米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年10月15日

 

 

本日の相場 

とうもろこし                               --変わらずの寄り付き、高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
DEC 04 204 1/2 - 04 1/4 207 1/2 204 1/4 206 3/4 +2 1/2 344358 -4430
MAR 05 215 - 14 1/2 217 214 216 3/4 +2 1/4 129899 -76
MAY 05 221 3/4 - 21 1/2 224 221 223 3/4 +2 1/4 43031 +393
JUL 05 228 3/4 - 28 1/4 231 228 230 3/4 +2 51360 +1070
SEP 05 235 - 34 1/2 237 1/4 234 1/4 236 3/4 +1 3/4 12378 +24
DEC 05 243 1/2 - 43 1/4 246 243 245 3/4 +1 3/4 24568 +595
            607435 -2403

 

大 豆                                     --安値寄り付き、安値引け--          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 04 513 - 14 518 513 514 -1 1/2 124968 +885
JAN 05 518 - 19 1/2 523 1/2 518 518 3/4 -2 1/2 59825 +4157
MAR 05 526 1/2 - 26 529 1/2 524 1/2 525 1/2 -2 1/4 29869 +596
MAY 05 532 1/2 - 31 536 531 532 1/2 -1 1/4 17569 +189
JUL 05 539 - 38 1/2 542 1/2 537 1/2 538 1/2 -1 1/4 14844 +552
AUG 05 540 542 540 540 -2 570 +1
            253229 +6466

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
OCT 15270 +20 OCT 2032 -0'18 DEC 319 1/4 +5 1/4 108.96 - 109.30
DEC 15390 -10 DEC 2047 -0'20 MAR 330 3/4 +6  
JAN 15610 -30 JAN 2059 -0'26 MAY 334 +5 1/2  
MAR 15830 -20 MAR 2072 -0'28 JUL 336 1/4 +5  

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)

前日引けねと変わらないレベルで寄り付いた後は、上昇相場が続いた。寄り付き前に発表された週間輸出制約高が148万トンと予想を上回る数字であったことが材料視された他、相変わらず農家売りがあまり見られないことも間接的に相場を支えた。午後に入って一度値を崩す場面も見られたが、10日間の移動平均線でサポートされたことが買い意欲を増し、引け際には再び値を上げ、結局は一日のほぼ高値圏にて引けを迎えた。12月限は2.50セントアップの206.75としている。

 

(大豆) 

前日引け値から若干下げて寄り付いた後は、取引量も少なく、狭いレンジ内での動きに終始した。寄り付き前に発表された週間輸出制約高の内容が強気であったことと、11月限の受け渡し日が近いためにショートカバーの買いが見られたことなどから前半は、若干上げ基調、後半は逆に若干下げ基調となり、結局は各限月やや弱含んで引けを迎えた。11月限は1.50セントダウンの514.00として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の買い越し、大豆市場では売り買い同数量であったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約36,200枚のショート、大豆では約50,200枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

昨日はベルト南部中心に全体の40%のコーン・大豆産地に0.1-0.5インチまでの降雨を見た。土曜はドライとなるが気温は低め推移で来週に入ると週前半にはベルト南部地域中心に再び降雨が予想される。向こう5日間で全体の45%で1インチまでというのが予報として出ている。 向こう10日間で3つの降雨システムが中西部を通過すると見られ引き続き雨がちな天候パターンが見られそう。特にベルト南部・東部がその中心となる。


NWS 米国各産地6-10日間予報 (10月21日〜10月25日) 】 

  気温 降水量
イリノイ A A
アイオワ N A
ミネソタ N A
ネブラスカ B N
インディアナ A A
オハイオ A A
ミシガン A A

昨日の内容から殆ど変化なし。降水量は多め推移が続く。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル

アルゼンチンではこの1週間で1-4インチの雨量を見たことから、土壌はかなり潤ったとされる。今週のまとまった降雨を見た後、依然としてドライとされる範囲は全体の20%にまで縮小されている。 しかしながら、向こう10日間の天候パターンは再びドライ傾向。特に北部産地を中心にドライ懸念が再発する可能性はあるが10月最終週あたりで降雨システムが通過する事も期待され、その動向が注目される。  ブラジルは来週前半に向けて引き続き活発な降雨が予想される。ベルトの北部・中央部を中心に75%の範囲に1.5インチまでの降雨の見込み。 向こう10日間もタイムリーな降雨期待にドライ化の心配はされていない。現在ベルトの10-15%の範囲、主にバイア・ミナスジェライス北部などで一部土壌水分不足気味の地域がある以外は問題ないとされている。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(10月7日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 1,484.3 0.0 12,699.2 13,889.2 7,933.9 0.0
大豆 980.9 0.0 10,375.2 11,768.6 8,694.0 60.0
小麦 592.4 0.0 15,443.9 15,078.3 4,869.6 3.5
大豆粕 177.6 -2.4 1,764.4 1,984.6 1,714.3 56.4
大豆油 17.5 0.0 138.8 121.6 136.3 0.0

コーン・大豆共に強気な内容となった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(10月7日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 947.5 1,180.3 4,765.3 4,660.7 52,710
大豆 493.4 392.5 1,681.2 1,436.1 27,900
小麦 526.1 717.7 10,574.3 10,522.3 26,540
大豆粕 50.1 60.7 50.1 78.4 4,900
大豆油 2.5 1.2 2.5 5.6 520

 

 

【引け後の発表】

3) コミットメント オブ トレーダーズ (10月12日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ショート   50,742 ショート   41,200 ショート   22,622
大豆粕  ショート   16,942 ショート   17,800 ショート   18,925
大豆油 ショート    9,863 ショート    9,600 ショート   16,152
コーン  ショート   46,721 ショート   40,100 ショート   65,116
小麦  ショート   25,595 ショート   23,800 ショート   26,912

大豆にはやや強気な内容となったが、他はニュートラル。

 

4) USDA 週間ローンデータ (Oct 5 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 43.5 -11.1 0.3 0.1 1,283.1 11.0
2004クロップ 49.5 14.0 0.0 0.0 8.1 2.8

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 2.9 -0.6 0.0 0.0 153.7 0.6
2004クロップ 23.2 16.0 0.0 0.0 0.8 0.4

 


 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)
 

意見は継続、12月限は2ドル近辺である程度買い進めたい。

さて、大領領選挙を11月2日に控え、米国内では共和党ブッシュ氏当選の気運が高まりつつある。では、もし政権が交代したとすれば穀物相場にはどのような影響が考えられるだろうか。

バージフレートの高騰はここにきてようやく落ち着きを見せてきたものの、歴史的に見ると依然としてかなり高い水準にある。また、リバー沿いの現物価格の下落にバージフレートの高騰が関係してることはここでも何回か述べてきた通りである。また、バージフレートの高騰の理由として一番大きいのは今クロップの大豊作とその他のカーゴ(鉄鋼など)の内地における順調な需要であるが、原油価格の高騰というのもまた一因として存在する。一方で、現在の原油価格の高騰の背景には、現政権継続の可能性が高いことが市場に中東の混沌とした状況の継続を予感を抱かせている、といった理由も存在する。よって、ケリー候補が勝利した場合穀物価格の上昇に繋がる、というシナリオも考え様によっては有り得る。

実際には現在の農業法の期限が2007クロップ年度までであるので政権交代によるグレーンマーケットへの直接的な影響は考えにくく上記のシナリオはかなりこじつけであると批判されるかもしれないが、ケリー候補が勝利した場合に船舶・トラックなども含めた各輸送コストが一時的に弱含む可能性は高いと考える。(K)

 



(大豆)  

先週末までの2週間近く相場は520-540での綺麗なレンジ内取引となった。そして今週月曜に高値引けを見た後、農務省発表を迎える。大きな上方修正の内容に相場は一気に約定安値を更新しその後本日までの4日間相場はこじっかりとはしながらも11月限の520が大きなレジスタンスとなったまま週末を迎えた。

発表は9月の生産量を10%近く増加させる内容となり、単月で農務省がここまで数字を増加させた歴史は今までない。結果期末在庫は215百万ブッシェルも上乗せされ405百万、在庫率も14.4%と十分な数値にまで回復する事となった。 しかし同時にこのこれ以上ない弱材料が提供される事で、今後は徐々にレーショニングを意識する市場環境が徐々に訪れると見ている。 収穫も半ばを終え今後は終盤戦。パターンからすればハーベストローも向こう2週間内につけてもおかしくない。大豊作に現物価格が崩れた事で農家は玉をホールドする姿勢となってきており、今後のポストハーベストラリーへの環境も出来つつある。投機筋のネットショートが史上最高のレベルにある点も相場転換のきっかけになってくるだろう。 その方針に片寄り過ぎるのはよくないが、依然として4ドル台へ一旦落ちる展開はいまだ期待している。しかしそれを見たところが底となりその後は11月へ向けて基調に転換があると予想する。ここまで下がった値ごろ感から需要サイドを喚起する動きも期待でき又、投機筋の大量の売り越しが今後の相場転換の中で予想以上の回復相場を作る可能性も否定できない。 今後の生産量の更なる増加期待+期末在庫数値はファンダメンタルズとして相場の頭を今後も抑えることから、9月頭に付けた6ドル半ばレベルへの回復までは現時点で期待はできないものの、年末へ向けてのラリーでは1月限が6ドルラインまで回復するようなトレンド意識は持っている。(A)


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)