米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年9月16日

 

 

本日の相場

とうもろこし                  --高値寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
DEC 04 219 1/2 - 19 219 3/4 216 216 1/4 - 2 1/4 358469 +1786
MAR 05 229 1/2 - 29 229 1/2 226 226 1/4 - 2 1/4 94268 +6729
MAY 05 235 1/2 235 3/4 232 1/2 232 3/4 - 2 1/4 30825 +305
JUL 05 240 1/2 - 40 1/4 240 3/4 237 1/4 237 1/4 - 2 3/4 36125 +592
SEP 05 246 246 243 1/2 243 1/2 - 1 1/4 7546 +59
DEC 05 251 251 249 1/2 249 3/4 - 1 1/4 16982 +55
            545651 +8606

 

大 豆                      --高値寄り付き、 安値引け--          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 04 574 - 73 574 556 1/2 557 1/4 - 9 1/4 128116 +1398
JAN 05 581 - 80 581 1/4 565 565 1/4 - 9 20667 +695
MAR 05 588 - 87 588 572 572 1/2 - 8 14481 +712
MAY 05 593 - 92 593 577 577 1/2 - 8 3/4 11616 +2
JUL 05 598 1/2 - 98 598 1/2 583 583 1/4 - 8 5818 +112
AUG 05 592 1/2 592 1/2 583 1/2 583 1/2 - 6 1/2 209 +0
            184679 +2924

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
OCT 16380 -140 OCT 2247 -66 DEC 338 1/4 + 1 109.54 - 109.82
DEC 16570 -150 DEC 2218 -69 MAR 348 3/4 + 1 1/4  
JAN 16730 -110 JAN 2217 -69 MAY 353 1/2 + 2  
MAR 17020 -120 MAR 2213 -67 JUL 353 1/2 + 1 3/4  

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 

今朝ほど発表された輸出成約高では市場予想550-700千トンに対して、1,207千トンという数字が発表され、これにテクニカルなコレクションもあり、本日 のオープニングは12月、3月限月で前日比1セント高で寄り付いた。しかしながら、買いものが一掃されると、記録的な生産量をマーケットが思い出したように、その後30分間で3セントのダウン。ハリケーン・アイヴァンによる穀物へのダメージも軽微なものにとどまりそうな噂もあり、新しいファンダメンタルに影響を与えるニュースも本日は見当たらず、その後は0.5セントの幅で引けまで取り引きが繰り返されるにとどまった。12月限月は5日間連続で契約安値を更新し、本日の安値は216セントとなっている。12月限月終値は前日比2.25セント安の216.25セント。

 

(大豆) 

本日のオープニングは7-8セントの高値寄り付き。ハリケーン・アイヴァンによるクロップへの影響、輸出成約高が市場予想300-400千トンに対して、634千トンと発表されたこと、一昨日、昨日の輸出成約が中国向けではないかと噂されたことからの高値寄り付きであった。しかし、その後は上がった相場を買い支えるだけの力に欠け、一度下がり始めるとずるずると下がりつづけ、さらにはその動きがファンドの急激な売りを呼び、気づけば寄り付き後からはほぼ右肩下がりに下げることとなった。結局11月限月では前日比9.25セント安の557.25セントにて取り引きを終えた。


 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の売り越し、大豆市場は3,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約24,800枚のショート、大豆では約30,100枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

今週に入りコーンベルト西側から降り続いている雨は本日までにベルトの西側半分から2/3に降雨をもたらした。昨日はミズーリ中央部からイリノイ中央部、ウィスコンシンの一部に0.3-1.0インチまでとなっている。アイオア、ネブラスカ、ミネソタあたりにも再び0.3インチ程度の雨があった。この雨は昨夜から今朝にかけてミシガンまで進んでいるが、雨量は弱くなってきている。最高気温はコーンベルト北西部で50度台から60度台、そのほか西部では70度台、東部で80度台と言ったところ。今後の天気予報としては、目先の寒気は見えていない。早霜・凍結は来週の頭にカナダプレーン地帯北西部に見られるが、コーンベルトには張り出している非常に強い高気圧により影響はなさそうだ。次に中西部に寒気団が入り込んでくる時期は再来週の週末頃になる見込みだが、気温は平年並みにまで落ち着いてきそうだ。

ハリケーン・アイヴァンによる雨はケンタッキー、オハイオ南東部、インディアナ南東部あたりにまで影響を与える恐れがあるが、その他のコーンベルトにはここしばらくはそれほど雨が降ることはない。これは、高気圧が中西部に張り出しており、ダコタ地方、ミネソタおよびネブラスカあたりに来週の月曜日から水曜日にかけて予想されている雨雲が流入してくるのを防いでいるためである。来週後半あたりには台風・ジェニーが中西部の東部、南東部に雨を降らせるかもしれないが、現在のところ中西部への影響を予想できるほど近いづいておらず、まだ不明である。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (9月22日〜9月26日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A A/N
東部ベルト A A/N

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(9月9日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 1,207.7 0.0 8,373.9 9,001.5 7,430.6 0.0
大豆 634.9 0.0 6,675.0 8,692.3 6,305.4 0.0
小麦 349.7 0.0 13,162.9 12,772.7 5,229.8 0.0
大豆粕 15.1 120 3,981.8 5,856.5 143.3 927.9
大豆油 7.3 0.0 254.5 745.3 21.8 55.1

コーン、大豆ともに事前予想を大幅に上回り、強材料

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(9月9日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 713.0 714.1 943.3 1,318.8 53,340
大豆 297.3 135.3 369.6 224.5 27,220
小麦 607.7 786.2 7,933.1 7,631.6 25,860
大豆粕 38.8 35.9 3,838.5 5,280.2 3,950
大豆油 20.6 1.7 232.7 678.0 390

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

エタノールプラントへの投資熱が多少冷めてきているかもしれない。8月現在米国内で建設を予定されていたエタノールプラントは合計で10基あったのだが、その内、イリノイ州Cantonとネブラスカ州Lexingtonのプラントの建設が中止になった。原因は資金不足。

ただ、上記Cantonのプラントの場合は、既に稼動しているエタノールプラントが半径30マイル以内に3つも存在することなどから、計画当初から実現性を疑問視する意見が多かった。また、確かに建設スピードがスローダウンしているものの、9月に入って建設計画が立ったプラントもまた2つあり、まだエタノールプラントの増加に「歯止めがかかった」とするのは時期尚早である。ただ、大統領選挙が近づいていることもあり、今後もこういった動向に注目していきたい。(K)

 

(大豆)

猛威を振るうハリケーンIVANに対する懸念や輸出成約高が予想以上の数値となったことで、寄り付きはギャップをつけ高値でスタートするも勢いは続かず。寄り付きの高値から引け際の安値までほぼ一直線に値を削る一方的な展開となった。ハリケーンについては確かに当地メディアで大々的に報道されておりその被害状況も深刻であるが、大豆への被害という意味ではアラバマ・ジョージアの両州でも13-14百万ブッシェルの生産量しかなく被害も最小限に収まるという見方が市場を支配している。 値動きは9月頭に高値65211月限)を付けて以降では本日最安値で引けており、引き続き地合いは弱い。農務省の9月発表でイールドが38.5にまで下方修正された事実とは裏腹にその後の天候推移は理想的に進んできており、そのことから作柄報告も僅かながら改善を見ている。各地から聞こえてくる収穫報告においては、それぞれが異口同音に予想以上のイールドを唱えるなど、10月農務省報告におけるイールドの上方修正期待が現在の市場へは確実に先取りされてきている。恐らくこの流れは、8月につけた安値552をも下回り10月に向けて更に相場の居所を押し下げる事になる。 現時点で既に100-150百万ブッシェルレベルの生産量上方修正期待、イールドについては現在の38.5から40以上も囁かれる。そうなれば生産量は30億ブッシェルレベルへと繋がり、11月限が5ドルを割るといった展開も不可能ではなくなってくる。この辺りが今後どのように相場に織り込まれていくのか、注目していきたいところとなる。(A)

 


 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)