米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年12月23日

 

 

本日の相場 

とうもろこし           --やや高値寄り付き、高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 05 206 1/4 - 6 1/2 207 1/4 205 1/2 207 +1 1/2 350453 -376
MAY 05 213 3/4 - 214 215 213 214 3/4 +1 3/4 85211 +395
JUL 05 220 1/2 - 221 222 220 1/2 221 3/4 +1 1/2 75920 +167
SEP 05 228 1/2 229 1/2 228 1/4 229 1/2 +1 1/2 22865 +205
DEC 05 238 1/4 - 8 1/2 239 237 3/4 238 3/4 +1 1/4 55248 +236
MAR 06 245 245 3/4 244 3/4 245 3/4 +1 1/4 1933 -17
            595278 +651

 

大 豆                 --高値寄り付き、高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 05 550 - 50 1/2 552 1/2 548 550 1/2 +4 1/4 48853 -3089
MAR 05 547 1/2 - 49 550 1/2 546 1/4 548 1/4 +3 1/4 108781 +2039
MAY 05 553 - 53 1/2 555 1/2 552 553 1/4 +3 1/4 40172 +1198
JUL 05 559 - 59 1/2 562 1/2 559 560 +3 3/4 27005 -76
AUG 05 561 563 561 562 1/4 +3 3/4 2381 +168
SEP 05 560 562 560 562 +3 3/4 760 unch
            242718 +267

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JAN 16140 +240 JAN 2102 +12 MAR 309 1/2 +2 1/2 103.57-103.91
MAR 16170 +210 MAR 2111 +11 MAY 316 1/2 +1 1/2  
MAY 16350 +180 MAY 2120 +10 JUL 322 1/2 +1 1/4  
JUL 16630 +140 JUL 2126 +11 SEP 329 +1 1/2  

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  

やや高値での寄り付きとなった後、多少弱含む場面も見られたが、引けにかけてショートカバーによる手仕舞いが積極的に見られ、結局は各月1セント強高値引けとなった。

寄り付き前に発表された週間輸出成約高の発表内容はほぼ予想通りにてニュートラルと捉えられた。材料難、取引量の少なさにより勢いに欠けるものの、大豆・大豆粕・小麦などの強さが波及したこと、相変わらず少ない農家売り、ファンドによる大量のショートなどが引き続き下値を支える材料となっている。加えて、中西部を襲っている大寒波もまた、物流の混乱を予想させ、マーケットでは強材料と捉えられている。3月限は1.50セント高の207.00として引けた。

 


(大豆) 

寄り付き前の輸出成約高の数字が1.16百万トン(内約600,000トンは中国向け)と予想の上限を超える内容だった事からややギャップをつけての高値オープンとなった。その後は特に新規材料のインプットもなく取引量も極限られたが、弱含みのドルと目先の中西部での気温低下傾向などが心理的にもサポート材料となり下への流れを遮った。12時までと短縮されたセッションだったが3月限はほぼ550-548といったレンジ内でお小刻みな展開に終始。値動きとしてはほぼ平行線のまま、結局寄付きでの上昇幅をほぼ保ったまま本日の取引を終了している。昨晩の台湾BSPAの大豆テンダーは見送
られた。



 

本日ファンド筋はコーン市場では1,000枚の買い越し、大豆市場では1,500枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約90,600枚のショート、大豆では約32,700枚のショートの模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   この冬一番の冷え込み(向こう2日)

昨日は65%の範囲に0.25-1.25インチまでの降雨。降雪量は3-14インチがデルタ北部より中西部の南部・東部中心に確認されている。本日から明日にかけては、この冬一番の冷え込みが見込まれている。中西部の殆どの地域で最低気温は華氏ゼロを下回る。シカゴ近郊で明日クリスマスイブ、最高気温は2度、最低気温はマイナス5〜8度とされる。イブとしては1983年以来ほぼ20年振りの低温となる。これらから小麦産地の約25%が(積雪不足の地域中心に)ウィンターキルの懸念がされており、その中心はミズーリ北部から中央部、イリノイ北部から中西部となっている。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (12月29日〜1月2日) 】 

気温 降水量
イリノイ A A
アイオワ N A
ミネソタ N N
ネブラスカ N A
インディアナ A A
オハイオ A A
ミシガン A A

気温はやや上昇傾向、昨日と内容に変化なし。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル

アルゼンチン : 昨日は全体の10%に0.10-0.35インチまでの降雨。しかし大豆産地は総じてドライとなった。向こう5日間では全体の60%の範囲に1インチまでの降雨が予想されており中心はブエノスアイレスとラパンパ東部となっている。6-10日予報でも再び降雨システム到来が予想されており、引き続きドライに対する懸念は全くない。一方ではこの12月の降雨過多により洪水の懸念が言われる地域が一部では出てきている位。

ブラジル : 天候パターンに変化なし。昨日は全体の40%に1.25インチまでの降雨で北部中心。来週月曜にかけても北部産地を中心に毎日でも降雨を見るパターンが継続。一月上旬までに降雨が欲しいとされる地域は、パラナ南部・マトグロッソドスル南部・サンパウロ南西部など。それ以外の地域は全く問題ないとされる。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(12月16日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 725.8 0.0 22,261.9 24,583.9 7,770.2 26.7
大豆 1,157.4 0.0 18,604.5 21,009.9 5,692.0 63.0
小麦 608.8 0.0 20,008.6 22,546.6 4,298.5 3.5
大豆粕 113.8 25.0 3,044.8 3,038.3 1,629.1 96.4
大豆油 18.4 0.0 230.6 161.3 112.1 0.0



 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(12月16日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 1,069.0 1,147.4 14,491.7 14,737.0 50,800
大豆 1,245.3 845.6 12,912.5 12,708.8 27,490
小麦 398.5 449.0 15,710.1 15,487.3 27,220
大豆粕 214.4 116.1 1,415.7 1,230.5 4,900
大豆油 14.1 10.5 118.5 78.6 540

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

やや強気な地合にて休暇前の相場は終了することとなったが、中期的な意見は変わらず、ベアリッシュ。3月限のプライシングは年が明けてからタイミングを見極めていきたい。

ところで、今尚米国ではエタノールプラントの建設ラッシュが続いているが、自動車の燃料としてのエタノール使用に関しては、ブラジルがより先行している。米国では現在22の州でE85(85%がエタノールである燃料)が販売されているが、ブラジルではエタノールのみで走る車がかなり普及しており、ほぼ全てのガソリンスタンドにてエタノール(100%)が販売されている。また、昨今のガソリン価格の高騰により、現在同国においてエタノールの価格はガソリンの約半分。上記エタノール車を所有している人々は迷わず100%エタノールを使用するため、エタノールの生産量は鰻上り。サトウキビの収穫期間中だけで、ブラジルのエタノール生産量は2005年度USDAが予想している米国の年間生産量に匹敵する数字に達するという。今後の米国のエタノール産業の行方を考えるに当たり、(将来の姿として捉えるか、競争相手として捉えるかはさておき)ブラジルの存在を抜きにしては語ることはできないであろう。(K)





(大豆)

年末にかけては整理商い中心が継続。両サイドともに行き過ぎには警戒感を伴っており3月限も540-560といったレンジが取引の中心となろう。年明けの農務省発表が毎年その年の相場の流れを見る上でも大きなきっかけになるケースが多い。今年の場合にはコーン・大豆とも大豊作で南米の天候推移も理想的に推移している事もあり、昨年同じ頃ののような神経質な値動きは期待出来ぬも知れぬが、10月以降のレンジ内取引(3月限:510-560)の殻を破ろうとする展開が見られる可能性はある。投機筋の大きな売り越し環境に対しては、十分すぎる期末在庫見込みと南米の良好な進捗・・とここまで下げ込んで来たとはいえ一方方向へは容易には考えづらい相場環境ではある。ベア筋は春に向けての450-470期待、ブル筋は”織り込んだ”とし、投機筋の方向転換へ期待する。殻を破るきっかけが何になるのか、年明けに向けて材料探しは続く。(A)



 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)