米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年11月10日

 

 

本日の相場 

とうもろこし           --やや高値寄り付き、大きく上げた後、値を戻して変わらずの引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
DEC 04 199 - 99 3/4 204 198 198 1/4 +1/4 277490 -11854
MAR 05 210 3/4 - 11 1/4 215 1/2 210 210 1/4 unch 206160 +11948
MAY 05 218 - 18 1/4 222 1/2 217 1/4 217 1/2 unch 53216 +700
JUL 05 225 - 25 1/4 228 3/4 223 3/4 224 unch 58532 +1003
SEP 05 233 - 32 3/4 235 1/2 231 1/2 231 1/2 -1/2 15516 +111
DEC 05 241 3/4 - 42 243 3/4 240 240 1/4 -3/4 32002 +452
            645314 +2390

 

大 豆                 --高値寄り付き、その後急騰、戻したが尚高値引け--          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 04 518 -19 536 518 523 +12 1/2 2445 -883
JAN 05 518 - 16 541 516 525 +14 1/2 124241 -1077
MAR 05 522 1/2 - 23 1/2 548 522 1/2 533 1/2 +16 3/4 43305 -34
MAY 05 529 - 30 552 529 539 1/4 +16 27489 +340
JUL 05 539 - 40 557 539 546 3/4 +16 1/2 23825 +188
AUG 05 555 555 546 547 +15 980 unch
            229606 -1457

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
DEC 15390 +400 DEC 2079 +34 DEC 303 1/2 -1 105.50 - 107.26
JAN 15520 +410 JAN 2091 +38 MAR 315 3/4 -1 3/4  
MAR 15770 +440 MAR 2103 +36 MAY 322 -2  
MAY 16020 +490 MAY 2115 +37 JUL 327 1/2 -1  

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)

寄り付きは前日引け値よりやや高値での取引となったが、その後は大豆の動きにつられて急騰。テクニカルレジスタンスレベルであった12月限200セントを上へ抜けるとさらなるショートカバーを伴って、そこからさらに数セント一気に上げた。しかし、勢いはそこまで。12月で204セントを付けたところからは値位置を維持するだけに足るコーン自身の材料に欠け、明後日に控えるUSDAのレポートに対する弱気見方もあり、一転して急激に値を崩す展開となった。結局は前日終値と変わらない値位置にて引けを迎えた。12月限は0.25セントアップの198.25として引けている。

 


(大豆) 

午前9:30、CBOTのオープニングとほぼ同時にUSDAから「ルイジアナ州にてサビ菌の発生が確認された」という内容のアナウンスメントが流れ、フロアーは大混乱、本日の高騰につながった。

寄り付き前から一部ではサビ菌にまつわる何らかのコメントが発表されるらしいとの噂が流れており、大きなギャップを付けて期近で8-9セントアップと大きく上げての寄り付きとなった。その後、発表内容が正式に確認されると、さらなる急騰を迎え、一時は11月で25.5セントアップとなる536.00を付けた。その後の相場は明後日にビッグレポートを控えていることもあって勢いを無くし、徐々に値を戻す展開が続いたが、結局は朝付けたギャップの上限ではサポートされ、11月限では12.50セントアップとなる523.00として引けを迎えた。



 

本日ファンド筋はコーン市場では12,000枚の買い越し、大豆市場では13,000枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約49,100枚のショート、大豆では約44,600枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  シカゴでは明日から今シーズン一番の冷え込み

昨日は中西部全般的にドライ。気温も平年以上の推移となった。しかし本日より金曜まで全体の50%の範囲で1インチ以下の降雨が予想されている。中心はカンザス・ミズーリ・イリノイ南部・インディアナ南部・オハイオ南部など。気温は中西部中心部においては大きく下がる見込みとなっている。ここシカゴでは本日は最高気温は60度半ばまで上昇したものの、明日から週末にかけては最高気温で40度半ばまで、最低気温は20度前半までに急落する見込みにて、今シーズン一番の冷え込みが明日から土曜にかけて訪れる事となる。


NWS 米国各産地6-10日間予報 (11月16日〜11月20日) 】 

気温 降水量
イリノイ A A
アイオワ A A
ミネソタ A A
ネブラスカ A A
インディアナ A A
オハイオ A A
ミシガン A A

今週後半に冷え込みに後、来週には平年以上の気温・降水量が予想されている。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル

アルゼンチン : 昨日は全体の20%に0.30インチまで。サンタフェ北部・コルドバ北部に限られた。金曜から日曜にかけて再び降雨が戻りサンタフェ北部・コルドバの一部・ブエノスアイレス西部・らパンパなどを中心に65%の範囲に2インチまでの降雨が見込まれている。週末にかけての降雨は特にドライといわれる西部産地地域にとっては期待されているところ。

ブラジル : 昨日は全体の40%の範囲に1.5インチまでの降雨を見た。中心はマトグロッソ、ゴイアス、ミナスジェライスなど。向こう2日間については主に北部地域で、その後日曜よりはそのシステムが南下し南部産地への降雨となりそう。向こう5日間で全体の75%の産地に2.0インチまで。引き続き潤沢な降雨パターンがブラジルの産地を潤し続ける。

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  

木曜日がベテランズデーのため、発表が金曜日に延期されたことに伴い、予想レンジも明日発表される。

 

【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

  今週 前週
肥育用ブロイラー卵導入数      99 103
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   106 104

 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)
 

米国でのサビ菌発生による大豆相場の急騰という予想外のきっかけにより、コーン相場はレンジを上に抜け、さらなるファンドのショートカバーが誘発された。オープニング後時を待たずして12月限は204セントまで買い上げられた。しかし、印象的であったのはむしろその後で、その後12月限は一日かけて売り戻され、結局は何もなかったかのように昨日と変わらない引けを迎えた。

サビ菌の発生は2005年度産クロップの作付意向を考えるとコーン相場には弱材料になり得るという考えも後半の下げに関わっていると思われるが、結局は今の相場に2ドル以上を維持する力が無いということだろう。(K)







(大豆) さび菌確認に市場も活況

本日は“さび菌”に沸いた。この菌は大豆そのものにつくものではなく収穫をほぼ終了している2004年度クロップへの影響はない。しかし来年春昨付けされる05年産への影響という意味では材料となる。特に今回発見されたルイジアナ州のような、さび菌の発生しやすい高湿度・温暖な地域では、来年度の大豆作付けを敬遠する動きが出てくる可能性はある。ブラジルでここ3年見られているように、かび菌は収量を最大で80%まで削ぐ可能性を秘めており、それが現実となれば農家にとっては大きな痛手となるのは間違いない。それを防ぐ農薬散布にかかるコストは農務省の試算で大豆生産コストの15-20%、エーカーあたり約25ドルのエクストラ費用となり、ルイジアナのような南部州におけるイールド換算で言えばブッシェル辺り65-80セントのコストアップに相当する。しかし当地域の大豆生産量は知れており、寧ろ数年後にかけての北部への広がり・・という懸念の方が怖い。 

相場の動き。60,000枚近い投機筋の売り越しを抱えながら11月の農務省発表を目の前に控え、スペキュレーターもそれは神経質な面持ちであったに違いない。その意味では、2004年クロップへの影響が無いと言われようが、心理的にもショートカバーに火がついて当然かもしれない。1月限のチャートは過去4日間の値動きを見た後、窓を開け約2週間ぶりに540台に届いた。勢いが序盤のみでダレて下げた動きに頭の重さも感じるものの、11月の発表が確認されることで“豊作は織り込み”といった意識が益々強まり、年末に向けて取引レベルも徐々に引き上げられていくような気がしているが。(A)

 


 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)