米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年9月13日

 

 

本日の相場

とうもろこし                  --安値寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
SEP 04 210 - 10 1/4 210 1/2 207 210 1/4 - 1/2 2384 -313
DEC 04 221 - 20 3/4 221 1/4 218 3/4 220 1/2 - 1 3/4 353160 -1030
MAR 05 230 1/4 - 30 230 1/2 228 229 1/2 - 1 3/4 85141 +1761
MAY 05 236 1/4 236 1/4 234 1/4 235 3/4 - 1 3/4 30109 +978
JUL 05 241 1/4 - 41 241 1/4 239 1/4 240 3/4 - 1 1/2 34056 +1985
SEP 05 245 1/4 245 1/2 244 1/2 245 - 1 1/2 7473 +410
            530355 +4176

 

大 豆                      --まちまちの寄り付き、 安値引け--          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 04 564 564 556 561 - 2 858 -20
NOV 04 568 - 66 572 1/4 563 1/2 571 - 1 126538 +580
JAN 05 574 580 571 579 - 1 1/2 19511 +1099
MAR 05 580 1/2 - 81 586 1/2 579 586 - 1 1/2 13176 +323
MAY 05 587 586 1/2 584 1/2 591 - 2 1/2 11317 +163
JUL 05 593 592 588 1/2 595 - 3 6034 +400
            181309 +2635

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
SEP 17220 +190 SEP 2429 -31 SEP 328 1/2 + 5 1/2 110.05 - 110.25
OCT 16640 +10 OCT 2351 -27 DEC 336 1/4 + 2 3/4  
DEC 16780 +0 DEC 2315 -21 MAR 346 3/4 + 3 1/2  
JAN 16920 -10 JAN 2307 -23 MAY 350 1/2 + 3  

 

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

先週のフォロースルーより本日も安値寄り付き。ポジティブな材料に欠けて、相場を上昇させる買いが働かない。安値で寄り付いた後は12月限月ではほぼ219-220セントの間の限られたレンジでの取り引きとなった。カナダでの食料用麦が早霜の影響で飼料用に転売されコーン代替品となるのではないかということ、マレーシアで発生した鳥インフルエンザ、日本でのBSE発生、期近の理想的な天候と市場は弱材料に敏感になっている様子。ただ、本日は219セントがサポートラインとなり、これ以上の下げを押しとどめた。結局、このサポートラインを確認し、最後は若干上げて12月限月で前日比1.75セント安の220.50セントにて本日の取り引きを終えた。

 

(大豆) 

コーンと同様、先週のフォロースルーから安値寄り付き。その後も売られやすい展開が続くものの、11月限月にて563.50セントを割れないところからサポートラインが確認され、その後の上昇を見た。先週末の輸出成約高が市場予想の1.0-4.0百万Buに対して、10.6百万Buと非常に大きかったこと、ハリケーン・イヴァンの影響など強材料も見られるものの、市場は弱気ムードであった。結局、11月限月の引け値は前日比1.0セント安の571セントとなった。明日は9月限月の切り落ちとなっている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では6,000枚の売り越し、大豆市場では700枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約17,300枚のショート、大豆では約28,100枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

週末の天気はほぼドライであった。わずかなシャワーがコーンベルト北西部にあったものの、雨量は非常に少なかった。気温はほとんどの地域で70度台から80度台。一部西部にて90度以上になったところもある。今週はコーンベルト東部は一週間を通して熱い気温となりそうだ。寒気がベルト北西部で発生するものの、ハリケーン・イヴァンの影響でこの寒気が東部まで届かない。一方、西部はこの寒気により発生するシャワーがあるだろう。

ハリケーン・イヴァンの影響はミッシシッピ川下流域とジョージア州に深刻な影響を与えそうである。だが、中西部とプレーン地帯には間接的な影響にとどまりそうだ。コーンベルト中央部および東部にはこのハリケーンの影響で高い気温となっている。ハリケーンは中西部を西側から東側にかけて移動する寒気前線動きを遅くし、弱化させるだろう。そのほかの影響としてはコーンベルト北西部に所々に多量の雨を降らせることである。理由としては、ハリケーンが寒冷前線の動きを遅くさせ、停滞した寒冷前線沿いにサンダーストームを繰り返し発生させるからである。ハリケーン・イヴァンによって今後の天候は不安定なものとなっているが、9/19-25の動きを見てみると寒気は見当たらない。寒気団の可能性があるのはハリケーンが過ぎ去った9月の終わりで、早霜・凍結のダメージがあるかどうかはまだわからない。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月19日〜9月23日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A B/N
東部ベルト A A

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  9/9の週 9/2の週 昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  583.5 756.5 953.5 866.8 1,290.8
ダイズ  287.2 83.6 188.3 357.1 227.7
小麦 611.7 892.9 860.4 8,475.9 8,445.6

 

 

【引け後の発表】

2)USDA週間クロップ・プログレス(9/12の週) 

【単位 : %】 

《コーン主要産地のドウ・ステージ進捗状況》 

  9/12の週 9/5の週 昨年同期   5年平均  
アイオワ   97 90 99 98
イリノイ   100 99 98 99
ネブラスカ   97 94 98 99
ミネソタ 86 74 99 99
インディアナ   100 99 97 99
オハイオ 100 96 97 97
ウィスコンシン 73 56 90 89
サウスダコタ 92 84 99 98
ミズーリ 100 100 100 100
ミシガン  84 68 84 85
主要18州平均   95 89 97 98

《コーン主要産地のデント・ステージ進捗状況》 

  9/12の週 9/5の週 昨年同期   5年平均  
アイオワ 81 63 89 90
イリノイ   95 87 96 92
ネブラスカ   78 64 86 92
ミネソタ 40 20 93 88
インディアナ   92 82 71 88
オハイオ 85 69 65 76
ウィスコンシン 31 14 64 63
サウスダコタ 55 35 87 83
ミズーリ 95 91 95 97
ミシガン  38 25 46 60
主要18州平均   75 61 83 87

《コーン主要産地の成熟進捗状況》

  9/12の週 9/5の週 昨年同期   5年平均  
アイオワ 17 9 43 47
イリノイ   46 27 34 49
ネブラスカ   11 3 22 36
ミネソタ 0 0 33 22
インディアナ   48 27 18 40
オハイオ 17 5 5 19
ウィスコンシン 1 0 12 13
サウスダコタ 7 3 28 26
ミズーリ 74 60 78 78
ミシガン  3 0 1 15
主要18州平均   27 17 35 41

《コーン主要産地の収穫進捗状況》

  9/12の週 昨年同期   5年平均  
アイオワ 0 2 2
イリノイ   3 2 5
ネブラスカ   1 1 4
ミネソタ 0 1 0
インディアナ   3 2 4
オハイオ 0 0 1
ウィスコンシン 0 0 0
サウスダコタ 0 1 1
ミズーリ 20 26 30
ミシガン  0 0 1
主要18州平均   5 6 7

《コーン・クロップコンディション》

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 3(2) 8(7) 19(21) 48(49) 22(21)
イリノイ 1(1) 3(3) 14(15) 56(58) 26(23)
ネブラスカ 4(3) 7(7) 22(17) 44(50) 23(23)
ミネソタ 3(4) 12(10) 37(33) 39(44) 9(9)
インディアナ 2(3) 5(5) 14(15) 50(50) 29(27)
サウスダコタ 2(5) 9(12) 23(27) 48(47) 18(9)
ウイスコンシン 6(6) 15(16) 30(29) 37(38) 12(11)
主要18州平均 3(3) 7(7) 21(21) 47(49) 22(20)
18州平均(昨年) 10(11) 16(16) 30(29) 35(35) 9(9)
先週比変わらず。材料としては中立。


《大豆生産主要州の落葉進捗状況》
 

  9/12の週 9/5の週 昨年同期   5年平均  
アイオワ   31 8 32 28
イリノイ   37 17 19 30
ミネソタ 10 2 52 36
インディアナ 60 29 27 44
ネブラスカ 21 7 16 26
オハイオ 38 21 21 41
ミズーリ 24 10 15 21
主要18週平均 30 15 30 33


《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 3(3) 9(8) 22(24) 49(48) 17(17)
イリノイ 1(2) 4(5) 19(22) 56(54) 20(17)
ミネソタ 4(6) 13(17) 42(36) 36(35) 5(6)
インディアナ 4(4) 5(5) 19(19) 50(51) 22(21)
ネブラスカ 5(4) 12(12) 31(30) 40(44) 12(10)
オハイオ 5(4) 10(10) 28(27) 44(46) 13(13)
ミズーリ 3(3) 7(7) 27(24) 50(53) 13(13)
主要18州平均 3(3) 8(9) 26(26) 48(47) 15(15)
18州平均(昨年) 9(9) 17(17) 33(31) 33(35) 8(8)
GOOD-EXCELLENTのカテゴリーにて1ポイントの良化となったが、ほぼ市場予想通り。
 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

さらなる下げを期待。季節的な下げもあり、2ドルを目指す展開を予想する。

霜懸念の払拭に加えてUSDAによる予想イールドの上方修正という新たなインプットが加わり、12月限は遂に225セントのサポートを下へ抜けた。今後本格的な収穫期を迎えるに当たり、季節的なプレッシャーも加わって更なる下値を目指すこととなろう。

コーンのイールドは、エーカー当たりのプラント数、プラント当たりのイヤー数、イヤー当たりの穀粒数、穀粒のテストウエイトと四つの要素によって決定される。下の表は、上記四つの要素の家一つ目の「エーカー当たりのプラント数」に関してUSDAがここ十年に渡り集計した主要州におけるデータである。これによると、州によってばらつきがあるものの各州10年前と比べて10-20%の範囲で密植率が高まっていることが分かる。加えて、今年はフィールドを見て回る限り、2つ目のイヤーを付けている畑が多く、またどの畑でも受粉をほぼパーフェクトな状態で終えている。さらには霜懸念の後退によりテストウエイトも向上することとなり、今年のクロップは各要素において非常に高いレベルをキープしたと言えよう。この時期には珍しくクロップコンディションの数値があまり悪化していないことからもまさにBig Crop Get Biggerの年であると感じられ、今後イールドが更に上方修正される可能性も高いと予想している。(K)
 


エーカー当たりプラント数の推移(各年9月時点でのUSDA発表による)

年度 イリノイ インディアナ アイオワ ミネソタ ネブラスカ オハイオ ウィスコンシン
2004 27750 26650 28000 29300 24100 26950 27700
2003 27150 26050 27400 28700 23800 25900 27300
2002 26400 25350 26850 26950 23250 24850 26550
2001 26750 26100 26500 28050 22750 26150 26800
2000 25800 25050 26500 27500 23700 25200 26550
1999 25750 25250 25850 26750 23200 25000 26050
1998 25550 24350 25700 27750 23350 25350 26600
1997 25000 23700 25700 26300 22850 23450 24750
1996 24350 23550 25000 26500 22750 23100 24800
1995 24000 23900 24800 26400 22600 23400 24600
1994 23300 22800 24000 26100 21900 22800 24100




(大豆)

先週のUSDAによる発表内容が比較的強気なものであったにも関らずマーケットが弱含んでいることは、生産量に対してまだまだ弱気な見方が根強いことと、来月以降のレポートにおいて需要面の下方修正を予想する向きが多いことを表している。この2日間の下げ、特に金曜の下げが大きかったので多少コレクションの動きも出てこようが、上げた場面では今後農家の売りもまとまって入ってくると考えられ、上への動きは限られたものとなる。(K)


 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)