米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年10月29日

 

 

本日の相場 

とうもろこし                                    --変わらずの寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
DEC 04 206 1/2 - 06 1/4 207 1/2 201 1/2 202 1/2 - 3 3/4 326166 -1900
MAR 05 217 3/4 - 17 1/4 218 212 1/4 213 - 4 1/4 148448 +1068
MAY 05 225 - 24 3/4 225 1/2 220 220 1/2 - 4 1/4 47087 +386
JUL 05 231 1/4 - 31 231 1/2 226 1/2 227 1/2 - 3 3/4 54227 +241
SEP 05 237 3/4 237 3/4 233 1/2 234 1/4 - 3 13814 +20
DEC 05 245 1/2 - 45 1/4 245 3/4 241 1/2 242 3/4 - 2 1/2 27629 +174
            619472 +11

 

大 豆                                        --やや高値寄り付き、安値引け--          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 04 531 - 30 1/2 532 1/2 523 3/4 527 1/2 -2 25768 -10407
JAN 05 535 1/2 - 34 537 528 533 1/2 -2 108091 +5190
MAR 05 542 - 41 1/2 543 1/2 535 1/4 540 1/4 -2 42506 +1047
MAY 05 549 - 48 1/2 550 1/2 543 546 1/2 -2 24379 +782
JUL 05 557 1/2 - 57 557 1/2 549 1/2 554 1/4 -1 3/4 19633 +153
AUG 05 555 555 555 555 -3 845 +4
            228251 -3027

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
OCT 15390 -150 OCT 2150 +1 DEC 316 1/2 - 5 3/4 105.86 - 108.38
DEC 15560 -130 DEC 2158 -3 MAR 328 1/2 - 5  
JAN 15790 -140 JAN 2164 -7 MAY 334 1/2 - 4  
MAR 16000 -180 MAR 2176 +4 JUL 337 - 3 1/2  

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)

寄り付きは前日終値とほぼ変わらずでの取引となったが、その後はファンドのテクニカルな売りにより一方的に下げる展開が続いた。韓国が60,000トンの中国産コーンを買い付けたという噂や、11月の発表でUSDAが更に生産量を上方修正してくるのではという見方が広がっていることなどがマーケットの重石となった。また、10日間の移動平均をあっさりとブレイクしたこともファンドの売りを加速させ、12月限は201.50まで下げた後、引け際にやや値を戻して202.50として取引を終了した。尚、11:30から12:10まではCBOTのシステムトラブルにより取引が一時中断された。

 

(大豆) 

寄り付きこと前日比やや高値で取引されたが、その後は始終弱気な展開が続いた。中国の公定歩合引き下げによる影響が懸念されている中、大豆の買い付けは暫く行わないのでは、という憶測も流れたことが一つの売り材料とされた。一日の大部分が売り優勢にて取引されたが、10日間の移動平均でもあるサポートレベル1月限528.00にてサポートされたことは引け際の反発を招き、4-5セント値を戻して引けを迎えた。1月限は2.0セントダウンの533.50として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では8,000枚の売り越し、大豆市場では2,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約45,600枚のショート、大豆では約39,300枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

昨日は全体の30%の産地に0.75インチまでの降雨を見た。サウスダコタ北東部、ミネソタ中央部、ウィスコンシン北部・中央部、ミシガン北部などがその中心となった。気温ほぼ全域で平年以上のレベルで南部では最高気温が80度をつけた所もあった。 土曜までに広い範囲で0.50インチまでの小雨を見、その後日曜から火曜までにミズーリ・イリノイ・インディアナなどを中心に1.25インチまでの降雨が予想されている。 しかしその後6-15日間は総じてドライとなり、収穫の最終段階となる見込み。

シカゴでは来週火曜から水曜にかけてが最も気温の下がるタイミングになると予想され最高気温が47-49度、最低気温は32度まで低下する見込み。 気温低下から、向こう2週間内にイリノイ最北、ウィスコンシン、ミシガン、ミネソタなどでは雪を見る可能性もあるとされている。


NWS 米国各産地6-10日間予報 (11月4日〜11月8日) 】 

気温 降水量
イリノイ A A
アイオワ A A
ミネソタ N N
ネブラスカ N N
インディアナ A A
オハイオ A A
ミシガン A A

状況は昨日から全く変化なし。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル

アルゼンチンは昨日ほぼ全域でドライ。来週火曜にかけては全体の約50%の範囲で1.0インチまでの降雨予想。中心はブエノスアイレス南部・西部、コルドバ南部など。 適度な降雨によってドライ地域の範囲は10-15%という幅から大きく悪化はしていないが、サンタフェ中央部やブエノスアイレス東部といった地域ではドライ傾向が強いままとなっている。 向こう10日間の予想推移については、まとまった降雨は期待できないものの、最低限レベルは確保出来るという見方が現時点では大勢を占めている。 ブラジルでは昨日15%の範囲に1.0インチまでの降雨を見た。マトグロッソ中南部・北東部、ゴイアス中央部、南東部といったところがその中心となった。週末から来週火曜にかけては南部・西部などにおいて全体の50%に1.5インチまでの降雨が見込まれる。 向こう10日間北部産地は再びドライ傾向になると予想されるが、最近の降雨によって作物は最低限の生長をみると言われている。

 

本日の発表等

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (10月26日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ショート   35,874 ショート   44,600 ショート   18,904
大豆粕  ショート   15,229 ショート   15,800 ショート   18,307
大豆油 ショート    2,707 ショート    3,200 ショート    8,760
コーン  ショート   40,624 ショート   35,200 ショート   57,440
小麦  ショート   23,313 ショート   21,000 ショート   24,417

大豆にはやや弱気な内容となったが、その他は概ねニュートラル。

 

2) USDA 週間ローンデータ (Oct 26 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 24.1 -10.6 0.4 0.1 1,302.4 10.5
2004クロップ 104.9 30.0 0.0 0.0 20.9 6.2

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 1.7 -0.6 0.1 0.0 154.8 0.6
2004クロップ 91.5 32.8 0.0 0.0 2.6 1.1

 


 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)
 

12月限が短期的に2ドルを大きく割り込むような可能性は低いと考えているが、本日のファンドの8000枚の売り越しは注目に値する。

話は変わるが、ここ最近一部穀物メジャーによりロシア食用油ビジネスへの投資が活発に行われている。投資の背景には、ロシアの食料事情の変化・嗜好性の変化などに対する期待があるのかもしれない。

ソ連崩壊後、ロシアの食料事情は一変した。国内畜産業は崩壊し、畜産物の輸入は劇的に増加、特に鶏肉の輸入は10倍以上増大した。現在もロシアは牛肉と鶏肉の輸入量では世界一である。また、畜産業の崩壊に伴って穀物の国内需要は激減し、輸入国から輸出国へと変貌を遂げた。1990年当時ロシアではおよそ1億2500万トンの穀物が国内で消費されていたと推計されているが、現在ではその半分にも満たない。こういったロシアの劇的な食料事情の変化の背景には、価格自由化に伴う畜産物価格補助金の廃止などの国内政策、その結果生じた国産肉の競争力低下、急激なルーブル高による国内産業の競争力低下、また、ソ連時代末期のモノ不足の時の発想に基づいた極端な輸入の奨励などさまざまな要因が存在する。

ロシアが自由主義的な貿易政策を継続する限り、同国の畜産業がソ連時代のレベルにまで復活することは現状考えられない。しかし、他の先進国と比較して、急激な変化が起こりやすい国であることは確かであり、仮にロシアの畜産業が回復に向かい 出すようなことになれば世界の穀物需給にもまた大きな変化がもたらされるので、ロシアの経済・政治動向にも少し注意が必要かもしれない。(K)





(大豆)

【今週の相場回顧】今週は一転調整週となる

いきなり月曜で高値(11月限:545)を見て以降は本日の安値(523-3/4)まで上下幅は20セント以上、農務省発表後の約定安値からほぼ2週間一方的に底上げを見てきた相場にも一服感からようやく調整が入る形となった。農家の売り控えは継続しておりその意味では現物価格のタイト感は払拭できずも、今週はドル安・高値を続ける海上運賃・中国の95年以来の利率アップ・成約大豆の船積みを後ろにシフトするなどといった材料も今週の相場の流れを後押しする格好となった。

【来週以降の展開】 来週は引き続きじり安傾向で進む

現在の調整局面がサポートされるレベル探しが来週となる。過去一ヶ月余りの動きを見てもそのサポートラインは1月限520付近になりそうだが、約定安値更新への動きはない、というのが前提。 農務省の11月の発表付近を境にこの短期的な傾向も転換を見せ再び堅調な相場つきへ戻っていくのではないかと見てはいるが、今後の中国の出方がどのような進展を見るか?現在のところ米国輸出量の40%近くを占める同国の動きが全くもって鈍い事から、状況に変化が見られない限りは急激な上昇相場も期待できない。 南米はブラジルで作付けが約15%まで進んでいる。アルゼンチンではまだ5%レベルだが、現時点では主要産地マトグロッソなどを含めブラジルの降雨量は十分足りており、ドライ傾向が指摘されるアルゼンチンとは状況がやや異なるようである。 ブラジルの生産量については各社が挙って予想を下方修正してきているがこの傾向+上記天候推移というものもこの先に相場を見る上ではチェックしていきたいところ。(A)

 


 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)