9 7,325.4 6,990.2 25,860
大豆粕 35.9 63.8 3,799.7 5,187.5 3,900
大豆油 1.7 3.8 212.1 669.9 390

 

3) USDA SUPPLY/DEMAND

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル)

  2003-2004 2004-2005
  AUG 12 SEP 10 AUG 12 SEP 10
作付面積(百万エーカー) 73.4 73.4 74.8 74.8
収穫面積(百万エーカー) 72.3 72.3 73.7 73.7
単収(ブッシェル/エーカー) 33.4 33.4 39.1 38.5
         
期初在庫 178 178 105 105
生産量 2,418 2,418 2,877 2,836
輸入 6 6 6 6
・供給合計 2,602 2,602 2,988 2,947
搾油用 1,515 1,535 1,625 1,615
輸出用 890 885 1,030 1,000
種子・飼料用 91 91 90 90
その他 0 -15 53 53
・需要合計 2,497 2,497 2,798 2,758
期末在庫 105 105 190 190
農家平均価格($/ブッシェル) 7.40 7.35 5.40-6.40 5.35-6.25

 

A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル)

  2003-2004 2004-2005
 

AUG 12

SEP 10

AUG 12 SEP 10
作付面積(百万エーカー) 78.7 78.7 81.0 81.0
収穫面積(百万エーカー) 71.1 71.1 73.4 73.4
単収(ブッシェル/エーカー) 142.2 142.2 148.9 149.4
         
期初在庫 1,087 1,087 914 954
生産量 10,114 10,114 10,923 10,961
輸入 13 13 15 15
・供給合計 11,214 11,214 11,852 11,929
飼料用その他 5,800 5,800 5,850 5,850
食用・種子用・工業用 2,575 2,575 2,770 2,770
(内エタノール用) 1,200 1,200 1,370 1,370
輸出用 1,925 1,885 2,100 2,100
・需要合計 10,300 10,260 10,720 10,720
期末在庫 914 954 1,132 1,209
農家平均価格($/BU) 2.40 2.40 2.05-2.45 2.00-2.40

 

B 世界のコーン/大豆など生産量予想 (単位:百万トン)

【 カッコ内は前月発表 】

*コーン 03/04クロップ

  生産量 輸出量
中国 115.83(115.83) 8.00 (8.00)
アルゼンチン 12.75(12.50) 8.65(8.50)
南アフリカ 8.70(8.30) 1.00(1.00)
ブラジル 41.50(41.50) 4.00(4.00)

*コーン 04/05クロップ

  生産量 輸出量
中国 120.00(120.00) 4.00(4.00)
アルゼンチン 15.50(15.50) 11.00(11.00)
南アフリカ 9.30(9.30) 1.00(1.00)
ブラジル 43.00(43.00) 4.00(4.00)

 

*大豆 03/04クロップ

  生産量 輸出量
ブラジル 52.60(52.60) 19.70(19.50)
アルゼンチン 34.00(34.00) 7.00(8.00)

 


 

4) USDA需給報告のサマリー 

 

コーン:作付面積、収穫面積は従来数値と変わらず、イールドが前月比0.5Bu/Acre良化したことにより生産量が10,961(百万Bu。以下略)と前月比38増加となっている。これは市場予想平均の10,885を上回る数値となった。また、04/05年度の期末在庫が1,209と前月比77の増加となったが、これは03/04の輸出需要が40減となったことによる期初在庫の増加および、先述の生産量の増加に起因している。世界の需給を見てみると、04/05の期末在庫は前月比2.23(百万MT。以下略)増加し、87.90となっている。うち米国における期末在庫増加分は1.97、他国での増加分が0.26となっている。国別に見ていくと、生産量が増加しているのがEU(0.15)、その他ヨーロッパ(0.5)とヨーロッパの増加が目立つ。ブラジル、中国の生産量は変わらず。

大豆:作付面積、収穫面積は従来数値と変わらず、イールドが前月比0.6Bu/Acre悪化したことにより生産量が2,836(百万Bu。以下略)と前月比41減少している。しかしながら、需要面に目を向けると、搾油量が10減少し、輸出数量が30減ったことにより相殺され、期末数量は変わらずであった。世界の需給を見てみると、03/04クロップの国内搾油量が0.67(百万MT。以下略)減少したものを含めた国内需要が1.26減少したことによる輸出入量も減り、04/05クロップの期初在庫が1.17増えることとなった。また、04/05クロップの需給を見てみると、期末在庫が1.34増加している。これは前述のとおり期初在庫が増加したことおよび、輸入が中国(0.5)減少し、輸出が米国(0.81)、アルゼンチン(0.3)、ブラジル(0.1)と減ったことが大きな要因といえる。

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (9月7日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ショート   19,461 ショート   18,600 ショート    5,389
大豆粕  ショート     7,719 ショート     8,200 ショート    9,924
大豆油 ロング     6,661 ロング    12,000 ロング     4,962
コーン  ロング        146 ショート   10,200 ショート   30,739
小麦  ショート   22,328 ショート   23,100 ショート   23,978

 

本日のトーメンの意見

 

 

大豆・コーン共に値動きは非常に弱いものとなった。コーンについては生産量の増加という結果に110億ブッシェルへの期待感は更に高まる。収穫開始後の南部産地よりのイールド報告も予想以上に高い報告が多くを占める。天候推移についても2週間前の状況と比べれば心理的により売り込まれやすい市場環境を作る形となっている。又、本日の売り込まれ方を見てもわかるように、12月限225は投機筋の一つの大きな仕切りであった事が確認できた。7月下旬からこれまで大きなサポート役を果たしていたこのレベルが本日ついにブレークされた事はテクニカルにも非常に弱いサインである事間違いない。豊作期待を背景に、10月に向けて2ドルラインに向けたトレンドが今後継続する、という見方が妥当かと思われる。  大豆も本日一気に560を割るレベルまでの下落を見せた。安値から回復した形で引けてはいるものの、8月中旬につけた552という安値が更新される日もそう遠くはないと見ている。イールド低下については中西部北西部或いは主産地アイオワ等の大きな減少が効く形となったが、目先の天候に対する不安感が以前と比較して格段に払拭された点、或いは中国需要の沈滞ムード。このあたりの材料はこの先も相場の頭を抑える役目を果たすと思われる。やはり値動きは下向き。 買い方は、コーン・大豆ともに10月に向けての相場の見方として基本的に ”様子見姿勢” の継続で問題ないと思われる。(A)



 

 

 


 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)