米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年11月26日

 

 

本日の相場 

とうもろこし                                 --高値寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
DEC 04 198 1/4 - 3/4 198 3/4 196 1/2 197 -3/4 120,382 -27,890
MAR 05 209 -1/4 209 1/4 206 3/4 207 -1 1/4 308,323 +10,673
MAY 05 216 1/4 - 3/4 216 1/2 214 1/4 214 3/4 -1 69,457 +2743
JUL 05 223 3/4 - 1/2 223 3/4 221 3/4 222 -1 67,316 -250
SEP 05 231 3/4 231 3/4 230 230 -1 17,311 +103
DEC 05 240 1/2 - 1/4 240 1/2 239 239 1/4 -1 42,086 +276
            627,863 -14,262

 

大 豆                                  --やや高値寄り付き、安値引け--          

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 05 558-557 1/2 558 546 1/2 548 1/2 -5 1/2 105774 +1215
MAR 05 560 1/2 - 560 560 1/2 549 1/2 551 1/4 -5 1/4 55340 +1596
MAY 05 566 1/2 567 556 557 3/4 -6 32642 +1170
JUL 05 574 - 75 575 563 1/2 565 1/4 -4 3/4 27100 -181
AUG 05 575 1/2 575 1/2 568 568 1/2 -4 1/2 1859 +13
SEP 05 576 576 571 571 -7 323 unch
          total 232,610 +4,045

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
DEC 161.20 +0.10 DEC 20.74 -0.37 DEC 291 1/4 -8 102.94-103.49
JAN 162.30 -0.30 JAN 20.88 -0.30 MAR 303 -7  
MAR 165.00 unch MAR 20.98 -0.30 MAY 309 1/4 -7 1/2  
MAY 167.50 +0.10 MAY 21.17 -0.20 JUL 316 3/4 -7 3/4  

 

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)

強気な週間輸出成約高の数字が確認されたことと、売り物の少なさに支えられて強いキャッシュマーケットの影響を受けて高値寄り付きとなったが、その後は買いが続かず、徐々に下げる展開が続いた。IGC(International Grain Coucil)が世界のコーン生産量の数字を先月比900万トン上方修正したことが嫌気されたこともまた本日のマーケットには重石となり、3月限と5月限は契約新安値を更新しての安値引けとなった。Thanksgiving休暇中ということもあり、取引量は限られ、閑散としたマーケットであった。

 


(大豆) 

寄り付き前の週間輸出成約において大豆は1.34百万トン(内中国向けが1.01百万)と、事前予想レンジを大きく上回った事から寄りつき時のサポート材料とされた。予想通り相場はやや高値でスタートするもフォロースルーが出ない事が認識されると、投機筋の売りからすぐさま下落し始め、寄付きが本日の高値。11時ごろまでじり安の展開が続き値を削った後は12時の引けまでほぼ548-549(1月限)のレンジで方向感ない値動きが続きそのまま本日の取引を終了している。ホリデーウィークという事もあり取引量はごく限られた。



 

本日ファンド筋はコーン市場では12,000枚の売り越し、大豆市場では1,500枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約52,300枚のショート、大豆では約33,500枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

過去2日間40%の範囲に1.0インチまでの降雨・降雪。中心はミズーリ中東部、イリノイ中央部、インティアナ北部・中西部、オハイオ中東部など。今後土曜にかけてはアイオワ、イリノイ、インディアナ、ウィスコンシン、ミシガンなどを中心に全体の70%の範囲で0.65インチまで。積雪も1-5インチまでが可能されている。収穫の最終段階にあるミズーリ(大豆)、ウィスコンシン・ミシガン(コーン)においては今回の降雨・降雪が作業の障害となっている。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (12月2日〜12月6日) 】 

気温 降水量
イリノイ N A
アイオワ N A
ミネソタ N N
ネブラスカ B N
インディアナ N N
オハイオ N N
ミシガン N A

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル

アルゼンチン : 過去2日間で全体の30%に0.75インチまでの降雨を見た。中心はサンタフェ、コルドバ、エントレリオスなど。向こう5日間で全体の35-40%の範囲に0.75インチまでの降雨が見込まれる。中心はブエノスアイレス北部、サンタフェ中央部・南部、コルドバなど。 来週にもまとまった降雨システムの到来が予想されており、土壌水分は全体的に良好な状態が来週も維持される見込み。

ブラジル : 過去2日間で全体の25%の産地に0.75インチまでの降雨を見た。中心はマトグロッソの一部、ゴイアス北部、バイア北西部など。週末にかけては、中央部・北部を中心に全体の80%の範囲で1.5インチまでの降雨が予想される。中心はパラナ、サンパウロ、マトグロッソ、ゴイアス、ミナスジェライスなど。引き続き降雨パターンは理想的にて作物の良好な成長が伝えられる。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(11月18日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 1,301.1 17.8 19,399.4 20,819.7 9,141.4 26.7
大豆 1,337.3 0.0 15,723.8 18,739.5 6,785.8 63.0
小麦 443.4 0.0 18,184.0 19,429.1 4,331.1 3.5
大豆粕 125.2 15.0 2,570.4 2,781.0 1,888.9 71.0
大豆油 11.9 0.0 189.2 145.8 128.3 0.0

コーン・大豆共に強気な数字となった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(11月18日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 900.3 1,036.8 10,258.0 10,219.2 52,070
大豆 1,318.5 1,309.9 8,938.0 8,393.1 27,490
小麦 575.0 488.5 13,852.9 13,945.8 26,540
大豆粕 161.1 115.3 681.5 762.8 4,900
大豆油 29.1 9.3 60.9 47.5 500

 

 

 

【引け後の発表】

3) コミットメント オブ トレーダーズ (11月16日現在) (単位:枚)  

発表が延期になった。


 

4) USDA 週間ローンデータ (Nov 23 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 5.9 -1.7 0.7 0.1 1,320.3 1.6
2004クロップ 385.8 108.0 0.0 0.0 48.2 5.9

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 0.6 -0.1 0.1 0.0 155.9 0.1
2004クロップ 210.9 28.3 0.0 0.0 7.4 0.9

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)
 

やはり大豊作が大きなプレッシャーとなっている。本日発表された週間輸出成約高ではやや強気な数字がインプットされたが、需要の喚起を示す更に大きな材料が出てこない限りは、このままダラダラと下げる相場が続くことになりそうである。

下に示したグラフはエタノール生産量の推移であるが、この9月の月間生産量は677万バレル、原料として使用されたコーンは約105(百万BU)と推測される。建設中・建設計画中のプラントのキャパシティーを考えると、現在USDAが予想している2004年度のエタノール向けコーン需要1370という数字は若干少な目であるという気がするが、20-30(百万BU)の上方修正は既にマーケットに織り込まれているという見方が強い。(K)




(大豆)

【今週の相場回顧】

上値抵抗線とされた557が上に抜けた事により1月限は562までつける結果となったもののその後が続かず。さび菌・BSE陰性・輸出成約とサポート材料が皆無というわけではなかったものの予想以上に頭の重い相場つきが確認されることとなった。

【来週の展開】

上げきらず・下げきらずの展開が続いている。季節的な要因からも今後はジリ高傾向かと思いきや今週でいう水曜のような動きが伴うのが現在の相場。それでも、値位置は9月中旬以来の550-560とうレンジまで上がってきてはいる。弱い格好で今週の取引を終了しているが来週の下げ場面については徐々に拾っていきたい。年明け以降に南米を見届けてからの下落は考えらられるものの、年内に積極的に下値を狙う展開は難しいと見る。ブラジルは本日IBGE63.1百万トンを発表。(昨年同社:49.2百万トン)。ABIOVEは変わらずの61.5百万(昨年同社:50.8)。先日のCONAB59.5-60.87百万トンといったレンジ。米国農務省は64.5百万トン。いずれにしても60百万トン台というレベルは大増産に違いない。現在の相場に買い気がない要因は米国の市場最高の生産と期末在庫。輸出不振(引き続く海上運賃暴騰)。そしてこの南米の順調な滑り出し。強気方にとってはこの安堵感を脅かす材料が何とも欲しいところである。(A)

 



 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)