米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年12月27日

 

 

本日の相場 

とうもろこし           --高値寄り付き、やや高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 05 208 1/4 - 07 3/4 208 3/4 206 207 1/2 + 0 245832 -4621
MAY 05 216 - 15 1/2 216 1/4 213 1/2 215 + 1/4 85703 +492
JUL 05 222 3/4 - 22 1/2 223 1/4 220 3/4 222 1/2 + 3/4 76120 +200
SEP 05 230 1/2 - 30 1/4 230 1/2 229 230 1/4 + 3/4 23072 +207
DEC 05 239 1/2 - 39 239 3/4 237 3/7 239 1/2 + 3/4 56067 +819
MAR 06 246 246 1/4 245 246 1/4 + 1/2 2016 +83
            592473 -2805

 

大 豆                 --高値寄り付き、高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 05 553 1/2 - 53 560 549 1/4 557 1/4 + 0 39725 -9128
MAR 05 552 - 51 555 546 554 + 5 3/4 112027 +3246
MAY 05 555 1/2 - 55 559 1/2 551 558 1/2 + 5 1/4 41117 +945
JUL 05 562 - 61 1/2 566 558 1/2 564 1/2 + 4 1/2 27276 +271
AUG 05 565 567 561 1/2 567 + 4 3/4 2373 -8
SEP 05 565 566 561 566 + 4 760 +0
            238114 -4604

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JAN 16190 +0 JAN 2137 +0 MAR 305 +0 102.89 - 103.75
MAR 16220 +50 MAR 2148 +37 MAY 312 1/2 -4  
MAY 16480 +130 MAY 2153 +33 JUL 318 3/4 +0  
JUL 16760 +130 JUL 2155 +29 SEP 326 -3  

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  

三連休を挟んでも尚新規材料は出てこなかったが、台湾による米国産コーンの買い付け、引き続き弱含んでいる海上運賃などを材料として、木曜終値から約1セント上げての寄り付きとなったが後は、ややベアリッシュな取引が続いた。週末まで中西部を襲っていた寒波が少し遠のき、今週は少し暖かくなりそうだという予報が多少好感されたこととが材料としては挙げられる。しかし引けにかけては強気な現物相場、少ない売り物などを背景に再びファンドのショートカバーが見られ、勢いを取り戻した。結局は各付き高値引け、3月限は0.5セントアップの207.50として引けを迎えた。

 


(大豆) 

連休を終えて本日は高値寄り付き。3月限は一旦は先週の引け値レベル以下へ値を落とす動きも見せそこで本日の安値(546)をつけたもののその後は再び上昇基調。週間輸出検証では30.3百万ブッシェルと市場の事前予想以上の内容が出た点も支援材料となった。東南アジアでの大地震による津波の大きな被害が報じられた事で特に本日は大豆油(パーム油への関連上)市場が堅調推移となった事も大豆の買い優勢に繋がったと思われる。基本的には閑散市場で値動きの幅も限られたものの、セッション終盤には投機筋のショートカバーが集中して本日の高値圏で取引を終了している。



 

本日ファンド筋はコーン市場では4,500枚の買い越し、大豆市場では1,500枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約86,200枚のショート、大豆では約30,200枚のショートの模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

事前予想比較やや高めの気温推移となったもののミズーリ北部やイリノイ西部などでは約15%の範囲でウィンターキルの発生が確認された。又ベルト東部では約40%の範囲で1-2インチまでの降雪を見ている。 気温の低下が大きかった週末であったが今週は打って変わって平年比高めの気温推移となる。週後半には降雨を伴い気温も40-50台まで上昇すると見られている。雨量は全体の30%の範囲に0.65インチまで。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (12月29日〜1月2日) 】 

気温 降水量
イリノイ A A
アイオワ B A
ミネソタ B A
ネブラスカ B A
インディアナ A A
オハイオ A A
ミシガン A A

気温はやや上昇傾向、昨日と内容に変化なし。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル

アルゼンチン : 週末を挟み全体の60%に1インチまでの降雨を見た。今週も火曜〜水曜にかけてはコルドバ、サンタフェなどを中心に全体の65%に1インチまでの降雨が期待できる。全体的な推移は引き続き順調とされる。

ブラジル : 週末を挟み全体の50%に3.0インチまでの降雨。やはり中心は北部産地地域となった。今週も引き続き北部を中心に全体の50%近くに2.5インチまでの降雨が見込まれる。やや雨が不足気味の中央部産地でも来週後半にかけては降雨到来の予想が出ている。

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  12/23の週 12/16の週 昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  914.0 1,000.3 946.2 14,805.2 15,428.8
ダイズ  825.0 1,052.2 604.6 13,571.8 13,197.3
小麦 441.2 448.3 564.4 17,086.6 17,087.1

 

【引け後の発表】

2) コミットメント オブ トレーダーズ (12月21日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ショート   33,005 ショート   34,000 ショート   10,293
大豆粕  ショート   21,382 ショート   26,400 ショート   20,114
大豆油 ショート   28,274 ショート   25,800 ショート   31,471
コーン  ショート   91,211 ショート   91,200 ショート  103,560
小麦  ショート   30,411 ショート   34,000 ショート   30,979

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

最近、イリノイ大学が興味深いレポートを発表していたのでここに紹介する。テーマは、「コーンの作付け比率を増やした場合の農家の利益率の変化について」である。下に示した「検証1」を見ていただきたい。これは、ケース@〜Bに付き、農家の手取りを推測したものである。モデルとなっているのは、イリノイ州中央部の平均的な農家で、単価は2005年度クロップ予想平均価格、イールドについても同じく、予想平均イールドである。

検証1(短期的考察)
  ケース@ ケースA ケースB
イールド 173 156 49
価格 $2.25 $2.25 $5.20
歳入合計 $389 $351 $255
       
可変的コスト      
肥料など $65 $75 $24
殺虫剤 $40 $40 $25
種子代 $38 $38 $29
乾燥費・保管料 $16 $16 $5
機械修理費・燃料費・人権費 $33 $33 $28
可変的コスト合計 $192 $202 $111
歳入-可変コスト $197 $149 $144

ケース@:前年度大豆を植えたフィールドにコーンを植えた場合
ケースA:前年度コーンを植えたフィールドに再びコーンを植えた場合
ケースB:大豆を植えた場合
価格・コストは全て1エーカー当たり



これを見る限り、2005年単年度の手取りだけを考えた場合、コーンのみを作付けした方が良いという答えがでる。しかし、次に下の「検証2」を見て頂きたい。これは、農家の年間の平均的な手取りを長期的な視野に立ってケース別に検証したものであるが、これによると結局コーン:大豆を1:1で作付けし、ローテーションを行うのが長期的に見て利益率が高いということが言える。もちろん、実際はイールドやその他条件はフィールドによってさまざまであり、この検証だけを以って結論を求めることはできない。しかし、感覚として、2005年度を境にローテーションを止める農家が大量に発生することはなさそう、ということは言えるだろう。なぜなら、今年度のことだけを考えて作付け比率を決める農家は恐らく少ないからである。後は、イリノイ大学もこのレポートの中で述べているが、農家がサビ菌のリスクをどの程度考慮に入れるかがポイントとなってこよう。



検証2(長期的考察)

  ケース@' ケースA' ケースB'
歳入-可変コスト $171 $163 $149

ケース@':コーンと大豆を1:1の比率で植え、ローテーションを行った場合
ケースA':コーンと大豆を2:1の比率で植え、ローテーションを行った場合
ケースB':コーンだけを植え続けた場合
コスト・価格などは全て検証1のものをベースとする。

(K)
 





(大豆)

連休明けの相場は堅調。特に期近1月限はCIF市場の活況もあり引き続き逆ザヤを広げる格好となっている。特に現物価格+艀などの市場が神経質な値動きとなっている事から手前限月の値動きへはその分反応する形。1月限が100日移動平均を上に抜けて引けるのは6月以来となっており、目先の動きにはサポーティブ。3月限は540−560というレンジ内取引が引き続き続いているものの、より上値を意識した展開が目先期待される。年末を前にショート筋の手仕舞いもこのところの神経質な展開が原因で煽られること予想されており、上への動きには注意したいところ。(A)



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)