米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年10月1日

 

 

本日の相場

とうもろこし                  --やや高値寄り付き、やや高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
DEC 04 206 1/2 - 06 1/4 207 1/4 205 1/2 206 +1/2 347784 +3621
MAR 05 217 - 17 1/4 218 216 1/4 217 +3/4 116218 +871
MAY 05 224 1/4 - 24 225 1/4 223 3/4 224 1/4 +3/4 38256 +578
JUL 05 230 1/2 - 30 3/4 231 1/2 230 230 1/4 +1/2 42833 +368
SEP 05 237 1/2 - 37 3/4 238 237 1/4 237 1/2 +1 10829 +95
DEC 05 245 1/4 246 1/4 245 1/4 245 3/4 +1/4 20406 +714
            578055 +6252

 

大 豆                             --高値寄り付き、高値引け--          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 04 529 - 30 1/2 539 1/2 528 534 1/2 +7 1/2 135030 -2217
JAN 05 536 - 37 545 3/4 535 542 +7 1/4 28724 +724
MAR 05 541 551 1/2 540 1/4 547 3/4 +8 23576 +2610
MAY 05 548 1/2 557 1/2 548 1/2 553 1/2 +5 3/4 12747 -7
JUL 05 556 1/2 565 3/4 554 1/2 560 1/4 +5 1/4 9338 +97
AUG 05 560 1/2 562 560 1/2 560 1/4 +5 1/4 288 +58
            214893 +1991

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
OCT 15770 +150 OCT 2077 +025 DEC 303 3/4 -3 110.20 - 110.37
DEC 16170 +200 DEC 2090 +016 MAR 316 -2 3/4  
JAN 16270 +160 JAN 2095 +019 MAY 321 -3 1/2  
MAR 16530 +120 MAR 2104 +025 JUL 325 3/4 -3 1/2  

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)

新しい材料に欠け、取引量も限られた。昨日新安値を更新したことに対する行き過ぎ感もあり、約1セント上げて寄り付いた後は小幅動きに終始。各地から寄せられる高イールドのレポートはマーケットに重石となっているが、205レベルに近づいたところで確りとサポートされた。12月限は0.50セントアップの206.00として引けを迎えた。


(大豆) 

前日比2-3セント上げて寄り付いたが、直後には更に大きく値を上げた。USDAのデイリーレポートにて売り先不明の11万トンの輸出成約が発表されたが、これが中国向けではとの憶測がなされたことなどがファンドの買いを集めた。強気な流れは最後まで続き、各限月高値引けとなっている。11月限は7.50セントアップの534.50として引けを迎えた。


 

本日ファンド筋はコーン市場では1,000枚の売り越し、大豆市場では3,000枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約47,900枚のショート、大豆では約36,600枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 各地で霜予報。しかし被害は最小限との見方

昨日はベルト全体の25%の大豆・コーン産地へ降雨を見た。中心はミネソタ中央部、サウスダコタ、ネブラスカ、アイオワなど。週末はやや雨勝ち。全体の40%の範囲で1インチまでの降雨が予想される。又気温は来週頭にかけて平年以下へ落ちる。ベルト北西部では20度台前半にまで下がる予報が出ており、ネブラスカ・ミズーリ北西部・アイオワの一部・ミネソタ・ダコタ・ウィスコンシンなどを中心に来週火曜にかけて広い範囲で霜が降りる事が予想されている。しかしながら、この9月は中西部全般的に平年比7-10度高い気温推移+天候パターンが継続した事からそれまでスローだった生育ペースも一気に加速し、成熟度合いも良好な進捗を見ている。これらから、来週頭にかけての霜に対する懸念はごく限られたものに留まっている。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (10月7日〜10月11日) 】 

  気温 降水量
西部ベルト A B
東部ベルト A B

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン

同国ではドライ傾向が継続。来週半ばまでは降雨の期待が持てず状況が徐々に悪化する事が懸念出している。6-10日間予報には一部での降雨が予想されるものの、その量は限られたものになると言われており、まとまった雨は目先期待できそうにない。

ブラジル

週末に北部産地では降雨が予想され小麦の収穫作業に若干の遅れとなるが、その後の大豆・コーンの作付けを前に有益な雨ともなってくる。南部に今週見た降雨で作付け前の土壌状況は改善傾向にある。

 

本日の発表等

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (9月28日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ショート   37,613 ショート   37,000 ショート   13,486
大豆粕  ショート     9,431 ショート    9,400 ショート   12,652
大豆油 ロング     5,452 ロング    11,800 ショート   11,211
コーン  ショート   38,940 ショート   39,200 ショート   55,835
小麦  ショート   20,774 ショート   20,400 ショート   22,852

各商品中立。

 

2) USDA 週間ローンデータ (Sep 28 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 86.8 -26.6 0.2 0.0 1,239.9 26.6
2004クロップ 30.2 12.6 0.0 0.0 3.2 2.5

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 5.6 -1.3 0.0 0.0 151.0 1.3
2004クロップ 3.7 2.7 0.0 0.0 0.1 0.1

あまりインパクトの無い内容。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)
 

10月中旬にかけてまだ下げる可能性が高いという考えは基本的に変わらず、少なくともレポートまでは様子見。205近辺のサポートが思ったより強いため、「ある程度はここで買っておくのもいいのでは?」という誘惑に捕らわれるかもしれない。しかし、ここは我慢したい。

各地の現物相場は依然として極めて低いレベルとなっており、このことは収穫が進むにつれてシカゴ相場にも波及する。今週末で収穫率は恐らく30%前後に達すると思われるが、収穫の最盛期は来週・再来週と続く。本日発表された旧穀のローン残高は順調に減ってきていることを意味するも、政府が期待しているほどではない。その証拠に、イリノイ州のLDPは昨日から今日にかけてさらに1セント上乗せされている。このことは一部の農家の新穀を市場へと売りに出させる。各地から寄せられる豊作の声をベースにトレーダー・アナリストの豊作期待は日毎強まっており、実際Fimat社はイールド154.3、生産量113.2億BUという予想をたてている。(K)



(大豆)

【今週の相場】

9月頭に652を付けた11月限は今月ひたすら下落を続け、今週頭の安値を見るまでまで一ヶ月で1.30ドルの下落を見た。8月の上昇月とは対象的に、この9月は一方的な下落月。9月に入っての良好な天候推移により(月間平均気温はこのイリノイで平年比10度近く高い記録を残している。)毎週の作柄報告ではその数値改善が市場に織り込まれ、日毎に膨らむ豊作期待と収穫進捗と共に市場へ報告される予想を上回る収量に投機筋のネットショートもこれまでの記録を塗り替え37600枚に達した事が本日の発表でも確認される事となった。 今週の動きはこれまでのサポートラインと位置づけられていたこの530割れを見た事で、下げ止まりを見せ、一進一退を繰り返す展開となった。

又、8月末の旧穀在庫は112.5百万ブッシェル。収量は33.9へと0.5の改善を見、生産量は36百万ブッシェル上方修正された。

【来週以降の展開】

売り過剰感が確認されたことで取り敢えず安値更新への動きは一段落。来週はこれまでの反動もあり買戻し優勢の展開にジリ高傾向になると思われる。しかし10月の農務省発表においては収量の大幅な改善も市場からは期待されており、短期的な戻りは見ても今週の安値がハーベストローになるという事はないと考える。11月限は上がっても540-550辺りまで。その後は農務省の発表内容も確認されながらという事にはなるが、再び安値更新への展開が見られるものと期待している。5ドルラインへの下落は10月中旬あたりか。

今週はイリノイ中央部を中心に農業関係者の複数の声を聞いてきたが、コーンで200以上、大豆で50-55という収量は硬いというコメントばかり。一部新穀大豆も手にとって見たが、出来栄えはほぼパーフェクトに近い。特長としては油分が例年になく高く、虫害も少なかった事から非常にクリーンな大豆の仕上がりとなっている。強いて挙げればこの9月降水量が非常に少なかった事。この影響で大豆の水分の飛びが予想以上に早く、収穫直後の豆もやや乾燥傾向にあるという部分か。しかし総合的にはイリノイ中央部の今年の出来は例年になく良い、という事が確認できた。(A)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)