米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年11月9日

 

 

本日の相場 

とうもろこし                            --変わらずの寄り付き、変わらずの引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
DEC 04 198 - 97 3/4 199 197 3/4 198 + 0 289344 -16678
MAR 05 210 - 09 3/4 210 3/4 209 1/2 210 1/4 + 0 194212 +5587
MAY 05 217 3/4 - 17 1/4 218 217 217 1/2 + 0 52516 -19
JUL 05 224 - 23 3/4 224 1/2 223 1/2 224 + 0 57529 +186
SEP 05 231 3/4 232 1/4 231 1/2 232 + 1/4 15405 +176
DEC 05 241 - 40 3/4 241 1/2 240 3/4 241 + 0 31550 +551
            642924 -10192

 

大 豆                                   --やや高値寄り付き、高値引け--          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 04 503 1/2 - 03 511 1/4 503 510 1/2 + 8 1/2 3328 -1605
JAN 05 506 - 05 511 3/4 504 1/2 510 1/2 + 5 125318 +531
MAR 05 511 1/2 - 11 1/4 518 1/2 511 516 3/4 + 5 43339 +329
MAY 05 518 - 17 1/2 524 3/4 517 1/2 523 1/4 + 5 27149 +442
JUL 05 526 531 1/2 526 530 1/4 + 4 3/4 23637 +65
AUG 05       532 + 5 980 -1
            231063 -229

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
DEC 14990 +120 DEC 2045 +33 DEC 304 1/2 - 4 1/4 105.55 - 105.83
JAN 15110 +150 JAN 2053 +31 MAR 317 1/2 - 4 1/2  
MAR 15330 +170 MAR 2067 +33 MAY 324 - 3  
MAY 15530 +160 MAY 2078 +33 JUL 328 1/2 -5 1/2  

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)

本日のマーケットは活気に欠け、極限られたレンジ内での動きに終始したまま、引けを迎えた。ファンドによる大量のショート、台湾による46,000トンの米国産コーン買い付けの報告などは下値を支える材料となった一方で、アルゼンチン産のベーシスが弱含んでいることがマーケットにはやや重石となっている。前半は若干強気ムードでの取引となったが、引け際には値を戻し、結局は前日終値と変わらないレベルで取引を終了した。12月限も前日終値と同値で引けた。

 


(大豆) 

多くの限月で契約安値を更新した昨日までの動きに対する行き過ぎ感もあり、本日は反発を迎えた。低迷する国内の搾油マージンの影響もあり、中国が米国産の買い付けをなるべく遅らせようとする動きが見られることは引き続きプレッシャーとなっているが、本日はファンドによる大量のネットショートに対する警戒感、不足する現物の売り物などを背景にして、期近を中心に買われた。やや高値での寄り付きとなった後も上昇を続け、11月限は8.50セントアップの510.50として引けを迎えた。



 

本日ファンド筋はコーン市場では1,000枚の売り越し、大豆市場では3,800枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約61,100枚のショート、大豆では約57,600枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

昨日はウィスコンシン・ミシガンの北部などで1インチまでの降雪を見た以外は中西部全般的にドライな一日となった。気温推移は西部地域で平年比高かった以外は平年以下、最高気温は北部で30度後半、南西部で60度後半まで上昇している。 水・木と雨勝ちとなる。全体の60%の範囲に0.75インチまでが予想されており、中心地域はネブラスカ・カンザス・ミズーリ・イリノイ南部・インディアナ南部などとなっている。


NWS 米国各産地6-10日間予報 (11月15日〜11月19日) 】 

気温 降水量
イリノイ A A
アイオワ A A
ミネソタ A A
ネブラスカ N A
インディアナ A A
オハイオ A N
ミシガン A A

気温の上昇傾向と共に、雨量も平年以上となる。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル

アルゼンチン : 昨日はラパンパ、ブエノスアイレス北西部などを中心に全体の15%に0.3インチまでの小雨を見たがそれ以外は概ねドライ。気温はやや高め推移で北部・西部では80度台まで上昇している。本日サンタフェ北東部地域など一部で雨を見た以降は、金曜夜半から日曜にかけて降雨システムの到来が予想される。このシステムにより全体の全体の60-65%の大豆・コーン産地に2.0インチまでの降雨が予想されている。中心はラパンパ、ブエノスアイレス西部、コルドバ南部、サンタフェ南部など。 気温については極度な上昇は見込まれておらず問題なし。 週末の降雨は事前予想よりも期待度が膨らんでおり特に北部・西部地域において今回の降雨に対する期待は高い。現在ドライといわれる全体の10-15%の産地地域の幅を広げない為にも週末の雨には期待されている。

ブラジル : 昨日はリオグランデドスル、マトグロッソドスル、ゴイアスなどを中心に全体の25%に1.0インチまでの降雨をみた。気温は平年並みだったが極東部では一部90度半ばまで上昇している。 基本的な天候パターンの変化は見られず、向こう5日間で全体の80%に2.0インチまでの降雨が予想される。中心はリオグランデドスル、サンタカタリナ・パラナなど。 引き続き理想的な天候パターン継続が見込まれている。

 

本日の発表等


 【引け後の発表】
 

1) ブリッシュコンセンサス 

 

  11/9/04 11/2/04 10/26/04 10/19/04 10/12/04
大豆  36 38 36 35
大豆油  33 37 32 29
大豆粕 34 36 36 35
コーン  15 16 16 14
小麦  24 26 26 23

発表が間に合わず。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)
 

12月限はレンジ内取引が続いており、197を割り込めば更なるファンドの売り、2ドルラインを上へ抜ければファンドによるショートカバーの引き金を引くという、非常に不安定な状況となっている。今後相場がどちらに転ぶかは、今週金曜日の発表と、現在滞っている現物の動きの行方に左右されると思われる。

12月限が契約安値197で堅固にサポートされてきた背景には、現物の売り物が余り出てこなかったという背景が大いにある。これだけの豊作で、しかも収穫が終盤に近付いているにも関わらず売り物が出てこなかった理由のうちの一つには、野積みの技術が発達しているために過去には有り得なかったほどの量のコーンが本来の農家ビンやカントリーエレベーターのビン以外の場所で保管されていることが挙げられる。各地のキャリングにも拠るが、多くの地域では1月もしくは3月までこういったコーン動かないのでは、と言われている。

しかし一方で存在する短期的弱材料として、いよいよ収穫が最終局面を迎えるに当たり、野積みのスペースにさえ入りきらない玉が売りに出されるであろうことが挙げられる。また、一部で野積みされているコーンの品質が今週前半までの長雨などにより劣化していることもまた興味深い。今年見かける野積みの内の多くは、下の写真のように最新式の設備を使い、給気システムやカバーも備えた、「野積み」というよりはむしろ「簡易保管設備」と呼べる立派なものなのであるが、中には、ただフィールド上にコーンを積み上げただけのものもあり、そのような野積みコーンの中には、品質劣化が激しく、表面のコーンは既に発芽し始め、遠くからだと緑色に見えるようなものもある。特に、農家が独自で行っている野積みにはそういった状況がよく見られる。このような玉はそう長く放置しておく訳にはいかず、近いうちにどこかのチャネルに売りに出されることも考えられ、(シカゴ相場には直接影響を与える要因にはなりにくいが)局地的には現物相場には短期的な弱材料になり得る。また、個人的には12月限のコーンのデリバリー数量は相当大きなものになると予想しており、これもまた期近へのプレッシャーとなり得る。(K)







(大豆)

発表を目前に安値への警戒感も本日のような動きとなり積極的なショートカバーが見られた。発表を待ちたいところだが、投機筋の売り越しが大きい事もあり発表後一旦ショートカバーに火がつけばその勢いから1月限540-550というレベルへは容易に回復する環境にはある。ただ、現在のレベルが持ち堪えられるのかどうかをもう少し時間をかけて見極めたいところ。(A)


 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)