米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年10月27日

 

 

本日の相場 

とうもろこし                                    --変わらずの寄り付き、まちまちの引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
DEC 04 206 1/4 - 05 3/4 208 205 1/2 206 1/4 - 1/2 329960 -1147
MAR 05 216 3/4 - 16 1/2 2181/2 216 1/4 217 1/4 + 0 147948 +1899
MAY 05 224 1/2 - 24 1/4 226 223 3/4 224 1/2 - 1/4 46652 +229
JUL 05 230 1/2 - 30 1/4 232 230 231 + 0 53197 -527
SEP 05 236 3/4 238 1/2 236 3/4 237 1/4 + 0 13260 +394
DEC 05 244 3/4 - 44 1/4 247 244 1/4 245 1/2 + 1/4 27061 -26
            620146 +813

 

大 豆                                          --変わらずの寄り付き、安値引け--          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 04 540 - 39 540 529 530 - 9 48938 -13448
JAN 05 545 - 44 545 532 1/4 533 3/4 - 10 1/4 96392 +3746
MAR 05 550 1/2 - 50 550 1/2 539 539 3/4 - 9 1/2 39228 +1624
MAY 05 557 1/2 - 56 1/2 557 1/2 546 1/2 547 1/4 - 8 1/2 22812 +835
JUL 05 562 562 552 1/2 553 3/4 - 8 1/2 18624 +299
AUG 05 564 564 556 557 - 6 820 +2
            233402 -6841

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
DEC 15530 -130 DEC 2121 -58 DEC 319 1/4 + 3 3/4 106.31 - 106.71
JAN 15670 -160 JAN 2138 -57 MAR 330 + 2  
MAR 15950 -140 MAR 2149 -54 MAY 335 1/2 + 2 1/2  
MAY 16180 -130 MAY 2155 -51 JUL 336 3/4 + 2 1/4  

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)

前日引け値とほぼ変わらずか、若干弱含んで寄り付いた後、序盤には商業筋の買いにより約2セント値を上げたが、その後は売り優勢になり、徐々に値を下げた。高騰を続ける海上運賃が輸出需要の低下を懸念させているのと、中国が12月積を売ったという噂もまた嫌気された。弱気なムードは最後まで継続し、結局は前日終値付近にて引けを迎えた。12月限は0.5セントダウンの206.25として引けている。

 

(大豆) 

寄り付きこそ前日終値とほぼ変わらないレベルでの取引となったが、その後は一方的に値を崩す展開となった。510セント割れから一気に値を上げた相場に対する買われ過ぎ感が存在することに加え、中国が大豆の買い成約をキャンセルしたという噂が引き続き話題に上っていることも売り材料となっている。また、オープニング時に昨日の高値トライに失敗したことが一部の利益確定売りを誘った。流れは最後まで変わらず、各限月大きく安値引けとなった。11月限は9.0セントダウンの530.00。


 

本日ファンド筋はコーン市場では1,000枚の買い越し、大豆市場では3,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約34,200枚のショート、大豆では約47,600枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

昨日は全体の50%に0.25-1.5インチの降雨。中心はカンザス北東・南東部、ミズーリ中央部、アイオワ東部、インディアナ南西部、ウィスコンシン南西部、イリノイ北西・南東部など。気温は全般的に平年並み以上で推移した。 今後週末に向けても雨がちな天候パターンが継続すると予想される。土曜までに全体の40%の範囲で1.0インチまでの降雨、所によっては2インチまでが見込まれ、その後も来週火曜にかけて全体の70%の範囲に1.5インチまでの降雨予想が出ている。 引き続き気温は平年並みからそれ以上にて推移しそう。 これまで、そして今後の予報からも、雨がちな天候パターンがもう暫く続きそうであり、特にベルト中央部・南西部では収穫作業への影響が一部指摘されている。


NWS 米国各産地6-10日間予報 (11月2日〜11月6日) 】 

気温 降水量
イリノイ N N
アイオワ N N
ミネソタ N N
ネブラスカ N N
インディアナ N N
オハイオ A A
ミシガン A N

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル

アルゼンチン。昨日は全体の15%に小雨がパラつく程度。コルドバ南部、サンタフェ南部、エントレリオスなどが中心となった。 今後来週月曜にかけても北部や東部の生産地域ではにわか雨が予想されるものの、向こう10日間で見ると、南部・西部ブエノスアイレス、ラパンパ地域ではドライ傾向から土壌水分減少が心配される。 ブラジル。昨日は全体の30%の範囲で1.25インチまでの降雨。中心はマトグロッソ南部、マドグロッソドスル北西部、バイア南西部、ゴイアス中西部など。気温は高いところで90度半ばまで上昇している。向こう5日間も引き続き降雨は期待でき全体の55%に2.0インチまでが予想される。ややドライが指摘されてきた北部産地へもこのところ雨が降りており、この傾向は向こう10日間も期待できる、という事で土壌水分の状況は総じて理想的な展開となってきている。

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  

(単位 : 千トン) 

明日の予想  先週の発表数字 
小麦 350-500 318.1
コーン 1,100-1,400 1,310.5
大豆 800-1,100 987.8
大豆粕 150-225 230.7
大豆油 5-15 8.2


 

【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

  今週 前週
肥育用ブロイラー卵導入数      102 104
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   104 102

 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)
 

「サウスダコタ州在住の体重0.5トンの男性が、食事の量を制限するために胃を縮小する手術を受け、見事に成功!」という新聞記事を目にした。なんでも、太りすぎて自分の力では歩けなくなり、しかも高血圧と糖尿病を患い、さらには食事の種類が偏りすぎていたために軽い栄養失調にもなっていたことが判明し、ここ一年間は入院生活を送っていたのだという。

米国人の一人当たりの肉の消費量が多いことはステーキハウスで周りを見渡せば一目瞭然であるが、下のデータがその事実を裏付けている。米国の人口は日本の約2倍なので、特に牛肉に関しては米国人は日本人に比べて一人当たり約6倍の量を消費していることになる。米国のコーンの生産量のうち半分以上は国内で飼料需要向けに消費されているので、国民の食肉欲が米国の農業を支えているといっても過言ではないだろう。昨今のローカーブダイエットブームが肉の消費量には若干の追い風となっていると思われるが、万が一、米国で低タンパク質ダイエットが大流行し、国民が日本人の倍程度しか肉を消費しなくなっただけでも、米国は極端な穀物過剰在庫に悩まされることとなる。あまり有り得そうな話ではないが。(K)


【米国と日本の年間畜肉消費量比較】 (単位 : 千トン)
 
  米国 日本
牛肉 12,843 1,050
豚肉 8,894 2,590
鶏肉 12,987 1,670





(大豆)

月曜に540を一旦抜け達成感から短期的な調整局面に入っている。520前後までの下落は考えられるが、約定安値更新への流れにはならないと思われる。今後の緩やかな上昇トレンドを想定した場合、1月限で言えば530割れは丁寧に拾っていきたいレベルではないか。 下落への材料として中国の成約キャンセル或いは船積み遅延などが噂されている。海上運賃の強いアップトレンドも影響し、同国における搾油マージンも悪化している事もその背景となっている。又これらがガルフでの輸出市場を弱含ませることにもなっている。現在ブラジル或いは西海岸積み比較価格競争力が落ちてきている事から、中国の鈍い動きとも合わさりガルフ現物価格は目先ネガティブな展開も予想される。   

ブラジルでは本日CONABの最初の新穀生産予想などが発表されている。予想はほぼ60百万トンレベルとなっており同省の昨年産の数字(49.8)からは10百万トンの増加となっている。しかし、最新の米国農務省数値64.5百万、サフラスの63.2百万との比較で言えば、より悲観的な内容。 ひところ66百万トンなどという数字が市場に出ていた事を考えれば、このところのブラジル生産量は各社異口同音に“下方修正傾向”にあると言える。ここまで落ち込んでいる価格レベルもその大きな要因になっている。米国農務省予想では作付面積7%アップ、しかし今回のCONABのケースでは5%に限られる。増産傾向に変わりはないものの、勢いに変化が見られだした点については注視する必要があろう。 ところで、政府筋発表ではGMO比率が全体の20%になるとの観測。本日ルーラ大統領もGMO作付けの署名を終えている。一方で一大輸出拠点であるパラナグア港では引き続きGMO大豆取り扱いを制限しており、遅かれ早かれこの事が原因で国内輸送網の混乱が今後の材料となってくる。同国のインフラ問題は毎年の事ではあるが、生産量増加があればあるだけ注目される事となる。(A)

 


 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)