米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2004年12月30日

 

 

本日の相場 

とうもろこし           --ほぼ変わらずの寄り付き、高値引け

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 05 203 3/4 - 203 1/4 205 1/4 202 204 3/4 +1 1/2 352104 +5830
MAY 05 211 1/2 - 211 1/4 213 1/2 209 1/4 213 +1 3/4 86280 +318
JUL 05 219 221 217 220 1/2 +1 3/4 76068 +253
SEP 05 226 1/4 227 3/4 225 227 1/2 +1 23296 +67
DEC 05 235 3/4 237 234 1/2 236 3/4 +1 56077 +231
MAR 06 243 - 242 1/2 244 241 3/4 244 +3/4 2088 +6
            599661 +6743

 

大 豆                 --高値寄り付き、高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 05 552 - 550 552 539 1/2 547 3/4 +1 22915 -7421
MAR 05 548 1/2 - 547 1/2 549 536 1/2 547 1/4 +2 3/4 119852 +2226
MAY 05 553 - 552 1/2 554 1/2 542 553 1/4 +3 3/4 42330 +733
JUL 05 559 1/2 - 559 560 549 1/2 558 3/4 +2 28688 +341
AUG 05 559 - 558 562 558 562 +3 2218 -13
SEP 05 555 1/2 556 555 565 1/2 +7 762 +0
            232147 -3826

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JAN 16260 +240 JAN 2061 -35 MAR 307 1/2 +4 102.99-103.67
MAR 16040 +260 MAR 2079 -32 MAY 314 1/4 +3 1/2  
MAY 16270 +230 MAY 2102 -18 JUL 320 3/4 +3 1/2
JUL 16600 +2 JUL 2112 -16 SEP 327 1/2 +4 1/4  

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  

一日の大部分が弱気ムードでの取引となったが、引けにかけて急激に戻し、結局、各限月高値引けとなった。

寄り付き前に発表された週間輸出成約高はほぼ予想平均通りにて、ほとんど材料視されなかった。前日終値とほぼ変わらずか、若干強気な寄り付きとなったが、その後は昨日の流れを受け継いで更に安値を目指す展開となった。しかし3月限202セントを付けてからは商業筋の積極的な買いも手伝ってそのレベルが強いサポートとなった。結局202を下へ抜け名かったことがテクニカルな買いも呼び、引けにかけては急激に戻すこととなった。最終的に、各月高値引けとなっている。3月限は1.50セントアップの204.75として引けを迎えた。

 


(大豆) 

1月限の受け渡し通知はゼロ。又、寄り付き前の週間輸出成約高は926,600トンと事前予想レンジ上限よりも大きな数字となった事などから、夜間取引でやや高値で推移した流れもあり本日はやや高値での寄り付き。しかし、買い方は限られ又主にポジション整理主体であった事もあり、その勢いは続かず高値で寄り付いた後はすぐさまマイナスサイドへの動きへ流れる。3月限は暫く540ラインでもたついたがセッション中盤には538-539といったレンジでの小刻みな値動きとなる。取引時間が短縮で大納会という事もあり安値付近からは再びショート筋の手仕舞いが活発化し値を戻し結局は前日比やや高値で今年の取引を終了したものの,ほぼ8営業日ぶりの安値をつけ、基本的には弱いムードが印象に残る2004年大納会となった。



 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の売り越し、大豆市場では2,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約90,700枚のショート、大豆では約33,200枚のショートの模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

昨日はベルト全域にわたりほぼドライ。気温も平年比かなり高め推移となっている。この高い気温推移は来週頭にかけて引き続き継続するが、それに伴い週末には全体の70%と広範囲にわたり1.0インチまでの降雨も予想される。来週中盤意向は平年並みのレベルまで気温は再び低下する傾向にある。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (1月5日〜1月9日) 】 

気温 降水量
イリノイ N A
アイオワ B A
ミネソタ B A
ネブラスカ B A
インディアナ N A
オハイオ A A
ミシガン N A

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル

アルゼンチン : 昨日も全体的にドライ。この傾向は土曜まで継続見込み。その後日曜あたりから南西部地域中心に全体の45%に降雨が見込まれ雨量としては1.0インチまで。全体的な雨量は依然として安定しており現時点での懸念材料は殆どないとされる。

ブラジル : ほぼ予報どおり昨日も北部中心に全体の25%に1.0インチまでの降雨を見た。この降雨パターンは週末にかけて引き続き継続見込み。全体の55%に2.0インチ近くまでの雨量が予想される。ややドライ気味とされる中央部産地地域においては来週降雨到来が予想されている。しかし南部産地地域の一部への降雨は見込まれておらず来週予報どおりのドライが続けばややストレスとなりそう。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(12月23日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 751.7 0.0 23,013.6 25,339.1 7,496.3 26.7
大豆 926.6 0.0 19,531.1 21,555.2 5,743.8 63.0
小麦 338.2 0.0 20,346.8 22,987.2 4,147.5 3.5
大豆粕 29.7 0.1 3,074.2 3,055.9 1,505.9 96.5
大豆油 17.3 0.0 247.8 162.9 118.2 0.0


コーンはほぼ予想通りにてニュートラル、大豆にはやや強気な
 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(12月23日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 1,025.6 1,069.0 15,517.3 15,575.8 50,800
大豆 874.8 1,245.3 13,787.3 13,355.8 27,490
小麦 489.2 398.5 16,199.3 16,004.0 27,220
大豆粕 153.0 214.4 1,568.3 1,291.9 4,900
大豆油 11.2 14.1 129.6 80.5 540

 

【引け後の発表】

 

3) USDA 週間ローンデータ (DEC27現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 2.4 -0.2 0.8 0.0 1,323.7 0.2
2004クロップ 762.9 48.8 0.0 0.0 108.9 14.1

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 0.4 0.0 0.1 0.0 156.1 0.0
2004クロップ 296.4 11.6 0.0 0.0 24.1 2.8

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

意見変わらず、年明けからは下向きのトレンドが顕著となり、契約安値が更新されるものと予想する。3月限プライシングのターゲットは195セント近辺としておきたい。新規材料難の下、年が明ければ次第に2005年度クロップの作付け面積に話題が集中すると予想され。大豆へのサビ菌の被害拡大の可能性に対する懸念も手伝って、大方の予想はコーンの作付け面積の増加であり、このことがマーケットには大きなプレッシャーとなろう。実際にコーンの作付け面積がそれほど顕著に増加するかどうかについては個人的に多少懐疑的な部分もあるのだが、とにかく1月から2月にかけて、この材料は弱気なインプットとして市場に織り込まれ続けるものと思われる。よって、3月限の手当ては暫く見送りたい。

カナダの食品検査局は、アルバータ州の10歳の乳牛の検体からBSE感染の疑いがある結果が出たと発表した。最終結果が出るには2-4週間かかるという。カナダ政府は、この件についての情報はUSDAとの牛肉輸入再開についての交渉途中に全てUSDAに対して開示されており、昨日USDAから発表されたカナダからの牛肉輸入再開に関する決定には影響しないとコメントしている。(K)





(大豆)

2004年。今でこそ史上最高の大豊作に沸く市場環境ではあるものの、7月までは歴史的にも稀に見るタイトな期末在庫への危機感から“10ドル相場”を演じていた訳である。しかし、その後の余りにも理想的な天候推移に結果コーン・大豆ともに史上最高の豊作期待。たった半年で$10.50から$ 5近くまでの大暴落。余りにも極端な相場展開となった。半年でトン当たり20,000円の値動きを快しとする需要家はまずいないであろうが、いずれにしてもこのような派手な値動きを見せた年は過去にもないであろう。自身初めて目の当たりにした二桁相場。良くも悪くも忘れられない印象的な一年であった事は間違いない。 

今年はBSEで幕を開けた。このことが日本経済に与えた影響も決して小さくないし、我々の原料商い環境にも変化を齎した点では大きな年だったと言える。年後半になっては、とうとう米国でさび菌が確認された。非常にウェットな2004年となったがその一因とも言える活発なハリケーン活動が結果的にこの菌を南米から運んできたと言われる。新たな大材料が2005年に加わることとなる。来たる2005年は、この大豊作による“潤沢な期末在庫バランス”という、昨年とは全く正反対の大きなファンダメンタルが基本的な相場の流れを作っていく事になる。加えて南米での良好な生育環境が生産高更新の期待へも繋がっていく。これらに対し、低価格相場環境が上記さび菌問題とも合わさり春先の作付けにどのような影響を及ぼしていくのか・・このあたりが2005年前半の非常に大きな見所となってくると思われる。例年になく先が読みにくい相場環境が我々を待ち受けているが、確りとリフレッシュした上で新年に臨みたい。(A)

 



 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)